2010/05/06 - 2010/05/06
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morino296さん
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2010年のGWは、とある理由から九州へ出掛けることとなり、佐賀県をスタートに長崎県、福岡県を旅しました。
今回の旅行の最後は、太宰府天満宮です。
柳川から太宰府へ移動する途中、雨が降り始め、残念ながら傘を差しての参拝となりました。
①5月3日:佐賀市内
②5月4日:有田陶器市
③5月4~5日:長崎(その1)眼鏡橋、港の夜景
④5月5日:長崎(その2)大浦天主堂、グラバー園
⑤5月5日:長崎(その3)オランダ坂、崇福寺ほか
⑥5月6日:柳川川下り
⑦5月6日:太宰府天満宮
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西鉄二日市駅で大宰府へ行く電車に乗り換えです。
西鉄柳川12:36発の特急に乗り、二日市13:08着。
二日市から大宰府までは約5分です。 -
二日市発、大宰府行きの西鉄電車
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参道商店街を進んでくるとここに突き当たります。
本殿は鳥居を潜り左です。 -
石鳥居
この石鳥居は今から約700年前の南北朝時代に建立されたといわれ、九州では最古のもの。 -
延寿王院
安楽寺天満宮留守別当大鳥居家の宿坊で、宝暦4年(1754)桃園天皇より院号を賜りました。現在、西高辻宮司邸であり、幕末、尊皇攘夷派の三条実美ら朝廷を追われた5人の公卿が滞在し、その間、西郷隆盛・高杉晋作ら大勢の勤皇の志士らが出入りするなど明治維新の策源地となりました。
坂本龍馬も訪れていたそうです。 -
太宰府天満宮 太鼓橋
太鼓橋・平橋・太鼓橋と連なり、手前から過去・現在・未来の三世を示します。
橋を渡れば、三世の邪念が払われるそうです。 -
太鼓橋の欄干の擬宝珠
お酒の名前が書かれているようです。 -
末社 今王社
平橋の横にあります。
屋根には鳩が休んでいます。 -
太宰府天満宮 平橋
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志賀社(国重文)
心字池の畔にある社で、海の神綿津見(わたつみ)三神を奉祀しています。長禄2年(1459)建立。 -
太鼓橋(未来)の上から参道と楼門
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太鼓橋を渡り、身体を清めて進みます。
太鼓橋と楼門の間にある鳥居 -
太宰府天満宮 楼門
前が二重屋根、後ろが一重屋根と前後で姿が違う珍しい造り。 -
手水舎
この手水鉢は、昭和9年の建立。
博多の豪商の奉納。 -
手水鉢
この手水鉢は、霊峰宝満山の山腹から切り出された一枚岩で、我が国では類を見ない大きさです。
中に刻まれた神亀は、除災延齢を意味するそうです。 -
撫で牛 御神牛
境内には撫で牛がいくつかありますが、これは本殿の右前にあるもの。
文化2年(1805)乙丑の年に奉納されたこの臥牛像は、調子の悪い身体と同じ神牛の場所を撫でさすれば身体健全、病気全快するといわれます。
また神牛の頭を撫でさすれば智恵が付くそうです。
お陰で、牛さんの頭は光り輝いています。 -
手水舎の裏側にある梅の花と鹿の石像
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楼門脇の狛犬
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楼門脇の狛犬
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楼門からの本殿
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太宰府天満宮 本殿
いわずと知れた学問の神・菅原道真が祀られています。
右大臣であった菅原道真は昌泰4年・延喜元年(901)に左大臣藤原時平らの陰謀によって筑前国の大宰府に権帥として左遷され、903年に亡くなりました。
遺言に「遺骨を牛車にのせて人にひかせず、牛の赴くところにとどめよ」といわれ、その牛が動かなくなったところを墓所と定めました。それが、この本殿の地だそうです。
現在、京都の北野天満宮とともに全国天満宮の総本社であり、また菅公の霊廟として、篤く信仰されています。 -
楼門の内側の狛犬
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楼門の内側の狛犬
厄年を書いた看板が立てかけられています。 -
太宰府天満宮 本殿の屋根
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太宰府天満宮 本殿
受験シーズンには多くの人が参拝されることでしょう。
年間700万人もの参拝があるとか。
天満宮の「天満」の名は、道真が死後に送られた神号の「天満(そらみつ)大自在天神」から来たといわれ、「道真の怨霊が雷神となり、それが天に満ちた」ことが由来だそうです。 -
天満宮 本殿の彫刻
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太宰府天満宮 本殿の彫刻
『登龍門の伝説』は中国では、龍は王道を歩む王者の象徴で、人徳共に兼備した人のことを指しています。
本殿は桃山時代の建造物で、欄間には緋鯉に乗る文人の彫り物がなされていますが、菅公薨後ついに身の栄達を極め正一位太政大臣に登られたことを称え、このような彫刻がなされたものとのこと。 -
本殿の前の狛犬
白いボディーに黒い眼が目立ちます。 -
本殿の前の狛犬
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本殿に向かい右側にある御神木「飛梅」
菅原道真が京都から左遷されたとき、京都から飛んできたとされる梅です。
『東風吹かばにおいおこせよ梅の花あるじなしとて春なわすれそ』
千年余り経った今も、毎年神苑で最初に花を咲かせ「飛梅さま」と愛されています。 -
天満宮 本殿の左にある皇后の梅
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太宰府天満宮 本殿と飛梅(右)、皇后の梅(左)
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楼門に安置されている像
失礼ながらこの方はどなたなのでしょうか? -
楼門に安置されている像
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楼門の彫刻 梅の花でしょうか
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麒麟像
手水舎の近くに中国の伝説上の動物、麒麟の像があります。
長崎のグラバー氏がこの麒麟像をこよなく愛され、数回に渡って太宰府天満宮を訪れては麒麟の像を鑑賞していたそうです。グラバー氏は、友人が設立したビール会社を引き受けましたが、その時名前を「キリンビール」に変えたそうです。それが今のキリンビールになったとのことです。 -
鷽(うそ)の像
麒麟像の後ろにあります。
鷽(ウソ)が嘘(うそ)に通じることから、前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、本年は吉となることを祈念して初天神の1月25日に鷽替え(うそかえ)という神事が各地の天満宮で行われます。 -
絵馬堂
改修工事が始まるのでしょうか?
養生が始まっていました。
博多中島町の奥村源之丞の発願により文化10年(1813)建立。九州の現存する単体の絵馬堂としては最大最古のもの。 -
天満宮 心字池と太鼓橋
傘を差しての参拝となりましたが、雨にぬれた新緑がとても綺麗でした。 -
太鼓橋の脇の巨木
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天満宮の参道には、梅ヶ枝餅と呼ばれる餡入りの焼き餅を販売している店がいくつもありますが、この店だけ行列が出来ていました。
何か違いがあるのでしょうか? -
梅ヶ枝餅を焼いているところ。
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参道商店街の店頭に並べられた木彫りの鷽
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雨にぬれる天満宮の参道
鳥居の前でお辞儀をして失礼しました。
「今回の旅も、楽しく充実の4日間でした。有難うございました。」 -
大宰府駅
14:30頃、太宰府を後に、西鉄福岡(天神)に向かいます。
天神で地下鉄に乗り換え福岡空港まで。
帰りの飛行機は16:30発のANA260便ですが、機体繰りの関係で25分遅れの出発となりました。
3泊4日の九州の旅、楽しませていただきました。
旅行記をご覧いただいた皆さん、有難うございます。
(おしまい)
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