2007/10/14 - 2007/10/14
700位(同エリア926件中)
とにーさん
2007年10月、ままと二人でヨーロッパ周遊に出かけました。
とにーは、考えるだけで吐き気を催す程焦がれるスイスへ、ままは憧れのノイシュヴァンシュタイン城へ、二人の想いを叶えるツアーで回りました。
10/12 岡山空港→上海浦東空港、半日上海観光
上海空港→フランクフルト空港(機内泊)
10/13 ライン河下り→ハイデルベルク→ローテンブルク
10/14 ローテンブルク→フュッセン
10/15 ノイシュヴァンシュタイン城→インターラーケン
10/16 ユングフラウヨッホ→パリ
10/17 パリ観光→ヴェルサイユ宮殿→セーヌ川クルーズ
10/18 帰国
ロマンチック街道を南へと走り、アウグスブルクで昼食を摂った一行は「ヴィース教会」へとやって来ました。
この旅行、2つ目となる世界遺産です★★★
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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15:50一時間少々の道のりで、世界遺産でもある「ヴィース教会」へ到着した。
バスから降りると緑の芝生が一面に広がっていて、少し離れた小高い所に、非常に牧歌的な素朴な外観の教会が建っている。
想像以上に素朴な姿に結構驚いた。
ヴィース教会の始まりは、1730年に小さなプレモントレ修道院で寄木作りの鞭打たれる救世主像が作られたところから始まる。
そして、1738年6月14日にその救世主像が突然涙を流したことから、「ヴィースの奇跡」として世界中に名が知れ渡り、世界中から巡礼者が訪れるようになった。
その為、1754年に今の立派な教会が造られたのだとか。
何度も改修や増築を繰り返しその度に豪華さを増していったそうだ。 -
内部に入ると外見とは全く異なる、豪華絢爛な内装が広がっている。
前知識として知ってはいたけど、そのギャップを実際に見てかなり驚いた。
中央祭壇の絵では、子供の姿のキリストがマリアの膝に抱かれ、顔をヨセフに向けています。
手前の金の像はペリカンらしい。
祭壇の左右には大理石の柱があります。
赤い柱が自ら犠牲になったキリストの血を、青は天の恵みを意味しているそうです。 -
中央祭壇には、もちろんヴィース教会の始まりである鞭打たれる救世主像が置かれています。
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中央祭壇の上部には天使が救世主を苦しめた道具(十字架や槍)を神に捧げているフレスコ画があります。
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絢爛豪華な説教壇です。
説教壇の柱や隣の柱の付け根にオレンジ色の絵が描かれています。
教会内をぐるりと取り巻く8本の柱の上部には、8枚の小さな絵があり、これは真福八端を表しているそうです。
また隣の柱の絵の上には、小さな穴が開いているのが分かるでしょうか?
8本の柱のうちの4本は、絵の更に上に小さな小窓が設けられています。
建立当時はミサで大修道院長が入場する際に、ここからイントラーダが吹奏されたそうです。
もちろん階段はないので奏者は天井裏からその小窓へ降りるのだとか、大変だ。 -
説教壇下部にはヴィース教会で最も美しいといわれる天使がいます。
あまりのロココ調に(日本語おかしい?)めまいを覚えそうなくらいですね。 -
左側の祭壇です。
見切れてますが祭壇画は罪の女がシモンの家でイエスの足に香油を塗る場面。 -
右側の祭壇です。
ちょっと遠いですがペトロがイエスを否認する場面。 -
教会入口上部には、パイプオルガンが設置されているが、このオルガンまでもが超ロココ調で(韻ではない)ちょっとどぎついですね。
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そして、最も興味深かったのが天井一面に描かれたフレスコ画です。
内陣側の端(右端)には玉座が、反対側には天国の門が描かれています。
緩やかなドームに描いてある様に見えますが、実際はほぼ平面の天井に描いてあるんだとか、すごい!! -
内陣側の玉座の上には虹がかかり、復活したキリストが虹の中央に腰掛けています。
キリストの右手は十字架を、左手は自らの心臓を指さしています。
キリストの左下には天使たちの女王という珍しい描き方をされた聖母マリアが、盾と秤を持ったとにーの大好きなミカエルさんを始めとする天使の一団を引き連れています。 -
内陣側の空の椅子が審判の玉座です。
この玉座の下には天使の塑像が二対あしらわれています。
そのうち、門の左側の青い布を持った天使に注目してみると、足の部分が飛び出しているのがわかりますね。
この天使は、身体はフレスコ画で描かれていますが、左足だけがスタッコによる塑像で立体的に突き出るように作られているのだそうです! -
出口の上には永遠への門が描かれています。
門の上部には「もはや時が延ばされることはない。黙示録(10:6)」と書かれ、門の右下には時の象徴であるクロノスが倒れています。
出口の上にあるので、拝観者は教会を出るときに必ずこの永遠への門を目にするように計算されているのだそうです。 -
「ヴィース教会」の裏には、こんな牧草地が広がっていました。
中と外のギャップが本当に激しいですね!
ちなみに「ヴィース教会」の駐車場の売店の横に、有料のトイレがあります(EUR0.5)。
改札式なのでコインが必要です。 -
16:40再びバスに乗り込んでヴィース教会を後に、一行は今日の宿泊地フュッセンへと向かいます。
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車窓から見える景色は、それまでのそれとは全く異なる点が一つ・・・それは広がる平原の向こうにそびえる山!
それまでのドイツは全然山がなくて、丘が何重かになって地平線に至る。
ヴィースの辺りから山が見えるようになって「あ〜スイスが近づいてきたんだなぁ」としみじみ。 -
16:50シュヴァンガウ手前テーゲルベルク山麓の牧草地でフォト・ストップで停車。
バスを降りると広大な黄緑色の牧草地の向こうの山の中腹に、何度も写真で見てきたあの『ノイシュヴァンシュタイン城』が立っていた。 -
遠くに霞んでいますが、白く美しい姿を見せてくれています。
あまりに意外なその姿に驚くとにーとまま。
なぜならもっと山に入った奥に位置しているのかと思っていたから。 -
この辺りは気持ちいいほどの牧草地の中の一本道。
山の上からパラグライダーとかで飛んでる人がたくさんいて、楽しそう〜。 -
ままの大好きな牧草地に、とにーとままで影遊び★★★
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バスの後方から「ノイ・シュヴァン・シュタイン城」が見えました。
バスは最後部座席が良いですよ、はい。 -
もうちょっと進むと「ノイ・シュヴァン・シュタイン城」の反対側の山上にある「ホーエン・シュヴァンガウ城」もちらっと見えました。
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標識です。
「ノイ・シュヴァン・シュタイン城」のあるシュヴァンガウ(Schwangau)から2Km、これから向かうフュッセン(Fuessen)まで1Kmのところです。
フュッセンの模様はロマンチック街道編③へ続きます★★★
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