2009/07/17 - 2009/07/17
80位(同エリア105件中)
まみさん
2009/07/17金 リヴィブ観光2日目
・リヴィブ美術館
・書籍博物館
・ガリツィカ広場のマーケットめぐり
・聖アンドレイ教会
・武器博物館アルセナール
・リチャキフ墓地
【一等寝台泊:リヴィブからキエフまで】
「東欧でも最も美しい墓地のひとつ」と「地球の歩き方」で評されたリチャキフ墓地。
興味を覚えたけれど、旧市街からトラムを利用しなければならないちょっと郊外にあるため、時間はないだろうと行きたい候補から外しました。
リヴィブは徒歩圏内にも見どころがたくさんあって、わざわざトラムを利用してまで行くこともないなと思ったためです。
そんなリチャキフ墓地に急に行きたくなったのは、武器博物館で見かけた、英語ガイドを引き連れたグループのせいでした。
武器博物館を見学し終えた私は、すぐ隣の喫茶店のアウトドアの席で、ケーキとコーヒーでまったりとお茶していたのですが、彼らがそばを通りかかったとき、そのガイドさんが、「Let’s go to Lychakiv!」と言うのが耳に飛び込んできたのです。
それまでリチャキフ墓地のことはすっかり忘れていたのに、他人が行こうとしていたものだから、急に自分まで行きたくなってしまいました。
ホテルでもらった地図にトラムの路線が載っていて、「地球の歩き方」にある2番トラムよりも今いる武器博物館にずっと近い停留所があって、墓地のまん前に行く7番トラムを見つけたことにも、後押しされました。
(2009年7月現在。その後の路線の変更の有無はチェックしていませんので、あしからず。)
行きたいと思った時点で時刻は16時半。
リチャキフ墓地は18時までで、入場はその1時間前までです。
郊外といっても旧市街から2km圏内のトラムで4つ5つ先。アクセスするのに下手な失敗をしなければ、十分に間に合うでしょう。
ヨーロッパの墓地は彫刻公園を散策するような楽しさがあります。
撮影心を刺激されます。
霊感の全くない私は、幽霊を信じていないわけではないのですが、ティーンエージャーの繊細な思春期の少女だった頃はともかく、すっかり図太くなった今や、墓地で写真を撮るのはへいちゃらです。
これまでもたくさん墓地の写真を撮ってきました@
関連の旅行記
「2009年ウクライナ旅行第5日目(2)クリミア半島:苔むした古いユダヤ人墓地&驚異の岩壁教会」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10381755/
「2007年ルーマニア旅行第10日目(1)サプンツァ:ついにやって来ました、陽気な墓」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10191098/
「2007年ルーマニア旅行第10日目(2)サプンツァ:きりがないです、陽気な墓@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10191101/
「2007年ルーマニア旅行第8日目(3)バイア・マーレ:墓地はまるで植物」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10185205/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第19日目ブラショフ2日目(4):スケイ地区の聖ニコラエ教会と墓地」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10144356/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第19日目ブラショフ2日目(1):中央公園のそばの墓地散策」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10141627/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第17日目シギショアラ(4):屋根付木造階段を上って山上教会と墓地へ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10129862/
「チュニジア・ハイライトその3」(1997年南イタリア&チュニジア旅行より)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10053815/
旅行前に下調べしたメモによると、リチャキフ墓地はリヴィブ周辺地方の複雑な歴史を反映して、ウクライナ人、ロシア人、ポーランド人、オーストリア人、ドイツ人などさまざまな民族のお墓が共存しているそうです。
ただし、あいにくそのことは散策中には思い出さなかったので、目を留めた墓がどの民族のものか、あまり注意しませんでした。
墓碑に何人と書かれてあるわけじゃなし、ファミリーネームである程度見当つけられたかもしれませんが、詳しいわけではないので、気をつけていてもあまり分からなかったでしょう。
著名人の墓もたくさんあったようですが、それを示した入口のそばの地図がウクライナ語とポーランド語のみでしたし、そんなに知っている人がいるとは思えなかったので、スルーしました。
それよりも、「東欧でも最も美しい墓地のひとつ」と「地球の歩き方」が賞賛し、Lonely Planetでは東欧のペール・ラシェーズ墓地とたとえていた墓地散策を楽しみました。
バロック彫刻のような豪華な墓碑もあれば、ソ連時代の芸術を思わせるようなちょっと前衛的かつ堅苦しい墓碑もあり、そして古さびた風情ある墓もあって、きりがないと思いつつも、夢中でシャッターを切っていました。
ただ、とても広かったので、全部は回りきれませんでした。
また、日陰の森林浴になるのかなと期待していたのですが、きれいに整地された墓地でしたので、日ざらしのところは電気ストーブのような真夏の日差しが避けられず、暑かったです(夏の暑さはここまで届いたですぞぉ、「地球の歩き方」!)。
「緑の中に静かに並ぶ墓石 リチャキフ墓地
東欧でも最も美しい墓地のひとつ。森のような濃い緑の中に小道が続き、憂いの表情をたたえた彫像や苔むした墓石が静かに並んでいる。物音といえば、時折リスや小鳥がたてる物音と、老年のポーランド人観光客たちの枯葉を踏む足音ぐらい。空気もしっとりとして、夏の暑さもここまでは届かないようだ。」
「地球の歩き方ロシア、ウクライナ、コーサカスの国々」('08〜’09年版)より
※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html
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リチャキフ墓地入口のすぐ前のトラム停留所
7番トラムだと墓地のまん前に行きます。
この停留所の時刻表によると15〜20時台は平日9〜12分間隔で走っているようなので、アクセスは悪くないです。
トラムの運賃は1回1.00フリヴニャでした。
(2009年7月現在、1フリヴニャ=約14円で換算)
ちなみに、「地球の歩き方」によると、ウクライナ語では「リチャキフシキー・ツヴィーンタル」とカタカナがふられていましたが、ホテルでもらった地図上のキリル文字は「クラドヴッツェ」としか読めませんでした。
この停留所の名前も「リチャキフシキー・クラドヴッツェ」です。 -
リチャキフ墓地の入口と、帰りの方向の7番トラム
16時40分に到着。
武器博物館アルセナールの隣のカフェでリチャキフ墓地に行こうと決めてから、10分で到着しました@
入場料は10.00フリヴニャ、写真代は5.00フリヴニャでした。 -
入ってすぐのとりわけ豪華な霊廟・その1
まるで礼拝堂のようです。 -
入ってすぐのとりわけ豪華な霊廟・その2
ひょっとして礼拝堂だったりして。
いや、このタイプの建造物はいくつもあったので、やっぱり霊廟でしょう。礼拝堂がそんなにたくさん墓地にあるとは思えません。 -
墓地の地図
墓地の地形を知るために撮りました。
回れたのは、たぶん、この半分くらいです。
この地図の左右には、その番号エリアに誰が埋葬されているかのリストがありましたが、ウクライナ語とポーランド語のみだし、知らない人ばかりでしたので、ファンダーの中に入れませんでした。 -
まるで違うタイプの墓碑3つ
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地理学者か測量技師の墓(?)と、背後には列柱のある霊廟
背後の霊廟は、ロミオとジュリエットの墓地のイメージしました@ -
神殿みたいな霊廟2つ
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バロック庭園かルネサンス庭園を飾る彫刻のよう
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哀しみ伝わる彫刻あり
そして奥にも礼拝堂のような霊廟! -
とてもシンプルな墓碑と花壇のようなお墓
まだ墓石が用意できていないのかも?
盛り土があって花が植えられているお墓は、数年前まではてっきり、棺おけがなくて土葬かと勘違いしていました@
棺おけを埋めて土をかけた後、このように花を植えたりするものらしいです。 -
ちょっと派手め@
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ソ連時代の人のお墓かな
いかにも労働者賛歌ってかんじがするから……。 -
アラブチック!?
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十字架が破損していたお墓
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フクロウが可愛い@
手前の花はこのウクライナの夏で比較的よく目にしたギボウシです。 -
星型のところに鷲のある浮彫の墓碑
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1895年生まれで、1908年、享年12歳の少年の墓
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貴族のものでしょうか
十字架は、ゲルマン民族系の騎士団十字らしいです。
参照サイト「十字架の種類」
http://fellows.freespace.jp/faec/thema/cross.html -
ローマ遺跡風の柱と鷲
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扉に取っ手のある霊廟
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割れ目に花
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奥の円柱のような墓に妙に惹かれて
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肖像画のあるシンプルな墓石と、十字架に花とリボンのある苔むした墓
この2つのタイプの墓はいくつもありました。よくあるタイプのようです。
他の墓地でも見かけた覚えがうっすらあります。 -
まつぼっくりみたいな墓石の上の十字架は半分だけ!?
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ざっと全体
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たった3歳で亡くなった女の子のお墓
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年季の入った、苔むした墓石
1967年に亡くなった人のお墓だから、古いといってもせいぜい40年だと思いますけど、とても古そうに見えます。 -
コンテンポラリー・アートのよう
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ソ連時代のアートっぽいけど、なかなか印象的@
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ほっそい人物像、耳を塞いでいるポーズは意味深!?
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ゴシック教会の中の墓のよう
宗教関係のえらい人、たとえば大司祭さまのような方のお墓かもしれませんネ。 -
なかなか素敵な天使
「地球の歩き方」にも写真があったお墓です。 -
悲しむ様子が印象的
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入口のすぐ右手にあった墓
無名の人たちの墓でしょうか。
16時40分に到着して、17時30分まで散策しました。
閉場の18時までまだ少し時間がありましたが、奥へ行ってしまうと戻ってくるのに時間がかかるうえに、きりがなくなってきたので。
このあとリーノック広場に戻ること17時50分。
今晩は22時47分初の寝台車で首都キエフに戻ります。
2009年ウクライナ旅行も出国日まであと残り2日!
キエフに向かう寝台車の写真はこちらです。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16667737/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその5:ウクライナの鉄道移動(後編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361988/
今までの寝台車の中では1番きれいな車両で、乗り心地バツグンでした。
2人用の一等の部屋を一人で占領できましたしネ。
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