2009/08/15 - 2009/08/16
94位(同エリア210件中)
どんぴさん
突然ですが、ここでクエスチョンです(草野仁の声で)。
フランスで最も多くの観光客が訪れる場所はモン・サン・ミシェルですが、2番目はどこでしょう?
正解は「カルカッソンヌ」。間違えた人は有り金を全部ボッシュート。
というわけで、次の目的地は世界遺産カルカッソンヌ。ここは堅牢な城壁に囲まれた中世の街並みが残る事で知られる超大人気の観光地です。日本ではあまり知られていない穴場ですよ~(^_^)
また、ここにはもう1つの世界遺産「ミディ運河」もあります。これで今日も2枚抜きを達成!\(^◇^)/
【今回訪問する世界遺産】
第119弾「歴史的城塞都市カルカソンヌ」
第120弾「ミディ運河」
□8/09(日) 成田空港出発(10:30) → パリ・CDG空港着(16:05)
□8/10(月) パリ → フォンテーヌブロー → プロヴァン → パリ
□8/11(火) パリ → ヴェルサイユ → シャルトル → パリ
□8/12(水) パリ → モン・サン・ミシェル → トゥール
□8/13(木) トゥール → ロワール渓谷の古城巡り → トゥール
□8/14(金) トゥール → ボルドー → サンテミリオン → ボルドー
■8/15(土) ボルドー → カルカッソンヌ
■8/16(日) カルカッソンヌ → アヴィニョン → オランジュ → アビニョン
□8/17(月) アビニョン → ポン・デュ・ガール → アルル → パリ
□8/18(火) パリ →(ベルギー移動) ブリュッセル
□8/19(水) ブリュッセル → アントワープ → ブルージュ
□8/20(木) ブルージュ → ルクセンブルグ → ナンシー(仏) → ルクセンブルグ
□8/21(金) ルクセンブルグ →(ドイツ移動)フェルクリンゲン → トリアー → コブレンツ
□8/22(土) コブレンツ → ライン渓谷下り → ケルン
□8/23(日) ケルン → ブリュール → アーヘン → フランクフルト空港発(21:05)
□8/24(月) 成田空港着(15:25) → 帰宅
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 航空会社
- JAL
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-
07:20、ホテルを出発。計算ではあと30分は寝れたけど、念のため時間に余裕を持って出発した。
国鉄駅へ向かうトラムの駅に着き、電車の時刻表を調べた驚愕。なんと30分に1本しかない!土曜日だから本数少ないの?
幸いにしてタイミングよくトラムが着たけど、ホテルを出るのが数分遅れてたら乗り遅れるところだった。
08:27、ボルドーの国鉄駅からマルセイユ行きの特急列車に乗車。カルカッソンヌに向かう電車は本数が少ないから、乗り遅れたら大ダメージだった。危ねぇ危ねぇ…
本日の朝食は駅で買ったパンとカヌレ。 -
11:32、カルカッソンヌ駅に到着。
駅前の公衆電話から地球の歩き方に乗っているホテルに片っ端から電話するが、どのホテルも満室。なんてこった。
駅前のインフォメーション(キオスクみたいな簡易な建物だ)で話を聞くと、ここから少し歩いた街中にあるもう1つのインフォメーションでホテルの斡旋をしてくれると教えてくれた。 -
街中にあるインフォメーションへ向かう途中、広場で朝市をやっていた。
といっても、全ての店が閉店準備中。もう昼の12時だもんね…
街中のインフォメーションでホテルの斡旋をお願いする。すると、シテ(城壁の中)の中にある民宿みたいなところに空きがあるそうだ。
シテの中に泊まれるなんて願ってもないチャンス!速攻で予約した。 -
13:09、プチトラン(観光地でよく走っている、機関車の形のバス)で"シテ"に向かう。
"シテ"とは城壁に囲まれた旧市街が残るエリアのことで、カルカッソンヌ観光のメイン。シテは丘の上にあるので街中から歩いていくのはかなりしんどい。
13:20、シテの入口に到着。 -
城門の前にあった謎の石像。
-
いざ城壁の中へ突入!
ところがここで深刻なトラブルが発覚。
地球の歩き方を失くしてしまった!!!
思い当たるのは駅前で公衆電話からホテルに電話したとき。たぶん電話ボックスに置き忘れたと思うけど、14:00に鍵を受け取りに宿へ行く必要がある(民宿なのでその時間しか管理人が来ない)。
うわ…やってもうた(-_-;) -
すっごいモヤモヤした気分でシテ内を散歩。
うわっ、すごい城壁!三角屋根がカッコイイ!
でもモヤモヤする。 -
シテ内部のストリート。
すっごくいい雰囲気。
でもモヤモヤする。 -
シテ内部の街並み。
すっごくいい雰囲気。
でもモヤモヤする。 -
そこらへんのレストランの店頭にいた人形。
なんかイライラする。 -
道の真ん中にある昔の井戸。
井戸があると中をのぞきたくなる人間の心理は世界共通です。 -
14:00、本日の宿へ。
中に入ると管理人がやってきて鍵を渡してくれた。本日の宿代(60ユーロぐらい)もここで払う。ここのオーナーは中国人という話だったけど、管理人はフランス人のおっさんだった。
部屋は2部屋のみ。いかにも普通の家を改装しましたという雰囲気。 -
部屋からみた風景。
宿のすぐそばの城壁の上は遊歩道になっていて、カーテンをしないと部屋の中が観光客から丸見え。着替えの時に油断してると大変なことになる。 -
チェックインを済ませ、すぐに駅前へ地球の歩き方を回収しに向かう。
プチトランは1時間に1本程度しかないので歩いて駅に向かうことにする。地図を見ると入ってきた城門とは別の出口から行った方が早そうだ。
城壁にそってぐるっと回る。 -
別の出口から城壁の外へ出る。
-
ここから見るシテはかなりカッコイイ!
-
丘の下の街から見たシテ。
地球の歩き方にはここらへんから見るシテは絶景だと書いてあった。 -
あれ?この鳥、どこかで見たことがあるような気が…
-
駅近くの街並み。
電話ボックスに戻ると、ガイドブックがまだ残っていた!誰か親切な人が邪魔にならないように電話機の横の隙間に差し込んでくれていた。よかった〜!
丘の上から走ってきたので動悸息切れめまいが激しい。救心がほしい… -
座って休みたかったので、急遽ミディ運河のクルーズツアーに参加することにした。
ミディ運河はカルカッソンヌ駅のド真ん前から出発しています。2つの会社があるけど、内容に大差なし。
15:00、ミディ運河クルーズに出発。 -
ここでちょっと解説。
【ミディ運河】
17世紀に大西洋と地中海を結ぶ物流の大動脈として建設された運河。トゥールーズと地中海に面したトー湖を結び、全長は約240k。1996年に世界文化遺産として登録された。 -
ミディ運河には高低差を克服するための水門があちこちにあります。
船を2つの水門の間に止めて、水を抜いたり入れたりして船を上下させる仕組みです。 -
おしゃべりをする船長と水門の操作係。
はじめは2人の目線は同じ高さだったけど、最後には船がここまで下がってしまいました。すごく話しづらそう(笑) -
ミディ運河は陽射しよけのために植えられた両岸の並木が美しいことでも有名です。
地球の歩き方によると、カルカッソンヌ近郊のトレブという街から出発するクルーズ船のほうが景色がいいらしいけど、トレブがどこにあるかサッパリ解らなかった。
ちなみに、カルカッソンヌへ向かう電車の車窓からもミディ運河らしき運河が見えます。 -
17:10、再びプチトランに乗ってシテに戻ります。
写真は城門の手前から右を見た光景。 -
シテ内部の様子。
急いで「コンタル城」を目指します。 -
17:30、「コンタル城」に到着。
入場チケットを買おうとしたら、チケット売りのお姉さんに「閉館は18:30で、1時間で内部を全部見るのは無理よ。明日にしたら?」と忠告される。 -
でも、明日はまた早朝から移動だから今しか城に入るチャンスがないのよ…
超過密スケジュールの弊害です(泣)
というわけで、城内に進入。 -
城内の展示物。
何これ?酒飲み過ぎたおっさんの像? -
場内から見たシテの城壁。
三角屋根がカッコイイなぁ〜。しびれるぜっ!
もっとも、あの三角屋根はオリジナルではなく、1853年頃に修復されたときにカッコイイからと勝手に付け加えられたものらしいですが… -
城の内部。
城と言っても王侯貴族の住居というわけではなく、戦闘・防御目的の実用的な城のようだ。今までに見てきた世界遺産のような過剰な装飾はここには無い。 -
城壁の上にはこんな感じの木製の通路があります。
-
三角屋根を下から見たところ。
-
「はぁ〜、今晩のおかず何にしよう?」
-
コンタル城の見学は1時間じゃ終わらないと受付で言われたけど、展示物はそれほど多くないので実際は1時間もかかりませんでした。
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日没までの間、城壁の周囲や街中を散策。
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惚れ惚れするほどかっこいいなぁ…。
-
「サン・ナゼール・バシリカ聖堂」
シテ内にある唯一の聖堂。
営業時間外だったのか、中には入れず。 -
そこらへんの塔。
-
ちょっと城壁の外を歩いてみる。
手前の道はすごく狭いんだけど、こんなところまでプチトランが走っていた。 -
出ました!"TORTURE"つまり拷問に関する博物館。
イタリアのサン・ジミニャーノに同じようなのがあったな。他にも中世ヨーロッパの街並みがウリの街で何回か拷問博物館を見た記憶がある。
ヨーロッパ人にとっては「中世=拷問」というイメージなのか? -
21:00、そろそろディナータイム。
観光シーズン真っ只中なので、どの店も激しく混んでます…。 -
21:30、レストラン選びにしばらく迷った後、エイヤっと適当なレストランに入店。
それにしても今日は歩く量が多くて疲れた。特にガイドブックの回収は肉体的にもダメージが大きかった… -
22:00、夜になってもシテ内は賑やかです。
-
宿の近くのオープンカフェ。
ぼんやりと見える城壁がちょっと不気味。 -
井戸があると中をのぞきたくなる人間の心理は昼でも夜でも変わりません。
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「コンタル城」の入口。
頑丈な扉で閉じられてしまいました。 -
前の写真の左側にある展望台みたいなスペースから見た「コンタル城」。
ライトアップされていないので、長時間露光で対応。 -
「サン・ナゼール・バシリカ聖堂」
-
サン・ナゼール・バシリカ聖堂の近くの街並み。
右奥のほうから演劇をやっている音が聞こえてくる。向こうに劇場があるらしい。 -
劇場のほうに行くと、ちょうど演劇が終わったところだった。
続々と人が出てきて城門のほうへ向かっていく。 -
夜景を撮影しながら、人の流れと同じ方向に向かう。
なんとなく頭の中でBGMが流れる。
曲は爆風スランプの『大きな玉ねぎの下で』
♪九段下の駅へ向かう 人の波
僕は一人 涙をうかべて… ♪ -
23:20、城門に到着。
すごい勢いで門から観光客が出てくる。
ほとんどの人はシテの外のホテルに泊まっているので、まるでラッシュアワーのような大混雑。 -
城門近くにあったカルーセル(メリーゴーランド)。
フランス人はほんとにカルーセルが好きだね… -
城門の左側のほう。
-
城壁の外側を反時計回りに回って宿に帰ることにする。
一部の城壁はなぜかライトアップの色がちがう。 -
もう1つの出口。ここからも次々と人が丘の下へ帰っていく。
その中に50代ぐらいの日本人夫婦がいた。
カルカッソンヌで見た唯一の日本人。 -
その日本人夫婦にお願いして、最後に記念撮影。
思いっきりジャンプしたけど、ブレまくってます(笑)
明日は早朝からアヴィニョンとオランジュへ向かいます。
《2009年夏休み4ヶ国周遊:オランジュ編へつづく》
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この旅行記へのコメント (2)
-
- kuritchiさん 2010/03/06 16:24:51
- はじめまして…
- どんぴさん、はじめまして…
カルカッソンヌかっこいい♪^^
以前より、城壁の街カルカソンヌと認識はあり、行ってみたいところのひとつでしたが、こんなかっこいい街だとは…(それにカルカッソンヌなんですね…)ファンタジーの世界とありましたが、なんだか、RPGのお城みたいですよね♪
ダンナの退職後にゆっくりヨーロッパに旅に行きたい♪と思っている行き先に追加させていただきます
今後ともよろしくお願いします
- どんぴさん からの返信 2010/03/07 00:48:10
- RE: はじめまして…
- kuritchiさん、初めまして(^~^)γ
4トラファンクラブでも私の書き込みに反応していただきありがとうございます。
カルカッソンヌは本当にRPGの世界です。頭の中ではドラクエのBGMがずっと流れてました。
今回、城の中の宿に泊まったのですが、朝になっても脚が痛いまま。疲れも完全には取れてない。ゲームと違って宿に泊まっても全回復はしないみたいです(笑)
ちなみに本によって表記がカルカッソンヌだったりカルカソンヌだったりするので、どっちが正解とは言えないと思います。ニッポンとニホンみたいなものでしょうか。
カルカッソンヌはとても街並みが素敵なところです。
kuritchiさんにもオススメしますので、ぜひ行ってみてくださいね(^_^)
ではまた。
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