2008/05/28 - 2008/06/06
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amefuriさん
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イギリスに来てから近場ばかり回っていましたが、生活に一区切りついたので、イギリスを時計回りに旅することにしました。
初めて自分で日程表を組んで、ホテルを予約して…という作業を行った思い出深い旅行です。
ただ、写真を撮ったり、帰ってきた後に旅行記を書いたりするというのもこの辺からおっかなびっくり始めたことなので、今より写真の数も少ないし、記載もあまり詳しくはないです。すみません。
3日目と4日目はカーライルの街と、そこから行ったハドリアヌスの長城について書いています。
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2日弱過ごした湖水地方とも今日でお別れです。
朝10時過ぎ、WindermereからまたOxenholme駅まで戻り、そこから乗り換えなしでCarlisle(カーライル)へ。オクセンホルムからは約45分。
カーライルも一応湖水地方に属しているみたいですが、地図でいうとOxenholmeとスコットランドの中間?かな。
遅れることで名高いCross Country Trainを利用したのですが、予想通り11分遅れで電車はやってきました。
でも11分遅れなんて可愛いもんだと思います。
私が初日にオクセンホルムについて乗り換え電車を待ってる時、男性がカーライルへ行こうとしていたのですが、なんと45分遅れでした。
結局その男性はレンタカーで行くことにしたみたいですが、それだけ遅れられたらいろいろ支障が出ますよね…。しっかりしろ、イギリス鉄道!
…まぁそんなわけで私は何事もなく12時ちょっと過ぎに無事カーライル着。
今日の部屋は何も決めて行かなかったので現地で予約しました。
イギリスのインフォって便利ですねー!初めてイギリスに関して手放しで褒められるところが見つかった気がします。(笑)
インフォのお姉さんがサクッと希望の宿を予約してくれ、明日訪れる予定のハドリアヌスの長城への行き方も親切に教えてくれ、イギリスでは感動ものの対応を受けました。
長城へは1日乗り放題バスチケットが便利で、チケットはインフォでもバスの運転手さんから直接も買えるということだったので、事前にインフォで買っておくことにしました。
学生割引などは特になく、一人£7.50です。
宿の予約を取った後、荷物だけ置かせてもらいにそのまま今日のB&Bに。
インフォから徒歩10分くらいのところにある、East View Guest Houseというおうち。
ドアベルを押すとテキパキした感じの奥さんが出てきて、部屋まで案内してくれました。
最初の宿より1.5倍は広くてきれ〜!青と白で統一されてるのも私好みで快適!
最上階の部屋で、トイレ、シャワーも部屋についてます。
このB&Bが今回の旅の中では、総合して一番心地よかった気がします。個人的に◎!
ティー・コーヒーサービスはどこのB&B、ホテルでもありましたが、お茶菓子も添えてあったし、紅茶やコーヒーだけでなくホットチョコレートの粉もあったし…どれもおいしくいただきました。笑
とりあえず荷物を置かせてもらいに来ただけだったので、置いて、宿泊費もちゃちゃっと払って、カーライルの街へ。 -
最初に訪れたのはカーライル城。
1092年頃に作られたそうなので、相当古い歴史を持っています。
お城なんですが、人が住んでいるというわけではなく、ほぼ要塞として使われていたようです。
中は歴史の展示しかないと聞いていたので、入場料を払うのもどうかなと思い、外観だけ眺めてきました。 -
カーライル城は街の一番東にあるので、街は東から、駅方面の西に向かって歩きまわることに。
ということで次にたどりついたのはカーライル大聖堂。
1122年に一度焼失してしまったので、今日建っている大聖堂は再建されたものになります。 -
建物の中なのに写真がブレまくっていてすみません。
他の大聖堂に比べると大聖堂の中は小さめですが、パイプオルガンは大きくて、しばらくじっと見つめてしまいました。
天井の青い色もものすごくきれいです。 -
大聖堂を出て道なりに歩くと、インフォなどがある街のメインストリートに出ます。
スーパーとか本屋とか、いろんなお店が並んでます。カーライルに住んでる方は多分ここで全部揃えてるんじゃないかな?
メインストリート沿いに行くと駅が見えてきました。
駅には今はCity Councilとして使われているCitadelという砦があります。
明日長城に向かうバスも、このCitadelの前から出発するとのことだったので、下見を兼ねて見てきました。
Citadelもですが、街の建物が全体的に赤黒い気がします。さすが元要塞。
小さい街なのでカーライル自体は3時間足らずで見るとこ全部回り終えてしまいました。
お腹が空いたので帰り道でフィッシュ&チップスを買い、部屋に備え付けの紅茶を飲み、ハリーの原書を読みながら優雅に晩ご飯です。
…もうこれで今年食べるフィッシュ&チップスは多分最後かな。
しばらく食べないとたまーに食べたくなりますが、食べると油っぽくてすぐにもういいやって気持ちになりますね…笑。
結局部屋には4時半過ぎには戻ってきてましたが、明日はきっと今日以上に歩きまわるだろうということで早めに就寝しました。
旅が始まってからやけに健康的な生活です。^▽^ -
4日目、朝6時起床。早い時は5時半などの時もありましたが、だいたい毎日6時には目覚めてました。
昨日は特に寝るのが早かったから、目覚ましがなくても起きられました。
朝食は8時〜9時提供なのですが、長城行きのバスが9時15分発なのであまりのんびり食べてはいられません。
8時きっかりにダイニングへ。
イングリッシュブレックファーストなのであまり絵柄に変わりはないのですが、新しい宿でいただく時は写真を撮るようにしているので載せておきます。
テーブルクロスが青で素敵〜!
ここでついてた大きなマッシュルームのバター炒めがおいしかったです。 -
ささっと食べて、チェックアウトし、昨日見ておいたCitadel前のバス停へ。
バスは5分遅れくらいで到着しました。
長城に行く人ってすごく多いのかと思ってましたが(特に今日は土曜だったし)、意外にも私含めて5人くらいしかおらず…ちょっと心細い。
最初の目的地はVindolanda。ローマ時代の遺跡が残っている場所です。
乗っている間いくつか街も通り抜けますが、大部分は大草原に道路1本で、「ここで今下ろされたらのたれ死ぬな…」と思いながら景色を眺めてました。
だってほんとに何もないんですよ。
羊や牛や馬が時々いましたが、後は広〜〜〜〜い草原や丘が広がっているだけで、家らしきものもほとんどないんです。
「この道であってるの?」と思う道をバスは迷いなく進んで行きますが、間違ってないのでそのまま乗っててください。笑
Vindolandaでは私の他に2人だけ降りました。
次のバスが来るまで30分もなかったので、博物館へのチケットも入口で買ってしまったのに、入口からは遠すぎて結局見れませんでした。がっかり
でも遺跡のいくつかはきちんと見られたので、写真を載せておきます。 -
何の跡なのか、ということは小さな立て看板で説明書きがありました。
…にしてもホント良い天気で、マジ暑かったです…。
こうやって遺跡を見て回っていたところでアクシデントが!
不用意に置いたデジカメが地面に落下、そのままフリーズしてしまいました。
まだ半分以上旅が残っているのにこんなところで壊れられたらどうすればいいのという気持ちと、今までのメモリが吹っ飛んでたらどうしようという不安で生きた心地がしなかったです… -
その後はカメラのことが気になって、ゆっくり観光するという気分にもなれなかったのですが、悩んでてもしょうがないのでとりあえずVindolandaから次の目的地、Housesteadsへ。
Housesteadsは長城を含め、一番遺跡が残っているパートということで、観光客もたくさんいました。
バスを降りてから、遺跡のある部分までは山登りをすると言っても過言ではありません。
私は荷物を背負って登ったので、最後の方はヒーヒー言ってました…照りつける日差しのせいもありましたが。
遺跡は近くに行けばデカイし、広大なのですが、登る前に下から見上げると豆粒以下にしか見えません。
ここからの写真は、後日使い捨てカメラを現像した写真をデジカメで撮った写真なので、イマイチきれいではないのですが…一応載せておきます。
登りきったらまず遺跡ではなく、チケットを購入します。
私は学割+パンフについてた10%OFFの割引を両方適用してもらって、£2.70で入れました。 -
遺跡はこんな感じで風雨に晒されながら残っています。
ハドリアヌスの長城はハドリアヌス帝がケルト人からの侵入を食い止めるため、建設を命令しました。
現在ではイングランドとスコットランドの境界線ともなっているそうです。
長城はローマ人の要塞としても使われていたので、今でも要塞や寺院、病院の跡などが城壁沿いに残っています。
ローマ時代から残っているなんてすごいですよね。 -
手元にある写真を写した写真は白飛びしていて本当に申し訳ないのですが…この写真もそんな遺跡のひとつです。
建物時代は残っていないので、見られるのは足場の石ばかりですが、それでも遥か昔にここにローマ軍兵士たちがいたのだと思うと来た甲斐があります。 -
長城は東西117キロにわたって築かれました。
ずっと長城沿いに歩くことも出来ますが、私はバスに乗らなきゃいけないのであまり遠くまでは歩きませんでした。
それでも城壁の上に上ると、ずっと先まで長城が伸びているのを見ることが出来ました。
全部作るまでに10年かかったというのだから、当時の人の努力には頭が下がります。
技術のない時代にこれだけのものが残せるなんて…本当にすごい!! -
長城の上をずーっと歩いてみたり、遺跡の上に座り込んでバナナを食べてみたり、2000年以上前のローマ人からしてみれば「何やってんの!?」的なことばかりやってきました。(笑)
それにしても上からの眺めは絶景としか言いようがないほど素晴らしい眺めです。
遺跡に来た人はみんなどこかしらに座り込んでもぐもぐご飯食べたり写真撮ったりして、ピクニック気分で過ごしていました。
登るのはキツイけど、おすすめの観光スポットです。イギリスを代表する世界遺産ですしね。
私も足が丈夫なうちにまた行きたいです。 -
しばらく遺跡の上で過ごしてましたが、バスの時間が近づいてきたので下山。
遺跡の近くにはあまりいませんが、登る道以外の場所には羊がいっぱいいます。
で、この写真はたまたま近づいてきた羊を激写したもの。
怯えた様子で私を凝視する子羊。(笑)
最初はカメラを向けただけで逃げだそうとしましたが、私が携帯を構えた姿勢から動かないので、「?」という顔でまた私を凝視してきたところを撮りました。
観光客がいっぱい来てるはずなのに、人間馴れしてません。…そしてやっぱり臭い。(笑)
歩いてへとへとになった私を乗せて、バスは再びカーライル駅へ。
土日のいくつかのバスでは、ガイドさんが乗ってて有名どころに来る度に説明してくれます。
…でも帰りのバスはまた2〜3人くらいしか乗ってなかったので、ガイドさんもあまり積極的に説明はしてませんでした。私も酔い止めのせいでうつらうつらしてたしね…ごめんねガイドさん…
事前に鉄道チケットを購入していたので、駅についたらすぐ目的のプラットフォームに行けました。
前売りは安くなるし、発券もラクだし、ネット環境のある方は事前に買った方がいいと思います。
プラットフォームで待っている間、もう一度デジカメを起動させてみると、普通に動いてくれて感激…!!!
落ちた衝動で一時的なショック状態みたいな感じだったんですかねえ…。
とにかく直ってくれてよかったです。どこでカメラ屋に行くか必死に計画してたので。
使えなかった間は使い捨てカメラで凌ぎましたが、明日からはまたデジカメに活躍してもらいたいと思います。
ホッとしてたら、Glasgow行きの電車がやってきました。
遂にスコットランド突入です。カーライルからは乗り換えなしで1時間半くらい。
着いたら18時すぎで、ホテルまでは歩いて20分くらいかかったので、市内には大きなショッピング通りがあるにもかかわらず、どれも閉まってしまいました。
チェックインした後、受付にいたおじいさんに「どこか食べる場所ない?」と聞くと、近くのパブを教えてくれましたが、お酒を飲みたいわけじゃなかったし、なんとなく入りづらい雰囲気だったのでサブウェイで済ませました。
久しぶりの野菜がおいしいーー!!
グラスゴーはレニーマッキントッシュホテルというところに宿泊。
部屋は普通に良かったのですが、テレビのリモコンやシャンプー、リンスの類、ドライヤーがなかったのが不便でした。
シャンプーとリンスは試供品をいくつか持ってきていたので助かりました。ドライヤーは受付に行って「貸して」と言えば借りることができます。
この日は一日荷物と一緒に歩きまわってたので、クタクタで、ご飯を食べたらすぐに眠ってしまいました。
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