イスラエル世界遺産を巡る旅--①テル・ベエル・シェバ、ミツペラモン、エイラート編

2010/03/10 - 2010/03/20

聖書の世界を一度は巡ってみたいとの思いで、花が咲く３月の時期にツアーにて巡りました。
コースは下記。この旅行記ではテル・ベエル・シェバ→ミツペラモン→エイラートを掲載します
■①テルアビブ→テル・ベエル・シェバ→ミツペラモン→エイラート
②エイラート→サンタカテリーナ(エジブト)
③サンテカテリーナ→シナイ山→サンタカテリーナ→エン・ボケック
④エン・ボケック→マサダ→クムラン→エリコ→ガリラヤ湖畔
⑤ガリラヤ湖畔→カペナウム→タブハ→ガリラヤ湖遊覧→ナザレ→カナ
⑥ガリラヤ湖畔→ナザレ→アッコ→カイザリア→エルサレム
⑦エルサレム→ベツレヘム→エルサレム
表紙の写真は地球の溝といわれるネゲヴ砂漠にあるラモーン・クレーター

エリア その他の観光地(イスラエル)

• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

タシケント経由テルアビブの空港に早朝着きます。長いコンコースを進んで出口に向かいます

パスポートコントロール入口に掲げられている大きなモザイク画。歴史のある国に入国するんだとの気分が高まります

入国審査は厳しいとか言われていましたが、すんなり通過しました。今回はエジプトへ陸路出入りするので、そこでのトラブルを避けるために、パスポートにはしっかりと入国スタンプを押してもらいます

　空港からバスにて一路南下します。緑の葉をつけたブドウ畑が続いています

広大な草原の向こうに、高級そうな住宅地が見えます

テルアビブから約１時間３０分ほどで、古代の遺物が積み重なった丘、テル・ベエル・シェヴァが見えてきます

遺跡の説明と、二層目(遺跡は何層も重なっている)当時(紀元前１２〜５世紀)の町のイラスト。これによれば、町は城壁に囲まれ、宮殿、住宅地、貯蔵庫、水道施設などがあります

町の入口付近にある深さ７０mのアブラハムの井戸。この地に住んでいたゲラル王アビメレクがアブラハムと不戦条約を誓い、その証拠にアブラハムが掘ったといわれています

この地の名前、ベエル・シェヴァは、ベエル（井戸）・シェバ（誓い）、すなわち誓いの井戸に由来しています

入口ゲートから入った広場。左方向に伸びる敷石は当時のメインストリート

入口ゲートの一部

貯蔵庫が並んでいます

住居跡

敷地中央にある展望台から

遺跡の要所にはこのような説明版があります。説明を丁寧に読むと聖書の言葉が引用されています

遺跡の向こうにベエル・シェヴァの町が見えます。この地にアブラハム、イサク、ヤコブのユダヤ民族の父祖らが、紀元前２０世紀ころ住んでいたと思うと歴史を感じます

この遺跡の丘に咲く花です

敷地内の貯水施設のある方向。向こう側に緑の草原が広がっていますが、５月になると砂漠同然になるとのことです

らせん階段を下って貯水施設に入ります

ヘルメットを被ってトンネルの階段を下ります

竪穴の貯水槽には町が包囲されたときのことを想定して大量の水が蓄えられるようになっているとのこと

ネゲヴ砂漠に向けて南下します。次第に緑が少なくなってきました

ネゲヴ砂漠の巨大なクレーター、ミツペラモンに行きます。ビジターセンターの前にイスラエルの国旗が掲げられています

クレーターから出てきた化石等が陳列されています

１億年以上も前の地殻変動や雨水の浸食作用によりできたクレーターで、幅９Km、長さ４０Kmもある

クレーター(絶壁)が延々と続いています。イスラエルにこのような凄い場所があったんだと初めて知りました。モーセが率いるイスラエルの民はこのような厳しい場所を放浪していたんだ・・・

絶壁は、地元の人々のロック・クライミングの練習場となっいます

クレーターの中を貫く国道４０号線を南下し紅海に面した街エイラートに向かいます

夕方７時にエイラートに着きます。宿泊したPRIMA MUSIC HOTELの６階ベランダから紅海を眺めます。
　対岸はサウジアラビアです。パスポートにイスラエルの入国スタンプが押されていますので当分行けませんけれど・・

エイラートのサンライズ。６時に陽が昇ります。対岸はヨルダン

ホテルの玄関前に咲いている花たち。砂漠地帯を通過してきただけに嬉しい光景です。さすが灌漑技術が発展している国です

ここはイスラエルが領土として以来、リゾート地として発展してきた町。３月でも海水浴を楽しめます

海岸で出会った美人ママとお嬢さん

仲の良い御夫婦

魚釣りが趣味の仲よし御夫婦

透き通るように美しいエイラートの海

泳いでいる魚が見えるでしょうか

３月ですが大勢の海水浴のお客さんで賑わっています

エイラートの海岸通り。お土産屋さんが並んでいます

　イスラエル世界遺産を巡る旅--②につづく

この旅行記へのコメント （2）

• まみさん 2010/04/14 08:45:07

  私も聖書の舞台が知りたくて、昔イスラエルにいきました！

  youさん、こんにちは！
  
  イスラエル旅行編、じっくり見させていただきます！
  花の時期に行けてうらやましい。
  私は当時イスラエルの花の時期がそんなに早いとは知りませんでした。
  ?で訪れたところはどこも行けなかったので興味深かったです。
  
  イスラエルの砂漠はアフリカの砂の砂漠と全く違っていました。
  そしてイスラエル旅行後に西欧のキリスト教美術を見たら、みなさん、イスラエルに行ったことがないんだなぁとよく分かって面白かったです。
  
  エイラットの海はすごくきれいですね！
  私はイスラエルではエイラット・ストーンをあしらったペンダントを買いました。
  この海の色からきた名前なのかもしれません。

  youさん からの返信 2010/04/14 23:53:29

  RE: 私も聖書の舞台が知りたくて、昔イスラエルにいきました！

  まみさん
  訪問、コメント等有難うございます。
  まみさんの旅行記どれも素晴らしいですね。「まみ's Travel Diary」も覗かせて頂きました。事前に良く勉強をされた上で精力的に回られていて、有意義な旅をなされているのですね。取り急ぎイスラエル旅行記を読ませていただきましたが、内容が濃く中東史を含め大変参考となります。まみさんが訪れた当時の死海の湖畔には、白くなるほど塩が堆積していたみたいですが、今回は全く見られませんでした。その後に相当取りつくしているのでしょね。
  　また寄らせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。