台湾滞在記。　～客家人の町、苗栗・三義編～

2010/05/09 - 2010/05/09

久しぶりにちょっと遠出しました。とはいえ、台中のお隣の県、苗栗・三義。ここは木彫り彫刻と桐の花が有名な客家人の多く澄むところです。

台北で、中国語を勉強していたとき、授業で見た「五月之恋」という映画に魅せられていつかは見てみたいと思った「五月雪」。その「五月の雪」こと、油桐花を見に行ったはずなのに、花はもう、散ってしまっていて、白い色すら見ることのできなかった今回の旅・・・。しかも、名物の客家料理を食べていない・・・。

目的は変わってしまったとはいえ、苗栗初めて、ということも手伝って、その上、私の大好きな老街もいっぱい。何は無くても何気に楽しめるところでした！！！どこと無く平渓に似ているような？なんだかちょっと懐かしい感じのする場所でした。

今年の油桐花が早かったのか、私が遅すぎたのか・・・。皆さんはちゃんと調べてから行ってみてください。花が咲いていないとちょっと悲しいので。





さ～て、来年、また出直すかな・・・。

エリア 苗栗(台湾)

旅の始まりはもちろん、ここ、台中駅。

台中駅から列車で「三義」駅まで。

約30分で苗栗県の三義に到着！

ここは木彫り彫刻で有名な場所。駅のプレートもすべて、木彫り。

さまざまな彫刻作品がお出迎え。

テーマはどれも「油桐花」。

駅から出てバス停を探しに・・・。のどかなところです。

「新竹客運」発見！バスの数が限りなく少ない！！！？？？
実は今日は行き当たりばったりの旅。調べていなかったのです（苦笑）。

仕方が無いので、再び駅へ。オートバイを借りて、行きたいところをピンポイント出回ることに。

最初に来たのは「木彫り博物館」。

この象さんも木彫りです。

先ほど、オートバイを借りたお店のご主人にもう終わったといわれた油桐花。しかし、諦めの悪い私は、とりあえず、来てしまいました。この、四月雪の散歩道に・・・！！

確かに、白い花は皆無・・・。

花が終わってしまったという話は本当のよう・・・。

白い花が咲いていたらきれいなんだろうな〜・・・。

仕方ない！来年また、出直すか！

気を取り直して、「彫刻街」をぶらぶら。

いや〜、今日は暑い暑い！！たまらずアイスクリームを。

ここの売りはとにかく「桐花」！

さまざまな木彫り作品、お土産を売っています。このペンギンさんももちろん、木彫り。

先ほどの木彫り博物館からオートバイで20分くらい。今度は今は廃線となっている「旧山線」の「勝興」駅へ。

「油桐花」が満開のときはもっと人が多いのでしょう。

もう廃線ですが、駅も線路もそのまま残っています。

看板もそのまま。

み〜んな、この線路の上を歩いて遊んでいました。

日曜日なので、人はたくさん。

トンネルの中も歩けます。めちゃくちゃ、涼しい〜！

石碑も。

ここは台湾でもっとも高い位置にある駅なんだとか。

駅の看板もそのまま。今では観光スポットに。

廃線になったのは10年以上前。でも、時刻表などはちゃんとそのまま残っています。

駅を出るとお土産屋と客家料理のお店がずらりと。

桐の花は散っていても、観光客はかなり多かったようです。皆、咲いてると思ったんだろうな〜・・・、私と同様。

彼氏と遊びに行くと、「休憩」で、お茶を飲む、という習慣がないため、可愛い、喫茶店を見つけてもスルー・・・。

どうでもいいけど、この桐の花の形にくりぬかれたこの灯り、可愛い〜！！

でもあまりに疲れたため、アイスと「客家擂茶」で休憩。

排水溝も「勝興」の駅に。

場所は先ほどより、もう少し山の中に入った「龍騰断橋」へ。この場所、格好の結婚写真撮影場所なんだとか。

向こうに見える線路は、先ほどの廃線です。途中までなら、行ける様。

切れた橋は向こうに続きます。

その柱には木と蔦が。

日本統治時代のひとつの大地震で切れた橋。地震のすごさがわかるよう。

見所はそんなに多くないかも知れないこの「三義」ですが、「断橋」と「勝興」の駅だけでも見る価値があります。交通が不便ですが、興味を持ったかた、ぜひ、行ってみて下さい！！

私も、来年はちゃんと桐の花が咲いている時期にあわせて、行きたいと思います・・・。