南インド聖地巡礼絶叫バスの旅　8日目アレッピーピーピー

2009/09/19 - 2009/09/28

地獄のインド最終日。

半日のアレッピーツアーへ。午前中出発で昼過ぎに帰ってくるツアーを予約したんだけども、何やらミニバスの故障？とかで、午後のツアーに変更となった。

っていうのは、たぶん嘘。午前中の人数が少なかったから、午後に回された感じがする・・・。でもそれで少し？助かったのかな・・・。


先輩に悪いので私はホテルの部屋でお留守番して、先輩はショッピングに出かけた。
午前中、私は本当にトイレにずっといた。5分おきにトイレに行く。トイレットペーパーでお尻がもう痛くて痛くて…。インド式の手酌の水で洗うことにした。

トイレは洋式なので、手酌でやってるとズボンもパンツも手酌の水でビショビショになりつつあったし、一々脱ぐのもあほらしくなるぐらい頻繁にトイレに駆け込むから、途中からバスタオルのみ着用。部屋はNon-Acの部屋で蒸し暑く、上はブラジャーのみ。
異様な格好。

そんな中、ピーンポーンって誰かが来た・・・。


は？？？だれ？？？

はーい。って、ヒドイ格好なのに・・・。ってことで首だけドアから出して、外を見るとホテルの人が・・。タオル交換する？って・・・。余計な気だけきくのね・・・。

昼前にまたピーンポーンってなるので、また首だけ出すと、馬鹿笑いしてる先輩が立っていた・・・。

自分で持ってきた下痢止めを午前中に飲んでみたので、5分おきのトイレが30分〜1時間おきぐらいになりつつあり、超行きたかったアレッピーには行くことにした。

エリア コーチ(インド)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 自転車 タクシー
• 航空会社: シンガポール航空

Woodlandホテルのフロントのお兄さん。
超、超男前。

この旅一番の男前。

ツアーのミニバスを待つ間、フロントのソファーで待っていたら、彼がいたので、隠し撮り。でもたぶん気が付いていた。

もう一人いたフロントのお兄ちゃんは格好よくはないけど、面白い人で、私たちがネックピローを取り出して、居眠りしていると、それ貸して貸してって言ってきて、アレッピーでボートから落ちた時用の救命胴衣か？とか言ってた。

スタイルもすばらしい。

いっしょに写真撮ればよかったよ。本当男前。

ツアーのミニバスが迎えにきた。私たちの他に2家族がのっていた。

バスは小さいキオスクみたいなところで止まって、ここで両家族がお菓子を買いまくってた。

南インドのキオスクにはたいていバナナがつってある。日本のキオスクでは上からティッシュとか電池とかつってあるけど、インドではバナナ。

ここでバナナをもいで買うみたい。

これが私たちが乗るボート。一番先頭に乗せてくれた。
あとからツアーに一緒になったインド人に聞くと、私たちのツアー料金は、彼らの2倍ぐらい高いみたい！！！

そりゃ一番前に乗せるわな・・・ってぐらい。私たちのツアー料金きいて、お母さんが引いてたからね・・。

ボートに乗り込んで出発を待っていると地元の子供が日本人が珍しいみたいで、寄ってきてどーのこーの言ってる。

あたしゃ腹が痛くてそれどころじゃないので、あっちいけー！！って追い払う。

追い払ったのに、また人数が増えて、ペンくれペンくれ言う。

ふた家族も無事に乗り込み出発

これがガイドさん。

そこそこ英語が話せて、私たちのためにほとんど英語で全部解説してくれる。これが私たちだけツアー料金高い理由だろうと納得することにした。

すばらしい景色。のどかな運河の中をボートが進む。

本当に静かでのどかで、トンビの鳴く声がすばらしい！

はずなのに・・・。


同じツアーの家族がずーーーーーーーーーーっと景色もみずに騒ぎまくる！静かなアレッピーの景色を満喫・・・って思ってたのに・・。

挙句の果てに、おもろい家族の方のお父さんが全部ガイドブックをでかい声で読み上げる・・・。
彼らは勢いで爺ちゃんまで連れて家族旅行にきたみたいで、今日の宿も決まっていないらしく、ずーっとコーチンのガイドブックを読み上げ、今日の宿はどこにするかをアレッピーのボートの上で決めていた・・・。

おもろすぎるぜ、お父さん。

運河を進むと水浴び中の子供たちがいた。

そして、水の中からも「One pen! One Pen!」って叫んでた。ああいいよ、やるよ？！

水の中でペンもらってどうすんの？って感じ。
アレッピーにのどかさを求めたのが間違いか？

ガイドのおじさんが言うにはインドのペンは非常に質が悪いけど、日本のペンは素晴らしい！というのが広まって？みんな日本人をみるとペンをほしがるのだ。と言っていた。

船は水草まみれの水草ジャングルに差し掛かり、強引に水草の中を進む。

チャイニーズフィッシングネット。ここでは観光用ではなくて、本当に魚をとるために使っていた。

帰りに、本当に捕獲しているところも見たよ。

家族もうるさかったけど、この船頭とガイドもずーっと喋ってて、すごいうるさい・・・。

なんなら家族以上にでかい声で世間話してる。

そ・・・。そして・・・。腹が限界に・・・。

しばらく我慢してたけど、もう限界・・・。

ガイドに、本当に腹が痛くてトイレに行きたいんだよ！！って言ったら、大急ぎで岸に着けてくれ、急いでトイレに案内してくれることに。

船をおりて私はガイドについて、駆け足でトイレのあるところに連れて行ってもらうが、結構な距離を歩く。そして全員降りて、ついてくる。どうやらここで降りる手はずだったらしい？

線路を渡り、でもまだつかない。結局ついたら、

途中近所の奥様方が何やら井戸端会議していたり。

牛が一生懸命草をはんでたり。

おばあが洗濯物干してたり・・・。

まだか・・・トイレ・・・いっぱい家あるじゃん・・・

さんざん歩いて、一軒の家に。普通の家。

家の外にある建物にトイレがあった。ここだここだと言われて、駆け込む！危機一髪！！

真っ暗で電気もない。もちろんインド式。本来は小さいコップで大きいバケツからすうんだけど、怖いので、蛇口から手で直接受けて洗う。

そして、出てから気がついた。私は何度か手で受けて洗ったので、その手に付いた状態で大きなバケツに水が落ちていたはず・・・。

借りたトイレなのに・・・ごめんなさい・・・。
私の下痢が家族にうつってたらごめん・・・。

まぁ、彼らの腹はそんなヤワではないと思うけど・・・。あとから気がついて、超悪いことしたと反省。

そして、この家はガイドの家だったようで、中から奥さんと息子が出てきた。

あれ？お姉さんの家だったかな？なんせ親族の家だったらしい。

トイレがすむと、近所の地場産業的なものを案内された。
確かココナツ？の繊維か何かで作ってるバスマット？的なもの。

ばあちゃんがココナッツの繊維から糸をつむぐ様子。

これ、動きが超かわいくて、動画で見た方がおもしろいと思う。本当に超かわいいの。

腹に繊維を入れておいて前に糸を巻きつける機械があって、それに合わせてばあちゃんが腹から糸をはきだす感じ？後ろに腹から糸をはきだしながら下がっていく。

ガイドの家に戻っておやつとお茶が出た。

こちらはちょっとお上品で大人しい家族。
お父さんはインド銀行のえらいさん？らしい。
女の子は、モニーシャちゃん。
すごいかわいくて、私たちにいろいろ話しかけてくれて超いい子でした。

私は腹痛で顔がウーパールーパーみたいな笑顔。作り笑いです・・・。

こっちは面白家族。ノープランでベンガル州から旅行にきたって・・・。ベンガルってカルカッタとかでしょ？
すごい距離のノープラン家族旅行だね・・・。

この家族はお爺ちゃんとお父さん、息子のやり取りが笑えるし、超超かわいい。

女の子たちはちょっと覚めてる感じ。

普通にガイドの家の庭にバナナが。

日本で言う柿みたいな感覚？

そして、また子牛

村を出て、またボートへ。地元の爺ちゃんがボートに乗ってた。普通にアレッピーでは船が足みたい。

日本人が船に乗ってる！と子供たちが遠くから手を振る。
小さい子たち、特に女の子は超カワユイ。

手を振り返してあげたら、超喜んでた。

私たちも昔田舎で外国人の人がいたりして、手を振って振り返してくれたら超うれしかったもんなー。なんて思いだした。

これがうわさのハウスボートとやらか？

確かに丸一日はおろかお泊りなんて、なんもすることなくて、暇だろうなぁ。アレッピーは半日ぐらいでちょうどいい。うるさいツアーでなければ！

流されかけた材木ボートをわれわれが救出。

そんなこんなでツアー終了。帰り際に女の子たちに鶴を折って上げた。モニーシャは超喜んでくれた。

ホテルに着いたらほぼ夜。飛行機は23時だったかな・・・。なんせ十分時間があったから、腹も少し小康状態になったので、私も買い物にでかける。

まずスーパーで紅茶かったり、マサラの素買ったり。最初は順調だった。だけどもども、スーパーでどうしようもない腹痛が襲ってきて、レジのお姉ちゃんに頼み込んでトイレを借りる・・・。危機一髪。


次にヒマラヤに行って化粧水やらお土産用の石鹸とかを買った。ここでも3回ぐらいトイレを借りる・・・。

そろそろ薬が・・・切れてきた・・・。飛行機の時間に合わせて補給。

そして飛行機でコーチンからシンガポールへ。
飛行機では一回ぐらいですんだ。