2014/12/09 - 2014/12/10
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ペコちゃんさん
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今年の4月に始まったトレッキングの同好会も、回を重ねて12月で14回になります。
そこで、忘年会を兼ねて一泊二日の山行で今年を締めることとしました。
冬のトレッキングのテーマと言えば、何といっても『富士山』。
一日目は、山中湖と富士の絶景が楽しめる「石割山」・・・霜解けの悪路を登って行くと、想定以上の優美な富士山が姿を現し、皆さん大満足でした。
お楽しみの忘年会は、御殿場から乙女峠への山道を少し上がった所にある、某会社の保養施設。
温泉・富士山・料理と三拍子そろった施設で、仲間の人達もご機嫌。
二日目は、芦ノ湖や仙石原が望める箱根の「金時山」。
観光地なので登山客も多く、大半が高齢者でしたが、この山は結構キツイ山行にも拘らず、皆、元気に登攀していました。
来年も、元気で仲間と歩き続けたいものです。
写真は石割山から望む、富士山と山中湖。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回は9名の参加者なので、車2台に分乗して6時に出発。
中央高速で河口湖方面に走ると、いつものように真っ白な富士山が、山の向こうに見えてきます。 -
8時前に、山中湖の長池親水公園で小休止・・・富士五湖で最大の山中湖は、看板にあるとおり、クジラの形をしているんですね。
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東側の湖面は、朝靄が立ち込めています。
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その朝靄が西側に動いたため、山中湖に写る富士山も残念ながらハッキリ見えない。
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富士山の後方には、真っ白な南アルプスの山々が・・・
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湖面には、カモ達がノンビリと・・・
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湖畔沿いの道路に沿って、ヤドリギが育っています。
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平野を左折して登山口の駐車場に向かいます。
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赤い鳥居を左へ曲がると、すぐに石割山登山口の駐車場に到着。
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駐車場の左側にはトイレも整備されています。
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今回は、石割山 ⇒ 平尾山 ⇒ 太平山 ⇒ 山中湖 というルートで、登りと下りが別の場所のため、車2台で先ほどの長池親水公園に行き、1台はそこの駐車場に止めて、もう1台でドライバー2人が再びここに戻って来ることにしました。
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車も戻って全員揃ったので、駐車場からこの橋を渡って・・・
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8時40分に石割神社の鳥居から歩き始めます。
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早速、待ち構えているのが403段の階段。
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最初はグングン階段を登っていたのですが、403段は結構長く、意外にバテる!
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階段を登りきると、富士見平の避難小屋に到着。
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階段から先はしばらく緩やかな道が続き、木々の間から富士山が美しい姿を見せてくれます。
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この岩は、何か謂れがあるのでしょうか?
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登山道脇の山肌を触るとザラザラで、花崗岩みたい。
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木々の間から見える山中湖や・・・
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美しい富士山に目を奪われます。
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石割神社の御神木とされる「桂」の巨樹がありました・・・標高1,300mに自生する桂の木は珍しいのだとか。
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その先に「石割神社」があります。
石割神社は石割山の八合目に鎮座し、ご神体の大岩が「石」の字に似て割れているので、石割神社の名がついたと言われています。 -
迫力満点の巨岩と小さな神社。
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早速、お参りを・・・開運・武運・厄除・産業・医薬のご利益があります。
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ご神体の切り立った大岩には、高さ15m・幅60cm・長さ15m程の隙間があり、その間を時計回りに3回通れば、幸運が開けるといわれています。
また、巨岩から滴り落ちるは霊水として、眼病や皮膚病等に効くそうです。 -
一番狭い場所は幅が40cmほどなので、太っている人でも大丈夫(?)
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実際に割れ目を通ると、かなり狭い・・・途中で詰まって動けなくなったらどうしよう、なんて思いながら進んでみると、意外と大丈夫でした。
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これで、3回目・・・果たして、幸運が開けるでしょうか?
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神社の前に、鉄製の下駄もありましたが、重くて動かない!
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この後、山頂へ向かいます。
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富士山と山中湖を見ながら・・・
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10時前に石割山の山頂へ到着・・・標高は1,413mとそれほど高くはないのですが、展望は素晴らしく、富士山と山中湖を間近に臨むことができます。
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三角点。
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富士山の絶景!!・・・山の麓まできれいに見えます!
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富士山の右の方には、真っ白な雪をかぶった南アルプスの山並みが・・・
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山頂の辺り一面は、霜柱が凄い。
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素晴らしい眺望でした。
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次の山、平尾山へと出発します。
道はほとんどが下りで、登りはあまりありません。
急な下り坂があるのロープを持って、霜柱に注意しながら進みます。 -
平尾山山頂(1,324m)・・・白く輝く富士山の左斜面には、まるで雪煙のような雲がもくもくと湧き上がっています。
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富士山のジグザグ模様は、ブルドーザーの道かな?
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冠雪した南アルプスも美しい。
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平尾山から太平山に向かいます。
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途中、天体観測のドームのようなものがありました。
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太平山に続く道は、意外とアップダウンが多く、階段も歩きづらい。
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日陰には、こんな凄い霜柱も。
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大平山山頂(1,295m)・・・この山頂の南面も遮るものが全くなく、また山頂は広くて、ベンチもいくつか置いてあります。
11時20分ですが、ここで富士山と山中湖を眺めながら、贅沢な昼食タイム。 -
少し下に降りた所からの富士山。
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山中湖のクジラの尻尾の形が、良く分かります。
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日本一の山・富士山を間近に見ながら、のんびりトレッキングできる《石割山~平尾山~太平山》は、初心者でも十分に楽しめるコースです。
太平山を後にして山中湖まで、別荘が建ち並ぶ車道を歩いて行くと、ボルダリングが出来そうな壁のある家がありました。 -
新しく買った仲間のザック(中央)を見ると、顔に似ていませんか?
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12時半に山中湖に戻って来ました。
ドライバー2人が、登山口駐車場に置いてある車をとりに行っている間、山中湖の周辺を散策。 -
山中湖北岸に整備された長池親水公園からは、遮るものが何もない富士の全景が楽しめます。
湖岸には遊歩道もあり、頂上から裾野まで湖水に浮かぶような富士の姿に、しばし見とれました。 -
逆光の山中湖も美しい。
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湖越しの雄大な富士山は圧巻!
冬になると、眼前の富士山と山中湖畔に映る「逆さ富士」に夕日が沈み始める「ダブルダイアモンド富士」のビュースポットとして、大勢のカメラマンが訪れるようです。 -
カモがノンビリと・・・
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公園の反対側には、忠魂碑がありました。
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トレッキングを楽しんだ後、まだ時間があったので、御殿場に向かう途中の「キリンディスティラリー・富士御殿場蒸溜所」に立ち寄りました。
ここは月曜日が休館ですが、それ以外の日は毎日、9:00から15:30まで30分毎に工場見学を開催しています・・・試飲時間を含んで60分、予約なしでもOK。 -
1972年にキリン・シーグラム(株)として設立され、2002年に社名変更し、現在はキリン ディスティラリー(株)・・・この工場でロバートブラウンをはじめとするウィスキーやブランデー・ジン・ウォッカなどを製造しています。
今、世の中は、朝ドラ「マッサン」のお蔭でウィスキーブーム(?)。
キリンが、この地を選んだのは「水」です。
富士の雪解け水が溶岩を抜け、地下の水脈を通り、数十年とも言われる長い歳月をかけて濾過されてきた、富士の伏流水・・・ウィスキーづくりに適した上質の天然水を使うことで、原酒に澄んだ味わいをもたらすそうです。 -
最初に、2014年4月のリニューアルで新設されたシアターで、プロジェクションマッピングを使った迫力ある映像を見ながら蒸溜所の説明を受けた後、工場に向かいます。
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ウィスキーの製造過程の説明パネルが並べられた廊下を歩きながら、説明を聞きます。
モルト・ウィスキーの原料は大麦、グレーン・ウィスキーはトウモロコシということ、知っていましたか? -
実際に使われていた蒸留ポットの展示・・・触ることも出来ます。
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ウィスキーの製造工程は、原料の粉砕 ⇒ 仕込み ⇒ 発酵 ⇒ 蒸留 ⇒ 熟成 ⇒ ブレンド・バッティング ⇒ びん詰。
3年~10年、あるいはそれ以上の時間をかけて作られます。 -
モルトウィスキーは、二条大麦の麦芽(モルト)を粉砕し、温めた水と混ぜてお粥状態に・・・ここで麦芽中の酵素が働き、でんぷんを糖分に変えます。
これを濾過して、発酵するための麦汁を作ります《仕込みの工程》。 -
仕込みで作った麦汁を、アルコール分約7%の発酵液に変える工程が「発酵」・・・
約60時間で発酵は終了します。
これで出来た発酵液が「もろみ」・・・この段階でのアルコール分は約7%。 -
発酵の終わったもろみを、銅製のポットスチル(単式蒸溜器)に入れて二度蒸溜し、アルコール濃度を65~70%に高めます《蒸留の工程》。
丁度、ポットスチルの点検中で、作業員がポットの中に入っています。 -
蒸留を終えたばかりのウィスキー原酒を、樽の中で長期間じっくり寝かせる《貯蔵工程》・・・最初は無色透明で香味は荒削りの酒が、熟成することで琥珀色に色づき、口当たりのまろやかなウィスキーに育ちます。
樽は樽材、内面の焼き方、大きさなどの違いによってさまざまな種類がありますが、この工場で使っているのは、180Lのバレル。 -
そして、広い清潔な工場では、びん詰と出荷の作業が続けられています。
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機械を使った検査や・・・
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目視による検査などで、万全を期しています。
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見学が終わって、お待ちかねの試飲タイム。
最初に、美味しいウィスキー(水割り)の飲み方のレクチャー。
先ず、グラスに氷を沢山入れて冷やし・・・ -
ウィスキーを適量注ぎ、しっかりかきまぜ・・・
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氷を足して天然水を加え(ウィスキー1:天然水2~2.5)、マドラーなどで軽くまぜて、出来上がり!
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早速、案内嬢が作ってくれたウィスキーを頂きます。
グラスにも注目・・・底には富士山のデザインが!
当工場のオリジナルグッズ(390円)なので、記念に買いました。 -
ドライバー以外は、皆、いい気分になりました。
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夕方、今日のお宿に着き、部屋から外を見ると、御殿場の街灯りの先に黄昏の富士山がクッキリと。
温泉に入った後、美味しい夕食、そして忘年会。 -
部屋での忘年会の最中に、誰かが ” アッ、夜空に浮かぶ富士山が見える! ” ・・・中央の下の方に、微かに富士山が写っているのが分かりますか。
明日は、箱根の金時山に登ります。
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