2009/07/09 - 2009/07/12
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k-kaoruさん
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東洋館からの登山道がわからない。どこにも道ないよな?あれ?って思ってると、あり得ない方向にどんどん人が進んでいく。そこは崖。下界で見たならば、「行き止まりやわ。引き返すしかないな。」って100人中100人が思うような崖。うそやん!こんなとこを暗闇の中登っていくわけ?はぁ…。先が思いやられる。気合を入れて、前の人に続く。昼間の倍、気をつけながら登っていく。寒い、暗い、怖い、崖。昼間の倍、疲れる。標高も確実に上がってる。幸いなことに私は高山病にならなかったけれど、東洋館で高山病の為に下山を決意された方が何人かいた。それだけの山やねんなぁ。改めて富士山のデカさを実感。必死に登る。だって登るしかないねんもん。苦しくったって悲しくったって…。登るのみ。八合目から九合目がアホちゃうか?ってくらい長い。今までの感覚で登ってると裏切られたと感じる。標高が上がってる分、歩みが遅くなってるのも一理あるけど、八合目の次が「本八合目」で、その次が「九合目」そしてやっと「頂上」となる。なんで?それやったら、バスが着くのは四合目にしたらいいやん!アカンの?これで、かなり気持ちが萎えたなぁ。確実にしんどくなるのが早い。40分に1回の休憩じゃ追いつかない。10分に1回でも足りない。「とりあえず、一旦、落ち着こう!」っていう状況が頻繁にやってくる。
朝日が昇る。あいにく、雲がかかりご来光は拝めず。それでも雲の間から射す太陽の光は神々しくて、温ったかくて、素晴らしかった。やっと暗闇から開放された。ただ、相変わらずの強風で寒さも増し、じっくり眺めていられる状況じゃなかった。写真も申し訳程度に数枚撮っただけ。まだまだ頂上は遠いぞー。頑張れ、私。
最後の山小屋に到着した時には無意識に中に入って味噌汁頼んでた。これがうまいのなんの。ちょっと元気でたわ。ここからが最強にしんどい。10歩進んで、一息。それが5歩になり、3歩になり。永遠にたどり着かへんと思う。「はぁ、しんどい。」しか言葉でーへん。いやぁ、その一言もでーへんな。こんなしんどいことが世の中にあったんやなぁ。誰もが無言でその一歩を必死で踏み出す。列が詰まってくると「お先にどうぞ。」と譲り合うのがマナーやけど、皆自分のほうが遅いと思ってるから、譲り合い精神がハンパねぇ。「私は前に立ちたくないねんなぁ。できれば誰かの後ろをえっちらおっちら追いかけたいねんなぁ。」って皆思ってる。何回も同じ人と譲り合う。やっと、頂上が見えた。やっぱりここからが長いねんけど…一応、ゴールが確認できたということで、最後の力を振り絞って頑張る。エイヤー!よっしゃー!ついに着いたどー!日本の最高峰、富士山の頂上に。きつかった。えらかった。それでも無事に来れた。良かった、ホンマに良かった。記念碑の前で一応、写真を。今までの写真の中でダントツ1位のブサイクさ。でも撮り直す気力なし!あー風強いー!寒いー!下り口どこー?もう下山することしか頭にない。寒すぎるねん!雪が溶けへん気温やもん。山小屋でコーヒーを飲んで、ほんの少し休憩したら即、下山。お鉢巡りして、ホンマのホンマの最高地点3,776mの場所に立つつもりやったけど、もうお鉢巡りとかしてられん。一刻も早く、下りたい。こんなに頂上での滞在時間短い人いてるんかな?とにかく、下るぞ。下りは長い。長すぎる。登りは「頂上に立つぞ!」って大きな目的を持って頑張れるけど、下りはただひたすらに下るだけ。ロープウェーとかあったらいの一番に乗り込んだやろなぁ。そんなこと言っても自力で戻るしかないんやし、止まってられへんなぁ。
富士山は頂上近くの一部区間を除いて登りと下りの道が違う。皆が同じ方向に向かうわけで歩きやすい。でも、しんどいことに変わりなし。下山道には山小屋がほとんどない。「とりあえず、あそこの小屋まで頑張ろう!」って言えない。だから、全く同じ景色に見える道を延々ジグザグに下っていく。砂利だらけの道をスケートのように滑りながら下れたりする。でも調子に乗ってると、とんでもなく滑るゾーンがやってきてドーンと尻もちつく。尻もちで済めばいいけど、骨折したり…勢い余って滑落…ってこともあり得る。怖っ。つま先が前につんのめるから爪が痛い。(靴合ってないんかな?)けっこう神経使うんですよ、下りも。
合目辺りまで下ってきて、やっと建物(トイレ)が!ここまで目標にできるようなものが全くなかったから、皆しばしここで休憩。ここまで来ると気温がグッと上がって暑いったらない。山の寒暖の差、すげぇっす!体壊しそうっす!
さて、気合を入れなおして頑張るか。ついに木々が見えた!ってことはもう五合目やんね。やったーあとほんのちょっとやー。と思ったのは大間違い。ここからがどえらい長い。「下り、120%飽きた!!」って叫んでもうた…。登りと下りの道が違うってことは木が生えてる場所も同じとは限らないってことよ。当たり前やないか。最後はやっつけでなんとか五合目まで戻ってきた。これから頂上を目指す方々のルンルン顔を見てると、「すぐに自分史上1位のブサイク顔になるからねぇ、下りは登りよりもしんどいかもよぉ。」って言ってあげたくなる。まぁとにかく、無事に富士登山を終えれて良かった。終わったらこっちのもん(何がやろ?)感慨深く、富士登山を振り返ることもなく(笑)屋台のウィンナーやらトウモロコシやらを食べ、お土産を買い込む。あぁ、俗世界に帰ってきたな、私。河口湖駅行きのバスに乗車した人全てが爆睡。皆、富士山を登って下りたんやもん、山小屋よりもバスの揺れの中の方がよっぽど寝れるんだなぁ。
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