2009/11/22 - 2009/11/22
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がまだす@熊本さん
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観光客の姿も見かけない不衛生極まりないジャナクプール、
これまで訪ねたことがある町と比べると最悪。
町中では至る所に牛や犬と人の糞。
ハエや蚊が想像以上に飛び交っている
まして赤黒い噛みタバコの唾液が方々に飛散していた。
「ネパール人も避けて通る町だよ、ジャナクプールは」。
カトマンズ宿の主人が話してくれたが、
実際訪ねてみてやっと理解できた。
極めつけは、全部が全部そうではないが、
無愛想極まり無い住人とボッタくり、恒常的なマナーの悪さがあった。
例えばこうだ。
飛行場で待ち構えていたリキシャ運転手の言い値は「1,000ルピー」。
通常の相場よりも20倍以上に「おまえあほか!」
つい日本語で怒鳴ってしまうほどだ。
「町で一番の高級ホテル」だという『地球の歩き方』を頼りに?
泊ったMAKINA HOTEL
隣接している牛舎のきつい臭いと、
夕方暗くなるまでやまない鳴き声の煩さ。
環境の悪さは致し方ないが、
極めつけは従業員のいい加減さ。
いつまでたっても水しか出ない温水シャワーの修理を頼むが、
終始無視され続け、
提供してあるフリードリンクボトルのキャップは故意に剥がれて、
中身は何か細工されていやしないか疑心暗鬼。
うす汚いベッドのシーツは、夜中にダニに咬まれる有様だ。
「カーカビッタのバスチケット?俺が手配するぜ。
タクシー代と合わせて1,000ルピー」。
フロント従業員に依頼したバス料金は、相場の4倍以上。
ぼったくりはバスターミナルで分かったのだが、もう後の祭り。
たかが1,200円だけどね・・・
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元をただせば、まあタダ読みたいもの。
ポカラの宿でデジカメに納めていた「地球の歩き方」
文句一つも言えないかもしれないが・・・ -
ターミナル前の食道兼雑貨屋。
ざーっと眺めただけ、きったなさに食気もわかず。
コーラもパンもスナック菓子も皆無に、涙がちょちょきれ。
「ハロー」
笑顔満面に声をかけて近づいてきた若い女性がいた。
この町で初めて対面した旅行者だ。
彼女はスペイン人の雑誌記者。
パキスタンからネパール、インド、バングラを半年かけて取材になってやってきたという。 -
ホテルからバスターミナルへ。
ホテルの玄関先に待ち構えていた白髪混じりのリキシャの老運転手は、
身にまとう服装も継接ぎが目立つくらいなぼろぼろ。
見た目の体格は痩せて貧層だが、いざ漕ぎだすと足腰は強い。
どこそこにある窪んだ地を避けながら、
オンボロ自転車のペダルをエネルギッシュに漕いだ。
午前6時40分
ターミナル広場では、数十台のバスが停車していた。
老運転手は行き先をあちこちで尋ねながら、乗車口まで運んでくれた。
ホテルの従業員に渡していた予約料金の4分の一が、
老運転手の貰い分。
ひどいもだ、運転料金でさえピンハネされていたのか。
申しわけない程度のわずか10ルピー渡すと、数本しかない歯をむき出しに、
チップを握りしめた両手を額まで上げて、
深々と感謝の意をくれたのが、なんとも痛ましく思えてならなかった。 -
早朝だのにこの多さ、
インドから祭り見物にやってきたのだろうか。
スペイン女性のk嬢は、ジャナクプールの町に3日滞在したという猛者だ。
この時期アート村も列車乗車も取材したという。 -
ずらり並んだボロちいバス。
屋根の上まで人・人。
恐怖の列車は時速10キロ前後だが、
バスは70キロ前後のスピードを出して走る。
よく落ちないものだ。 -
ターミナルから出たバスは、どこそこでストップ。
30分過ぎても今だ町中。
「エキスプレスバスなのね、パキのローカルバスよりも酷い!」
僕の前列座席を確保したk嬢。
バス料金は250ルピーだったとか。
ということは・・・500の差
ホテルのフロント係りにしてやられた格好になる。 -
舗装の無いでこぼこ道を土埃撒き散らして、延々と走り続ける。
-
そんな悪路を2時間近く走り続ける。
-
ネパールハイウェイに入ると舗装道に変わった。
土埃は相変わらずだが、車体の揺れがなくなり快適となった。
大きな川が現、長い橋を渡る。
久しく見なかった川風情を眺めると、とてもほっとしてくる。 -
ジャナクプールを発って3時間
道路を挟む格好で左右に、石積み堰が暫く続く。
08年、この地を襲ったハリケーン災害の修復工事かもしれない。 -
景色は砂漠の白い砂を思わす荒涼とした河原が、しばらく続く。
インド国境も間近だろう、外気温が高くなり空気も何となく変化している。 -
まるで砂漠みたいな景色だ。
-
ビラートナガルの町
ここから約3時間で国境付近まで到着予定らしい。 -
PM4:00
ネパールとインドの辺境の地カーカルビッタに着いた。
移動距離は9時間は、さすがに疲れた。 -
インドとネパールの国境を仕切る竹竿。
歩いて渡り抜けるが、通過するときに係り員がロープを緩めて上げる。
「何これ!」と、微笑んでしまうユニークさ。 -
カーカビッタからバスで2時間、インドのシリグリに着いた。
シリグリは何も無い町だと思っていたが、繁華街ではお洒落なレストランもブランド品店も数件あった。
「ここインド?」
予想を反して、人の表情も明るくて親切な町だ。
何よりうれしかったのは、レストランの食事の美味さ。 -
シリグリで一泊。
宿泊したのはニラウデリーホテル。 -
ホテルは料金の割にグレードが高くて、フロントは何かとサービスが行き届いていた。
-
レストランのグレードは星3つ!に近い。
初めて食べたインド料理は美味かった。 -
翌朝スペインのK女史と別れる。
彼女はブータンに近いシッキム地方へ。
ガイドブックを持たない僕に、彼女のヘルプは頼りになった。
ありがとうk女史。 -
シリグリからダージリンへ向かう乗り合いジープ。
料金は90ルピー(約180円)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- arfaさん 2010/04/17 09:01:52
- がましゃん、おはようさんです。
- arfaです。
私もネパールには人は親切で、ボッタクくる際も顔に出てて
「バレたか!」って無邪気に笑ってるようないい印象しかな
かったのですがジャナクブールみたいなところもあるんです
ね。
タカリみたいな奴らがやっぱり集まってしまうと言うか、染
まっていくんでしょうね。
がましゃんの旅行記、また次が楽しみです。それでは。
- がまだす@熊本さん からの返信 2010/04/17 09:54:17
- arfaしゃん、お元気そうでなによりで〜す♪
- 今コカではなくて、
ペプシ缶飲みながら画面を見てたところです(ほんと!)
そうですよ〜
カトマンズでもポカラでも、
下心の無い心温かい方と何度もお会いしました。
格別に心優しかったのは、カトマンズの宿の主人です。
彼は僕がインドの国境に辿りつくまでの安否確認を、
何度も何度も電話入れてくれて、とても感謝しております。
後ほどクチコミで紹介しますね。
カトマンズではお薦めの宿です、ご利用ください(^0^)
現状のジャナクプールだけは・・・やばい!(笑)
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