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快晴。ホテルのベランダからも富士山が見える。今から向かうから待っててや!<br />河口湖駅前から登山バスに乗り、五合目まで行く。近づくにつれて、道路脇の駐車場がえらい事になってる。どんなけの人が来てるんやろ?<br />五合目でも2,305mの標高がある。100m標高が上がる毎に気温が0.6℃下がる。バスから降りた途端、寒いったらない。しかも今日は風が強い!飛ばされそう。キャーキャー言いながらお土産屋さんに駆け込む。高山病を防ぐ為にも、五合目で1時間程ゆっくりし、体を慣らす。神社で安全登山を祈願して、昼食。八宝菜をチョイス。めちゃくちゃ美味しかった。登り始めは半袖でもいけるかな?って思ってたけど、予想外の風の強さにレインウェアとゲイターを身につけ、準備体操をして出発。<br />最初はねぇ、そりゃルンルンで歩けるんですよ。思ってたより人も少ないし、すぐに下界が見渡せる場所に出るから張り切って写真撮ったりして。木陰の道は気持ちいいし、なんかアッサリ頂上に着きそうな気ぃするよなぁって言いながらお喋り登山。簡単に六合目に到着。いい感じで体が温ったかくなってきた。疲れていなくても、一定の時間歩いたら必ず休憩をする。私達は40分歩いたら10分休憩する、とした。必ず水を飲み、行動食を食べ、備えに備える。<br />六合目からは急にテレビでよく見る富士山の登山道!の雰囲気になり、「アレ、ちょっとしんどい。」って思い始める。もちろん森林限界もとうに越えてるから、木や草花の癒しはない。徐々に会話もなくなり、ただ黙々と歩くのみ。相変わらず風は強く、砂が飛びまくっていて、目・耳・鼻・口の中に容赦なく入り込んでくる。上から雨のように砂が降ってくるから、絶対に帽子着用!時折吹く突風は凄まじく、ポールを握り締めて踏ん張らないと、滑落して死亡…。って事になりかねない。<br />七合目から山小屋が連なってある。山小屋前のベンチで休憩。七合目を出発してからは「あーきついなぁ、しんどいなぁ、あとどれくらいで今日泊まる山小屋かなぁ?」って同じ事ばっかり言ってた。しかも、ここからは崖よじ登る、みたいなゾーン。鎖が引きちぎれるくらいの力でしがみつき登っていく。ゆっくり登ってたら団体客が後ろにピッタリくっついてて、ものすごいプレッシャー。焦る。そんなこんなで、ついに今日泊まる山小屋「東洋館」が見えた!登山ではお決まりなんかなぁ?見えてからがめっちゃくちゃ長い。見えてるのにもっすご遠い。まだ?まだ?まだ?を呪文のように繰り返し、最後の急な場所を登り終えると到着。着いたー!!終わったー!!(とりあえず)ご飯食べようー!!宿泊の手続きを済ませ、部屋で一息。個室にして正解。めっちゃキレイな部屋で、4枚の布団が敷いてある。上にロフトがあり、そこにも4枚の布団。富士山と言えば、山小屋での混み具合が尋常じゃないことで有名。1枚の布団に2人で寝るなんてのは当たり前の世界。私達もある程度、覚悟してたけど…結局、上のロフトに3人組の方が来られただけで、下のスペースは貸切状態。2枚の布団で1人で寝れる!これは奇跡的。さぁ、ご飯の準備しよう。今日泊まるほぼ全ての方が食事付き。温かい食事を山小屋の方が用意して下さり、それはそれは有難いものだと思う。ただ…この山の中で何百人という宿泊客に対応する為には、そこまで凝った料理を用意するのは難しい。なんせ標高3,000m。食材を運ぶだけで相当な労力。おそらく、ある程度調理されたものに少し手を加えて温めて、完成。東洋館では夕食はハンバーグ定食と決まっていた。私達はいつものケチケチ根性と汁物にこだわり、自分達で用意することにした。って言っても、カップラーメンとリゾット。お湯さえあればOK!火を使うので部屋の中での調理は不可能。再び、強風吹きすさぶ屋外へ。身を寄せ合って風を避けながらお湯を沸かす。出来上がったカップラーメンのうまいことったらなかった。こんなに美味しかったけ?一瞬で平らげる。リゾットもうまいー。やっぱり米は最高。ちょっと砂利が入ったけど、文句なしの夕食。東洋館のまわりには広々とした場所がなく(当たり前か)小屋の出入り口の横のちょっとしたスペースで夕食を食べていた。その為、次から次にやってくる登山者と必ず目を合わせなければいけない。「美味しそうやねぇ。私らもあと一息でご飯よ。」と何人もの方に言われた。辺りに漂うカップラーメンの香りが最後の一歩を後押ししていることを願い、夕食を終える。個人的にはハンバーグの香りよりGOODやった(笑)<br />これで荷物もだいぶ軽くなるはず。さて、夜間登山に備えてたっぷり休まないと。<br />絶対に寒くなると思い、着れるだけの服を着て寝る。山小屋の布団は湿気てるから、インナーシーツがあると重宝する。湿気るのはどうしようもないことやけど、やっぱりなんか気持ち悪いから。準備万端で眠りにつくも、なかなか熟睡はできない。それに加えてだんだん暑くなってきて…備えが裏目にでた…。友人、服脱ぎだす。カサカサうるさいねん。しまいに壁殴る。あんた、ホンマにうるさいなぁ。寝てるんだか寝たないんだかの状態のまま、起床予定の0時となる。眠れはしないけど、全く起きる気力がない。「まだウダウダしたいやんなぁ。寝れてないし。」意見は一致し、もうしばらくゆっくりする。気がつけば2時。完全に頂上でのご来光は見れへんな。とりあえず、出発しよう。外に出てみると、昼間と変わらない登山者の数。これは富士山だけの特殊な光景。なんでわざわざ危険な夜中に登山するかね?!<br />ご来光を頂上で見てこそ富士登山の醍醐味!みたいな流れがあって、富士山に登る人のほとんどがこの流れに沿ってか、夜中を含む行程を組んでいる。私もその一人…。何百人って人が夜中に登ってるわけで、皆で登れば怖くない!って変な安心感がある。周りの人に続けば道に迷うことはほぼないし、周りの人のヘッドライトの明かりを頼りにできなくもない。それでもやっぱり、山登りは始めてっていうような人が夜中に登山をするなんて事は危険極まりない。また近年の富士山の山小屋では予約が基本になっている為、1枚の布団に3人4人なんていう事態はある程度、回避できている。それでも、「予約してないけど、いける?」って平然と聞く方を何人と見た。山小屋は緊急避難場所でもある為、来るもの拒まずにならざるを得ない。登山ってのは、登ってみないと自分がどこまで行けるか分からない。天候によって大きく予定が狂うこともある。だから、当日の状況によって泊まる小屋を決めるのも当然と言えば当然のような気もするけど…。難しい問題やなぁ。<br />7、8月の2ヶ月間で30万人という登山者が訪れる富士山。ゴミやし尿の問題は数年前に比べれば劇的に改善されたとは言え、やはり入山制限や入山料の導入等、今までとは違うことをしなければ、日本の象徴である富士山を守っていけないと思う。

富士登山~登山本番編~

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2009/07/09 - 2009/07/12

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k-kaoru

k-kaoruさん

快晴。ホテルのベランダからも富士山が見える。今から向かうから待っててや!
河口湖駅前から登山バスに乗り、五合目まで行く。近づくにつれて、道路脇の駐車場がえらい事になってる。どんなけの人が来てるんやろ?
五合目でも2,305mの標高がある。100m標高が上がる毎に気温が0.6℃下がる。バスから降りた途端、寒いったらない。しかも今日は風が強い!飛ばされそう。キャーキャー言いながらお土産屋さんに駆け込む。高山病を防ぐ為にも、五合目で1時間程ゆっくりし、体を慣らす。神社で安全登山を祈願して、昼食。八宝菜をチョイス。めちゃくちゃ美味しかった。登り始めは半袖でもいけるかな?って思ってたけど、予想外の風の強さにレインウェアとゲイターを身につけ、準備体操をして出発。
最初はねぇ、そりゃルンルンで歩けるんですよ。思ってたより人も少ないし、すぐに下界が見渡せる場所に出るから張り切って写真撮ったりして。木陰の道は気持ちいいし、なんかアッサリ頂上に着きそうな気ぃするよなぁって言いながらお喋り登山。簡単に六合目に到着。いい感じで体が温ったかくなってきた。疲れていなくても、一定の時間歩いたら必ず休憩をする。私達は40分歩いたら10分休憩する、とした。必ず水を飲み、行動食を食べ、備えに備える。
六合目からは急にテレビでよく見る富士山の登山道!の雰囲気になり、「アレ、ちょっとしんどい。」って思い始める。もちろん森林限界もとうに越えてるから、木や草花の癒しはない。徐々に会話もなくなり、ただ黙々と歩くのみ。相変わらず風は強く、砂が飛びまくっていて、目・耳・鼻・口の中に容赦なく入り込んでくる。上から雨のように砂が降ってくるから、絶対に帽子着用!時折吹く突風は凄まじく、ポールを握り締めて踏ん張らないと、滑落して死亡…。って事になりかねない。
七合目から山小屋が連なってある。山小屋前のベンチで休憩。七合目を出発してからは「あーきついなぁ、しんどいなぁ、あとどれくらいで今日泊まる山小屋かなぁ?」って同じ事ばっかり言ってた。しかも、ここからは崖よじ登る、みたいなゾーン。鎖が引きちぎれるくらいの力でしがみつき登っていく。ゆっくり登ってたら団体客が後ろにピッタリくっついてて、ものすごいプレッシャー。焦る。そんなこんなで、ついに今日泊まる山小屋「東洋館」が見えた!登山ではお決まりなんかなぁ?見えてからがめっちゃくちゃ長い。見えてるのにもっすご遠い。まだ?まだ?まだ?を呪文のように繰り返し、最後の急な場所を登り終えると到着。着いたー!!終わったー!!(とりあえず)ご飯食べようー!!宿泊の手続きを済ませ、部屋で一息。個室にして正解。めっちゃキレイな部屋で、4枚の布団が敷いてある。上にロフトがあり、そこにも4枚の布団。富士山と言えば、山小屋での混み具合が尋常じゃないことで有名。1枚の布団に2人で寝るなんてのは当たり前の世界。私達もある程度、覚悟してたけど…結局、上のロフトに3人組の方が来られただけで、下のスペースは貸切状態。2枚の布団で1人で寝れる!これは奇跡的。さぁ、ご飯の準備しよう。今日泊まるほぼ全ての方が食事付き。温かい食事を山小屋の方が用意して下さり、それはそれは有難いものだと思う。ただ…この山の中で何百人という宿泊客に対応する為には、そこまで凝った料理を用意するのは難しい。なんせ標高3,000m。食材を運ぶだけで相当な労力。おそらく、ある程度調理されたものに少し手を加えて温めて、完成。東洋館では夕食はハンバーグ定食と決まっていた。私達はいつものケチケチ根性と汁物にこだわり、自分達で用意することにした。って言っても、カップラーメンとリゾット。お湯さえあればOK!火を使うので部屋の中での調理は不可能。再び、強風吹きすさぶ屋外へ。身を寄せ合って風を避けながらお湯を沸かす。出来上がったカップラーメンのうまいことったらなかった。こんなに美味しかったけ?一瞬で平らげる。リゾットもうまいー。やっぱり米は最高。ちょっと砂利が入ったけど、文句なしの夕食。東洋館のまわりには広々とした場所がなく(当たり前か)小屋の出入り口の横のちょっとしたスペースで夕食を食べていた。その為、次から次にやってくる登山者と必ず目を合わせなければいけない。「美味しそうやねぇ。私らもあと一息でご飯よ。」と何人もの方に言われた。辺りに漂うカップラーメンの香りが最後の一歩を後押ししていることを願い、夕食を終える。個人的にはハンバーグの香りよりGOODやった(笑)
これで荷物もだいぶ軽くなるはず。さて、夜間登山に備えてたっぷり休まないと。
絶対に寒くなると思い、着れるだけの服を着て寝る。山小屋の布団は湿気てるから、インナーシーツがあると重宝する。湿気るのはどうしようもないことやけど、やっぱりなんか気持ち悪いから。準備万端で眠りにつくも、なかなか熟睡はできない。それに加えてだんだん暑くなってきて…備えが裏目にでた…。友人、服脱ぎだす。カサカサうるさいねん。しまいに壁殴る。あんた、ホンマにうるさいなぁ。寝てるんだか寝たないんだかの状態のまま、起床予定の0時となる。眠れはしないけど、全く起きる気力がない。「まだウダウダしたいやんなぁ。寝れてないし。」意見は一致し、もうしばらくゆっくりする。気がつけば2時。完全に頂上でのご来光は見れへんな。とりあえず、出発しよう。外に出てみると、昼間と変わらない登山者の数。これは富士山だけの特殊な光景。なんでわざわざ危険な夜中に登山するかね?!
ご来光を頂上で見てこそ富士登山の醍醐味!みたいな流れがあって、富士山に登る人のほとんどがこの流れに沿ってか、夜中を含む行程を組んでいる。私もその一人…。何百人って人が夜中に登ってるわけで、皆で登れば怖くない!って変な安心感がある。周りの人に続けば道に迷うことはほぼないし、周りの人のヘッドライトの明かりを頼りにできなくもない。それでもやっぱり、山登りは始めてっていうような人が夜中に登山をするなんて事は危険極まりない。また近年の富士山の山小屋では予約が基本になっている為、1枚の布団に3人4人なんていう事態はある程度、回避できている。それでも、「予約してないけど、いける?」って平然と聞く方を何人と見た。山小屋は緊急避難場所でもある為、来るもの拒まずにならざるを得ない。登山ってのは、登ってみないと自分がどこまで行けるか分からない。天候によって大きく予定が狂うこともある。だから、当日の状況によって泊まる小屋を決めるのも当然と言えば当然のような気もするけど…。難しい問題やなぁ。
7、8月の2ヶ月間で30万人という登山者が訪れる富士山。ゴミやし尿の問題は数年前に比べれば劇的に改善されたとは言え、やはり入山制限や入山料の導入等、今までとは違うことをしなければ、日本の象徴である富士山を守っていけないと思う。

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