2009/07/17 - 2009/07/17
80位(同エリア106件中)
まみさん
2009/07/17金 リヴィブ観光2日目
・リヴィブ美術館
・書籍博物館
・ガリツィカ広場のマーケットめぐり
・聖アンドレイ教会
・武器博物館アルセナール
・リチャキフ墓地
【一等寝台泊:リヴィブからキエフまで】
ガイドブックにも紹介されていない穴場のミュージーアムを発見できるのは嬉しいものです。
ましてや写真が撮れるとなったら!
自分がレポーターにでもなった気分に浸れます。
ガイドブックに紹介されていなかったということは、必見の場所とはいえないマイナーか、好きな人は好きかもしれないけど、というマニアックなところかもしれません。
あるいは単にガイドブック編集のためのレポーターが見い出しそびれたか、ひょっとしたら紙面の都合もあるかもしれません。
リヴィブ美術館で約1時間の見学を終えたところで、時刻は12時半。
美術館のポトツキー宮殿の脇の日陰に腰をかけられるところを見つけて、早くも疲れたからだを休めていたら、隣接の建物が目に入りました。
建物にでかでかと、ムゼーイ・クニーギ(書籍博物館)と書かれていなければ、管理事務所かと思ったでしょう。
宮殿の中庭にひっそりと隠れていて、建物の前でおしゃべりしているたくましくていかめしい雰囲気のおっちゃんたちも、観光客を寄せ付ける雰囲気ではなく、近付いたら邪魔にされそうでした。
と、これは勝手な憶測で、好奇心に負けてふらふらと近付いたら、愛想良く中へ案内してくれました@
書籍博物館といったら、すぐに思い浮かぶのは中世の聖書の写本などのコレクションです。
しかし、このミュージーアムのことは、「地球の歩き方」はもとより、Lonely Planetにも載っていません。
ひょっとしたら外壁にムゼーイと書かれてあっても、ただの管理事務所ということもありえるかもしれないと思ったのですが、さきほどポトツキー宮殿で買ったリヴィブ美術館のパンフレットの見開きりヴィブ絵地図には、観光ポイントの一つとしてBook Museumと印があります。
確認せずにスルーしたらあとで後悔するかもしれません。
思い切って近付いてみたら、建物の前のポスターの絵はどうやら展示作品の一つのようで、そのおどろおどろしい幻想的な絵に惹かれました。
こういうのなら、ぜひ見たいと思って入ってみることにしました。
建物の1階は確かに事務所のようでしたが、2階が博物館でした。
入場料5.00フリヴニャ。
(2009年7月現在、1フリヴニャ=約14円で換算)
係の女性のうしろの壁に貼られていたポスターの絵にやっぱり惹かれたので、たまらなくなって「写真OKですか?」と聞くと、「OKだけど20.00フリヴニャするわよ?」
なんの、なんの、ウクライナのミュージーアムで写真代といったらだいたい相場はそんなもので、もう慣れました。
そしてたいてい、もしポストカードがあったとしたら、20.00フリヴニャではすまない枚数の写真を撮らせてもらっています。
私が喜んで20.00フリヴニャを払うと、お姉さんはちょっと驚いた顔をしたけれど、私がそこまでこのミュージーアムに興味を示したものだから、嬉しそうでした。
展示品は、続きの2室ほどは予想どおり、中世の聖書を中心とした写本や、古い出版本が展示されていました。
挿絵や装飾的なアルファベットや今やめったにされないような立派な装丁は、飛びぬけて豪華そうではありませんでしたが、味わい深いものでした。
しかしやっぱり、シャッターを何度も何度も切ったのは、ポスターで惹かれた、SF小説の挿絵の原画でした。
原画と気付いたのは、実際に出版された本も展示されていたからです。
でも、画家のプロフィールが作品とともに展示されていたところもあり、現代幻想画家の作品展というかんもありました。
私は学生時代、SF小説がとても好きでした。
そんな学生時代ほどではないにしても、いまでもSFは好きです。
学生時代はアーサー・クラーク、アイザック・アシモフやロバート・ハインラインといった古典SFが大好きでした。
SF好きといっても、そのくらいの時代のSFが性に合っていて、私でもついていけました。
古典SFといったら、ソ連の作品も有名でした。
そちらは主に傑作集の短編を読んだので作者名までは覚えていません。
しかし、当時のソ連といったら、ウクライナも含まれていました。
気に入った作品の作家の中に、ひょっとしたらウクライナ人の作家もいたかもしれません。
このリヴィブの書籍博物館のコレクションのイラストの中には、そういった古典SFを思い出させるようなものがたくさんあって、なつかしくなりました。
※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html
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外壁側面にでかでかとムゼーイ・クニーギと書かれた書籍博物館の建物
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キリル文字か装飾的で美しい、2色刷りの聖書
左の絵は福音書記者のルカです。
てっぺんのキリル文字がかろうじて読めました。 -
赤字のタイトルの上の装飾が美しい
この左の絵も、福音書記者のルカではないかしら。 -
とても凝った扉絵の聖書
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登場人物の表情が楽観的に見えてとても面白い@
キリストの復活を女性たちが1番に知った場面でしょう。
空の棺を見て動揺した女性たちに、天使がキリストの復活を告げている場面だと思います。 -
リヴィブがレオポリスと呼ばれていた頃の絵
リヴィブは13世紀半ばにハリーチ公国によって創設された町で、そのときに王子の名前レヴ(獅子の意味でラテン語ではレオ)を町の名にしたという歴史があります。
レオポリスというのはラテン語でレオの町という意味でその当時の名前ではないかと思います。 -
城壁に囲まれた町の攻防
オスマントルコによって東ローマ帝国が滅ぼされたときの、「コンスタンチノープルの陥落」(1453年)かな。 -
展示室の様子
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美しい聖歌集
音符がいまと違う古いやつ@ -
昔の印刷のプレス機・その1
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昔の印刷のプレス機・その2
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ここから古典SFチックな幻想絵画のはじまりはじまり
崖に建つ、壁のような建物のそばには、気球も見えます。
ジュール・ヴェルヌあたりの時代のSFチックです。 -
猿の王国!?
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まるで舟のような要塞めいた城
スフィンクスや羽のあるスカラベのような、古代エジプトっぽいモチーフもちらほら見られます。 -
どこかシュールレアリステック!
マグリットの作品を連想しました。
好きなんです、ああいうの@ -
デ・キリコの絵を連想させる世界
デ・キリコの絵も好きです。 -
これもデ・キリコ風!?
卵型の胸像のある柱が突き刺さった王座がとても気になります。 -
そしてこちらは「銀河鉄道999」の機械王国を彷彿とさせるかも
といっても、私はこのアニメもコミックもあまり見ていないので、松本零士さんが描かれた世界とかけ離れているかもしれませんが、あしからず。 -
異次元世界?
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恐竜のいる世界も存在する、時間枠がいくつもある宇宙
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タイルのように古典SFチックなイラストが並んでいる絵
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右上のおじさん、レーニンっぽくない?
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かしいだ時計塔に支えられた、骨組みだけのノアの箱舟のような舟の上にそびえる、地盤がとても危なっかしい摩天楼
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ユニークな飛行船と、失敗作と思われるうち捨てられたガラクタ
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主人公はさまざまな異世界を旅する!?
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独裁国を痛烈に皮肉っているのかも
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おどろおどろしいけどどこか惹かれるイラスト
カラーよりもモノクロの方が創造力をかきたてて味わい深いかもしれません。 -
イヴ・タンギーやダリの世界観を思わせるイラスト
モノクロの方が味わい深いですが、この色使いもなんだか惹かれます。 -
気味悪いながらも美しいイラスト
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まさしく挿絵の原画っぽい[
こういう余白が必要だったからかもしれませんが、全体の形もとてもステキ@ -
同じシリーズのもう1枚も海がモチーフ
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呪われた女性が閉じ込められた島という風情
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特に挿絵というわけではなく、幻想イラスト画家の作品集かも
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エッシャーの描くだまし絵風?
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昔の人がイメージする近未来!?
これはきっと書籍か何かの挿絵でしょうね。
なんだか見ているとワクワクするイラストばかりです。 -
いままでのイラストが挿絵として使われたと思われる出版本
みんなウクライナの古典SF小説なのかしら。 -
ポスターに使われていた絵
「2009年ウクライナ旅行第13日目(3)リヴィブ:東欧でも最も美しい墓地の一つのリチャキフ墓地」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10450376/
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