2007/01/04 - 2007/01/05
4763位(同エリア6433件中)
はぴさん
オランダ・ルクセンブルグとならび、ベネルクス3国のひとつであるベルギー。
北部はオランダ語、南部はフランス語(一部ではドイツ語)が公用語であることが示すように、四国の1.5倍という小さい面積の国ながら、その歴史的背景から異なる文化圏をもつ。
北部/世界第五位を誇る港をもつフランダース地域・南部/手つかずの自然に恵まれた美しいワロン地域・そしてブリュッセル首都圏地域の3つに大別される。
今回の目的はフランダースの犬の舞台となった教会でルーベンスの画を見る事、そしてブリュッセルのグランプラスとムール貝。
緯度が高く、良質な葡萄が育たない事から発展したベルギービールは魚介に合う。そしてこれまた有名なベルギーチョコ・ワッフルもはずせない。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
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ベルギーのantwerp。
ここ中央駅は1895〜1905年に建造されたネオバロック形式の大建築でアントワープを代表するランドマークのひとつとなっている。 -
なんとなく町並み全体的にかわいらしいイメージ。絵本に出て来そう。
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お約束のワッフルをgetして街を探索。
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あれに見えるはノートルダム大聖堂。
1352〜1520年に作られたネーデルランド地方最大のゴシック教会。ブリュッセル市庁舎と並んで、ベルギーに2つしかないブラバントゴシック様式の完全な塔。
フランダースの犬の舞台になっているのは有名な話。 -
教会前にこんなものが。。。
ネロとパトラッシュ。
でも現地の人達は、なぜこんなに日本人がこの教会を見に来るのか不思議に思っているようです。日本ほど「フランダースの犬」が有名じゃないとか。 -
ノートルダム大聖堂。Onze-Lieve-Vrouwkathedraal
123メートルの塔を見上げると首が痛いほど。
当初は複数の塔を建てる予定だったらしいが、火事などで資金不足となり、一本の塔で仕上げられた。
(個人的には一本の方がかっこいいんじゃないかと思ったけど) -
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神秘的なバラ窓
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聖母マリアが天に召される様が描かれている「マリア被昇天」
ネロが母の面影を重ねたと言われる。 -
1610年 ルーベンス作 「十字架昇架」
向かって左の画は中央の光景を見ながらマリア、ヨハネと嘆き悲しむ女や子供達。向かって右の画は指令を実行し、2人の罪人を十字架に架けようとしているローマ兵。 -
1614年 ルーベンス作「十字架降架」
身ごもったマリアがいとこ姉妹に会っている画が向かって左側。エルサレムの神殿で司祭長シメオンに幼児キリストを見せるマリアの画が向かって右側。
中央は一群の人々がキリストを十字架から下ろし、布で包もうとしている。赤い衣の聖ヨハネ、女性は聖母マリア(上)、マグダラのマリアともう一人の女性。
クリスマスの夜、ネロとパトラッシュがこの画の前で息絶えた。
この「十字架降架」と「十字架昇架」は、その昔、銀貨を払った人のみに公開されていたという。ネロは「ルーベンスは、貧しい人に画をみせたくないなんて思わなかったはずなのに」と悲しんでいたが、凍死する直前にこのふたつの画を見て「ああ神様、これで十分です」と言い天に召されていった。 -
規模の大きさや歴史だけに留まらず、ルーベンスの画、教会としての美しさ、等々、なんとも魅力的な建物である。
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グローテマルクト広場(アントワープ市庁舎前広場)
New year'sイベントなのか、「A」マークのついた赤いテントの出店がいっぱい出ている。ここではみなグリューワイン(暖かくて甘いワイン)を飲んでいる。日本でいうところの甘酒というところだろうか。 -
アントワープ市庁舎とその広場にあるブラボー像。
スヘルデ川を支配していた巨人アンティゴンを倒したブラボーは、その腕を切ってスヘルデ川に投げすてたという伝説がある。
アントワープ市民はこの伝説が好きで、Ant(手)+werpen(投げる)という言葉からこの街の名前がついたというほど。 -
この街でも路面電車が活躍しています。
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着る洋服がなくなってきたので、程よいものがあればと、お店を探索していたらすっかり黄昏時に。これまたキレイ。
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本日の宿はBrusselにとってあるため、電車で移動すべく再びAntwerp中央駅へ。
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ブリュッセルのNorth Stationから徒歩で、迷わなければ15分程で到着できたであろうユースホステル「Sleep Well Hostel」。南より北側の方が治安が良いということでここを選んだ。
なかなか見つけられず、その辺の人に声をかけてみるが、現地に住んでいる人は、街中にある安宿なんて知らないのが常である。また、英語で声をかけると「あ〜」って感じで行ってしまう人も多かった。英語が通じないのか、英語を話すと嫌われるのか・・・ -
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有名な「LEON」ムール貝のお店。
近所には魚介の似たようなお店がいっぱいあるけど、観光客目当てでぼったくるところもあるらしい。
やっぱりここでなくっちゃ!! -
これがいわゆる「バケツいっぱいムール貝」そしてポテトのセット。
これに定番のヒューガルデン (Hoegaarden White)ホワイトビールがぴったり。まさしく魚介のためのビールと言っても過言ではない!!
こんな大量のムール貝、食べきれるんだろうか・・・と不安に思ったものの、しっかり完食してしまった。 -
これはフルーティーなビール。MORT SUBITE
「突然死」という意味らしい。でもそんなにアルコール度数は高くなかったような。美味。 -
美しいグランプラス Gland-place。やはりブリュッセルはここがメイン。
市の中心となる広場で、中世には馬上槍試合も行われた。ヴィクトル・ユゴーが「素晴らしく大きい広場」と、ジャン・コクトーは「絢爛たる劇場」とたたえた。
画像は15世紀に建てられた、後期フランス・ゴシック様式の市庁舎 Hotel de Ville -
ギルドハウス
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ブラバン公の館
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ブリュッセル市立博物館(王の家)
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やたらフラッシュがたかれているので近づいてみると。。。
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かの有名な小便小僧 Manneken-Pis 17世紀 J・デュケノワ作
ブリュッセルの最年長市民
「世界三大がっかり」と言われてしまうだけあって・・・小さい。
それに、微妙にわかりにくいところにあるのね。 -
ここでもフラッシュが。
14世紀に暗殺された街の英雄セルクラース。「さわると幸せになる」と言われているため、みんなにぺたぺたさわられてぴかぴかしている。 -
サン・ミッシェル大聖堂
13〜15世紀に建造されたゴシック様式の大聖堂。 -
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左手の建物が楽器美術館。
いろんな楽器の原型となるものが展示されており、現在のものにむかって進化していく様子が見られる。 -
楽器美術館最上階のカフェでタルトタタン。周りから聞こえる言葉がフランス語ということもあって、気分はすっかりパリジェンヌ。
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モネ劇場
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もう一回ジュリアン君のところに来てみると・・・
やっぱり小さいけどなかなかの人気! -
国営ベルギー鉄道の電車。赤でかわいらしい。
ユーロスター発着駅であるブリュッセル南駅まで、中央駅から一駅。 -
ブリュッセル南駅 Bruxelles Midi/Brussel zuid
ここからロンドンのWaterloo駅行きのEurostarが出発する。
ブリュッセルを出る前、最後にヒューガルデンを飲んでおこうと、駅構内のPUBで注文。あれ、私ヒューガルデンの発音できないかも・・・と思い出て来た言葉は「ブロンシュ・ビア」(ブロンシュはフランス語で白)
ちゃんと通じたみたい。よく考えてみれば、ロンドンにつながっている駅なのだから、普通に英語でも良かったのかも。
なんとなく、入国審査ってWaterlooでやるのかなぁと思って油断していたのだが、このブリュッセル南駅内に審査官が!あ〜ビールで赤い顔しちゃってるじゃん。恥ずかしい。。。
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