1995/01/11 - 1995/01/12
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北風さん
ベナレスで沈没しかかっていた俺の前に、12年に一度のヒンドゥー教の儀式「Kumbh Mela(クンブ・メーラ)」が、アラハバードにて始まるとの噂が飛び込んできた。
ネパールのタンボチェの儀式といい、非常にタイミングよく珍しい儀式を観る事ができるのは俺がツイているから?
それとも、西アジアは儀式だらけ?
とにかく、定住型から沈没型に旅のスタイルが変化して行く中、本来の移動型に戻るいいタイミングだった。
(いや、最後のチャンス?かも・・)
ちょうど、カジュラホとベナレスの間にあるのも移動に都合のいいロケーションだ。
とりあえず、カジュラホでいろいろ勉強して時間をつぶして、いざ、12年に一度の祭り、いや、儀式へ!
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
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吐く息が白くなる寒い朝、カジュラホの駅にインドの列車がガタゴト飛び込んできた。
そう、目指すはアラハバード!
12年に一度しか見れないヒンドゥーの儀式は明日! -
アラハバードは意外と大きな街だった。
ホテルの窓に飛び込んでくる黄色い歓声や、高音を強調したインドミュージック!
あの遠くに見える大きな風車らしきものは、もしかして観覧車?インドに観覧車? -
望遠で覗く街の広場には、着飾ったインド象の姿が!
12年に1度の儀式に関わる賑わいだとは思うのだけど、どうも宗教的儀式の静粛さというか厳粛さはどこにも見当たらない気がする。
ん?そう言えば、日本のクリスマスも似たようなもんか。 -
ホテルを出ると、メインストリートは人で一杯だった。
遠くから、ノシ、ノシとあの儀式スタイルのインド象の頭が近づいて来るのが見える。
背中に乗っている屈強な男達は何者?
乞食坊主サドゥにしては、妙に栄養状態がいいような・・・ -
この街は、SANGANというガンガーと他の2つの川が交わる場所に位置していた。
どうも、このロケーションがこの街で儀式が行われる理由「聖地」になっているらしい。
朝まだ日も昇らないうちに、たくさんの地元民とそれ以上の乞食坊主の団体で川沿いの道は埋め尽くされた。
儀式に参加するサドゥ達の乗った船が、次第にその数を増して目指す聖地へと流れていく。 -
朝霧の中、ゆっくりと進むサドゥの船。
乗り込んでいる男達は手に手にシバ神ご用達の三叉の槍をかざし、朱色の布に身を包んでいた。
「ハロウィン会場はどこですか?」
と、おちゃらけるにしては、このシリアスな空気は重すぎる。
さすが、12年に一度の儀式だ。
・・・で、肝心の儀式というと、あまりにも儀式会場が広大だった。(日本の動物園ぐらいの敷地面積かも?)
朝霧はいつまでたっても晴れる事はなく、広大な河川敷の中でサドゥがおのおの沐浴を始めガンガーに祈っている。
しかし、儀式のメインステージはどこ?
聖地で沐浴するのが儀式なのだろうか?
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