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急峻な崖や山の斜面にへばりつくように建てられた寺院建築を、懸造り(かけづくり)もしくは懸崖造り(けんがいづくり)という。なんでこんな場所にこんなモノを建てなきゃいけないの!?という疑問からいろいろと調べていくと、懸造りの面白さにすっかり魅了されてしまった。<br />西国、坂東と並ぶ札所めぐりとして有名な、秩父三十四観音霊場にも2つ懸造りがあることを知り、出かけた。二十六番円融寺と三十二番法性寺は、どちらも絶壁に面した観音堂で、自然の岩屋を巧みに利用していて素晴らしかった。

驚異の木造懸造り ~秩父三十四観音札所めぐり編~

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2010/05/28 - 2010/05/28

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twosocks

twosocksさん

急峻な崖や山の斜面にへばりつくように建てられた寺院建築を、懸造り(かけづくり)もしくは懸崖造り(けんがいづくり)という。なんでこんな場所にこんなモノを建てなきゃいけないの!?という疑問からいろいろと調べていくと、懸造りの面白さにすっかり魅了されてしまった。
西国、坂東と並ぶ札所めぐりとして有名な、秩父三十四観音霊場にも2つ懸造りがあることを知り、出かけた。二十六番円融寺と三十二番法性寺は、どちらも絶壁に面した観音堂で、自然の岩屋を巧みに利用していて素晴らしかった。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
レンタカー
  • 二箇所の懸造りのうち、まずは小鹿野町にある、第三十二番の法性寺(ほうしょうじ)へ向かった<br />鐘楼も兼ねた歴史ある山門が待ち構えていた

    二箇所の懸造りのうち、まずは小鹿野町にある、第三十二番の法性寺(ほうしょうじ)へ向かった
    鐘楼も兼ねた歴史ある山門が待ち構えていた

  • 山門を抜けるといきなり石垣に面した、石段が延びていた

    山門を抜けるといきなり石垣に面した、石段が延びていた

  • 石段を昇りきると本堂があって、まずは一つお参り<br />本堂から更に先へ進み、山の中へ向かうと斜面の上にお堂が二つ見えてくる

    石段を昇りきると本堂があって、まずは一つお参り
    本堂から更に先へ進み、山の中へ向かうと斜面の上にお堂が二つ見えてくる

  • 斜面を登り始めると、ゴロゴロとした巨大な岩が現れ、その脇の石段を進んでいく<br />この苔むした岩が美しく、登りのつらさも和らぐ癒しの空間だった

    イチオシ

    斜面を登り始めると、ゴロゴロとした巨大な岩が現れ、その脇の石段を進んでいく
    この苔むした岩が美しく、登りのつらさも和らぐ癒しの空間だった

  • 登りはじめると、真上に今回お目当ての観音堂がすぐ見えてくる

    登りはじめると、真上に今回お目当ての観音堂がすぐ見えてくる

  • 木漏れ日の中の石段が、なんともいえない、いい雰囲気を醸し出している!

    木漏れ日の中の石段が、なんともいえない、いい雰囲気を醸し出している!

  • 巨大な岩の隙間を抜けて左へ行くと奥の院へ<br />でも今回はそこまで行かないので、右手の観音堂方向へ進む

    巨大な岩の隙間を抜けて左へ行くと奥の院へ
    でも今回はそこまで行かないので、右手の観音堂方向へ進む

  • 石段を昇り詰めると、杉の木の間からいよいよ見えてきた、懸造りの観音堂!

    石段を昇り詰めると、杉の木の間からいよいよ見えてきた、懸造りの観音堂!

  • 懸造りの正面の石段を更に昇って回り込むと、舞台の上へ上がれる

    懸造りの正面の石段を更に昇って回り込むと、舞台の上へ上がれる

  • とても綺麗に手入れされているが、宝永4(1707)年の建立というから、300年前の建物だ!

    イチオシ

    とても綺麗に手入れされているが、宝永4(1707)年の建立というから、300年前の建物だ!

  • 観音堂は四方が吹き抜けで、どこからでも緑の林が眺められ、開放感ある空間になっている

    観音堂は四方が吹き抜けで、どこからでも緑の林が眺められ、開放感ある空間になっている

  • 正面からは全く気づかなかったけど、観音堂の裏手には絶壁の空間を巧みに利用して、お地蔵様を祀った小さな祠があった

    正面からは全く気づかなかったけど、観音堂の裏手には絶壁の空間を巧みに利用して、お地蔵様を祀った小さな祠があった

  • オーバーハングした崖で岩屋になっていて、観音堂の屋根の一部はその下へ見事に潜り込んでいる<br />ふと天井の岩に目をやると、巨大なスズメバチの巣がぶら下がっていた

    オーバーハングした崖で岩屋になっていて、観音堂の屋根の一部はその下へ見事に潜り込んでいる
    ふと天井の岩に目をやると、巨大なスズメバチの巣がぶら下がっていた

  • 懸造りの上と下<br />両方ともその先まで見通せたのは、相当めずらしい!

    懸造りの上と下
    両方ともその先まで見通せたのは、相当めずらしい!

  • 観音堂の内部はスリッパに履き替えて上がる<br />こういう決まりがあるところは、ちゃんと手入れが行き届いているということ

    観音堂の内部はスリッパに履き替えて上がる
    こういう決まりがあるところは、ちゃんと手入れが行き届いているということ

  • 観音堂の下、懸造りの内側<br />貫の柱が巧みに組み合わされている

    観音堂の下、懸造りの内側
    貫の柱が巧みに組み合わされている

  • 複雑な斜面に建てられた柱、断崖絶壁と岩屋、厚い信仰心が感じられる観音像、お地蔵さんと、懸造りの魅力が完璧に詰まったお堂だった

    複雑な斜面に建てられた柱、断崖絶壁と岩屋、厚い信仰心が感じられる観音像、お地蔵さんと、懸造りの魅力が完璧に詰まったお堂だった

  • 法性寺の次は、第二十六番の円融寺岩井堂(えんゆうじ・いわいどう)へ向かう!<br />岩井堂は円融寺の本堂からは離れた、山の上の奥の院だ

    法性寺の次は、第二十六番の円融寺岩井堂(えんゆうじ・いわいどう)へ向かう!
    岩井堂は円融寺の本堂からは離れた、山の上の奥の院だ

  • 岩井堂へは、途中、昭和電工という工場の敷地内を通り抜けて、山道を登りはじめる<br />その山道の最難関が、この一直線に伸びた急斜面の石段!

    岩井堂へは、途中、昭和電工という工場の敷地内を通り抜けて、山道を登りはじめる
    その山道の最難関が、この一直線に伸びた急斜面の石段!

  • 石段を昇りきると、そこから先は大したことはない山道で、すぐに岩井堂の真下にたどり着いた

    石段を昇りきると、そこから先は大したことはない山道で、すぐに岩井堂の真下にたどり着いた

  • 曲がった木材でも、貫として巧みに使ってしまうなんて、木造建築の技術レベルの高さは本当にスゴイ!

    イチオシ

    曲がった木材でも、貫として巧みに使ってしまうなんて、木造建築の技術レベルの高さは本当にスゴイ!

  • ここも法性寺観音堂と同じく、裏手の崖のくぼみに石仏が安置されていたり、屋根が岩の下に潜り込んだ岩屋の造りになっていた

    ここも法性寺観音堂と同じく、裏手の崖のくぼみに石仏が安置されていたり、屋根が岩の下に潜り込んだ岩屋の造りになっていた

  • 岩のくぼみ側からの眺め<br />実は前の写真にも写っていたのだが、岩の上に1匹ヘビが潜んでいた<br />それを知らずに後ずさりしながらこの写真を撮っていたら、背後でガサッと音がして、ものすごくビックリした

    岩のくぼみ側からの眺め
    実は前の写真にも写っていたのだが、岩の上に1匹ヘビが潜んでいた
    それを知らずに後ずさりしながらこの写真を撮っていたら、背後でガサッと音がして、ものすごくビックリした

  • 岩井堂の舞台の上からの眺め<br />急峻な崖に面して建ってはいるが、眺めとしては杉林ぐらいしか見えない

    岩井堂の舞台の上からの眺め
    急峻な崖に面して建ってはいるが、眺めとしては杉林ぐらいしか見えない

  • 自然と調和するかように、ひっそりと山中に建てられているのが懸造りの魅力だと思うが、最近の参拝者向けなのか、手すりやガードレールが安易に設置されているのを見ると、その良さもそがれてしまう...

    自然と調和するかように、ひっそりと山中に建てられているのが懸造りの魅力だと思うが、最近の参拝者向けなのか、手すりやガードレールが安易に設置されているのを見ると、その良さもそがれてしまう...

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