ホテル・金沙江大酒店の周辺

2010/02/27 - 2010/03/02

　上海３泊４日、燃油費込みのツアー代金１人１６８００円の格安旅行に行きました。飛行機は関空と上海浦東を結ぶ日航機です。宿泊は金沙江大酒店に３連泊です。せっかくですから、ホテルとその周辺を散策した結果を報告します。

　ホテルは上海の中心より西側にあります。東西に走る金沙江路の南側５０ｍ位のところにホテルはあり、その通りに交わる怒江路の西側に面しています。怒江路の様子は金沙江路の北側と南側で雰囲気が異なり、物価なども異なります。
　北側はデパートや２階建てのスーパーの他、見栄えの良い店が並んでいます。マクドナルドなどのファーストフードの店があり、パン屋のパンは１つ１０元前後です。南側には食堂２軒と平屋のスーパーが１軒あり、小売店と行商です。南側の店で饅頭は１元で３つ購入でき、総菜の入ったクレープは１枚0.8元から1.2元です。
　ホテルの周辺を歩くだけでも、上海の幅の広さを実感することができます。また、ホテルの南側１００ｍほど下がったところには、遊園地の要素を持つ長風公園があります。

　バス停はホテルからすぐのところにあります。地下鉄の駅までは距離があります。計画通りに地下鉄が開通すれば、近くに駅ができるようです。上海の中心部へはタクシーで３０元もあれば行くことができます。

　なお、表紙はホテルのフロントの様子です。春節期間中だったので、祝いの飾りがされていました。夕方から朝にかけて花火が上がっていました。

エリア 上海(中国)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

　洗面所のドライヤーとコンセントの写真です。日本で標準的なかたちのコンセントで、開いているコンセントはここだけのようでした。

　電池の充電に利用しました。

　部屋のお風呂の写真です。１つのコックで湯量と温度を調整します。バスタブへの湯の供給を止めるとシャワーから湯が出ます。シャワーは固定式で不便です。

　宿泊したのはホテルの７階の部屋でした。ホテルとしてはスタンダードなグレードです。フロントに問い合わせると食事なしで１部屋３４０元くらいでした。下層階には２５０元程度の部屋があり、逆にもっと高級な部屋もあります。

　ホテルのアメニティグッズの写真です。歯ブラシ、ヘアーキャップ、くし、シャンプー、ボディーシャンプーです。写真に写っていないものとして石鹸がありました。３つ星クラスのホテルとしては標準的です。

　スリッパは、使い捨てであっても、厚みのある履き心地のよいものでした。グレードの高いホテルと同等のものだったので、うれしく思いました。３日間の宿泊中、毎回新しいものが用意されていました。

　ティーポットなどの写真です。

　購入した飲み物を部屋に持ち込んで飲んでいたので、宿泊中に利用することはありませんでした。

　ベッドの写真です。大きさにゆとりがありません。時計などはありませんでした。

　指示をしておくとベッドメイキングはされていました。シーツのシワを見ると２日目以降シーツが交換されているか、疑問に思いました。

　部屋は静かではありません。どこからかホテルの動力源のような音が響いていました。フェリーに乗っているような感じの騒音です。

　いすとテーブルの写真です。テーブルは小さめです。いすのシートに大きなシミがありました。カーテンの裏は窓で景色を見ることができました。

　写真から分かるように部屋は狭いです。移動するのに必要最低限のゆとりしかありません。補助ベッドの料金が８０元となっているので、同じフロアーでももっと広い部屋があるかも知れません。

　その他、部屋には冷蔵庫やＮＨＫのＢＳ放送が写るテレビがありました。

　ホテルの部屋から見た景色です。ホテルの北側が写っています。

　写真の中央左手に見えている黄色いＭの看板はマクドナルドの看板です。この看板の下にマクドナルドの入ったデパートがあります。デパートは朝１０時に開店しますが、最上階にある食料品売り場は朝８時半から営業していました。デパートの商品搬入口から建物に入り、エレベーターで行くことができます。上海中心部の日系デパートとは異なった趣があります。

　デパートの１階には上海万博の記念品売り場がありました。そこの店員は英語と日本語が通じました。ここで販売されている海宝のストラップは１８元ですが、この店を出て少し離れた場所で1.8元で模造品が売られていました。

　デパートの向かいにはケーキなども扱っているパン屋があります。

　ホテルの朝食です。揚げパン、カリフラワーの炒め物、上海焼きそばが皿にのっています。

　朝食はビュッヘ形式です。食事をする場所は、玄関入って左手の食堂と奥の食堂があります。奥の食堂の方が倍くらい広く、個室もあります。奥の食堂で料理を作っているのでどちらも味は同じです。奥の食堂の方がメニューが豊富で、その場で目玉焼きを焼いてくれたり、乾麺をゆでてラーメンを作ってくれました。玄関入ってすぐの食堂は、多客日のときに団体客用に使用されるようで、奥の食堂から食事を持ってきていました。

　パンは５種類くらい用意されています。バターではなくマーガリンとジャムが用意されています。炒め物は日替わりで１種類です。上海焼きそばは、味が同じで日替わりで面の太さが代わります。日本の焼きそばと味やにおいが異なっていて食べにくかったです。点心は日替わりで３種類くらい出てきました。おかゆは毎日用意されていました。肉料理はウインナーとチキンナゲットでした。中国のホテルとしては野菜の料理が少ないです。その他プチトマトなどのサラダとスイカがありました。

　今回のツアーではガイドから朝食券をもらうのではなく、部屋に人数分のチケットがおいてありました。

　ホテルを出て怒江路を北に進み、金沙江路を越えた北側の様子です。写っている通りが怒江路です。金沙江路より交通量は少ないです。

　デパートや２階建てのスーパー、雑誌店などがあります。写真に写っているような店で販売されている点心の価格は１つ３元位します。行商などはありません。

　金沙江路北側の酒屋さんです。

　瓶に入ったお酒を量り売りしていました。

　金沙江路より北側にあるスーパーの総菜店の写真です。量り売りしています。

　このあたりの味付けは、ホテルやレストランを含めて同じようなものでした。あまり私の口に合いません。

　金沙江路より北側にあるスーパーで売られているちまきの写真です。１つ３元です。

　ちまきは、ホテルで作ったものが、ホテルの朝食にも出てくることがありました。食べられる味付けであったので、ホテルの朝食でいくつか食べました。

　金沙江路より北側にあるスーパーの乾物店の写真です。調味料や米なども売られていました。

　金沙江路より北側にあるスーパーのくだもの店の写真です。きれいな商品が並んでいましました。

　金沙江路より北側にある鮮魚店の写真です。まるまるとしたコイがぶつ切りにされて販売されていました。

　金沙江路より南側にある乾物屋の写真です。商品の品揃えは、金沙江路より北側の店より劣ります。店が狭いので、店の外に並べて販売していました。

　金沙江路より南側にある八百屋の写真です。この店も店が狭いので、店の外に並べて販売していました。

　野菜は日本のように束ねて販売されていません。箱の中から気に入ったものを自分選んで購入します。

　金沙江路より南側で行われていた魚の行商の写真です。写真に写っているバイクで運んで来て店を開いていました。売られているものはコイです。大きさで分類して箱に入れられています。

　写真は朝１０時前くらいに撮影したものです。正午前に通ったときにはほぼ売り切れていました。

　ホテルから南に１００ｍほど下がったところある長風公園の船着き場の写真です。

　写真に手漕ぎ舟が写っています。公園の敷地内には船着き場がいくつかあって、それぞれ係留されている船の種類が異なります。足漕ぎの舟、いろいろなかたちのモーターボートです。１隻に着き料金は１時間６０元で、借りるときに補償金として１００元を預けます。舟を返すときに１００元は戻ってきます。

　公園内の景観は良好で、ゴミ１つなくよく手入れされています。岩でできた小高い山は散策の楽しみを与えてくれました。

　公園内にはファーストフードのブースやレストランがあります。

　ホテルから南に１００ｍほど下がったところある長風公園の水族館の写真です。手前側に写っている手入れされた花壇は公園内にいくつもありました。

　写真の右手に写っている白いクジラのモニュメントはこの施設の看板で「長風海洋世界」と書かれていました。このモニュメントは子供のクジラを表しており、後ろに移っている施設は親のクジラを表しています。すなわち、この施設はクジラのかたちをしているのです。ここでは、舟に乗って船の底から池の魚を見ることができます。また、立体映像を見る施設があります。料金はすべて参加すると大人１９０元です。

　この施設の他にもう１つ水族館があります。こちらは「海底世界」と言う名前です。スナメリのショーと立体映像が楽しめます。すべて参加すると大人２１０元です。