2010/02/20 - 2010/02/26
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juniojuneさん
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世界史の授業をやっているにもかかわらず、ヨーロッパに一度も行ったことがないというのはよろしくない、ということで、ザ・定番のパリへ行ってきました。世界史の資料集に乗っているものや場所が多くて感動しきり。そして、以前に行った台湾・香港と違う敷居の高さも感じました・・・。が、とても楽しかったです。ヨーロッパもはまるかも・・・
どんなヤツが書いているんだと興味をもたれた方はこちらへ↓
http://blog.goo.ne.jp/juniojune
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 自転車
- 航空会社
- JAL
-
2月の頭に旅行を決定して20日発でした。以前からパリに入ってみたいなあと思っていたんですが、僕的にはかなり急激な展開でした。
当初はルフトハンザによるトランジットを楽天トラベルで予約しようと思っていたのですが、JALで往復88,000円というのを見つけ、そっちにしました。個人的には税金が投入されての安価というのには抵抗もあったのですが、安さに負けました(笑)。
実はこの旅では「沈まぬ太陽」をずっと読んでました。当然、JALの機内でも読んでました。スチュワーデスさんが通るたびに、表紙が見えないように挙動不審でした。「御巣鷹山編」を機内で読んだ時はさすがに怖かったです・・・。 -
ヨーロッパに行ったのは初めてだったので、10時間以上のフライトは興味津々でした。
まず一番心配だったのは、通路側の席が取れるかどうかということ。トイレが近い僕には死活問題でしたが、何とか確保できました。
写真の機内食は離陸後一時間後くらいに配られました。その後、しばらくして消灯。デニッシュが暗闇の中配られ、到着一時間前に軽食が配られました。成田をお昼前に出発して、パリに午後3時頃到着。
「カールじいさんと空飛ぶ家」「20世紀少年最終章」「風が強く吹いている」を鑑賞。カールじいさんをみながら感動で目がウルウル状態で機内食を食べ、「風が…」を見ながら感動で目がウルウル状態で二度目の機内食、と、ちょっと間が悪かったです。スチュワーデスさんは気持ちが悪かったかもしれません。
消灯後、読書灯をつけて読書(沈まぬ太陽)をしようとしたんですが、読書灯は思ったよりも周りの人に迷惑でした。指向性が弱い!よそで、読書灯を付けっぱなしの人がいましたが、周りの人は寝にくいようにみえました。そんなわけで我慢して、「20世紀少年」を鑑賞。ネットでは酷評されてますが、まあ、こうまとめるしかないかもね、って感じでした。さらに暇だったので、PSPに落としたテレビ録画を鑑賞。
隣には日本人女性二人組(社会人)がいました。この二人、旅のしおりを作ってました。「初めてのパリ、弾丸ツアーだけど、やるっきゃないよね!?」みたいな表紙が付いたちっちゃいスケッチブックというかスクラップブックに行動予定がびっしり。るるぶなどの切抜きが貼ってあり、そこに色ペンで「カワイイ!」とか「絶対にGET!」とか。本当にこんなもの作る人いるんだーと感動しました。
って、人のことをのぞいてるなって話ですね。スミマセン・・・ -
シャルルドゴール空港に到着です。色んなホームページを見ると、入国審査官は超適当でスタンプすら押してくれないとありましたが、全然そんなことありませんでした。僕の前にいた男子大学生は「詰問」されてました。身振りから察すると、何日間いるんだ?一人か?どこへいくのか?などなど。ま、審査官はスキンシップのつもりだったのかもしれませんが、大学生はあたふたしてました。
で、緊張の面持ちで僕の番。パスポートを差し出すと、無言でスタンプを押して返してきました。え、何で??
空港でミュージアムパス4日間を買いました。大きな看板が出ているので場所は分かります。日本語も多少通じました。ただ、JCBカードが使えませんでした。結局、パリでJCBカードはほとんど使えませんでした。マスターカード(ICチップ付き)がほとんどの場所で使えました。駅のキオスク的な売店や券売機などでも使えたので、両替はあまりしなくても何とかなるかもしれません。
4万円両替したのですが、結局現金を使ったのは2万円弱かな?これももっと減らせると思います。
空港からエールフランスの空港バスでモンパルナス駅に向かいます。渋滞もなくスムーズでした。
大陸の国らしく、地平線が見えるということはありませんが、広大な平野を感じました。
高速を降りて、石造りの建物の町に入ってくると興奮です。さすがフランス?芝生のサッカーコートが何ヶ所もありました。 -
ホテルはコンコルド・モンパルナス。ソフトドリンク飲み放題のシティービューの部屋です。
一泊1万5千円くらい?でした。
香港や台湾でこれくらい出すと、中の上・上の下くらいの部屋に泊まれます。ウエルカムフルーツがおいてあるくらいの。
しかし、さすがパリ。
ホテルのランクとしては普通でした。
ヨーロッパのホテル自体が初めてだったので、よくあることかもしれませんが、メモ。
・冷蔵庫にソフトドリンクが入っているけど冷蔵庫が冷えてない。
・歯ブラシ、髭剃りがない。
・ウォシュレットがない(当たり前)
でも、歯ブラシ、髭剃りを近所のスーパーで買ってきてからは快適な部屋でした。
何より、モンパルナス駅に徒歩2分というのが最高です。空港バスの乗り場への2分です。しかも始点なので、満員で乗れないということもありません。いわゆるパリ観光の中心地からはやや外れますが、旅行の拠点とするには申し分ないホテルです。スーパーも近いし。 -
パリでは時差ぼけが全く治りませんでした。夜9時にはもう寝てしまいました。そんなわけでナイトライフは全く満喫していません。しかし、深夜2時には再び目が覚めてそこからずっと起きてました。普通の旅行だったらなんとももったいない生活リズムですが、後述の通り、バンクーバーオリンピックが開催されていたので、それを見るにはちょうどよかったです。
夜はずっとオリンピックを見て、朝7時前には毎日行動を開始しました。写真は朝7時頃のモンパルナスです。子午線の位置のせいか、高緯度のせいかはよく分かりませんが、7時といっても夜です、暗いです。人もほとんど動いてません。ベリブ(パリのレンタル自転車)を探してうろうろしていましたが、この段階ではまだ使い方が分からず、乗れませんでした。結局、この日の午後から使い出しますが、それもまた、後ほど。 -
モンパルナス駅からヴェルサイユ宮殿を目指します。モニターで行き先を確認して列車に乗り込むのですが、ホームの指示などがよく分からず、1本電車を逃してしまいました。ヴェルサイユ・シャンティエ駅が最寄なんですが、モニターには当然終点の駅名が出ています。その下を経由駅名が流れていくので、目を凝らしてじーっと見てました。
切符の買い方が難しいです。自動券売機の扱い方がよく分かりません(地下鉄の切符はとても買いやすいんですが)。あれこれいじり倒しているうちに、偶然、ヴェルサイユ宮殿最寄り駅の駅名が出てきたので事なきを得ましたが、地下鉄以外の路線で自動券売機を利用したのはこのときだけで、2日後にディズニーランドに行ったときは、窓口で買いました。I want to go to・・・で買えました。ガイドブックの地図を見せて、「ココ、ココ!」でも買えました(笑)。
モンパルナス駅は毎日、色んな時間帯に利用しましたが、とても混雑していました。国内旅行をする人たちが多いようで、大きなリュックサックをしょっているが多かったです。どこかにサッカーの応援に行くのか、20人くらいの若者が、応援のコールをしている時もありました。雰囲気がよくない、という情報もあったのですが、僕は全くそんなことは感じませんでした。あの雰囲気、日本の駅とは全く違いますね。好きです。 -
国鉄に乗ってヴェルサイユ宮殿に向かいます。車両はとても古く、落書きだらけで、暖房も入っていない、一般的にはあまりオススメできるものではありませんでしたが、海外に来てるなーという高揚感はなんともいえないものでした。乗客はほとんどいませんでした。
40分くらいかかったような気がします。
車窓はすぐに田舎街になりました。フランスはパリもいいですが、地方に行ってもいいかもしれませんね。フランス語がまるでダメな僕には無理ですが。教会とそれをとりまく町並み、そして畑。のんびりできそうです。
フランス革命の最中、パリの女性たちがヴェルサイユまで行進して、国王一家をヴェルサイユからパリに「連行」するという事件が起こります。
パリから車窓を眺めていて、「パリからこれだけ離れたヴェルサイユに国王がこもっていたら、民衆は『パリの現実を見てみろ!』と怒るだろうなあ」と感じました。
パリとヴェルサイユは直線距離で20キロと、世界史の資料集にはあるのですが、実際に感じた距離はそれ以上でした。 -
ヴェルサイユ・シャンティエ駅を降りた広場です。
ヴェルサイユ宮殿観光の玄関口はヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅になっており、こちらの国鉄の駅は閑散としていました。雨がやんだ直後だったのでさびれた雰囲気がいっそう際立ってました。
国鉄に乗っているうちにトイレに行きたくなったのですが、駅の有料トイレしかなく、50戦と払って利用しましたが、まー汚い!謎の(あまり考えたくない)液体で床が濡れている、紙がない、水が流れない。あまりのすごさにトイレの写真も取りましたが、さすがに掲載は差し控えさせていただきます。
トイレについては、香港・グアム・台湾に較べ、遥かに汚かったです。これは、駅のトイレだけではなく、ルーブル美術館やオルセー美術館などについてもそうでした(美術館のトイレは不快感はありませんでしたが、きれいではありませんでした)。文化の違いだから批判するつもりはありませんが、やはり日本のトイレの綺麗さは世界に誇れると思います。と、高校のトイレ掃除の生徒にもほめておきました。
ちなみに、駅から宮殿までは一キロ以上歩きました。道は迷いませんでした。 -
ヴェルサイユ宮殿に到着です。今回訪れた観光地の中で一番こんでいました。世界中からの観光客が来ていました。もちろん日本人の方も多かったです。ちなみに、今回の旅行で唯一日本人に会わなかったスポットはディズニーランドでした。わざわざディズニーランドに行く日本人は少数派なんでしょうか。
多くの観光客はツアーバスで来ていて、駅から歩いてきた人たちは少なかったです。
宮殿の外壁からして細かい装飾でした。いちいち写真を撮っては、「へぇー」と感心してたんですが、パリに滞在するうちに、少々のことでは感動しない不感症になっていく自分を感じました。 -
中はこんな感じです。ぎゅうぎゅうということではありませんが、結構こみ合っていました。大切な部屋などではどのツアーも立ち止まって説明するので、そこでは渋滞が発生します。そんなときは日本人ツアーのそばに行ってガイドさんの説明をただ聞きさせてもらいました。オフシーズンの午前中でもこの混みなので、観光シーズンだったらもっと混雑してるんでしょうか。
正直、あまりにこんでいる部屋は何も見ずにするするっと通り抜けさせてもらいました。
しかし、一つ一つの部屋に絵画・彫刻・そして装飾と何を見てもおなか一杯です。パリ旅行は眼精疲労との戦いです。 -
今回の旅行でのハイライト、鏡の間です。世界史の資料集みたいな写真ですが、この空間に自分が立てたということに大感動しました。ヴィルヘルム1世の戴冠式やヴェルサイユ条約調印などがここで行われたんだなあと思うと、感慨無量です。20分くらいここにいました。あと、知り合いにメールしまくりました(笑)。この空間に1万人が収容できるという話も聞きました。そこまでのスペースはないように感じましたが、ぎゅうぎゅうにつめれば可能なんでしょうか??
今でこそ大きな窓、大きな鏡を配して部屋を広く見せる槍方は一般的ですが、昔はこの部屋の圧倒的な存在感は群を抜いていたのではないでしょうか。それこそ、フランスの財力・国力の象徴というか。王政の廃止後、王権の象徴的存在だったヴェルサイユ宮殿の取り壊しも検討されたものの、美術館・歴史的建造物としての保存が決定されて今に至っています。ほんと、当時の人々の決断に感謝です。 -
資料集で見るのも大好きな、ナポレオンの戴冠(一部)です。ナポレオンが自ら冠をかぶり、さらに自分の手でジョゼフィーヌに戴冠をした、という話は、ほとんど全員の世界史教員が授業で行うほど鉄板です。
とにかくでかいです。デジカメで写真に収めようとしても全体像を入れることがなかなかできないほどです。
この写真はヴェルサイユ宮殿のものです。始めてみた僕は感動のまま5分くらいこの絵の前にずっと立ち尽くしていたのですが、翌日ルーブル美術館に行くと、また同じナポレオンの戴冠の絵がありました。いったいどういうこと!??と思って調べてみると、ヴェルサイユ宮殿の方は模写であるとのこと。僕は模写の前で感動して立ち尽くしていたのか、とちょっとショックを受けたのですが、模写の方も作者であるダヴィド指揮による製作らしいです。コピーや写真のなかった当時では作者本人による模写も一般的だったとか。ただ、ヴェルサイユのほうには弟子の手も多く入っているらしいです。
ヴェルサイユのほうが架けられている部屋の照明が暗く、こみあっているので、じっくり鑑賞したいならルーブル美術館の方がいいかもしれません。
この戴冠式はノートルダム大聖堂で行われたらしいです。世界史の資料集などにはこれについてはほとんど触れられていません。このことを書いたら、ノートルダムももう少し身近になるのに・・・ -
戦史の回廊と呼ばれるエリアです。フランス建国からナポレオンまでの戦いを大きな絵画で紹介しています。
ここ、オススメです。ツアー客がここまで来ないので空いています。壁に沿って見ていくと、フランスの歴史をたどれます。正直、知らない戦いも結構あるのですが、ところどころメジャーな戦いも出てきて、「おっ」と思います。十字軍とかアメリカ独立戦争なども出てきます。
戦いの様子だけではなく、兵士たちの服装・武器などに注目しても面白いです。 -
ブルボン朝の初代王のアンリ4世がパリへ入城した時の絵です(だと思います)。
プロテスタント(ユグノー)だったアンリ4世はユグノー戦争において頭角を現しますが、カトリック勢力が強いフランス統治のためにカトリックに改宗してパリに入城しました。パリは特にカトリックが強い都市だったそうです。その後、ナントの勅令をだし、個人の信教の自由(カトリックかプロテスタントのどちらかを選べる。ヨーロッパでは初。)を認めて、フランスは内戦状態を脱し、繁栄の道を歩んでいきます。
もう少しフランスの歴史に詳しければ、一枚一枚の絵をもっと興味深く見られたのになあと、勉強不足を痛感しました。 -
どういう理由でかは分かりませんが、抱き合っている兵士。
とにかく一枚一枚の絵がとんでもなくでかいので、一枚の中でいろんなドラマが起こっています。
写真と違って、絵は人が描いている以上、画面内にあるものには何らかの意味があるはずです。この二人はなぜ抱き合っているのか。謎です。 -
ヴェルサイユからパリ市内へRERで移動です。RERが地下鉄に乗り入れているという形なんでしょうか。よく分かりませんが、エッフェルタワーと名前に入る駅で下車しました。
ここがRER(地下鉄?)初使用で、以後滞在中は頻繁に使いました。電車について気がついたこと…。
・治安が悪いとガイドブックに書いてあったが、今回はそういう経験はなかった。
確かに外国人ばかり乗っていて(当たり前)、はじめは少し怖かったですが、ただそれだけでした。ごく普通の通勤電車と言った雰囲気でした。日本の地下鉄のように、お互いに無関心を決め込んでいる雰囲気。
・アコーディオンを弾きながら車内を回っているパフォーマーがいた。
これはガイドブックなどで見ていた通りなので少し感動しました。ひとしきり弾いた後、帽子片手にチップを集めていました。払った人がいたかは分かりませんが。
・キップは入る時だけ必要で、降りる時は特に必要ない。
って、ガイドブックには書いてあるんですが、始発駅では入城口でも不要なこともあり、よく分かりませんでした。
・観光地の駅で、切符を買えずにまごまごしていると、「チケット?」とか言って怪しい人が近付いてくる。
ガイドブックなどでは、こうした人は親切を装って手持ちのニセ切符を売りつけてくる、とありました。自動券売機は慣れないとなかなか望みの切符が買えません。観光名所が近い駅でまごつかないように、あまり人のいない駅の券売機で散々練習することをオススメします(笑)。僕はモンパルナス駅で練習しまくりました。
で、ようやく本題のエッフェル塔ですが、写真撮っただけで登りませんでした。結構な行列だったので。もともと高いところから風景を見る、ということにあまり感動できないタチなので、まわりから眺めるにとどめました。
この後出てくるほぼ全ての観光地で、アフリカ系の人たちがエッフェル塔のお土産を路上で売っている、という光景をあちこちで見ました。エッフェル塔の模型を大きなリングに通し、ぷらぷらと歩いていて、適当に観光客に声を掛けていました。しかし、売れている様子は全くありません。果たして、実のある商売なんでしょうか。疑問です。
あと、ディズニーランドの駅を降りたところにもいました。日本では舞浜駅からランドまでが全てオリエンタルランドの私有地となっており、そういう路上販売は厳しく規制されているのとは対照的です。 -
エッフェル塔からアンヴァリッドを目指します。ベリブというレンタルサイクルで移動したのですが、説明は後ほど・・・。
パリの街は絵になります。というか、絵になりすぎます。なんだか広大なテーマパークを歩いているような錯覚を感じます。ディズニーシーを思い出しました。本当はこういう古い町並みをテーマパークが再現しているんですけど、僕にとっては、パリがテーマパークを真似ているように思えてしまえます。
写真の通り、パリは路駐天国です。駐車場はあまり見なかったので、これが一般的な駐車方法なのかもしれません。一方通行が多いので、路駐でも不便はないようです。
この日は日曜日だったので、写真のような細井道に入ると車の通行はほとんどありませんでした。
書いていて思いだしました。パリではパトロール中の軍人さんをよく見ました。
台北の軍人さんより遥かに緊張感がありました。上官一人と、部下二人の三人が三角形のフォーメーションを取りながら、辺りに睨みを利かせていました。写真を撮ろうと思ったのですが、あまりの迫力に隙がなく、断念しました。。。 -
エッフェル塔のそばにあったアルファロメオのお店にディスプレイされていたMito(ミート?ミト?)です。
この車、とても憧れてます。次の車に欲しいなあと妄想していますが、日本では一台も見たことがなかったので、思わず写真を撮ってしまいました。残念ながら日曜日だったのでお店はお休み。
こうして見ると、白もいいなあ。
当たり前ですが、パリではルノーやシトロエンだらけでした。日本車で一番見たのはマーチ、次いでデミオ、プリウスでした。マーチやデミオはデザインが欧州車っぽいから、パリでもそこそこうけているんでしょうか。
香港はレクサスだらけ。台湾はありとあらゆる日本車(の中古車)が走る。パリではマーチ。地域ごとに選ばれる日本車が違うんですねー。 -
ベリブ(レンタサイクル)です。ガイドブックにも載っているんで、詳しいシステムは割愛しますが、基本的に30分以内に写真のようなスタンドに返せば、一日に何回使っても1ユーロです。
面白いので、一回くらいは乗ってみることをオススメしますが、交通手段として過信しすぎてはいけないと思います。
問題は自転車を返す時です。スタンドは自転車を一台ずつ固定するようになっているのですが、空きがなければ返却できません。これが空きがないのです。特に右岸(のルーブルからバスティーユ方面)はことごとく一杯でした。逆に左岸はガラガラで使用できる自転車がない場合もありました(故障している自転車も多い)。30分以内に返さないと〜と焦りながらスタンドを探し、ようやく見つけても一杯だった時の絶望感は計り知れないです。スタンドを探してさまよい、いつしか現在地も分からなくなってしまう。そして気付けば1時間も乗っていた(超過料金を取られます)。そんな経験をしました。精神衛生上よくありません。
パリは一方通行が多いです。日本だったら、(本来は通ってはいけない)歩道などをすいすい行ってしまうこともありますが、パリでそれをやっていいのかどうか、現地の感覚が分かりません。律儀に道路標識に従っていると、ぐるぐる同じところを回るハメになります。ええ、ぐるぐる回りました。ちなみに、石畳の上は走りづらいという情報もありましたが、僕はそう感じませんでした。夜に雨が降って濡れていた石畳も特に危険は感じませんでした。
サドルがやや前傾ですが、すぐ慣れます。ギアは3段階で程よい感じです。
色々書きましたが、是非一回は乗って見てください。何より、「パリを自転車で走っているー!!」という高揚感は他では得がたいものがあります。 -
アンヴァリッド(廃兵院)の中にある軍事博物館です。写真は多分、第二次世界大戦中の日本のマンガに描かれたルーズヴェルト大統領だと思われます。
アンヴァリッドは、フランス革命時に民衆がここを襲って武器を入手、さらにバスティーユを襲って弾薬を入手という感じで世界史では出てきますが、アンヴァリッドはやや重要度が落ちるので、チョークの色は白です(笑)。
アンヴァリッドにはいくつもの博物館があり、それぞれにボリュームがあります。じっくり見れば2、3時間は余裕でかかります。特に軍事博物館はフランス軍事史を古代から現代まで網羅していて、フランス語が分からなくても楽しめます。改めてフランス史とは戦いの歴史だったということが分かります。日本は他国との戦争の経験がほとんどなく、国土の消失も第二次世界大戦後のみですが、フランスはしょっちゅう国境線が移動し、国土を失います。この辺の感覚は日本人にはなかなか捉えにくいところです。ヨーロッパ史をどう理解すべきか。日本史専攻の僕には難しい課題です。 -
アンヴァリッド内のサン・ルイ教会です。このあとノートルダムやサント・シャペルにも行ったのですが、個人的にはここが一番好きでした。なんかいいにおいがした・・・。写真の通り、白亜の堂内がとても印象的です。宗教建築って異文化を体験できる一番の場所かもしれません。観光客もほとんどいないので、教会の雰囲気にどっぷりとはまるにはおすすめの場所です。
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ここから三日目(パリでの行動としては二日目)。
天気予報を見て行動開始です。
ホテルではフランスのニュース専門チャンネル、ヨーロッパ全体を対象にした?ニュース専門チャンネルなどがやっていて、天気予報はそこを参考にしました。1、2ヶ月前にヨーロッパに大寒波襲来で大雪なんてニュースも日本で流れていて心配しました。が、結局最高気温が10度前後、曇り時々雨という天気が滞在中ずっと続きました。
木々は落葉していてちょっと物寂しい雰囲気のパリでした。オンシーズンに来たら、華やかな感じなんでしょうね。でも、安く旅行できるこの時期も大変魅力的です。 -
ベリブで凱旋門を目指します。写真はアレクサンドル3世橋。夜のような写真ですが、朝7時過ぎです。結構暗いですが、自動車の量も多くなかったので快適な運転ができました。モンパルナス駅そばのベリブスタンドで自転車を借り、アンヴァリッド付近で1回返却。再度借りて凱旋門まで行きました。
薄暗く、ライトアップもされていないアンヴァリッドやエッフェル塔は威厳がありつつも、かなり怖かったです。
この橋を渡ってシャンゼリゼ通りを凱旋門に向かって進んで行きました。やや上り坂。そして交通量が多い!こんな時間帯にこんな場所をベリブで走っているのは僕一人でした。 -
朝7時半頃の凱旋門です。当然ながら開いてないので、外から見学。でも、それで十分。通勤の車が増えだしてきましたが、シャンゼリゼ通りのお店はまだ閉まってます。
あまりの交通量の多さにベリブでの移動はここで諦め、地下鉄でノートルダムを目指すことにしました。数キロしか離れていないので、自転車移動は十分に可能ですが、シャンゼリゼ通りは片側3車線くらいあって、一番右側(車は右側通行)の車線ですらバスがびゅんびゅん飛ばしてくるので怖いです。 -
マックがあったので、朝マックで済ませました(「凱旋門前店」っていう名前なのか??)。朝マックのエッグマフィンは日本のものと大差なかったですが、この後行ったルーブル美術館地下のマックで食べたハンバーガーは、日本とパンが全く違いました。なんというか、「パン」なんです。いや、日本のがまずいというわけではないです。フランスのものはパンが自己主張しているくらい「パン」なんです。美味しかったです。
とても大きい店舗ですが、お客さんは僕を入れて数人。そりゃそうだ。お店の人は食材の搬入に忙しく、お客さんが並んでいても、物品数の確認ばっかりやっていて注文をとらない、などフランス感満載です。でもこのほったらかされ感が海外の醍醐味です。つくづく日本はサービス天国なんだなあと実感します。 -
シャンゼリゼ通りに掲げられた「たまごっち」の看板。
香港や台湾では日本のマンガ・アニメ文化が町中に進出していましたが、パリではこの一枚しか見つけられませんでした。「フランスでは日本のマンガ、アニメが大人気!」というニュースをたまに見ますが、あくまでサブカルとしての人気なのでしょうか。
ヨドバシカメラみたいなお店がモンパルナス駅のそばにあったので、そこに行ってみたら、日本のマンガ売り場がありました。しかし、スペースは台湾に較べると狭かったです。中高生くらいの男女が熱心に立ち読み・座り読みしてました。
そこで、スラムダンク、ワンピース、君に届け(フランスでは「SAWAKO」というタイトル)を購入。それぞれ7ユーロくらいでした。割高。 -
シテ島から歩いてルーブル美術館へ(結構時間かかりました)。開館とほぼ同時にモナリザへGo!途中にサモトラケのニケがありましたがとりあえず素通り。案内掲示に従ってモナリザに到着しました。朝早くだと客も少なくて落ち着いて見られるというアドバイスに従っての行動です。たしかに最前列で見ることはできましたが、数メートル前に柵が設けられ、さらにガラスに入っていた小さなその絵は、目を凝らさないと細かい様子が分かりませんでした。「モナリザ」を見た、という経験を得るためだけに見たといった感じ。至近距離でじっくりと見られるほかの絵画に比べ、感動はかなり薄かったです。
ただ、アドバイスの通り、昼前にもう一度見に行ったら、黒山の人だかりで最前列に到達するにはかなりの時間がかかりそうでした。 -
ノートルダム寺院内部です。早朝だったため、展望台?塔?には登らず聖堂のみを見学しましたが、十分満足しました。たくさん写真を撮りましたが、フラッシュ撮影禁止のため、あまりよく撮れたものはありませんでした。残念・・・。ジャンヌダルクの像もありました。魔女だと弾劾され処刑された彼女の像が、今は教会に置かれている。歴史を体感できる場所です。
ゴシック様式は、教科書的には「重厚な、洗練されていない」などと表現されますが、たしかにとても重厚でした。装飾が幾重にも施されていて、洗練されてないといわれれば確かにそうかもしれません。しかし、その荘厳な雰囲気に圧倒されました。
三日目と六日目(最終日)の2回訪れたのですが、最終日は朝早く行ったこともあり、ミサをやっていました。しばらくその様子をずっと見てました。しかし、結構長いんですね、あれ。結局最後まで見届けることはできませんでした。
ナポレオンの戴冠式もここで行われたということです。あの絵に描かれている場所は、おそらく聖堂の一番奥で、観光客のルートからはかなり遠くになってしまいますが、かろうじて「あの辺かな」とうかがうことはできます。フランスの歴史のど真ん中にあるこの寺院でナポレオンが皇帝となる。過剰演出ではありますが、痺れます(笑)。 -
エジプトコーナーにあった美術品です。何やらビート板でバタ足する人みたい。何かの意味はあるんでしょうが、詳しいことは分かりません。造形がユニーク。
午前中のエジプトコーナーは完全な無人でした。 -
スフィンクス、じゃなくて完全なるライオンでした。ありがとうございました。
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前段で彫刻は本来置かれるべき場所に置かれるべき、と主張したにもかかわらず、サモトラケのニケにはそういう気持ちは抱かないという自己矛盾・・・。
このアングルからの写真を載せている世界史の資料集もあるんですが、もう、僕にとって「サモトラケのニケが置かれるべき場所」ってのは、階段を上がったこのスペースなんですよね。世界史の資料集の見すぎ。
この階段に続く長い廊下にも彫刻が左右に並べられていて、階段を上った所にサモトラケのニケ。もう圧倒されっぱなしです。 -
彫刻もたくさんあります。何箇所か彫刻を集めた中庭のようなスペースがあり、いろんな彫刻が置かれていました(屋根が付いていて、室内です)。
個人的には、彫刻は博物館ではなく、本来置かれるべき場所に置かれてこそだと思っています。上野の国立博物館で仏像を見たときには強い違和感を感じました。やはり仏像は寺院に置かれてこその仏像だと思うのです。西洋彫刻もそうだと思います。
まあ、ルーブル美術館はかつて宮殿だったので、置かれていてもそれほど違和感はないのですが、それでもエジプト文明などの古代文明の像が置かれているのは強い違和感を感じました。
じゃあ、絵画はいいのかよ!と自らに突っ込んでしまいます。絵画は特に気にならないんですよね。額縁で外界と「断絶」してるからなのか・・・。 -
ルーブル美術館は広大です。行けども行けども展示物が並んでいます。だんだん疲れてきて、歩きながらちらっと見る程度になってきてしまいます。
もしルーブル美術館じゃなくて普通の美術館にあったら、美術館の主役、4番打者になれるのに、ルーブルにあるがために埋没してしまっている作品も多いんじゃないかなあ、と。
巨大な絵画にも圧倒されます。いったいどうやってここに運び入れたのか、という素朴な疑問を抱かざるを得ません。 -
お茶目な看板。フラッシュ撮影や展示品に触ることなどを禁止しています。こういう看板などにも、日本の美術館にはないユーモアが感じられます。これくらいのおふざけならどんどんしてほしいところ。
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作者もタイトルも分かりませんが、お昼寝中の猫。ラブリー。
こういう琴線に触れる一枚に出会えるのが美術館の楽しみ。 -
これなんだか分かりますか?
猫のミイラです。ちょっと細長くなるんですね。
猫は人類最古のペットなんてことをよく言われます。エジプト文明において、家畜ではなくペットとして飼われていたことが明らかになっているからです。ミイラにするということは来世に連れて行こうとしたのか、飼い主とともに復活させようとしたのか、いずれにしても離れがたい存在だったということの現れでしょう。 -
ルーブル美術館は広大です。3、4時間いたら目がしょぼしょぼしてきました。さらに視覚的情報量のあまりの多さに思考が停止してきました。
そして気が付いたら彫刻のお尻を撮影する自分がいた・・・。
危ない危ない。おかしくなってきたので休憩。 -
左手奥に『ナポレオンの戴冠』の本物があります(別にヴェルサイユ宮殿にあるものが偽物、というわけでもないんですが…)。そして、写真には写ってませんが、右側には『民衆を導く自由(の女神)』があります。この部屋、世界史の資料集で超有名な絵画に挟まれるという、なんともぜいたくな空間です。写真はお昼ごろなので多少混んでいますが、朝一でこの部屋に行ったときには、僕しかいませんでした。この二枚の絵画をわずか数分でも独占できたというのは、人生の貴重な経験でした。鳥肌が立ちました。
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ルーブルを出て、コンコルド広場に向かいます。ここはフランス革命の際にギロチンによる処刑が行われた場所なんですが、普通の大きな交差点といった印象でした。ルイ16世処刑の絵と現地を見比べたところ、石造りの高台の位置がちょっと違うような・・・。でも、せっかくなので、当時の見物人の目線で交差点を見下ろしてみました。
写真はコンコルド広場に向かう途中の公園の池。鳥がえさに群がってます。パリはこの白い鳥が至る所にいて、餌をくれる人にたかっておりました。 -
オランジュリー美術館、モネ『睡蓮』の超拡大です。睡蓮です。この美術館は、はっきりいってよく分かりませんでした。10分くらいで出てきてしまった。でも、ほかの人たちはベンチにこしかけてずーっと見てました。
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ベリブでルーブル美術館から移動し、バスティーユにやってきました。途中、一方通行に泣かされ、いざ到着してもベリブスタンドが満車で返却できない、と散々な目に遭いました。
実際のバスティーユ牢獄はここから少し離れたところにあるとのことです。まわりは住宅地というか、下町というか、地元の人たちの生活エリアという雰囲気でした。あまり見るものはなかった、かな? -
日本での僕の愛車、マーチを見つけました。パリの街に合います(笑)。
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モンパルナスに帰ってきて、ホテルから歩いて10分弱の大型スーパー、monoprixへ行きました。ここ、すごく楽しいです。あと、安いです。ここのテイクアウトコーナーのクロックムッシュ、安いしおいしいし、本当に素晴らしかったです。
写真は地下から一階へのエスカレーター。カート専用のエスカレーターがあります。日本では見た事ありません。 -
チーズ大好き人間の僕としては、充実したチーズコーナーは天国でした。毎日いろんなチーズを購入して、ホテルの部屋で食べ比べました。山羊のチーズが個人的にはお気に入り。
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ワインコーナーも充実していました。ただ、僕はそんなにアルコールには強くないのでできるだけサイズの小さいのを選びました。
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パリで丸一日行動できる最後の日は、ディズニーランドパリです。香港に続いて海外パーク二つ目。これで残るはロスとフロリダ。アメリカ残しです。
ディズニーランドはパリ郊外にあります。東京と東京ディズニーランドの距離よりも遠いと思います。畑の中を30分くらい電車で行きました。切符の買い方もよく分からなかったので、窓口で路線図を見せて、「ここまでの切符がほしい!!!」と英語で主張。 -
ディズニーランドパリの入場ゲートです。当日は開園の40分前くらいに到着してしまいました。小雨が降る天気でしたが、待ってる人も結構いました。数百人くらいだったでしょうか。オフィシャルホテルに泊まっていると思われる人たちは優先入場していました。
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日本でいうところのワールドバザールはアーケードは設置されていません。しかし、メインストリートと並行して走る二本の道が左右にあり、ここはアーケードがありました。人通りはほとんどありませんでしたが、こじゃれた感じがヨーロッパな雰囲気です。本物のガス灯がありました。
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ホーンテッドマンション。日本とは大幅にストーリーが違います。というか、ストーリーが明確にあります。詳しくは他サイトなどにあるので省略しますが、パリに来たら絶対に見るべきだと思います。
日本と同じギミックがほとんどですが、所々に主役の花嫁の姿&歌声。怖さが多少アップしてます。そして、ラストの墓場のシーンが大幅に違います。驚かせること・怖いことに軸足を置いたような構成です。死者が自分たちで大騒ぎしている日本版に比べ、明らかに死者が人間たちにコンタクトを取りにきている印象です。怖がらせようとしています。そんなに怖くはないですが(笑)。
外からの見た目は湖畔の高台にたたずむ小さな一軒家といった雰囲気で、マンション(邸宅)という雰囲気はありません。 -
カリブの海賊の入り口そばです。パリのディズニーランドはアドベンチャーランド付近の作りこみが半端ないです。歩いていて楽しめるようになっています。
さて、カリブの海賊も日本版と違います。しかし、出てくるシーンなどはほとんど同じです。構成が違います。
二回落ちます。そのため、最初にベルトコンベヤーでかなり高く引き上げられます。
日本では現代?滝→(海賊たちのドクロ)→海賊の活躍(戦争・略奪・大騒ぎ)→海賊の末路(牢屋)という流れですが、パリでは、滝→海賊の活躍→海賊の末路→滝→現代?という流れです。
パリの構成はなかなか好きです。最初の戦争のシーンに突入する前、水路に作られた窓からちらっとそのシーンが見える場所が雰囲気出てます。おそらく、海賊たちに責められている砦側からの視点です。そして、ボートは急流に乗ってスピードを出して戦争のシーンに突入していきます。日本のように、暗闇の中をゆっくりと進んでいって戦争、もいいですが、勢いのよさにはテンションが上がります。後ろのフランス人親子も「ヒーハー!」と大盛り上がり。 -
イッツ・ア・スモールワールド。しかしディズニーランド内がイッツ・ア・スモールワールドになっています。いろいろな国からの旅行客がいるので。
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新しいということもあってか、日本のものよりも人形がかわいいです。日本エリアも充実していました。
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もともと、イッツ・ア・スモールワールドはアメリカで開かれた博覧会にディズニーが出展したものらしいです。ということで、アメリカが出てきません。日本のものにもアメリカ合衆国を表現した箇所はないはずです、たぶん。
しかし、パリにはUSAゾーンがありました。これはとても新鮮でした。ここを見れただけでも大収穫です。 -
ピーターパンのライドが少し大きかったり、白雪姫が最後ハッピーエンドで終わったりと、日本と微妙な違いがありましたが、一番の大きな違いは、歩いて展示を見て回るアトラクション(ウォークスルー?)が多いことです。
写真はアラジンです。通路を歩いて行くと、映画で出てきたシーンを表した絵画、オブジェなどがあります。こういうアトラクション(?)が数個ありました。日本にはあまりないし、あったとしても誰も行かないと思いますが、ヨーロッパの人たちはこういう展示物を見るのが好きなんですかね。 -
パリのディズニーランドのお城はシンデレラ城じゃなくて眠れる森の美女のお城です。シンデレラ城より小ぶりな印象を受けます。そして内部には眠れる森の美女関連の展示がありました。そして地下にはドラゴンが・・・。かつて日本にあったシンデレラ城ミステリーツアーのラストに出てくるドラゴンを少し小さくしたようなドラゴンがいました。
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ミクロアドベンチャーの待合室です。モニターが5つ並んでいますが、各言語のテロップが流れていました。フランス語、ドイツ語、英語、イタリア語、スペイン語あたりでしょうか。EUという場所柄を感じました。言語が入り乱れているから、ジャングルクルーズがないのかなあと思いました。ガイドさんを何ヶ国語分用意すればいいのかって問題があるのかな、と。香港では3ヶ国語に対応していましたが、パリにジャングルクルーズを作るとなると、言語対応が壁となりそうです。
ちなみに、待ってる時はひたすらスポンサーのCMが流れていました。日本でもスポンサーの付いているアトラクションは多いですが、企業名がちらっと出ているだけでCMが流れることはまずありません。お国柄の違い?を感じました。 -
何のパレードかわかりませんが、見ました。香港と同じく、パレードは実に簡単に最前列で見られます。パレードが向こうから来るなあ、と思って待っていればそこが最前列です。場所取りの必要はありません。
パリのパレードではとにかくみんな写真をよく撮ります。日本だったら、手を振ったり、一緒に踊ったりする人も結構いるんですが、とにかくみんな無言で写真を撮ります。かくいう僕もその状態です。みんなルーブルとかで写真を撮ることが習慣づけられてしまったかのように、です。 -
蒸気船マークトウェーン号です。日本は時計周りに一周しますが、パリは反時計回りです。
パリのディズニーランドが、日本と一番違うところは、「小さいことは気にしない!」ということです。イッツ・ア・スモールワールドでは数体の人形が止まっていました。日本では、一体でも人形が不調の場合はアトラクション前部はお休みするという話を聞いたことがあります。
実はこの写真、マークトウェーン号から撮っています。つまり、写っているのは、現在、修理or調整中のもう一隻のマークトウェーン号なのです。写真では見えにくいのですが、作業員の方たちがドックで水抜きをして何やら作業をしようとしています。東京ディズニーランドだったら、客から見える場所でこんな作業は絶対しません。しかしパリでは「小さいことは気にしない!」なのです。近付いてきたこちらの船に気がついた作業員が、こちらに向かって手を振ったりしてました。お国柄が違うんだなあ。
ここで僕の推測。
パリは昔から「遊園地文化」があった。現在でも街のあちこちにごく小規模の遊園地(メリーゴーラウンド)があり、ディズニーランドはその大規模なもの、という認識。なにも夢の国ではない。だから裏側が見えたっていいじゃないか。 -
帰りの電車の車内です。二階建てでした。
写真では伝わらないですが、汚いです。ごみが一つも落ちていないボックスシートはひとつもありません。いかに日本の電車がきれいなのか痛感しました。 -
ちょうどバンクーバーオリンピック開催の時期と旅行時期が重なっていました。ホテルで浅田真央選手のショートプログラムを見ました。直前までフランスがメダルを獲得したバイアスロンの表彰式の再放送をやっていたので、見られるかどうか心配しましたが、ショートプログラムの最終組はなんとか放送されました。ほっとしたー(この話、ほぼ日刊イトイ新聞に投稿したら採用されました)。
演技終了後、フランスの放送局のインタビューにこたえる浅田選手。しかし、通訳の日本語がめちゃくちゃ。通訳「あなたは、フリー、演技する」浅田「??。それはフリーでどのような演技をするか、ということですか?」通訳「…(無言)」浅田「全力を尽くして自分の持てるものを出し切りたいと思います。」お、大人だ。浅田選手。最後にはメルシーと言ってインタビュー終了。
外国人選手への通訳って、もしかしたら日本も適当なのかもしれませんね。で、選手は適当な定型文を行ってお茶を濁す、と。 -
ずっと曇天&小雨のパリでしたが、最終日に晴れました。台北に行った時もそうだったよなー。天候面では不運続き。今回の旅行も散々歩き倒しました。一日10キロくらいは歩いていたと思います。
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最終日。飛行機は午後初なので、午前中はオルセー美術館へ。ちなみにホテルでスーツケース預かってくれました。
写真はシテ島の地下鉄のホーム、だと思います。多分。いちいちおしゃれです。 -
オルセー美術館です。近代芸術が集められた美術館なんですが、現在大改修中で、半分弱の展示スペースがクローズでした。その代わりにコンパクトに展示が凝縮されていて、少ない時間で回ることができました。改修中、展示できない絵画等は世界各地を美術展で回るそうです。日本でもオルセー美術館展をやるとか。なんだかすれ違い(笑)。
台北でゴッホ展を偶然見たり、オルセーではすれ違いになったり、美術品は世界中を移動していることを実感します。 -
ゴッホの作品を横から見ると、絵具で盛り上がっているのがよく分かる・・・。
テレビで贋作師の特集をやっていたとき、ゴッホの贋作を作る時は、キャンバスに直接絵具を置くと言っていました。確かにそんな感じです。
オルセーは近代芸術が展示されているのですが、結構どぎつい内容のものが多いです。宗教絵画や戦争絵画では残虐な死の現場が描かれたり、女性の裸体を真正面から恥ずかしがらずに描いていたり。家族で来ると少し気まずいかも。でも、芸術ってそんなものですよね。 -
いよいよ帰国です。シャルルドゴール空港へ、モンパルナス駅から空港バスで移動。始発なので絶対に座れます。といっても乗っていたのは数人でした。バスの運転手がすごく陽気な人で、お客の国籍に合わせた挨拶してました。僕には「コンニチハ、○○サン〜」。
使うターミナルを運転手さんに言う必要があるので確認しておくことが必要です。
空港は出国してからはめぼしい食料品店はありません。お菓子や軽食などは出国前に買っておくことを強くお勧めします。出国後のお店は高いし、品数が少ないし、おいしくありません。 -
行きも帰りもJALでしたが、帰りはプレミアムエコノミーにアップグレードされてました。嬉しかったです。
ご飯に違いがあったかどうかは分かりませんが、やはり足もとが広いというのはいいですねー。でもお金には代えられないので、エコノミーを使い続けるとは思いますが。
どんな客層がプレミアムエコノミーを使ってるんだ?と周りを見回してみたんですが、普通の人々でした。まあプレミアムエコノミー程度ならそうなんでしょうね。ちなみに僕の隣に乗った女性(一人旅)は入国カードの職業欄に「パティシエ」と書いていました。お、おしゃれだ。この人、窓側だったんですが、フライト中一回もトイレに立たなかったんですよね。そんなこと可能なのかなあ。それとも僕が爆睡している間に跨いで行ったのか。 -
成田に帰ってくると、いつも麻薬捜査犬に癒されます。もちろん一生懸命仕事してるんでしょうが、彼らは一見すると楽しくやっているように見えます。お仕事お疲れ様です。
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