2010/05/02 - 2010/05/05
12431位(同エリア15121件中)
ぶよさん
GWを利用して、平城遷都1300年祭に沸く奈良の見仏旅行に行ってきました。長谷寺・室生寺・大野寺・法隆寺・中宮寺・橘寺・東大寺(法華堂・四月堂)・興福寺(北円堂)・珹寺・新薬師寺・法華寺・海龍王寺・秋篠寺・西大寺・平城宮跡を訪れました。どのお寺も素晴らしく、奈良がもっと好きになりました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ ANAグループ 私鉄 徒歩
-
鹿児島空港を朝一の便で経ち、伊丹空港→(バス)→上本町→(近鉄大阪線)→長谷寺駅というコースをたどりました。
駅を降りると、人の多さにびっくりです。お腹も空いていたので、途中の「長谷路」さんというお店に立ち寄り、昼食に「にゅうめんセット」を頂きました。柿の葉ずしもついてて、どちらもおいしく頂きました。
その後、結構歩きましたがいい運動です。
受付にたどり着くと、拝観料はなんと1,700円!
ご本尊とその大画軸の特別拝観に加え、宗宝蔵の寺宝展がセットになった共通券でしたが、あとで考えると納得しました(後述)。 -
牡丹の咲き誇る風景を眺めながら、本堂目指して、一方通行になっている登廊を上がってゆきます(後から気付いたのですが、先に途中にある宗宝蔵にまず行くのが今回のコースのようでした)。
本堂にたどり着き、行列に並び、本尊の特別拝観の受付を済ませると、特別拝観記念の御守護を頂け、結縁の五色線を腕にはめて頂きました。
中に入りますと、本当に十一面観音様の足元です。
左のおみ足を撫でさせて頂いたことは言うまでもありません。見上げるとその大きさに圧倒されますが、お傍なので、親しみがわいてきました。
外に出て、お顔もじっくり拝ませていただきました。
2往復位したと思います。 -
ご本尊の興奮冷めやらぬまま、大画軸の特別拝観へ。
斜めに飾ってあるところを右下から左下へ、そして左上へと観覧します。画軸はとても大きく、斜めからなので、よく見えない部分があったりしますが、迫力を感じました。
その後、五重塔などを見上げながら、降りて行きましたが、出口付近まで来て、ここからは宗宝蔵に行けないことが判明。一旦出て、また少し登って入りました。
どんな仏像がいらしたか…、すみません、思い出せません…。が、よかったという印象だけは残っています(お恥ずかしい)。 -
さて、室生寺に行くのに、そのまま長谷寺から直行バスとも思ったのですが、バス停まで徒歩12分、乗車が三十数分だったので、来た道を駅まで戻って、近鉄線にのって室生口大野まで行きました。接続のバスはすぐでした。
バスを降りると、やはり歩きます。
太鼓橋を渡り、仁王門をくぐり、まずは弥勒堂に向かいました。やはり、ここではちょっと遠目に釈迦如来座像さまに釘付けに…。「ようはるばる来やったどなー」と西郷どん風のお声が聞こえて、疲れも吹き飛びました。 -
そして、金堂へ。
こちらは建物外から並んでおり、みなさんゆっくり拝観したいんだと思いました。横に並んでる際には、縦格子の隙間から十一面観音さまがチラリと見え、興奮しましたが、正面に来て、そのお並びに感動しました。
十二神将さまたちも皆さん勢ぞろいで、外陣からの拝観がうらやましく思えてきました。珊底羅大将や摩休羅大将が結構好きなのですが、近くで拝見したかったです。
しかしながら、素晴らしかったです。
そして、本堂へ。
ここでは、思わぬ発見がありました。本尊の如意輪観音さまが、とてもよい表情をされていたのです。その存在すらもよく知らなかったので、しばらく向き合っていました。
その後、五重塔をちょっと登った所から見たりして、さらにその奥へ、と思ったのですが、日差しも強く、バテ気味だったので、ここで断念。バス停まで歩き、大野寺を目指すことにしました。 -
大野寺に着くころは、もう4時半で、時間もあまりありませんでした。他にも数人バスを降りる方がいました。
門の所に拝観料を入れる箱がおいてあり、200円を入れて入りました。程良く手入れされたお庭は好感を持ちました。対岸を見ると、とても大きな磨崖仏がわかりました。夕日に照らされていましたが、お顔の辺りは木々の影になってしまってよく見えなかったのが、少し残念です。
しかし、彫られた線の形がとてもなめらかな曲線であることだけはわかりました。 -
5月3日は朝7:00に出て、JR奈良駅から法隆寺駅までゆき、徒歩で法隆寺に向かいました。
大きな道路沿いをひたすらあるき、やがて南大門に到着です。まずは、西院伽藍を目指しました。
まずは、五重塔の塔本塑像を4つの側面を外側から拝観です。金網のようなものがしてあるので、ちょっと見えにくいですが、まさに立体絵巻のように楽しめました。涅槃の場面がやはりよかった。 -
金堂の堂内は静寂感があり、釈迦三尊像ほか、四天王像とのご対面は、ちょっとしたタイムスリップ感があった。止利仏師スタイルにはそこまで興味を持っていないと思っていたが、いざご対面すると、なかなか他のお寺では出会うことができないアルカイックスマイルにとても安堵感を覚えた。
聖霊院に軽く立ち寄り、大宝蔵院へ向かいました。
こちらはその名の通り、お宝満載です。その中でも、まず見とれてしまったのは、夢違観音さまです。小さな像ですが、お顔が微笑ましく素敵でした。
また、玉虫厨子の捨身飼虎図ははっきりと見えなくとも、心に訴えてくるものを感じ、せつない気持ちになりました。
そして、奥へ進むとついに百済観音さまとのご対面です。
大きい!そして美しい!写真でそのお姿はよく分かっているつもりでしたが、実際にお会いして、そのスタイル、しぐさの美しさにほれぼれしました。 -
夢殿に行く途中に大宝蔵殿にて秘宝展が開催されていました(6月30日まで)。夢殿御前立観音をはじめとした宝物が展示されています。ここでちょっと驚いたのは、一目でわかったのですが、円空作の大日如来さまとお会いできました。円空仏とお会いするのはこれが初めてですが、やはり円空仏は心が癒される、と思いました。
そして夢殿へ向かい、救世観音さまとご対面です。
外からの拝観ですが、もともと秘仏であったという感じはありました。外人さんぽいので、私は勝手に「フェノロサさん」と言っている(失礼)のですが、そのどことなく異国情緒のあるお姿は、写真で見るよりはお優しく感じました。 -
そして、すぐ隣の中宮寺へ向かいました。
お堂の中ではみなさん腰をおろして、解説のテープを聞きながら弥勒菩薩さまを拝観しています。ちょっと遠くて、黒光りしているお姿ですが、そのアンニュイな表情、しぐさはいつまでも眺めていたくなりました。
さてここからは近鉄筒井駅を経由するバスに乗り込み、飛鳥を目指しました。 -
近鉄筒井駅から飛鳥駅を目指したのですが、天理行きに乗ってしまった為、平端で乗り換え、橿原神宮で乗り換えで、次の電車まで時間が空いたので予想以上にかかりました。
さて、飛鳥に着き、バスに乗ろうかとも考えましたが、やはりここはゆっくり歩いて橘寺を目指すことにしました。
猿石、鬼の俎・雪隠、亀石と歩き、橘寺にたどり着きました。 -
橘寺では収蔵庫にて日羅上人像他の特別開扉中でしたが、本堂をはじめ、多くの仏像とお会いすることができました。たまたま当日は、垂仁天皇の勅命を受けて不老不死の薬を求めて中国に十年行って帰ってきた田道間守という方のお祭りだったそうで、みかんを頂きました。
一個人に載っていた写真を見て、今回どうしても日羅上人にお会いしたく、橘寺に来たわけですが、お会いして本当によかった!
近くでゆっくりご対面させていただき、心があらわれる思いでした。
さて、ここから岡寺などを目指そうと思い、歩いて進みましたが、あまりの暑さに坂の途中にて断念しました。 -
近鉄で飛鳥駅から大和西大寺駅まで戻り、平城宮跡まで歩いてゆきました。
エントランス広場の所まで歩き、平城京歴史館の前で、18:20からの入場整理券をもらいました。(16:40頃)
入場まで時間があったので、朱雀門のあたりまで行ったり、オフィシャルショップでカプセルを選んでいたりして時間を過ごしました。 -
時間が来て、平城京歴史館に入場しました。せんとくんの声ってこんなんだったんだー、というような映像を見て、中から復元された遣唐使船に乗れますので、平城京VRシアターが始まるまで、そこで佇んでました。(写真は船上から大極殿方向を見た図)
平城京VRシアターは視界180℃以上の、5面のスクリーンを用いたシアターとなっていて、平城京を上から見た映像などはちょっとした浮遊感(愛知万博の地球の部屋みたいな感じ)を味わえました。 -
5月4日は東大寺法華堂からスタートです。
朝一は早くから拝観できるお寺をと思い、8:00に着きました。
ここは、5月18日より須弥壇の修復に入るため拝観停止となるので、ぜひその前にもう一度拝観しておきたかった所です。
不空羂索観音さまと日光・月光菩薩さまとのお並びもこれで見納めかと思うと、畳の上で何時間もいたくなりましたが、その雰囲気を十二分に味わい、後にしました。
そして、前回忘れていた四月堂へ。
入口からも拝むことはできますが、そこは受付の方にご挨拶して、中に入ります。それにしても、こちらの千手観音さまは独特です。なんだか賑やかで、いろんなもの持ってきたよー、といった感じです。
あらゆる手段でお救いくださる観音様のまた違った形です。 -
さて、東大寺の大仏殿の前を通り、鹿さんたちに鹿せんべいをあげながら興福寺を目指しました。
興福寺の国宝館の前にたどり着くと…、案の定、行列ができています。その長さは百メートル以上はありそうでしたので、迷わず断念、北円堂を目指しました。
北円堂は気持ちのよいくらい空いています。ゆっくり、行ったり来たり拝観できました。阿弥陀如来さまはもちろんのこと、無著さま、世親さまの瞳、背中に目が行きました。世親さまの力のこもった説法のお姿には、素直にはい!とお答えしたくなりました。 -
珹寺
中にお通しいただくと、ご住職のお声でしょうか、阿弥陀如来さまについて解説をされているテープが流れており、薄暗い中ですが、厳かな気持ちで阿弥陀様、脇侍の観音菩薩・勢至菩薩さまを拝観させて頂きました。素敵なお姿で、しばし見とれておりました。 -
新薬師寺
薬師如来さまは写真などで見るよりも、お優しく感じました。十二神将はやはり、間近で見ると迫力あっていいですね。
おたま地蔵さまはもしかしたしたら拝観できるかな、と思って、本堂の方に聞いてみましたが、今日は担当の者がいないとのことで、拝観できませんでした。TV見仏記に出られてた、あの方でないと拝観は無理なのかな。 -
途中、史跡頭塔を外から見たりして、バスを乗り継いで、海龍王寺に向かいました。
バス停を降りてすぐ、土塀の趣のある門をくぐり、受付をすませ、五重小塔を拝観し、本堂に向かいます。外から、ご住職が入り口にいらっしゃるのが見え、なんだか嬉しくなりました。案内の方で若い方が多くいらっしゃって、お手伝いされているんだな、と思いました。
十一面観音さまはすぐお傍までお近づきすることができ、きれいなお方で、うっとりしました。床の振動ででしょうか、円光がゆらゆらと揺れるのにはちょっとびっくりしました。
本堂の中にはみうらじゅん氏のサイン、奉納のお酒など、見仏記ファンを唸らせるものがあり、くすぐられました。
十分に拝観させて頂いた後、ご朱印を頂こうと、ご住職にごあいさつをしました。お名乗りすべく、ツイッターのアカウント入り名刺を差し出し、しばしお話をすることができました。ご住職は、奈良に来られる方におもてなしの心を持って接して下さる気持ちを感じ、とても嬉しかったです。 -
法華寺
ほどなく歩いて着きました。こちらも特別拝観期間中とあってか、多くの参拝客がいます。中に入ると、京都の寺院にあるような、とても手入れされた境内です。本堂では、テープによる解説が流れており、多くの方が座して聞いていました。テープが終わり、観音様のお傍まで行き、拝みました。少し遠いのですが、そのお姿にしばしの間、見とれていました。 -
大和西大寺駅近くの「ゆるり」さんというお蕎麦屋にて、そばを頂きました。これがまた、おいしい!また伺いたくなりました。
バスに乗って秋篠寺に向かいました。降りて少し歩き、門を入りますと、そこには苔のじゅうたんが。嵯峨野のお寺の気分になりながら、いよいよ伎芸天さんとのご対面、素敵でした。静かなお堂の中で、しばし動けずにいました。
再びバスに乗り、西大寺にうかがいました。本堂、四王堂、愛染堂、聚宝館の拝観がセットになった券を購入しました。それぞれ見ごたえあって、中でも、四王堂の十一面観音さまは、大きなお方でした。 -
さて、最後の力を振り絞って、平城宮跡の大極殿に向かいました。シャトルバスを降り、向かいましたが、遠いですね…。それでも行った甲斐はあり、天井などを首が痛くなりながらも眺めておりました。
そんなこんなで、今回の奈良の旅も終わりました。
計画段階では、他に大安寺なども入れていたのですが、なかなか全部は無理でした。それでも、発見、感動ありの充実の仏像巡りとなりました。奈良は行けば行くほど、また行きたくなる不思議な場所です。近いうちにまた訪れたいなあ…。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ゆうこママさん 2010/05/30 22:33:08
- すごい旅です
- こんばんは、はじめまして。
すごい旅ですね。
仏像を本当に心から愛してらっしゃるんだなと伝わってきます。
セレクトしたお寺が極上のお寺ばかり。
濃密すぎて私なんかアップアップと溺れてしまいそう。
でも、溺れてみたい。
おっしゃるとおり奈良には魔力がありますよね。
もう一度、もう一度と何度でも訪れたくなってしまう。
本当は10票くらい入れたいのですが、1票投じて失礼いたします。
- ぶよさん からの返信 2010/05/31 01:53:47
- RE: すごい旅です
- ご覧いただき、ありがとうございます。
奈良にはまだ数回しか訪れたことがありませんが、行けば行くほどまた訪れたくなる地となっています。
仏像に興味を持ち始めたのは阿修羅像からで、まだ日が浅いですが、ツイッターで仏像好きの方々にいろいろ教えていただき、今回充実した旅をすることができました。
もし、ツイッターをされているのであれば #butsuzo で検索すると、仏像好きの人たちがいろいろ仏像やその旅についてつぶやいていますよ。
もし、よろしかったらのぞいてみてください。
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