2010/03/28 - 2010/03/30
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ippuniさん
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2010年3月28日 夜8時20分 マルセイユ。
私はこの時刻、あの景色、旦那の悲鳴、あの時の心臓がもぎ取られたような気分を一生忘れないでしょう。
そして、私の命同様大切なものを奪った彼らを、一生許すことはないでしょう。
*****
去年の12月に新しい仕事を始めた私は、心身共に疲れきっていて、でも契約上、有給を取る事は許されておらず、パリに監禁状態になっていたある日、思わぬ休日出勤で代休をもらうことが出来、やっとの思いでもらった1日の代休ともともとの休みを合わせて2泊3日の短い日程でマルセイユに小旅行に行くことにしました。
とても楽しみで、かなり前からTGVやレンタカーを予約し、以前から行ってみたかったコルビジェの集合住宅に1泊、港の夜景が綺麗なソフィテルに1泊という日程で準備を進めました。
出発の前日も夜中に家に帰ったので、準備があまりできず、ほぼ夜逃げのような状態でTGVの駅に向かい無事に電車に乗り込みました。あとは、着いてから思いっきりこの3日間を楽しもう!と心に決めて。だから着いてから1日だけの予定だったレンタカーを2日に延長してもらいました。
レンタカーの窓口の人は、私たちに何度も、車は常にロックすること、大事なものはトランクに入れておくことと注意をしました。その時私たちは「きっと危険なのね」と軽く思っていました。心のどこかでは、私たちは旅慣れているし、今まで一度も被害にあったことが無かったので、油断していたのかもしれません。
車に荷物を積んで、まずは1日目に泊まる予定のコルビジェホテルに向かい、無事にチェックイン。最初から期待していたわけではないけれど、直感的に思っていたよりも物騒な感じだったので、私も旦那も貴重品は全てバックに入れて持ってホテルを出ました。
ちょうどこの日はサッカーで何年ぶりかにマルセイユのチームが勝ったそうで街中は人でいっぱい。そんなことも知らずに私たちはその人ごみの中に入ってしまい、身動きがとれず、やっとの思いで抜け出しました。それで、この日は観光を諦めて、いくつかマルセイユの中心以外の場所を見て周ることにしました。今思えば運転中何度も危険なことがありました。人ごみで前のガラスを叩かれたりとか、薄暗くなったロンシャン宮で一人で車を降りて写真を撮りに行ったりとか。
なんとなく不安な気分、なんとなく物騒な町の雰囲気、なんとなく落ち着かない感じ。海外旅行に慣れていればいるほど、この「なんとなく」という直感をもっと信じればよかったのです。今回の事件は、私たちの直感を自分らが無視した、その報いとも言えます。
カージャックにあった経緯は、本文に書きましたのでここでは省略します。
後悔しても何しても、もう取り返しのつかないこと。
盗まれたものの中には、パスポートやフランスの滞在許可証、日本の免許証、フランスの免許証、多数のクレジットカード、小切手や現金などを含めて約400ユーロ(5万円強)、手帳やお守り、日本の携帯電話、家の鍵、帰りの列車のチケットやホテルのバウチャー、その他もろもろと、そして、私の命に代えられるほど大事なもの。
今でもあの現場、あのときの様子がスローモーションで頭を過ぎります。強盗5人組。周囲の人は私たちが生きていただけでも喜ばなければならないと言います。確かにそうかもしれません。でも私は今後一生復讐心を抱きながら心の中のぽっかり空いた空間を埋めることも無く生きていかなければなりません。私の代わりにさらわれてしまった・・・・・それを考えるだけで息が吸えないほど苦しいです。
カージャックに会った後、数件の警察を回り、どこも相手にしてくれず、日本大使館のホットラインに連絡してマルセイユ領事に助けを求めました。とても良い領事で夜遅いのにホテルまで来てくれることになり、ホテルに戻り領事と会って部屋に戻ってからメールをチェックしたら、1通のメールが来ていました。そのメールには「あなたの財布を拾った」という英語の一文と、旦那の所属や名前が書かれたものでした。財布の中に身分証など一切入っていなかったのに、どうして旦那のメールアドレスが分かったのか、分かりません。本当に良い人かもしれないし、犯人の仲間で私たちの姿格好を確かめたかったのかもしれません。疑わしいことは一つ二つではありませんでしたが、警察や領事にこのことを伝えながら危険を覚悟でその人に会うことにしました。その後の経過についてはこちらに載せるのは控えさせていただきます。
最後に今回私たちを助けてくれた人々に、本当に心から感謝します。
夜中に見ず知らずの私たちのためにホテルまで来てくれて、ポケットマネーでお金を貸してくれたマルセイユ領事の方、前日から何も食べていない私たちに快く朝食を準備してくれてお金を受け取らなかったコルビジェホテルのスタッフ、そしてホテル代が払えなくて困っている時に自分のクレジットカード番号などを教えてくれた旦那の同僚、チケットなしでパリ行きの列車に乗り事情を話したら理解してくれた検札のおじさん、そしてしばらくの間の食料として保存食を供給してくれた領事館の人々、鍵をなくしてしまったので家に入れない時にすぐに対処してくれた大家さん。
一瞬冷たそうに見える日本のお役所やフランス人の人々ですが、本当に困ったときは助けてくれると言うことが分かりました。
これからマルセイユや南フランス、パリを旅行される方、本当に気をつけてください。後から分かった事実ですが、パリに住んでいる知り合いの中で、強盗や空き巣、スリなどの被害を受けたことが無い人がいません。全ての人がなんらかの形でやられているのです。そして知り合いのお母さんもニースの高速道路でカージャックにあったとのことでした。赤信号で信号待ちをしているときに助手席のガラスを割ってバッグをひったくって行ったとか、道を聞くふりをして運転手に話しかけ別の仲間が後ろの扉を開けて車の中のものを持っていくとか、そんな事件が頻繁に、本当に頻繁に起きています。私も今回やられるまでは、人事でした。
領事館の人は、「ここはもぐらたたきみたいなもので、出れば打たれる」とまで言っていました。
第二の被害が起きないことを心から祈っています。
追伸:なんだかまだ心の整理が出来切れておらず、文章が上手く書けていませんが、そのうち徐々に直しておきます。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー
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-
TGVでパリから約3時間でマルセイユの駅に到着。
仕事の疲れと、パリのどんよりした寒々しい気候から解放されて電車から降りた途端に一気にバカンス気分になりました。
バカンス気分とは裏腹に駅構内は銃を持った軍人たちが常に巡回していて、軍人たちは銃の引きがねを引いていつでも打てる状態でした。 -
駅でレンタカーをして、とりあえず荷物を置きに今日の宿でもあり、今回マルセイユを訪問した理由でもあるコルビジェの集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」へ向かいました。
*駅でレンタカーを借りるのが第一関門だと聞きました。駅のレンタカー駐車場での盗難被害が頻発に起きているということです。 -
私たちが予約したお部屋は海の見えるシービューのお部屋。
1泊目は、この建築に宿泊することが目的だったので贅沢はいえません。広さは十分であるものの、必要最低限の家具のみ揃っています。バスタブはありません。キッチンはありますが、使用は出来ず、持ち運びの出来る携帯用電気コンロがあったのでもし鍋などがある場合は簡単な調理が可能なのでしょうか(?)。 -
ベランダ付きのお部屋でした。
シービューのコルビジェホテルでは一番高いお部屋(1泊125ユーロ)ですが、海と言っても少し距離があるので、水平線がうっすら見える程度です。
それに、シャワーをしたときに途中からお湯が出なくなり、寒いのに水シャワーをしました。その上に、水が流れにくくどんどん足元に水が溜まってしまいました。 -
まぁ今回はコルビジェの建築に宿泊するというのが目的の一つだったので、それも良しとしましょう。
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ベランダからの風景です。
マルセイユ郊外の普通の住宅地といった感じでした。 -
お部屋の中。
ホテルと言うよりは、本当にお部屋の一室を借りている感じです。 -
キッチン
実際に機能していればとても開放感のあるキッチンだと思います。 -
トイレットペーパー。
これはあまりコルビジェとは関係ないですね^^; -
廊下。
アパートの一室といった感じだったので鍵も頼りなく、なんとなく貴重品は全てバッグの中に入れて持って出ました。
それがいけなかったんですね・・・(その理由は後ほど)。 -
出入り口前のロビーです。
お洒落だけど、日当たりはあまり良くないです。 -
この日夕方にコンサートが行われるようです。
少し気になっていたので、コンサートまでに帰っていればあんな事件は避けられたのに・・・。 -
よく見ると、日本人のアーティストの名前が・・・。
でもこの関連性がよくわかりませんが。 -
外から見たユニテ・ダビタシオン。
風は強かったもののお天気は快晴です。 -
まずは、駅に向かって駅のマックで遅めのお昼を食べました。
本当はマックは出来るだけ避けて通りたい食事のうちの一つなのですが、旅行中だし、普段旦那に我慢させているから今回だけは多めに見て・・・。 -
駅の外からまずは町並みを見てみました。
そしてとりあえず遠くに見えるあの教会に行ってみることにしました。 -
駅
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郊外に抜ける道だったので比較的容易に辿りつきました。
無料の駐車場があったので、上まで車で来ることが出来ました。 -
結構な小高い丘の上にあるので、景色はとてもよかったです。
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私たちはここでは大丈夫でしたが、本当はここも治安の悪い場所の一つだそうです。
スリや引ったくりなどに加えて、駐車場に車を止めて、戻ってみたらトランクが空だった・・・などと言ったこともかなり頻繁に起きているそうです。
車で行かれる方は、気を付けてください。 -
とても美しい景色・・・とは言えないものの、山あり海ありの開放感のある景色です。
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教会の中
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やはり蝋燭の光はとても暖かいですね。
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とてもマルセイユらしい内装の教会です。
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外のお天気が良いので、ステンドグラスの光が壁に映ってとても綺麗でした。
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中でオルガンの練習をしていたので、しばし座って休憩。
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あちこちに船の模型がぶる下がっています。
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床
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階段を上る180度のパノラマが見られます。
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ここまで歩いて来るのはちょっと大変ですが、もしレンタカーなど車があるのでしたら是非ここに来ることをお勧めします。
マルセイユで一番景色が綺麗な場所の一つだと思います。
ただし、安全対策はしっかりと・・・。 -
サマータイムに変わった第一日目の夕方。
夕日が沈む頃の港はどことなく情緒があるものです。治安が良い悪いは別として。 -
このあと、写真に写っている風景の中で私たちに恐ろしい事件が起こるなどとはこのときは予想もしていませんでした。
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でもなぜか、バカンスに来ているのに、これから3日間は仕事をしなくてもいいのに、ただただ楽しめばいいのに、私も旦那も心のどこかで不安な気持ちがあり、なんだか腑に落ちない気持ちでいっぱいでした。
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最初は私たちってあんなにパリが嫌いだったはずなのに、もうパリに戻りたいのかなぁ?とか思ったりもしていましたが・・・。
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きっとTGVの駅を降りてレンタカーで迷い込んだアフリカ系の移民の地域や、アラブ系の移民の地域の殺伐とした、決してフランスとは思えないあの雰囲気に、少し動揺していたのかもしれません。
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バカンス楽しもう!という気分より、なんとなくしんみりした気分。
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少しでも綺麗な景色を見つけようと、無意識に努力をしていたようにも思います。
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もしかしたら、今まで仕事をしつつも写真を撮ったり旅行をしたりドライブしていたりといった生活が日常だったのに、ここ5ヶ月ほど、私も旦那も仕事ばかりで、パリに監禁状態だったし、心身共に疲れきっていたので、楽しみ方を忘れてしまったか、もしくは、バカンスなんて来てしまっていいのだろうか?といった不安感だったのかもしれません。
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旦那がお腹がすいたというので、日が沈む前にロンシャン宮を見てから夕食を食べることにしました。
写真はロンシャン宮へ向かう道です。
今更後悔しても仕方がありませんが、ロンシャン宮に行かなければ、この事件はもしかしたら起きなかったかもしれません。おとなしく、旦那のためにすぐにどこかのレストランに向かっていれば・・・。 -
一方通行のお陰で何度か同じ道をぐるぐる周りました。
まだまだこんなに明るいのに、街中は静まり返ってデッドタウンのようでした。
雰囲気の悪さを感じて、車を道ばたに止めて、旦那は降りずに車の中で待機して、私だけちょこっと写真を撮りにロンシャン宮の入り口付近に行きました。 -
-
あまり綺麗ではない池だけど、やっぱり水に映った建物は綺麗に見えますね。
夕暮れ時であまり治安が良さそうではなかったので、早く旦那の乗っている車に戻りました。
もしかしたら旦那の後部座席に置いておいたポシェットは、このとき既に旦那に気づかれずに盗まれていたのかもしれません。 -
ロンシャン宮を後にして、いよいよ旦那のためにどこかレストランに入ろうと旧港付近に向かいましたが、これといって入りたいお店が見つからず、旦那のいらいらもピークに。ああでもない、こうでもない、と軽い口げんかをしつつ、道に迷い、とりあえず、港沿いのパーキングに車を止めました。その時、私たちの前を走っていた車がいきなりストップして私たちが駐車した後、わざわざバックをして私たちの車の真横にぴったり車を止めたのですが、そんなことは気にもしませんでした。
私たちが駐車をして外を見ると、夜景が綺麗だったので、思わず私はリュックを車に置いてカメラだけを手に持って写真を撮りに車の外へ出ました。旦那は運転席に座ってシートベルトをしたままでした。
写真を撮っているといきなり旦那の悲鳴が聞こえました。振り返る1秒くらいの間にも何か良くない想像が頭を過ぎりました。旦那が何かを言う前に、私は動物的直感で車の中を覗き、車の中には旦那以外全ての物がなくなっているのを確認し、辺りを見回しました。そして笑みを浮かべながら私の顔を見て走り去って行く少年の姿と、対向車線側で待機していたオートバイ2台(ヘルメットをかぶった3人)を発見しました。後を追おうとしましたが、時すでに遅し。少年がオートバイに飛び乗ってしまったので、私は慌てて旦那の乗っている車に戻り、オートバイを追いました。
その姿を私たちの真横に車を止めたおばさんが外へ出て、とても大きな白い袋を抱きかかえながら食い入るように見ていました。
旦那も私もその病的(麻薬中毒者っぽい)なおばさんと数秒間(かなり長い時間のように感じました)見つめあいました。私は「そばで見ていながらなんで助けてくれないの?」という気持ちで見つめていたのです。
今考えるとそれが罠だったのです。
私たちは当然逃げていく4人組に目が行ってしまいましたが、よく考えてみると走って逃げていく少年は一人で、しかも小柄で、彼が重たい私のバックや旦那のバックなどを一人で持って逃げたとしたらそのバッグが見えたはず。私のリュックは目立つ黄色一色だったので。しかもそんな重たいバッグを持って逃げながら振り返って笑みを浮かべることなんて出来なかったはずです。でも私の目にはバックは見えず、少年の体しか見えませんでした。
きっと少年は車にあった全てのものを盗んだ後に、真横に止めてあった車に入れたに違いありません。もしくは、あのおばさんの抱きかかえていた白い袋の中に私たちのバッグが入っていたに違いありません。そして、私たちの行動をグルであったおばさんがじっと見つめていたのです。私たちはまんまと彼らが意図していた通りに動いてしまったというわけです。
それにしてもとても巧妙な手口でした。通りすがりのスリや置き引きではありません。相手は組織ぐるみのプロです。彼らはほんの数秒に私たちの全てを持って行きました。
この写真が事故現場のリアルタイムで撮った写真です。 -
その後、近くにあった警察署に行きましたが、なぜかもう閉まっていて、近くにあったホテルのフロントの人にまだ開いている警察署の場所を聞きそこへ向かいました。そうしたら、そこの警察署の人たちは私たちに「何がしたいの?盗まれた?だから何?」といった感じで全く話を聞こうともしてくれませんでした。きっと警察もぐるに違いありません。もしくは、あまりにも被害が多すぎてもう感覚が麻痺しているのでしょうか。
困った私たちは在仏日本大使館のホットラインに電話をしてマルセイユ領事に連絡を取ってもらい、マルセイユ領事に一部始終を話しました。マルセイユ領事に「その警察署とは手を切るように」言われ、とりあえず領事がホテルまで来てくれると言うのでホテルに戻りました。といっても運転免許証も取られてしまったので、無免許運転です。警察に無免許で運転しても良いか聞きましたが「大丈夫だと思うよ。」と言われただけ。でも1ユーロも持っていない私たちには無免許運転しか方法がありませんでした。警察は1ユーロも貸してくれないと言ったので・・・。この時既に夜11時半頃。こんな遅い時間なのに、領事はホテルまで来てくれて私たちにポケットマネーで200ユーロ貸してくれました。そして翌日在マルセイユ日本領事館で色々な手続きをすることになりました。
マルセイユ2日目は、日本領事館でパスポートの再発行やら領事館近くの警察署で事故申告をするやらで1日が終わってしまいました。2日目に泊まるホテルは、ソフィテルマルセイユです。私たちは、全てを失い、借りたレンタカーと、旦那と私の身柄、そして新しく作られた私のパスポートと領事が貸してくれたお金(総計300ユーロ)と領事館で供給してもらった数日間の食料のみ。
なんとか2日目に泊まるソフィテルホテルに到着し、震えが止まらないまま3日目の朝を向かえ、少しでも力を付けるためにホテル代に含まれていた朝食ビュッフェに行き、吐き気と震えを堪えながらかろうじて食事をし、もう一度事故現場に向かい、パリに戻るべく駅へ戻りました。
パリに帰る直前に、28日の事故現場で私たちが見たもの・・・それはここでは言及を控えさせていただきます。犯人は犯罪現場に戻ってくる・・・。
3日目のマルセイユは、強風と暴風雨で港は大荒れ。私の大切なものは今どこでどうしているのでしょう。きっとこの冷たくて強い雨に打たれているかもしれないし、汚らしいマルセイユのゴミ箱に入っているのかもしれません。19年間常に一緒だった大切なもの・・・。
皮肉です。
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この旅行記へのコメント (24)
-
- ホーミンさん 2013/03/16 13:55:01
- お二人がご無事でよかったです!!!
- ippuniさま
こんにちは。
心構えをして読んだにもかかわらず、かなりショックな内容でした。
パスポートや貴重品をとられただけでも一大事なのに、命より大切な19年も一緒だったものまで奪われて・・・。
なんと言葉をかけていいのやら、わかりません。
大きな恐怖と不安であったでしょうね。
本当に腹立たしいです。
でも、お2人がご無事で本当によかった!
これはもう、何よりです!!!
今は気持ちの整理が、いくらかつきましたか?
そうであって欲しいです。
大変なご経験を旅行記にして頂き、これからの旅行者にも警鐘となったと思います。
先月同僚が同じところを旅行してきましたが、何もなくて良かったです。
フランスに憧れる日本人って多いですが、怖いところなんですね。
もちろんいい場所もいい人も、いっぱいいるのでしょうが。
領事館の人やホテルマン、ご主人の同僚に大家さんなど、助けて下さった人がいて本当に良かったです。
- ippuniさん からの返信 2013/03/18 17:31:57
- RE: お二人がご無事でよかったです!!!
- ホーミンさん、こんにちは^^
マルセイユの事件に興味を持って読んで下さってありがとうございます。
出来るだけ多くの方に読んで頂きたかったので本当に嬉しいです。
あの時の風景や空気の匂い、感情などはしっかりと今でも覚えています。
事件の直後フランス人同僚たちに「犯人を許すんだ、でも事件のことは忘れてはダメだ」と言われました。
私も旦那もその逆(事件は早く忘れて犯人を憎む)は出来てもこの言葉を実行するのは難しかったです。
ここでまたフランス人とのメンタリティとの違いを感じたりもしました。
が、今となっては少し考えも変わり、「盗まれる方が悪い」と思うようになりました。
日本人にはなかなか理解できない内容だと思います。
だから私に出来ることは、可能な限りたくさんの方に治安情報を発信して被害を減らすこと、と思っています。
そうは言っても失ったものの大切さはお金には変えられません。
あの時は犯人と交渉できるのならいくらでもお金は支払うから奪ったものを返して欲しい、と願っていました。
犯人からの連絡やもしかして誰かが拾ってくれるかもという淡い期待を抱いて引っ越しをせずにいました。
が、パリの自宅前でまさかの2度目のカージャックに遭い、旦那の精神的被害が大きくて、引っ越しました。
パリ、マルセイユはみなさんが思っているよりずっと怖い場所だと思います。
でも日本からいらした観光客の方を見かけると嬉しくなるのでたくさん来てほしいという気持ちもあり複雑です。
ippuni
-
- ショコラさん 2010/05/12 11:48:08
- ああ、そんなことがあったなんて・・・
- ippuniさん、
久しぶりにこちらにお邪魔して、言葉を失ってしまいました。
まさかそんな目に遭われていたなんて……。少し気持ちが落ち着かれているといいのですが……。
失われたものの大きさは計り知れませんが、ippuniさんご夫妻がご無事でよかったと心から思います。
旅行記を作成されるのはとてもお辛かったと思いますが、これからマルセイユへ行かれる方々にとって本当に貴重な旅行記です。
わたしは10年前にマルセイユへ行きましたが、旅行記を拝見して、そのときよりももっと治安が悪くなっているように感じました。ippuniさんご夫妻が感じられた「なんとなく落ち着かない感じ」というのは、実はわたしもそのとき感じました。今まで見てきたフランスの雰囲気とあまりに違い、また、町の人々の目つきにも不安を覚えました。
その不安は当たり、マルセイユで泊まったホテルで、外出から部屋に戻ってみると、部屋のドアが半開きになっていて、鍵をかけていたクローゼットも開いていました。幸い盗られたものはありませんでしたが――というか貴重品は持って出ていたので、盗るものがなかったのだと思います。ホテルにクレームを言ったら、「客室係りが鍵を閉め忘れたのでしょう。何も無くなってないのでしょう? なら問題ない」と言われました。100歩譲って閉め忘れたとしても、クローゼットの鍵まで開けるはずはないですよね。泊まったホテルは4つ星でしたが、星の数は必ずしも安全性とは比例しないとこのとき感じました。
ippuniさんが春にマルセイユへ行かれるご予定と伺ったとき、このことをお話しておけばよかったと後悔しています。ごめんなさい。
ippuniさんの心の傷を時が癒してくれることを願っています。
ショコラ
- ippuniさん からの返信 2010/05/15 05:23:06
- RE: ああ、そんなことがあったなんて・・・
- ショコラさん
こんにちは。
ご無沙汰しております。
ショコラさんもマルセイユで良くない思い出があるんですね。
私もホテルのそういう情報を耳にしたことがあります。
5☆のホテルでも外出から帰ってきたら綺麗さっぱり荷物がなくなっていたという話を聞いたことがあります。だから、本当に用心していました。最初に泊まったホテルでは貴重品は全て持って出ました。まぁそれで外で全部盗まれてしまったから意味がなかったんですけどね。2日目のホテルは高級ホテル(ソフィテル)でしたが、それでも事件の後だったので、誰かが入ってくるのではないかと怖くて震えながら過ごしました。
マルセイユはどうしてこんなことになってしまったのでしょう・・・。
本当に残念で仕方がありませんし、このままにしておいたらいけない気がしてなりません。本当にフランスじゃないみたいですよね。とはいえ、パリも犯罪率ではマルセイユ以上なのでどこにいても気をつけなければなりません。
心の傷は徐々に癒されているような気がしますが、癒されてはいけないという気持ちもあり、とても複雑な気持ちです。大切なものを失ったと言う事実には変わりはありませんし・・・。はっきり言えるのは、犯人を絶対に許さない、という気持ちです。
ショコラさんも旅先では気をつけてくださいね。
ippuni
-
- くまのみホヌ子さん 2010/05/07 20:30:02
- 読んでいてもショックが伝わって・・・
- はじめまして、ippuniさん
あしあとの履歴から訪問してみました。
マルセイユの悲劇って何が起きたのだろうと読みすすめていくうちに、
ippuniさんのショックが伝わってきて、こちらまで憤慨と動揺を抑えることができませんでした。
ここまで、気持ちを整理して文章にするにはそれなりの時間の経過と努力が必要だったことでしょう。
海外旅行にどこか慣れてしまっている日本人にとって、この情報は、ふと我に返って安全対策を見直すいい警告になったと思います。
よくぞ書いてくださいました。
窃盗で命はとられなかったとはいえ、大切なものを盗まれるというのは、その思い出も盗まれたような気分だったことでしょう。
月並みな言葉しか思いつきませんが、ご無事で何よりです。
のみホ
- ippuniさん からの返信 2010/05/08 05:47:57
- RE: 読んでいてもショックが伝わって・・・
- くまのみホヌ子さん
はじめまして。
マルセイユの旅行記を読んでくださってありがとうございます。
そうですね、最近日本人の多くの方々が色々な国に旅に出ていますよね。
私も、今回の事件が起こるまでは、周りからどんなことを言われても、インターネットでどんな記事を読んでも、全て人事のように聞き流していました。百聞は一見にしかずと言いますが、こういった悪い事件だけは、百聞で済んで欲しいものです。本当に、心から、こう言った被害を受ける方が今後出てこないことを祈っています。
奪われたものの重大さは計り知れませんが、もう戻ってきません。
手遅れになる前に自分自身がもっと気をつけていたら・・・と後悔ばかりです。
「ここは日本ではない」というのは、「日本のように安全ではない」という意味もありますが、何かあったときに「警察は日本のように動いてくれない」、「周囲の人の考え方自体が違う」など色々な深い意味が含まれていると思います。
このショックをどうすればよいものか・・・迷宮の中に彷徨いこんでしまったような気持ちです。
ippuni
-
- waterlilyさん 2010/05/06 17:37:06
- とても驚きました。
- ippuniさん、こんにちは。
このところ少し4トラベルを訪れる時間が少なくなってしまっていたのですが。
久し振りにジヴェルニーの文字を見つけてお邪魔しましたら、マルセイユの事件という文字を発見しとても驚きました。
大変な思いをなさったのですね。
読んでいる私まで息が止まりそうになるくらい胸が苦しくなってしまいました。
読み終えた今も胸がドキドキしています。
ましてippuniさん御夫妻はどんなに怖い思いをなさったことでしょう。
でも、それでも、ippuniさん御夫妻が御無事で本当に良かった。
ippuniさん、御無事でいてくださってありがとう。
そして、こんなにお辛い経験をよく頑張って書いてくださいました。
多くの旅行者にとって貴重な警告となることと思います。
失ったもののことを考えると心から楽しむことはとても難しい状況でした、
という一文、お気持ちよ〜く解ります。
辛い時って、どんなに美しいものを見ても、美しいが故にかえって辛くなることってありますよね。
なかなか癒えることの無い出来事と思いますが、でも少しずつでもippuniさんがお元気になられますようにと祈る思いでおります。
どうか元気出してくださいね。
- ippuniさん からの返信 2010/05/07 06:29:47
- RE: とても驚きました。
- waterlilyさん
こんにちは。
メッセージありがとうございます。
普段なら旅が終わったと同時に旅行記を仕上げるのですが、今回ばかりは、あの事件を旅行記にするのに時間がかかってしまいました。まだ心が完全に落ち付いたわけではないので、文章が未完成なのですが、徐々に直していくつもりです。
強盗にあったときは、「怖い」という気持ちは全くありませんでした。ただただ、目の前で、自分の命より大切なものがさらわれていく様子を心臓がもぎとられるような思いで見つめることしか出来なかった自分が憎くて憎くてたまりませんでした。1時間、2時間、3時間・・・と時間が過ぎ、ホテルの部屋に戻った瞬間に体が震えだして、怖くなりました。犯人は今の家の住所も知っているし、鍵も持っている。そのことを考えただけで今も家にいるのが怖いです。外出するときは、いない間に泥棒が入って、もしかしたらもう家の中のものたちとは二度と会えないかもしれない、と思いながら家の鍵を閉めます。
こんな生活が今もなお続いています。
さらわれた私の分身は、今どこでどんな目にあっているのだろう・・・そう考えると、美味しいものを食べても美味しいと感じてはいけない、楽しいことがあっても私は楽しんではいけない、私はもう幸せになってはいけない、と思ってしまいます。事件が起きたのは3月28日。あと少しで、春の匂いやお花の香り緑に染まったパリの町を一緒に見ることが出来たのに・・・と思います。
全く探そうとしてくれない警察などはもう当てになりません。もう少し時間が経ったら、もう一度マルセイユに行ってみようと思っています。
ippuni
-
- ishicameraさん 2010/05/05 16:52:05
- びっくりしました。
- ippuniさん こんばんは。
旅行記を読んで本当にびっくりしました。
とっても、大変な目にあったんですね。
さぞ、恐ろしかったろうと思います。旦那さまも、とっても怖かったでしょうね。
マルセイユは治安が悪いと聞きますが、本当なんですね。
手口が手慣れていて、常習なんでしょね。
しかも、警察の態度にはびっくりしました。
とっても悲しいことですね。
失ったものや、感じた恐怖は、なすすべはないと思いますが、気を強くもって、旦那様と二人でこれからのフランスでの生活で、良い思い出をたくさん作ってくださいね。
今後、マルセイユに行かれる方にとっても、とっても有益な情報になったと思います。私も改めて、旅する時に気をつけようと思いました。
勇気を出して書いてくれてありがとう。
元気だしてくださいね。
ishi
- ippuniさん からの返信 2010/05/07 06:14:11
- RE: びっくりしました。
- ishiさん
こんにちは。
書き込みありがとうございます。
マルセイユは噂では聞いていたものの、本当に治安の悪い場所でした。
駅を降りてすぐ治安の悪さを実感できるほどでした。
毎日毎日犯罪が尽きないから警察も感覚が麻痺しているんでしょうね。
もしくは、犯罪者やマフィアとグルなのかもしれませんね。
> 失ったものや、感じた恐怖は、なすすべはないと思いますが、気を強くもって、旦那様と二人でこれからのフランスでの生活で、良い思い出をたくさん作ってくださいね。
本当に失ったもののことを考えると・・・。19年間ずっと一緒だったので、喪失感がかなり大きくて心配です。これからの人生なんて私にあるのだろうか?とまで考えてしまっています。
マルセイユはカランクなどの入り口でもあり他の南仏を旅するときの拠点にもなる都市なので、これからの季節、特に多くの人が訪れるだろうと思います。被害にあっているのはアジア人だけではなく、ヨーロッパからの観光客や現地の人も被害にあっているので、観光客が増えれば増えるほど彼らの仕事も増えるでしょう。絶対にやられないように気を付けて欲しいものです。あんな奴らに大切なものを奪われるなんて、考えただけでも怒りがこみ上げてきます。
ishiさんも安全な旅をしてくださいね。
ippuni
-
- ウサギさん 2010/05/04 21:05:45
- こんばんは。
- ippuniさん
大変なことがあったのですね。
皆さま同様、体に何も無くてほんとうに良かったと思います。
被害に遭われる前の写真を拝見していると、どんなにippuniさんがこの時間に戻りたいと思っていることだろう、と苦しくなります。
文章を追うだけのわたしですらそう思うのだから、どんなにippuniさんが辛いかと想像に余りあります。
ippuniさんほど旅慣れてはいませんが、
わたしも海外に行くたびに「何もない」のが当たり前になってしまって、
油断の気持ちが大きくなっています。
この旅行記で改めて、用心が肝心、と実感しました。
そう、旅は楽しいだけじゃないですよね。
心に残る旅行記をありがとうございました。
そして、ippuniさんと旦那さまが、早く穏やかな心に戻られますように。
ウサギ
- ippuniさん からの返信 2010/05/05 03:52:07
- RE: こんばんは。
- ウサギさん
こんにちは。
メッセージありがとうございます。
本当に、あの時に戻れるのなら、戻りたい・・・
タイムマシーンがあるのならあの時に戻って過去の私たちに
あの場所へは行かないように伝えたい・・・
何度そう思ったことかわかりません。
今でもその気持ちでいっぱいです。
今回失くしたものが、私の人生にとってとても大切なものだったので
まだ間に合うのなら犯人に会って、全財産を手渡してでも返して欲しい、
そんな気持ちでいっぱいです。
「街行く人は全て犯罪者の可能性がある」
いつもそう思っていたのに、何故油断してしまったのか・・・。
後悔してもどうしようもないのに、後悔の嵐です。
ウサギさんも旅先では気をつけてくださいね。
ippuni
-
- Noririnさん 2010/05/04 20:53:46
- 少しは気持ちが落ち着いてきましたか?
- ippuniさん こんにちは
大変な出来事をこうして旅行記に・・・
自分の心にとどめておくには辛過ぎる出来事でしたね。
文章にする事で、同じ悲しみを持つ人が1人でも少なくなればと思います。
負った傷を癒すのに時間が掛かるかも知れませんが
お二人が無事であった事に感謝しています。
雪解けと一緒に悲しみも消えてしまえば良いのに。。。
Noririn
- ippuniさん からの返信 2010/05/05 03:38:26
- RE: 少しは気持ちが落ち着いてきましたか?
- Noririnさん
メッセージありがとうございます。
本当に今回の事件は予想もしていない衝撃的な事件でした。
二度と忘れることはないと思うし、忘れてはならない気がします。
悔しくて悔しくてたまりません。
準備を万端にして、近いうちにまたマルセイユに行きたいと思っています。
あの場所がきっと彼らの縄張りでしょうからきっと現れるはずです。
旦那のためにも、今は日常の生活を取り戻そうと必死です。
どうすればよいのか、私にもわかりません。
自分の気持ちがどうであれ、周りの人に迷惑をかけないようにするのが
今の自分に出来る精一杯のことだと思っています。
気晴らしに友人に誘われてあれから何度かパリ市内を散策しているので、
そのうちにまた旅行記に載せますね。
ippuni
-
- 迷子さん 2010/04/26 00:09:57
- ああ・・・・・
- 久し振りにお邪魔したら・・・・・
なんと言ってお慰めしてよいのか、
大変な目に逢われていたんっすね。
想像付かないほどの恐怖と不安であったことでしょう、
でも、お2人がご無事で本当によかった!
今しばらくは気持ちの整理もままならず
お辛いでしょうが、少しでも癒されることを願っていますだ。
大変なご経験を旅行記にして頂き
(製作中もお辛かったでしょうね)
これからの旅行者にも警鐘となったと思います。
顔も見えないサイトの世界だけど、
ここにもippuniさんを励ます仲間が一杯いるョ。
早く元気なお気持ちになってね!
- ippuniさん からの返信 2010/04/29 07:18:26
- RE: ああ・・・・・
- 迷子さん
メッセージありがとうございます。
本当にとても辛い経験でした。
幸い仕事中や人と会っている時は普通にしていられますが、
やはり家に帰ると失ったものの喪失感や悔しさ、怒り、後悔
などでやるせない気持ちになってしまいます。
住所も知っていて家の鍵も持っている犯人がもしかしたら
パリまで来るかもしれないという恐怖感を抱きつつも、
もしかしたら失った私の大事なものが、フランス中を旅して
うちに戻ってくるかもしれないと言う淡い期待のために
引越しも出来ません。
迷子さんのおっしゃるとおり、お会いしたことがない方々から
励ましのお言葉をたくさんいただいたり、お誕生日には
メッセージを頂いたり、旅行の楽しさを一緒に味わって頂いたり、
本当にたくさん励まされています。
旅行には行けても、もう二度と楽しい旅行記を書く自信が
正直言ってありませんが、それでも記録としてでも
残していきたいと思っています。
本当にありがとうございます。
ippuni
-
- おでぶねこさん 2010/04/25 12:30:05
- 元気をだして。。。
- ippuniさん、びっくりしました。
本当に大変な思いをされたのですね。
でもお怪我も無く、お二人がご無事で
本当に良かったです。
なくされたものは単に物ではなく、
色々な想いが詰まったものたちだったことでしょう。
どれほど心が痛んだことでしょう。。。
どれほどの恐怖だったことでしょう。。。
なんだか涙が出てきました。
きっとこういうことは誰のそばにも転がっている危険なのでしょうね。
身の引き締まる思いです。
お二人が元気に戻って来れたことは
きっと不幸中の大きな幸い。
たくさんの優しさもippuniさんご夫婦のお人柄でしょう。
心の傷が少しでも癒されるよう
祈っていますね。
どうぞ、元気を出してくださいね。
おでぶねこ
- ippuniさん からの返信 2010/04/29 06:59:07
- RE: 元気をだして。。。
- おでぶねこさん
メッセージありがとうございます。
まだまだ心の整理も出来ていないし、
失くしたものの喪失感に耐えられない気持ちですが
なんとか普段の生活をしながら今後どうするべきか、
色々と考えています。
現在パリでは、(私は観光に携わる仕事ではありませんが)
毎日のように日本人による被害届けが出されています。
考えられないような頻度です。
モラルなどといった言葉などは全く存在していません。
残念な現実です。
貧乏な人がお金を持っている人からお金を奪い取ること、
そのこと自体がパリではそれ程悪いことだとは思われていません。
ここにいると、何が正しくて、何が間違っているのか、
正義とは何か・・・時々分からなくなります。
色々とご心配してくださってありがとうございます。
またそのうち楽しい旅行記を書けるようになることを祈りつつ・・・
ippuni
-
- ちゃむたさん 2010/04/22 21:01:47
- 言葉がありません・・・
- ippuniさん、久しぶりに旅行記を拝見しにやって参りました。
そして、新着旅行記を開いたら・・・
“何?これ…?”
夢中で読み進め、事態を理解しました…
“何かコメントを!”と思ったのですが、なかなか言葉が出てこなくて…すごく時間だけが経ってしまっています。
それにしても、よくぞ思い切って旅行記をアップされました!これだけの心がズタズタになる事件があったら私なんかどうなってしまうだろうか…手元に残されたカメラでさえ触れないかもしれません…
どんな気持ちの中でこの旅行記を綴られたのか…辛いながらも、絞り出すように…コメントを載せて行くippuniさんを思うととても苦しいです。
上手く言葉が出てこないのですが・・・
こんな辛い体験を話していただいて感謝します。
表現が下手でホントにすみません…
少しづつでもippuniさん、そして旦那さまの心の傷が癒されます事を切に望むばかりですm(__)m
ちゃむた
- ippuniさん からの返信 2010/04/23 07:02:54
- RE: 言葉がありません・・・
- ちゃむたさん
旅行記を見てくださってありがとうございます。
何度読み返しても言葉が上手くまとまらず、状況を正しく理解していただくのが難しいかとは思いましたが、一刻も早く記録に残しておきたくて無理やり作りました。徐々に訂正&付けたしをしてもっと正確な旅行記を仕上げたいとは思っております。
おっしゃる通り、手元に残されたカメラを手放すことも出来ず、今まで常に持ち歩きながらも中に納まっている写真を見返すのには時間がかかりました。
本当に大切なものを失ったときは、恐ろしさでも怒りでも悔しさでもなく、ただただ体の一部が故障してしまったように震えが止まりませんでした。そして胸が締め付けられるような思いは今もまだ残っています。犯人は家の住所も知っていて家の鍵も持っている・・・そう考えただけで毎日毎日が恐ろしくてたまりません。
後悔し出したら限がありません。なんでマルセイユに行ったんだろう?なんでレンタカーをしたんだろう?なんであの時間にあの場所へ行ったんだろう?なんでそんな大事なものを車に残して私一人で降りたんだろう?なんで私は最後までマルセイユ中を探し回らなかったんだろう?・・・全て自分のせいです。
こんな暗い旅行記でしたが、最後まで読んでくださって、私の気持ちを少しでも理解してくださって、本当にありがとうございます。
ippuni
-
- 夏への扉さん 2010/04/22 01:23:29
- びっくりしました。
- ippuniさん、
旅行記の題名から歴史上の出来事を想像していたので、びっくりしました。
3月28日ですか。それで今日UPされたということは、やっとその時の
ことを振り返れるところまで心が回復されたんでしょうか。
でも書いてあることの他に、まだ大変な事や謎めいた事があるんですね。
何でも、慣れた頃がかえって危ないというけれど、
あとから思うと危なさそうな、何かおこりそうな直感があったんですか。
私も最近、旅慣れて自信がついてきたので、この夏は一人旅を
決行することにしました。
冒険だ!チャレンジだ!と浮かれていたんですが、それはそれとして、
ippuniさんの悲劇を心に刻んで、旅しようと思います。
貴重な教訓の旅行記、ありがとうございました。
忘れる事はできなくとも、少しでも心が軽くなることを祈っています。
なつ
- ippuniさん からの返信 2010/04/22 05:58:55
- RE: びっくりしました。
- 夏への扉さん
早速見てくださってありがとうございます。
一刻も早く、一人でも多くの人にこのことを伝えたかったけど、あの時の内臓がもぎ取られるような気持ちと震えがいつも蘇り、なかなか写真を見ながらあの時の状況を文章にする事が出来ませんでした。
これからは自分の直感は素直に信じようかと思います。警察も、どちらかといえば、アジア人である私たちよりも移民族である犯人たちの見方のようでした。ヨーロッパでは自分の身は自分で守るしかないようです。
夏への扉さんも一人旅をするときはくれぐれも気をつけて下さいね。何かの時のためにパスポートのコピーとカード会社の連絡先、訪問地近くの日本領事館の番号などは控えておくことをお勧めします。
ippuni
-
- デコさん 2010/04/21 20:44:01
- マルセイユ・・・
- ippuniさん、新着旅行記ときいて、お邪魔したのですが
なんといえばよいか・・・とにかく、
お二人がこうしてご無事でいて下さって、よかった!です。。。
お身体だけでも、無事に戻ってきてくださってありがとうです。。。
このようなことが、今後、起こりませんよう祈るばかりです。
- ippuniさん からの返信 2010/04/22 05:35:56
- RE: マルセイユ・・・
- デコさん
お久しぶりです。
楽しい旅行記を作ろうと思っていたのに、
こんなことになってしまって・・・。
人のものに手を出す人は本当に許せません。
それがどんなに大事なものかも考えずに、
たった目先の現金や身分証のために・・・。
また少し時間が経ってから文章を直していきます。
早速見てくださって本当にありがとうございます。
ippuni
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