2012/12/05 - 2012/12/05
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ムッシュさん
アルハンブラ宮殿 Palacio de la Alhambra
イベリア半島最後のイスラム教国・ナスル朝が残した宮殿で、その建設はムハンマド1世により始まり、14世紀後半、第8代ムハンマド5世の時に王宮が完成した。 グラナダ王国として260年の栄華を極めた難攻不落の城塞は、15世紀末にキリスト教国により陥落した。しかし、その美しさゆえに破壊を免れ、その後も増築が繰り返されて、世界有数の宮殿となった。
アルハンブラとは、アラビア語の「アル・ハムラー(赤いもの)」から来る言葉で、「赤い城」という意味。宮殿の壁が赤い漆喰で塗られていたことからそう呼ばれるようになった。
アルハンブラ宮殿には、王宮、アルカサバ(城塞)、カルロス5世宮殿、ヘネラリーフェ離宮など見所が沢山ある。1984年「グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区」が世界文化遺産に登録された。
推奨本
19世紀にこの地を訪れていたアメリカ人のワシントン・アーヴィングの小説『アルハンブラ物語』。
作者は実際に宮殿に寝泊まりして、廃墟アルハンブラを調査・体験した。イスラム建築の粋ともいうべき繊細で美しい芸術に感動しながら、宮殿に関係する三人姉妹の王女物語を書き上げている。
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サクラモンテ地区より見たアルハンブラ宮殿夜景
アルハンブラ宮殿HP
http://www.alhambra-patronato.es/fileadmin/template/img/back_home.jpg
http://www.alhambradegranada.org/en/ -
サクラモンテ地区より見たアルハンブラ宮殿夜景
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アルハンブラ宮殿の入口
アルハンブラ宮殿 Palacio de la Alhambra
アルハンブラ宮殿は、イベリア半島最後のイスラム教国・ナスル朝が残した宮殿で、その建設はムハンマド1世により始まり、14世紀後半、第8代ムハンマド5世の時に王宮が完成した。
グラナダ王国として260年の栄華を極めた難攻不落の城塞は、15世紀末にキリスト教国により陥落した。しかし、その美しさゆえに破壊を免れ、その後も増築が繰り返されて、世界有数の宮殿となった。
アルハンブラとは、アラビア語の「アル・ハムラー(赤いもの)」から来る言葉で、「赤い城」という意味。宮殿の壁が赤い漆喰で塗られていたことからそう呼ばれるようになったというが、他にも諸説がある。
アルハンブラ宮殿には、王宮、アルカサバ(城塞)、カルロス5世宮殿、ヘネラリーフェ離宮など見所が沢山ある。1984年「グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区」が世界文化遺産に登録された。 -
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入ると糸杉の歩道へ
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先ずは、右へ進むと庭園ヘネラリーフェへ。
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庭園ヘネラリーフェ側からアルハンブラ宮殿が見えてきます。
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その右方面には、アルバイシン地区の白い町並みが見えます。
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ヘネラリーフェとはアラビア語で「天の楽園」という意味で、天国にあるという水の庭園のイメージを形にしたものとされています。王の避暑のための夏の離宮として使われていました。
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ヘネラリーフェガーデン lower generalife gardens
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ヘネラリーフェガーデン lower generalife gardens
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ヘネラリーフェガーデン lower generalife gardensより宮殿とアルバイシン地区を望む
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ヘネラリーフェガーデン lower generalife gardensより宮殿を望む
一番手前の塔は、ピコの塔と呼ばれる。 -
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宮殿の北側の丘がアルバイシン地区。
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シエラ・ネバダ山脈から引かれた水は途絶えることなくこの庭園を潤しています。噴水は敷地の高低差を生かしたもので、イスラムの土木技術水準の高さを伺わせます。溝を流れた水は一度小さな噴水になってまた溝に戻り、さらに下にある大きな噴水に向かっていきます。
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美しいアセキアの中庭(パティオ)patio de la acequia / ヘネラリーフェ水の宮殿
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美しいアセキアの中庭(パティオ)patio de la acequia / ヘネラリーフェ水の宮殿
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ヘネラリフェ庭園の中核をなすアセキアの中庭。水の宮殿とも呼ばれる。
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宮殿の北側の丘がアルバイシン地区。ナスル王朝時代に一般住民地区として作られた。グラナダで最も古い地区で白壁の家々が建ち並び、当時の街並みが今も残る。
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アルハンブラはアラビア語で「赤い城」を意味する。
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廃墟のアルハンブラ宮殿
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パラドール・グラナダの玄関
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モスクの跡地に建てられたサンタ・マリア・デ・ラ・アルハンブラ教会
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カルロス5世宮殿/Palacio de Carlos Vの外観
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ナポレオン戦争時代に使用した大砲。
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カルロス5世宮殿/Palacio de Carlos Vの外壁にありました。
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16世紀に造られたカルロス5世宮の外壁
イスラム建築に不釣合いなローマ建築物は後から建てられた。
四角い建物に丸い中庭をもつ、イタリア・ルネサンス様式 -
カルロス5世宮殿[Palacio de CarlosV]の円形中庭直径44mの円形の中庭では、ドーリア式(1階)とイオニア式(2階)の石柱が2段構造になっている
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奥の高い建物がコマレスの塔。/手前がメスアール(裁き)の間 Sala del Mexuar
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アルバイシン地区
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メスアールの間の天井部
政庁を意味するメスアールは宮殿の最も古い部分で、行政と司法が執り行われていた -
メスアールの間の天井部
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メスアール(裁き)の間 Sala del Mexuar
アメリカ大陸が世界史に登場する嚆矢となったコロンブス謁見の部屋
宮殿のどの部屋にもアラビア文字で「神のみぞ勝利者である」と書かれている↓ -
黄金の間の中庭の壁。タイル模様をアップで。
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Patio de Arrayanes
アラヤネスのパティオ(天人花の中庭)
大使の間(コマレスの塔)を抜けると目の前にアラヤネスのパティオが広がります。砂漠の多い地域で生まれたイスラムでは建築に水を実に巧みに取り込みます。 -
Patio de Arrayanes
アラヤネスのパティオ(天人花の中庭) -
Patio de Arrayanes
アラヤネスのパティオ(天人花の中庭)
水面に映ってる -
コマレスの広間の壁
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スタッコ細工で造られたアラベスク模様
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ライオンのパティオに面した部屋です。
8,017個の寄木細工を使った天井が素晴らしい「アベンセラへスの間」。この部屋で、権勢を誇ったアベンセラへス家の騎士36人が、対抗勢力の讒言(ざんげん)に騙された王の命で全員首を切られたという。 -
二姉妹の間 Sala de las Dos Hermanas
宮殿内で特に美しいのが二姉妹(ソライダとリンダハラ)の間の天井。八角形の天井には蜂の巣のように細密な鍾乳石飾り(モカラベ)が施され、天窓から差す光が彫刻に反射して宝石のように輝いている。 -
クーポラの天井のゴテゴテした装飾はすごい。
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小説「アハンブラ物語」の作者が執務した部屋。
『スケッチブック』の作家でエッセイストとして知られているワシントン・アーヴィングは、1826年から3年間、在スペインアメリカ公使館書記官としてマドリードに赴任していた。その後ロンドンに赴任する前にグラナダに滞在してこの『アルハンブラ物語』をはじめとして『コロンブス伝』『グラナダ落城記』などを書いている。
『アルハンブラ物語』には、マドリードからグラナダまでの旅行記、グラナダでの滞在記、アルハンブラ宮殿にまつわる伝承などが記されている。 -
Patio de los Leones
ライオンのパティオ
14世紀に完成した中庭で、中央にあるライオンの噴水から名付けられたようです。124本ある柱にほどこされた装飾は本当にすごい。
アルハンブラ宮殿は、イスラム建築の集大成、究極の建築美といわれる。 -
中庭には12頭のライオンが雪花石膏 alabaster の水盤を支え、シエラネバダの嶺から流れ来る清水が噴水となって湧き出ている。
周囲はイスラム王室の私的空間、男子禁制のハーレム「ライオン宮」である。124本の細い大理石の列柱が立つ回廊である。 -
ライオン宮は14世紀後半に造られたイスラム王の居住空間
中央には12頭のライオン像の口から水が流れ、まわりの4箇所の部屋へ水が流れる。 -
これは、看板の写真
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アルバイシン地区の白い町
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アルバイシン地区の白い町
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