2009/05/13 - 2009/05/15
492位(同エリア585件中)
とにーさん
2008年5月から兄がロンドンへ転勤になりました。
そんな兄を訪ねるため、母を連れて最後の海外旅行になるかもね、とロンドンを中心にあちこち回る計画で旅立ちました。
そしてまず出かけたのがノルウェーです。
目的はフィヨルドを見ること!!
とにーもままも、フィヨルドを生で見るなんて想像もしてなかったので(大げさ?)、期待に胸を膨らませて一路ベルゲンへ向かいます。
5/13 ロンドン・ガトウィック空港→ノルウェー・ベルゲン空港
5/14 ソグネ・フィヨルド観光
5/15 ベルゲン観光 ロンドン帰国
前回、フィッシュマーケット→ブリッゲン→マリア教会と回って聖ヨハネス教会までやって来ました。
それではあの独特な赤い建物の中に入ってみます★★★
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
-
聖ヨハネス教会までやって来ました。
手前の階段は意外と急できつかった〜。
ここは入場無料です。
早速中に入ります。 -
中央祭壇にはキリストの祭壇画が祀られています。
ステンドグラスや周囲の壁の雰囲気が、何やら普通の教会とは違うと思いませんか? -
実は天井はこんな感じです。
一面木造で、まるで船底のよう。 -
シャンデリアがぶら下がり、
-
パイプオルガンもあるけど、その雰囲気は独特のものがあります。
-
ステンドグラスもなんだか素朴な感じ。
真っ赤な壁に緑の屋根、奇抜な外観とは打って変わって、なにやら和んでしまう教会でした。 -
聖ヨハネス教会から出てきました。
可愛いデザインのマンホールを発見。
さて、今度は坂を下って広場で右に曲がり、フィスト広場へ向かいます。 -
フィスト広場も昨日フロイエン山から見えてましたね。
中央にでっかい人口の池があって、周りにきれいにお花が植えてあったりする気持ちの良い公園だ。
南側に並ぶ現代美術館に入ってみました。
入場料は50Nkr、でもここもベルゲンカードで無料です。
さらにこの池の側のベンチで、お手製のサンドイッチを食べました。
現代美術館付属のカフェでビールとホットチョコを買ってかんぱ〜い★★★(61Nkr) -
18:30の飛行機に間に合うためには16:00のFlybussenに乗れば良い。
その時間までまだ余裕があるので、路線バスに乗ってファントフト(Fantoft)のスターヴ教会に行くことにした。
駅の隣のバスターミナルへ。
書き込みで、20番のバスで行けるとあったので乗り場をさまようと、一番向こうの端から外に出た離れたところにあった(遠かった〜)。
バスを待つ間路線図を見て本当に合ってるか確認してたんだけど、ノルウェー語表記なのでさっっっぱりわかりません。
待ってる人に聞いてみたら、なんと英語が通じなかった・・・。
とかそうこうしているうちに20番のバスがやって来た。
運転手にファントフトに行くか聞いてみたら、行くとのこと。
安心して乗り込む。
ファントフトまでは10分程度で到着。
ちなみに路線バスはベルゲンカードで乗り放題です。 -
バス停から反対側に陸橋で渡り、ショッピングモールみたいなところの脇を抜けて坂を上がっていく。
さっぱり分からないので、前から来た若いカップルに声をかけて道を聞く。
まっすぐ行って大きな分岐路で右に曲がれと、言われたのでその通り行く。
しかしどんどん住宅街に入って行って、どこにもなんにもない。
そして人もいない。
困ってたら、ある家の庭で庭師か大工か、みたいなおっちゃんがお仕事してたので道を聞いてみる。
私たちが左から登ってきた道を、さらに右に行って左に入れと。
とりあえず間違ってなかったことが分かってさらに右のほうへ。
しかし、左に入るのはどうも森なんですが・・・。
躊躇していたら突然森の中から現れたトレッキング中のお姉さんが、詳しく道を教えてくれた。
さぐりさぐりだった割りに、ちゃんと間違わずに上がってきてたことにびっくり。 -
そして森の中の道なき道(本当になかった)を歩いて、小高い丘を越えた時、その奥にそびえるスターブ教会が突如として姿を現した。
思わず声が出るくらい感動的な瞬間だった。 -
入口には汚いモップみたいな可愛い犬(笑)を連れた兄ちゃんがいて、そこでベルゲンカードを見せると入場料の30Nkrが無料になった。
-
バイキング時代の後、欧州諸国にノルウェーを認めて貰うためには野蛮な行為をやめてキリスト教に改宗する必要があった。
それでホーコン善王がキリスト教を広めるべく各地に教会を作らせた。
そもそもキリスト教とは何か、教会とは何かもわからないまま、聞き伝えで尖搭を配置し、屋根の石瓦は木をウロコ形に切って代用、全部木で作った。
バイキング船を作っていた優秀な船大工が教会建設にあたったので、それは丈夫な木造建造物ができあがった。
それがノルウェー各地に残る伝統的な木造教会である「スターヴ教会(stavkirke)」だ。
かつては1000以上に上ったこの木造教会は、新しく石造りの教会に取って代わられ、価値が無い、と取り壊された結果今では30〜40ほどしか残っていない。
その中の一つ「ウルネスのスターヴ教会」は世界遺産にもなっている。 -
「スターヴ」とはノルウェー語で「太い支柱」を意味するのだそうだ。
バイキング船と同じく継ぎ手差し口による木組みで、釘やネジは使用されていない。
このファントフトのスターヴ教会は元々はフォルトゥンというソグン地方の街にあったが、新しい教会のために取り壊される所をベルゲン市長が買い取り、ここファントフトに移築された。
しかし1992年6月6日、放火によって焼失。
オリジナルのスターヴ教会は失われてしまったが、その代わり新しく再建されたこのスターヴ教会はオリジナルにちょっと手を加え、スターヴを直接地面に打つのではなく、石の土台を造り、その上にスターヴを据えるという方法をとっている。 -
屋根の両端には龍頭がついている。
龍頭はバイキング船の船首、船尾にあったものと同じく魔よけを意味しているそうだ。 -
入口部分や壁、柱に多く見られる彫刻は龍や蛇、北欧神話の架空の動物などがモチーフで、これもバイキング時代の装飾にあるもの。
-
中は真新しい木造で、再建されたことを伺わせる。
とても小さな造りだが、ノルウェーの伝統的な教会を生で見ることができて本当に良かった。
本当はホッペルスタッドのスターヴ教会を見に行くことを計画していたのだけど、日程的に諦めざるを得ませんでした。
ファントフトはオリジナルではないのであまり気乗りしませんでしたが、これでも十分感動に値する経験ができました!!
いつかオリジナルのスターヴ教会に行くことを夢見てます★★★ -
スターブ教会を見た後、さっきのバス停の反対車線で帰りの20番のバスに乗り、再度ベルゲンまで帰ってきた。
まだ15時前なのでフィッシュマーケットで降りずにブリッゲン前で降りて、ブリッゲン前の広い通りに出ていたオープンバーでままと二人生ビールをのんだ★★★(130Nkr)
それから買い物をしてホテルに帰り、荷物をピックアップしてFlybussen乗り場まで出る。
これでベルゲンともお別れかと思うと淋しい。
最後に一枚、フィッシュマーケット方面。 -
16:00ベルゲン発。
ベルゲン空港までの車窓から。 -
17:00空港着。
チェックインは自動チェックイン機で簡単に済ますことができた。
あっけなく中まで来たのでビール(67Nkr×2)とピザ(38Nkr)でかんぱ〜い★★★ -
ベルゲン空港で見つけたトイレ。
どうみても
『うぅ〜もれちゃう!!』
って感じでしょ(笑)
実はこの写真で、4travel4月号の中で佳作を頂きました★★★
ゲートの近くの売店で水やチョコを買ってノルウェークローネを使い切りました。
残金7.5Nkrなり。 -
18:30離陸。
また例の超小型機。
ちょっと傾いているけど飛行機の窓からの一枚。
地平線の辺りは左から右まで一面まっしろ!! -
さっきフィッシュマーケットの端にあるパン屋さん「Baker Brun」で買った菓子パン(20Nkr)をいただきま〜す。
もちろんビールも(35Nkr)★★★
19:30ガトウィック空港着陸。
イギリスに帰って来ました〜。 -
〈おまけ〉
ガトウィック空港からは、ガトウィック・エクスプレス(£16.9)で帰りました。
20:38発、21:15ヴィクトリア駅着。
ここで残念なことに、オイスター・カードを持っていないことに気が付いた。
行きはタクシーだったのですっかり忘れてた!!
今度から気をつけよう!!
せっかくロンドンに帰ってきましたが、明日からはベルギー・フランス旅行に出かけます★★★
続きは『兄を訪ねてイギリスへ、おまけでベルギー編①』に続きま~す!!
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