2003/09/07 - 2003/09/11
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標高2134mの山の上。
インドの東の要衝コルカタ(カルカッタ)から約500キロ北へ進んだところにダージリンの町はあります。
私は雨季である9月にこの町を訪れました。
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インドの旅
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2003年9月、インドのダージリンを訪れました。
コルカタから列車とバスを乗り継ぎ到着。
4泊した後、バスと列車を乗り継ぎバラナシへと抜けました。
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旅行記事まとめ|旅マップ・写真ギャラリー
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- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
-
9月7日(日)
コルカタから夜行列車(243Rs)に乗り、朝、ニュージャルパイグリに到着。
駅前でリキシャをつかまえ、シリグリへと向かった(20Rs)。シリグリからはバス(57Rs)。
ダージリンに到着したのは昼過ぎだった。
9月は雨期。
この時期、ダージリンは濃霧に包まれる。
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インドの紅茶の里「ダージリン」で本場のダージリンティーを飲む ? チャイの歴史もご紹介
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お目当ての宿「Long Island」はなかなか見つからなかった。
2134mのダージリンで歩き回るのは疲れる。
3時頃、ようやく見つけ、荷物を置いた。
部屋は綺麗だがシャワーはない。宿の主人にバケツ一杯のお湯をもらい、体を洗う。
夕飯は街の食堂でトゥクパとモモを食べた(126Rs)。
夜、宿は停電した。
静まり返った部屋。小さな灯りの見える向こうの山。
犬の声が遠くから聴こえてくる。 -
9月8日(月)
霧のダージリンを歩く。
マサラドーサとチャイの朝食(25Rs)を取ったあと、バザールを抜け、山道を歩いて街の外れのロープウェイ乗り場へと向かった。
ロープウェイ(75Rs)からは一面の茶畑が見渡せた。 -
イチオシ
ダージリンといえば「紅茶」だ。
ダージリンティーを飲む。私がこの町を訪れた大きな理由のひとつだった。
私は街の一角にある、紅茶がおいしいということで有名な店「カフェ・グレナリーズ」に入り、ストレートのイングリッシュティーを注文することにした。
私はルビー色の紅茶を啜りながら、インドの「チャイ」について思いを巡らせた。
現在、インドやパキスタン、バングラデシュなどの地域では「チャイ」が日常的に飲まれている。
けれども、インドでチャイが日常的に飲まれるようになったのはごく最近、19世紀のイギリス統治時代以降のことなのだそうだ。
チャイは、イギリス植民地支配の副産物なのである。
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インドの紅茶の里「ダージリン」で本場のダージリンティーを飲む ? チャイの歴史もご紹介
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イチオシ
夕方、チベタンローカル食堂でチベット麺(トゥクパ)とチベット餃子(モモ)をハフハフやっていると、店の若旦那が話し掛けてきた。
彼はチベットからヒマラヤを越えて亡命してきたチベット難民らしい。
中国はひどいだの、何人も殺されただの、中国におけるチベット人の現状を彼は身を乗り出すようにして訴えてきた。
そんな彼が私を家に招待してくれることになった。
チベット地酒「トゥンバ」をご馳走してくれるというのである。
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インド・ダージリンの亡命チベット人の家で地酒「トゥンバ」を飲む
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若旦那は仕事が終わっていないので、家にいた口髭のオヤジがトゥンバを用意してくれることになった。
家には眼鏡を掛けたおばあちゃんもいた。
チベット語でぼそぼそと話す彼女は80過ぎだそうだ。
彼女も若旦那と同じく、チベットからヒマラヤを越え、亡命してきたのだという。
髭オヤジがさっそく人数分のトゥンバを持って来た。
太い竹筒のカップ。その中には米と粟の粒がぎっしりと詰まっている。
醗酵させてあるようで、独特の酸っぱい匂いがした。 -
髭オヤジはその竹筒に熱い湯を注ぐ。
そして、しばらく待った後、そこに竹製のストローを刺し、チューチューと吸った。
もちろん我々みんなでチューチューと吸った。
酒が回ったオヤジは、私に写真を撮れ撮れと言う。
結局いろんなポーズを取ったオヤジを撮る羽目になり、フィルムが一本なくなりそうになった。 -
9月9日(火)
1881年、イギリス人は、避暑地であったダージリンへ向かうための便として軽便鉄道を建設する。
それが、この「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」である。
「トイ・トレイン」とも呼ばれるこの鉄道は、世界最古の山岳鉄道として、現在は世界遺産にも登録されている貴重な路線だ。
この日は、この「トイ・トレイン」に乗りに行った。
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インドのかわいい蒸気機関車「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」に乗る【世界遺産】
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この時、雨期の土砂崩れのため、トイ・トレインは一部区間が不通となっていた。
私は、ダージリンから約5kmの所にあるグームの駅に行き、そこからダージリンまで乗車することにした。
グーム出発は9:00の予定が大幅に遅れて10:00発となった。
トイ・トレインは人が走るのと同じぐらいの速さで進む。
霧のため風景はあまりよく見えないが、山岳鉄道の気分を味わうことができた。
午後は、チベタン難民センターを訪れ、カーペット作りの作業などを見学した。 -
9月10日(水)
朝食にカフェ・グレナリーズへ行き、ダージリンティーとパンを食べる。
その後、乗り合いジープでグームへ。
昨日、トイ・トレインで走破した行程を歩いてみることにした。 -
グームからしばらく歩くと、左手にサムテン・チョリン僧院が見える。
中に入ると巨大なマニ車が2つ。そして、そこを抜け奥に向かうと、正面に優しい顔をした黄金色の仏像が鎮座していた。
サムテン・チョリンを出てしばらく進むと、トイ・トレインのループポイントである「バタシア・ループ」に到着する。
「バタシア・ループ」は、絶好のビューポイントだそうだが、霧のためほとんど何も見えなかった。
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インドのかわいい蒸気機関車「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」に乗る【世界遺産】
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バタシア・ループを過ぎてしばらくすると右手に「ツプテン・サンガ・チョリン」が見えてくる。
列車の中から見ると、その僧院は霧の中に静かに佇んでいるように見えるが、中に入ると意外と騒々しいところだった。
僧院の中庭には、黄色のシャツに臙脂色の袈裟を羽織った坊主たちが大勢たむろっていた。
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9月11日(木)
翌朝8:00、乗り合いジープでダージリンを出発(70Rs)。
2時間かけて山を下り、シリグリへ。
シリグリでリキシャをつかまえ(10Rs)、ニュージャルパイグリへ。
駅でバラナシ行きのスリーパーの予約を試みるがあいにくフル。
結局乗車券のみで乗り込み(147Rs)、車内でスリーパーの席に替えてもらうこととなった(131Rs)。
バラナシは明朝4時ごろ到着する予定。
私は列車の揺れに身を任せ、眠りに落ちた。
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