2010/05/17 - 2010/05/22
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yukibxさん
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ライオンのいないライオンの中庭も柱廊の優雅さゆえに見過ごすことはできない。隣のリンダラハの中庭は、季節柄オレンジの木々が葉陰をつくっていて涼しく、ベンチでボヤッとしていられる唯一の場所だった。
パルタルを通って、夢見たヘネラリフェ庭園へ。アセキアの中庭の有名な噴水はなぜか枯れていた!
そんなわけで昼間と夜に訪れたアルハンブラを後にして、私たちは
夜10時出発のフラメンコのツアーに参加。そして、本物のフラメンコを本場で1時間余もたっぷりと鑑賞する。
イスラム文化とキリスト文化がまざっているアンダルシア(グラナダしか知らないけれど。)には、「混血児のもっているような独特の魅力」があった。さらにインドをルーツにもち、流れ流れてスペインに辿り着いたフラメンコのジプシーが加わる。
イスラムは、欧州では最近イメージが悪くなっているが、全く知らなかったイスラムの本当の顔をちらっと覗けた気がする。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
-
ライオンの中庭に、ライオンはいなかった。修復中だという。2009年に修復完了のはずだったが、延期されたのだろう。
仕方ない。ここは想像力を働かせて、12頭の可愛いライオンの噴水を創出させるしかない。 -
側面部分の回廊。私がこの写真を撮ったのは、ライオンの中庭だけでも15羽ほどいただろう、ツバメがすごい勢いでとびかっていた。スピードがはやくて写真に撮ることが難しい。
1828年にかかれたアーヴィングの「アルハンブラ物語」の中にも、作者がライオンの中庭のツバメについて書いている。老伯爵が鉄砲をもって、ツバメを撃とうと興じる場面もある。 -
ウワ〜この写真には2羽のツバメが撮れていた!
つまりここのツバメは数世紀もずっとこの中庭に棲んでいるのだ。今日みたツバメは、スルタンたちが見ていたツバメの子孫に違いない。なんだか「時」がその顔をちらっとみせてくれたようだ。 -
柱の森のよう。
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ライオンの宮は、スルタンが生活した場所だときいた。数え切れないほどの柱をよくみると、なんだか、ライオンの足を描いたんじゃないか、と思う。ここの柱には、表情がある。
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回廊のサイドから「2姉妹の間」とよばれている部屋に入る。鍾乳石飾りの傑作といわれる天井があるところだ。
写真は夜の見学で撮ったのでライテイングによって、模様のレリーフがよりはっきりみえている。 -
「2姉妹の間」
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中庭の向かい側にある「アベンセラッヘスの間」の天井。ここで王の命令によって、アベンセラッヘス家の36人が暗殺された、という。
この天井も鍾乳石飾りであるが、個人的にはあまり好きになれなかった。他の人々はみんな感嘆しているのに。。 -
そして、リンダラハの中庭にでるのだ。西欧でよくみる中庭と変わらない。木々が沢山植えられて青々していた。
ここでちょっと休もう。観光って結構疲れるのはみなさまもご存じの通り。
そして、ここにアーヴィングが住んでいた。「アルハンブラ物語」はここで執筆されたのだ。 -
回廊のタイルもしぶい。アンダルシアの香りがすると思ったらオレンジの花の香りだった。
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ほら、アーヴィングがここに住んでいた、と書いてある。
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パルタルのテラスから見た庭園。
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建物の目の前に階段庭園がある。西欧の庭園のようだ。
14世紀、イスラムとキリスト教が平和に共存していた時代があり、イスラムも西欧の文化から影響を受けていた、ときく。 -
このパルテルの庭からヘネラリフェ庭園まで30分ほど歩いてゆく。
しかし夜の見学コースでは、チケット売り場から直接ヘネラリフェ庭園への道を辿った。道の両脇にライテイングがある。糸杉の道。 -
ライテイングがあると書いが、うっそうとした木々があるところでは暗くて歩くのがやや不安。
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ヘネラリフェへの道の途中、左に曲がる。その晩の見学目的地、ナスル宮殿へと向かう。そしてその途中。。例のうわさの「サンフランシスコのパラドール」の門の前を通った。門構え、ちらっとみた中の様子、品格があるなあ、やっぱりパラドールだなあ、納得。
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そしてその先に、アルハンブラのサンタ・マリア教会の鐘楼が影絵のように夕焼けにくっきりと見えた。イスラム教の教会、モスクの跡にキリスト教のこの教会を建てた。
アルハンブラがモール人からキリスト教徒の手に渡ったあとのことだ。 -
さあ、昼間にもどる。パルタルからヘネラリフェへの道は歩くのは大変だった。でも歩きながら色々な花々を見たり噴水のそばで涼をとったり、グラナダの街やアルハンブラ宮を見渡すことができたりと、楽しくもあった。
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ヘネラリフェへの道の途中、アルハンブラを見下ろす。
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私の心には夢色をしていたアルハンブラ宮殿。。。
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目的のアセキアの中庭まで足をはやめる。途中、新庭園とよばれる庭園を通る。
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噴水には勢いよく水がでていて涼しげだった。
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なんとなく香りが漂っている。バラの花々から来るのかと思ったけれど、それは花も実もいっぱいのオレンジの木々から来るのだった。オレンジは赤みのある鮮やかな色をしていた。
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そして、ここから眺めるアリバイシンは、絵そのものだった。ユネスコ世界遺産に選ばれているが、盗み、ひったくりが多いので、もっとも危険は世界遺産、とガイドブックに書いてあった。しかしながら、昼間に歩いたが、なんらの危険も感じなかった。
フラメンコはここでみたので、アルバイシンについては後に語りたい。 -
足を早めよう!
そんなわけで、ヘネラリフェの目玉、アセキアの中庭に入る。
ガイドブックによれば、1958年に火災があったのを機に、資料をもとに忠実に本来の姿を再建したので、アセキアの庭はイスラムの庭として完璧な見本だそう。 -
しかし、イスラム庭園では欠かせない水はなかった。噴水はとまったまま、だから清涼感もあんまりないし、全体が不動、っていう感じ。
いつかここに戻ることができたら、その時こそ、水の噴き出す庭園に歓迎してもらいたい。 -
10年以上まえに、初めてヘネラリフェ庭園の写真をみた。その時にいつかきっとこの庭園を見に行きたいと心に決めた。しかし、10年後やっと願いがかなってアセキアの中庭に来たら水がなかったのだ。私の失望は大きかった。
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イスラムの庭は、四方とも建物に囲まれた「閉じられた楽園」なのである。
この庭には、バラとか大輪の花はなく、可憐な花ばかりでそれがよかった。 -
こんな風に可憐な花ばかり。
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その隣にある中庭が「糸杉の中庭」。
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「糸杉の中庭」をでると壁づたいにバラが植わっていた。その中で、なんともいえない色をしたバラがあった。
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帰りの道もあおあおしていた。5月の新鮮な光の中で木々が美しかった。
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帰りはチノ坂から歩いて帰ることにする。チケット売り場
からちょっと下りたところにある。
これがなかなか急坂で、歩きやすい靴でないと危ない。 -
急坂で凸凹道のチノ坂にそって、至る所にオリーブの木々があった。5月中旬だったが、小さな粒のようなオリーブの実が沢山なっている。
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夏になれば小さな粒状のオリーブも大きくなって、収穫されるのだろう。
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おおきな葉っぱのアカンサスも見られる。ウイリアム・モリスがこの葉を図案化して壁紙デザインをした、あのアカンサス。
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この急坂をトレーニングのためだろう、自転車で上ってくる人がいた。思わず、「写真とっていいですか!」ときくと彼は笑い出してしまった。あまりに唐突だったからだろう。
チノ坂をおりて、ダロ沿いに15分歩くと、もうプラザ・ヌエーヴォについてしまう。暑いのでホテルですこし休憩する。 -
夜、フラメンコをみにゆく。ホテルの受付にいうとVENTA EL GALLOというところに予約してくれた。ミニバスでの送迎も含めて、25ユーロほどだったと記憶している。
彼らのリーフレットがしゃれていた。 -
夜のフラメンコのコースは、まず夜のアルバイシン見学から始まる。
ホテルにガイドさんが来てくれて、ミニバスに乗り込むと既に20人ほどの様々な国からの観光客でほぼ満員だった。
写真のガイドさんは、ガイドの仕事が好きなんだろう、説明したり観光客の世話をしたりと大変なのに元気いっぱいで感じが良かった。 -
アルバイシンは山にそって発展しているから、街中、坂ばかり。しかも写真のように急坂だ。雨の日は歩きたくない。
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アルバイシンは夜活気づく。写真のようなカフェ・レストアランが広場には必ずあった。そして、歌やギターによる演奏をみな遅い夕飯をしながら聴いている。夏はまだまだ長い。
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コージーなカフェもあって、客は本などを読んでいた。
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VENTA EL GALLOに着く。ここでフラメンコのショーがある。
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今晩のフラメンコ・ダンサーはこの二人の女性。一人は見るからにベテラン。もうひとりは青い目をした顔のきれいな人。ふたりともキリっとしている。
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この歌手がボスみたいだった。しわがれた、しかし、すごい声量のベテラン。
1時間余の演奏だったが、プログラムはその場で決めてゆくようだ。 -
大女優といった風情の今晩の主役ダンサー。体もどっしりとしていて、足も太く、しかし踊りながらの表情はドラマを語っているよう。
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ボスの歌でショーが始まる。
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敏速な足の動きは、ついていけないほどだった。
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形が決まっている!
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一曲踊ったあと、汗だくだった。あんなにエネルギッシュに踊るのだから当然だ。メイクアップも流れるようで、それを見たミュージシアンがジェスチャーで、そっとそれを教えてあげていた。
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二人目のダンサーが立ち上がる。
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足の動きが速い!
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フラメンコというのは「型」が大事なのかしら。
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ミュージシアンものっている。横笛奏者がいるが、これは新しい試みなのか?結果的にはとてもよかった。
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ボスに代わり、その横にすわっていた若手シンガーがうたう。
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今度は、愛嬌のよい3枚目風で坊や風のダンサーがでてくる。
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すごく楽しそうに踊る。フラメンコの男性ダンサーはスペイン的美形のイメージしかなかったから面白かった。
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というわけで、ショーが終了したのは、0時半を過ぎていた。毎日観光客あるいは地元の人々の前でショーをするのに、慣れすぎたという感じは全くない。むしろ、すごい集中力で踊る様子に圧倒された。
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こうして、名残惜しかったが、翌日グラナダを後にする。
飛行場からは、雪に覆われたシエラ・ネヴァダがくっきりと見えた。またここに戻る機会はあるのだろうか?
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この旅行記へのコメント (2)
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- Rainy☆Wongさん 2010/06/25 09:41:29
- 表情がすばらしいですね!
- 熱い情熱と、妖艶な美しさがあります!!表情が生き生きと写っていて、とてもすばらしいです。
前に、フラメンコの特集(ドキュメントのようなもの)をテレビで見たのですが、まさに魂の叫びというか、喜びも怒りも悲しみも、全てを表現していて圧倒されました。
フラメンコの熱い夜!感動しました!
taka1
- yukibxさん からの返信 2010/06/27 19:19:26
- RE: 表情がすばらしいですね!
- taka1さん、掲示板メッセージをありがとうございました。
観光客を対象としたフラメンコのショーはグラナダにはいくつかあるようですが、宿泊したホテルと契約しているショーは、観光客なれしているという印象はなく、ダンサーもミュジッシャンも精魂をこめてくれていました。
私も映画とか舞台で数度フラメンコを見たことがあるだけだったので、こんなに近くで見られてこと自体、迫力ありました。
taka1さんの写真で、赤と黒のあの世界をぜひ見たいものです。
では、taka1さんの次なる旅を楽しみにしています。
yukibx
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