敦賀気比神宮

2008/03 - 2008/03

　敦賀を通ったので、北陸道総鎮守気比神宮に寄ってみた。気比神宮は中古より越前國一ノ宮とされ、神話にある太古の昔からあるお宮であると思っていたが、雰囲気は違っていた。それもそのはずで、空襲で焼け、戦後に建てられた建物がほとんどで、特に昭和末に行われた「昭和の大造営」で本殿改修、幣殿、儀式殿、廻廊が新設された。空襲で焼けた神社では名古屋空襲で焼けた熱田神宮があるが、熱田神宮とは違って気比神宮には雰囲気がないのである。
　大加羅国（おおからのくに）の皇子の都怒我阿羅斯等（つぬがあらしと）が渡来し、その名が地名（角鹿（つぬが）->敦賀（つるが））になったとされる。気比神宮のまわりには敦賀北小、角鹿中、敦賀南小、気比中の小中学校が並んでおり、角鹿、敦賀、気比の3つの名が見られる。社よりこうした名を見つけられたことの方が嬉しかった。
（表紙写真は気比神宮拝殿）

エリア 敦賀(福井)

気比神宮大鳥居。

気比神宮中鳥居と拝殿。

気比神宮拝殿。

摂社・角鹿神社の鳥居。

摂社・角鹿神社。祭神は都怒我阿羅斯等命。