2010/05/04 - 2010/05/04
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tijanさん
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奈半利駅からバスは国道55号線を快調に走る。
山のふもとには実一つ一つに丁寧に袋をかぶせた木がたくさん見られた。びわの実だろうか?
バスから見える海はやっぱり白く霞んでいる。
バスは海沿いを走ったり、時々一本 中の通りを走ったり、また海に出たりして見知らぬ町の風景が目の前を通り過ぎて行く。
25分程乗った所でバスは吉良川学校通という時刻表のポールが一つあるだけのバス停にとまった。
普通に車が行き交うだけの55号線沿いの停留所。重伝建の古い町並みがあるようには思えない。
少しとまどっているとすぐに白壁の建物が目に飛び込んで来た!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JR特急 私鉄
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すいこまれるように通りを入っていくと
表の通りからは思いもつかない素敵な町並みが広がっていました。 -
吉良川の町は海岸に近い浜地区(下町地区)と山側の丘地区(上町地区)で構成されているそうです。こちらは浜地区。
切妻造りの町家が立ち並ぶ旧土佐街道です。 -
見事な水切り瓦のある土佐漆喰の蔵です。
水切り瓦は土佐漆喰の壁を庇となって雨から守ります。
雨水は水切り瓦を伝って雫となり落ちるのでしょうね。 -
ゆるやかに傾斜した道をのぼって振り返ってみました。
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レンガを使ったハイカラな町家。
吉良川にはレンガ塀をもつ町家が数棟あります。
吉良川は良質な木炭の集積地だったそうで
京阪神に運んだ帰りにバランスをとるため
船底にレンガを積んで帰ったそうです。
吉良川にハイカラな様式をもちこみました。
白壁や格子、袖壁や木枠の引き戸も見ていて楽しい。 -
「ぶっちょう」のある商家。
ぶっちょうとは上下開き板。閉じれば雨戸、開けば広縁になるそうです。
新しくきれいにされたのでしょうか? -
つし二階(天井の低い二階)の虫籠窓。
「つし二階」という言葉を初めて知りました! -
どの家も二階の窓を開けていて歓迎されてるようで気分がいい〜♪
(たぶん湿気対策で開けてるのかな?)
見てる方も開放的な気分になりますね! -
おもてなしのサイン(^^)?
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なまこ壁と水切り瓦の美しい蔵ですね〜。
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先が痛そう!!
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白壁が黒ずんでると戦時中の黒く塗った跡かな?ってつい思ってしまう!
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こちらの蔵空間茶館で休憩して小夏ジュースを頂きました。
この日はいい天気で熱くてすごくのどが渇いた! -
中はこんなかんじで広かったです。
家の構成がわかって一見の価値ありです。 -
なんて開放的なんだっ!!
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南国チックな脇道を上がります。
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やっぱ黒く塗った跡だよね!
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立派な石垣が現れました!!
ここら辺から丘地区になります。
浜地区から距離的にはそんなに隔たりはありません。
ゆるい坂道を上がった所って感じです。 -
防風を目的とする「いしぐろ」という石垣がこの地方独得の強い風から家を守ります。
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いしぐろの通りだ!
河原や浜の石を使っているそうです。
町並みマップによると丘地区は江戸時代中期頃の方形に近い農家型の地割りで、周囲にいしぐろを巡らせた造りになっているそうです。 -
とっても頑丈そうに見えます!
台風銀座と言われる室戸市の風雨は相当なものなのでしょうね。
地元の人も吹き降りするとおっしゃってました。 -
こちらは一転優美な半割りの石塀。
奈半利のものとよく似てます。
こちらの方が下の石積みが少し長いのかな? -
こっちは向きを交互に変えて工夫されています!
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落ち着いて風情のあるいい通りですね。
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神社がありました。
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神社から浜地区の方を見渡します。
ずっと先は55号線。その先は海です。
坂になった道に水切り瓦がフリンジのように反り返って絵になる景色ですね♪ -
逆から神社の方を見てみる。
こっちも絵になる♪ -
こちらも立派ないしぐろです。
守られてるって気持ちになりますね〜 -
んもー♪ なんてかわいいんでしょ!
この意匠を考えた人えらい!
奈半利の半割り石はもちょっと大きめで横に長かったと思いますが、こちらは小ぶりの丸い石を半割りにしてますね。
割り口も色々あってなかなか奥が深いですね。 -
この石塀に完全にやられました!
よく見ると上の所には丸石を使っていますね。
職人さんのこだわりが感じられる石塀です!いや作品です! -
この割り口とか練られた土の感じとか、素敵すぎる!
石塀の前で私、怪しい人になりかけてます(^^;) -
吉良川の石塀はから積みの大ぶりな石の上に半割りの練り塀といったスタイルでしょうか。
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いしぐろの道。
雨に濡れたらまた違った美しさでしょうね。 -
私、高知に来た時からずっと気になっていたことがあります。
あちこちで優雅に泳ぐ鯉のぼりですがあの一番下についてるもの… -
この大漁旗みたいなのなんですかー?
しかもアンパンマンだ!こんなの初めてみました。
石塀と同じくらい気になっていっぱい写真を撮ってしまった。(汗)
うちの方では縦長ののぼりはたててもこういったものはないです。
しかもアンパンマン!(しつこい)
旗にはお子さんの名前が書いてあります。
どうしても気になって町の人に尋ねてみたら
「ふらふぅ〜」と言うそうです。昔は金太郎とか鎧兜の武将とか伝統的な絵が多かったそうですが今はアンパンマンが人気とのこと。(アンパンマンは少しお高いそうです。)
これ、やっぱり大漁旗からきてるんじゃないかなー?漁業の盛んな所だし。短絡的過ぎますか?(^^;) -
丘地区のむこうには田畑と山が広がります。
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なんかいっぱい実がなってた。
そしてあの白い花だ〜 -
すごいことになってます!
美しい町並みを保存していくには大変な苦労があると思われます。
ましてや個人で維持されていくのは大変なことなんだと思います。 -
グリーンの門とレンガ塀。
かわいい通りですね♪ -
レンガ塀を過ぎて浜地区の通りに出て来ました。
洋風建築もあるんだとふと目を上にやると -
まあ!鬼瓦に郵便局のマークがっ!
そうなんです。ここ、郵便局だったんです。
昭和40年頃まで使われてたそうです。
だから丸ポスト!ちなみにポストは使用できません〜 -
町家の中には節句の飾り付けがしてありました。
あの旗は鯉のぼりに飾るやつよね!
昔ながらの金太郎の絵だ。 -
こちらもすごいことになってますが石塀は立派です!
こちらは丸石を積み重ねたものですね。
てっぺんの雨よけの瓦も崩れだしててこのままなくなってしまうのがおしいですね。 -
「化粧品文房具」の文字のある商家。
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このレンガの路地は素敵でした!
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レンガ塀のある路地。
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そして勝手口の所ではレンガの角がアールになってます!
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こちらも素敵な石塀です♪
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赤土じゃなくセメント?をつかってカッチリした印象です。
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洋風の建築がありました。
このレリーフは何でしょう?
もと学校?それとも商家?何だったんでしょう?
今は普通のお宅でした。 -
塀にほどこされた亀のレリーフ。
石工の職人さんの遊び心でしょうか(^^) -
床屋さんもレトロです!
現役でした! -
時間になりました〜
バス停に戻って今日の宿のある室戸岬に向かいます!
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