ミャンマー旅行記５

2010/05/04 - 2010/05/04

5月4日

夜19時45分発のタイ航空の便でバンコク経由で日本へ帰国する。
それまではまだ大分時間があったため、
とりあえず4時半に空港へ向かうタクシーに迎えに来てもらうように宿の主人に伝え、
荷物をフロントに預けた。
そして、まだみやげ物がまだ買い足りなかったので、
ヤンゴンで一番大きな市場・アウサンマーケットへ行った。

5月1日はメーデーで休み、
昨日は定休日と言うことで、
ミャンマーに4日滞在したが、
一度もいけていなかったので、
ここへ行く事が非常に楽しみだった。

朝9時半、市場に足を踏み入れる。
この段階ではまだ営業している商店が少なく、
見ていても退屈だった。
10時になるにつれ店が開き始める。

私が一番買いたかったものは、
職業からか木製品だった。
市場内部は天然石や金を売る店、
ロンジーを売る店などうまい具合に分かれていた。
だから、あちこち行かなくても、
比較的色んな場所で値段を確認し値切りながら、
どこよりも良い製品を安く仕入れることが出来るのは、
非常に有難かった。

市場内を歩くと、
まずミャンマーの木で作ったと思われる名刺入れを発見。
作りは少々雑だけど、
木の木目が良い具合に出ていて面白い。
それに今私が持っている名刺入れは100均で買った非常に見た目が安物のケースだったので、
言い値2000チャットを1500チャットに値切って迷うことなく購入した。

その後、行く当てもなく市場内を彷徨う。
市場の中では両替や店を持たずみやげ物を売る子供達が声を掛けてきた。
とりあえず、時間があったので彼らに構う。
物売りも諦めない。
両替の親父も何度も何度も声を掛けてくる。
何度もそういうことを繰り返しているうちに、
何故か彼らとすれ違う時に挨拶を交わすようになった。

市場内を歩いていると、
なんと!!掘り出し物を発見。
木製一本彫りの象さんだった。
店主にこの象さんはまだ小さいので、
もっと大きな象さんを見せて欲しい。
って伝える。

小さな象さんは一個10ドル、5ドル…。
小さいと迫力が無い。
とりあえず1番大きな象さんを見せて。
って言うと、奥から黒光りした木製の象さんが出てきた。
価格は20ドルと言う。
重くて、牙の辺りが持って帰るときに折れたらどうしようか。
悩んだけど、小さな象さんとは明らかに物が違ったので、
5ドルの小さな象さんを2匹つけて合計25ドル。
新聞紙に包んで渡してくれた。
色艶共に素晴らしく、
今家に飾っていますが、良い味を出しています。

そして、今度はヒスイが安く変えるということで、
ヒスイを扱っている店が集まっているところへ。
何軒も回って価格を聞くが値段は本当にピンからキリまであった。
普段装飾品を身につけないので、
ヒスイなどの石にどれくらい値打ちがあるものなのかさっぱりわからない。
中には真珠なんかも売っていたが、
値打ちがわからない上に、
売っている物が本物かどうかもわからなかったので、
手を出さなかった。

一応、ミャンマーは石の産地でもあるので、
色んな石のネックレスを4本購入。
果たして本物なのかどうか…。
値打ちがあるものなのかどうか…。
さっぱりわからない。
店もネックレスを4本売って儲かったせいか、
ヒスイで出来た象さんを一体くれた。
「何で!?ヒスイで象さんなんか作ったんやろう!?」
って思ったけど、有難く頂戴した。

みやげ物は一通り購入したので、
とりあえず宿へ戻り荷物の整理をして、
再び外に出た。

外に出るとやっぱり暑い。
特にやることもなかったのでネットカフェへ。
ネットを1時間して、
昼ごはんは近くのクーラーが効いているカフェへ。
カフェで2時間以上時間を潰した。
ご飯を食べ終わる頃、
店内から外に目をやると子供の物乞いと目が合い
何か欲しいというジェスチャーをしているのが目に入った。

そのまま無視をしようと思ったが…。
店で会計を済ませ外に出ると、
物乞いは私のズボンを引っ張り、
お金を欲しいという仕草をした。

普段、こういったことは無視をし続けるが…。
タダで何かをするって言うことは、
発展途上の国々にとって悪い影響を与える可能性があるからだ。
何でも「可愛そう」っていう感情だけで、
何でも与えてしまうと人間は「努力」をすることを忘れてしまう。
日常生活していて現実に物事を考えた時、
何をするにも「お金」が掛かる。
それが、モンゴルでボランティア活動をしていて、
自分自身で導き出した結論だった。

自分自身の考えに筋を通そうと思ったけど、
ズボンを引っ張られ見つめられたら、
無視することが出来ず、
100チャット（10円）をポケットから出し手渡した。
すると、予想はしていたが、
今度は違う子供がズボンを引っ張る。
その子にはお金をあげないわけにはいかず、
同額のお金を手渡した。

午後3時半になり宿に戻る。
3時半からタクシーの運転手が来る4時半迄宿のオーナーと話をして過ごした。

4時半になりバガンへ行く時に車に乗せてくれた同じ運転手がやってきて、
空港に向かった。

空港ではすでにタイ航空のチェックインが始まっており、
早々にチェックインを済ませる。
出国審査は大丈夫か緊張していたが、
出入国管理官は汗をかいている私にうちわを手渡してくれた。
そのうちわで出入国管理官に風を送ってあげると大喜び。
何の問題もなく出国する事が出来、
出入国管理官達に大きく手を振ってお別れした。

ヤンゴンの空港の免税店はほんの少し。
ミャンマーの工芸品が売られているだけだった。
ミャンマーチャットが余っていたので、
ここで会社へのお土産を買おうと考えてたけど、
会社に持っていけるような土産はなかった。
「バンコクの空港で買えば良いわ」って
軽い気持ちで待合室で待つことにした。

そして、定刻通りヤンゴンからバンコク経由で日本へ帰国したのでした。

（完）

エリア ミャンマー

ヤンゴンへ行くと昔懐かしい日本の公共バスのお古が走っている。

名古屋市交通局、阪急バス、大阪市営バス…。
塗装もそのままだ。
色んなバスが走っている中で一番私の目をひいたのは、やっぱり京都市交通局バスだった。
私は生まれも育ちも京都。
地下鉄東西線が走る前は中心部へはいつも京都市交通局のバスに乗っていたのを思い出す。

そう考えると、私が撮った京都市交通局バスも私が乗ったことがあるバスじゃ…。
って一瞬考えるがわからない。

だけど、本当に懐かしいバスを見れて嬉しかった。

ヤンゴンで一番大きなビル・サクラビルです。
宿のオーナーはHITACHIって言ってました。
どうも屋根のところにHITACHIと看板が上がっているので、
地元の人はそう呼んでいるようです。

歩道橋からみたスーレーパゴタ。

NTT DOCOMO!?
携帯電話を売ってましたが…。

昼ごはん。
カフェにてなんか訳のわからん料理を頼んだ。

豚肉のスペアリブと野菜を炒めた物に、
ご飯が皿に盛ってあった。
味は悪くなくミャンマーで食べた料理の中では、
合格点。
このご飯にビールジョッキに入れられたアイスコーヒーが付いて3900チャット（約390円）
ミャンマーにしては高い。

ビールジョッキに注がれたコーヒー。
外は暑いので有難いが…。
ビールジョッキで初めてコーヒーを飲みました。

ヤンゴン〜バンコクまでの機内食。
行きと同じく厚紙で作られたボックスに入っていた。

この旅行記へのコメント （2）

• pacorinさん 2014/08/20 10:41:45

  京都の市バスに一票♪

  SATORUさん　こんにちは
  
  最近ちょこちょこ旅行記にお邪魔させてもらってます。
  
  ちょっと気になっていたミャンマー、お寺ばっかりかな〜と思いつつ、目を引いたのが緑の市バスの車体☆
  京都市民としては絶対写真を撮らずにはいられませんよね（笑）
  
  pacorin
  

  SATORUさん からの返信 2014/08/20 17:06:32

  RE: 京都の市バスに一票♪

  pacorinさん
  
  いつも旅行記への投票、掲示板への書き込み有難うございます。
  
  > ちょっと気になっていたミャンマー…。
  
  ミャンマーで見るもと言えば、パゴタとお寺位かもしれませんね。しかし、バガンのお寺とパゴタの景色には圧巻です。ミャンマーに行かれる機会が御座いましたら、是非お立ち寄りください。
  
  そして、市バス。私が子どもの頃よく乗っていたタイプの車体が見れたのでびっくりです。まさか東南アジアの国で京都市バスがみれるとは思ってもいませんでした。その他、京都市バスだけではなく、名古屋市交通局のバスなんかもよく見たような気がします。
  
  私が旅行した時はまだ軍政下にありまして、まだ閉鎖的で物価も安かったミャンマーですが、今は方々から投資も受け入れ物価が著しく高騰しているようです。それでも行って見られる価値はあると思いますので、機会があれば是非旅行をしてみて下さいね！
  
  SATORU