2009/12/30 - 2009/12/30
310位(同エリア920件中)
ひらしまさん
ベルリンで「魔笛」、ライプツィヒで「第九」と来て、ドレスデンでは「くるみ割り人形」。年末お楽しみ系クラシックを極めるこの旅も最後の訪問地です。
公演日程との関係で、ベルリン→ドレスデン→ライプツィヒ→ドレスデンという変則行程でしたが、ここではドレスデン部分をまとめて書いてみます。
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12月28日(月)
ベルリン中央駅からドレスデン行きの列車に乗ります。ホームに号車表示がないので、列車が入るとみんな右往左往します。新しく機能的につくられた駅なのに、不思議です。
列車は満席。日本から予約したのが9日前でしたが、通路を隔てた席しか取れませんでした。2時間ほど田園風景を楽しんでドレスデン中央駅着。 -
宿はノイマルクトのシュタイゲンベルガーです。
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最終地のここだけはデラックスルームを指定しました。広場に面してアウグスト1世像を見下ろす部屋です。
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右手にはフラウエン教会のドームが見えます。
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広場左側は工事中でした。奥に見えるのは宮廷教会の塔です。
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小雨のぱらつく中、街歩きに出ます。まずはフラウエン教会から。優美な外観はご覧の通りですが、祭壇の装飾も動的な美しさがありました。
古都ドレスデンは1945年2月に英米軍の無差別爆撃により壊滅し、数万の人々が焼き殺されました。以来廃墟となっていたフラウエン教会が再建されたのは2005年。崩れ落ちた石材を市民が守ってきて、それを可能な限り元の位置に再利用して再建したそうです。写真からも高熱に焼かれ黒くなった石を見てとることができます。
私たちの泊まったホテルも、郵便局だった当時のドレスデン大空襲で破壊され、2006年にようやくホテルとして再建したのだそうです。
制空権を持つ強者が非武装の市民と都市を標的とする無差別爆撃の歴史は、ドイツ軍によるゲルニカから、日本軍による重慶、英米軍によるドレスデン等、米軍による東京等と、規模と被害がエスカレートし、そして広島・長崎に至ります。
ここドレスデンはそんな歴史を思い起こさせる街でした。 -
フラウエン教会の裏手でクリスマス市に遭遇しました。この山車のようなものは何なのか、後に土産物屋で分かりました。ろうそくに灯をともすと上の羽根が回るクリスマス・グッズの特大版ということのようです。
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爆撃の破壊を免れた「君主の行列」の前を通ってアウグストゥス橋に出ると、エルベ川を渡る真冬の風はさすがに冷たく、早々に引き揚げました。
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ドレスデン城は2階の15〜16世紀の工芸品を見ましたが、美しい巻き貝、人形の埋め込まれた時計、象牙の帆船など、見ごたえ十分でした。
宮廷教会(写真)は照明の当たる夜景が見事です。 -
翌々日に来るゼンパーオーパーも下見しました。
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夕食は近くのゲンゼディープへ。ビールとスープ2種、サラダバー、七面鳥クリスピーのマッシュルームとヌードル添えを2人で分けて適量でした。
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街中で見かけるこの星形についてホテルで聞くと、ドイツのデコレーションでHerrenhuther Sternというのだと教えてくれました。
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ライトアップされた宮廷教会の塔をベッドから見ながら眠りにつきました。
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12月29日(火)
部屋から見る朝の宮廷教会の塔とドレスデン城です。 -
朝日を浴びるフラウエン教会のドーム。よく見るとあの星が飾られていました。この日はライプツィヒへ行きます。
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12月30日(水)
ライプツィヒから戻って来ました。ツヴィンガー宮殿の陶磁器コレクションを見に行きましたが、このとき展示されていたのは日本と中国のものばかりで、私はマイセンを見たかったので残念でした。 -
でも宮殿のバロックぶりには満足しました。
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ソーセージやハンバーガーの炭火焼きの屋台に人が集まっていましたが、私はおなかが不調なので素通りです。
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夜6時、小雨の中をゼンパーオーパーに向かいます。ゼンパーオーパーは愛称で、正式にはザクセン州立歌劇場(私にはドレスデン国立歌劇場の名のほうが馴染んでいます)。
「ザクセン」は泊まったホテルの名前や料理の名前にも付いていて、現地では存在感の大きい言葉なのだと感じました。 -
入り口の係員に場所を教えてもらったチケットオフィスは、意外と簡素な廊下のようなロビーの中にありました。予約済みのEメールとクレジットカードを見せて入場券を確保します。クロークへ進んで、コートと傘を預け、チップも渡しました。
階段を上がって客席にはいると、そこは評判に違わぬ華麗な劇場でした。私たちの席はパルケット14列目です。 -
このゼンパーオーパーも大空襲で破壊され、1985年に再建されたのですが、壁や柱の装飾,天井画、シャンデリアなど、19世紀のザクセン王国の栄華をそのまま伝えているかのようです。
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とくに2階の廊下の豪華さは宮殿のようです。
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幕間にはここでワインを楽しみました。
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この美しい劇場で何かを観てみたいという、かなり物見遊山的発想が基本の私たちではありましたが、ノイマイヤー振付の「くるみ割り人形」をシュターツカペレ・ドレスデンの演奏でというのもとても楽しみでした。
果たして、動きが自然です。マリー(=クララ)役のカテリーナ・マルコフスカヤの演技はすばらしいものがあります。最高位ソリストの竹島由美子にも大きな拍手が贈られます。そして、シュターツカペレは艶のある音色で響き、バレエを盛りたてます。
幕が下りると大きな拍手に包まれましたが、地鳴りのような音もします。左右を見るとみなさん拍手だけでは物足りなくて、足を踏みならしているじゃありませんか。これにも圧倒されました。
豪華な劇場がよく似合う華やかなバレエ。帰りは雨が本降りでしたが、満足感に浸ってホテルに帰りました。 -
ドレスデンでの主な経費(2人分 単位:ユーロ)
ドレスデン・バレエ 183
(2番目のカテゴリー。手数料6ユーロ込み)
DB2等 ベルリン→ドレスデン 54
同 ドレスデン・ライプツィヒ往復 68
ゲンゼディープ夕食 27
シュタイゲンベルガー朝食付き28日 189
同 30日 219
「ドイツ冬の旅」に最後までおつきあいくださり、ありがとうございました。
ひらしま
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