ヤンゴンの映画館でクーラーにあたる

2010/04/25 - 2010/04/28

ヤンゴンは街灯の少ない町なので、夜になると行動範囲が否応なく制限されてしまう。特に夜はこれといった予定が入っているわけではなかったので、この機会に映画館を覗いてみることにした。まず映画が上映される前に国歌斉唱があるのだけど、意外なほどに地元の人はストイックで「お約束程度」に立ってそのまま座ってしまう。中にはまったく立つ気配のない人もいた。（密告されちゃったりしないのだろうかとこちらのほうが心配になった）そのあとはクーラーの中でひたすら数時間イチャイチャ、ムシャムシャ。そうか、ここはそういう場所であったのか。映画が始まると激しい歯軋りのような音が聞こえてきて、「え、な、なに、この音？」と耳をダンボにしていたら、観客が一斉にポップコーンを食べている音だった。それもそのハズ。映画はミャンマー語の字幕一切なし。到底理解などできるわけがない。結局、映画鑑賞はただの名目、本音はクーラーにあたってイチャイチャしましょうってことなのかなぁー。なかなか興味深い数時間がすごせて満足でした。

エリア ヤンゴン(ミャンマー)

映画館の前で佇んでいるとどこからか、かつて「タカダノババ」に住んでいたというインド系ミャンマー人が現れ、「これは今、やってないよ、これからね」とタメ口で教えてくれた。つまり近日封切られる映画とのこと。AVATARはまだだったのね。「ミャンマー映画も面白いよ。でもわからへんもんね」（なぜここだけエセ関西弁？）とさきほどのタカダノババ君。彼のタカダノババでの交友関係を少し垣間見た感じがした。

うーん・・・・・・・パス。ストレートにラブコメと解釈してよろしいんでしょうか。

これまたうーん・・・・このゴザでグルグル巻きにされたオンナの子は何なのだろう。意外なストーリーの展開が待ち受けているかも知れないミャンマー映画。真ん中の男の子はそれとなくハリポタの子に似てる。ひょっとしてファンタジー系の映画なのか。

ボリウッドからは『ポッキリ』？そのまま読んでいいのかしらん。例のごとく、「ここで踊るか？」というタイミングで踊りだすような危険な香りがした。今はこれに付き合えるだけの心のゆとりがないのでパス。

えー、誠に遺憾ながら（？）コレに決定。観る前から展開と結末が分かりきっているのだけど、まぁ映画館の見学ってことで自分を納得させる。そしてさっきのタカダノババ君があまりにうるさいので早いところ決断する必要があった。

AVATAR。実は観てません。今後も・・・・観る予定はありません。

どうやらこの映画がベターチョイスだったようだ。もう遅いけど。

立地を考えるとトレーダーズホテルの向かいにあるこの映画館が一番良いかも。

どの映画館もこんな感じでセキュリティチェックがあります。確かに映画館はテロの標的になりやすい。

映画のチケット売り場はこんな感じ。どこも一日４，５回の上映。

指定席なので、窓口で席選び。

２階席のLodgeというエリアの席にしてみた。チケットは１６００チャット。

チケットをゲット。うーん、まったく何も分からない。手がかりを与えない言語じゃ。

映画が始まるまでこちらで待機。「中では絶対に写真撮影はだめだよ、いいね、だめだよ」と映画館のおじさんに念を押されたので大人しく従いました。映画館の規模としてはいわゆる単館系映画館といったところ。