![街がとろりとした夜を迎え入れる時刻<br /><br />心まで冷え切ってしまうようなシャワーで、胸の奥に仕舞いこんだ昼の名残を冷ましつつ、<br /><br />だれも来ないのを確かめてからタオル1枚でJames君命名の至福のヴェランダから闇を覗いて見る<br /><br /><br />悪くない♪<br />誰かとピンクの泡で乾杯したいぐらいだ<br /><br /><br />さて世界遺産をやっつけにいこう<br /><br /><br /><br /><br /><br />☆写真は豆腐街にあるオブジェの前を横切るゴースト<br /><br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/42/80/650x_10428097.jpg?updated_at=1655186750)
2010/01/30 - 2010/01/31
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nakamasananiwaさん
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街がとろりとした夜を迎え入れる時刻
心まで冷え切ってしまうようなシャワーで、胸の奥に仕舞いこんだ昼の名残を冷ましつつ、
だれも来ないのを確かめてからタオル1枚でJames君命名の至福のヴェランダから闇を覗いて見る
悪くない♪
誰かとピンクの泡で乾杯したいぐらいだ
さて世界遺産をやっつけにいこう
☆写真は豆腐街にあるオブジェの前を横切るゴースト
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
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20時過ぎるとすっかり闇に包まれた
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マラッカ河も綺麗になってきた
そおいえばそれほど臭わなくなったのは何時からだろう -
カールスバーグのネオンサインで飾られた教会は素敵だ
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いそいそとパンツ穿いて外に出た
振り返るとおいらの残像がネオンに照らされ嬉しそうだった -
水のある風景は落ち着く
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待ちかねたように嬉々として徘徊する人の群れから離れ、静かに灯る光を順番に覗いて見る
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そこに確かにひとつひとつ違う世界が几帳面に区切られてあった
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ドアが開く
知らない顔だが、はにかみながら「何してたのよ、早く入ったら」とおっしゃる
そこからまたドラマが始まりそうだが素敵な夢をみるには早すぎるようだ -
どこまでも続いていそうでちょっと怖い
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終電が長いトンネルに差し掛かるとき垣間見える側抗に灯るぼんやりした団欒の風景みたいだ
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20時22分人恋しくなり喧騒の通りへ戻る
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セントラルから電話したときzulさんの声がかすれてたのがちょっと気にかかる
あの利発そうなねこの名前を失念している事に気づいて愕然とする、前の旅行記見直してみることにしよう -
何時もながらおいらは何故何を買うでもなく彷徨うのか
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1度みんなと同じ流れに乗ってしまえば慣性の法則に従って身をまかせているのが安心だ
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たまにはそうしたって罰は当たらないだろう
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今週末も地理学Barの前ではにかみながら手製のランプを売っている彼に会えた
ぜんぜん売れないと言うがしあわせそうにみえた
モノは素敵なのだが商売が下手すぎる、ハーモニーSt’にある彼のアトリエはいつも風の歌が流れているようだった -
この時間になると立ち止まって話をすることすら許されないようだ
MovingWalkに乗ったらしい -
いつも美味そうだとは思うが
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この通りで買い食いしたことはいまだ無い
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迷っているうちに遠ざかってしまう
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人生なかなかうまくいかないもんだ
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まぁそれもまた楽しみか
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持続させるエネジーは賞賛されるべきもの
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最初はなんちゃって系だったが独自のスタイルを確立したようだ
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日本の祭り、縁日の屋台との違いは?
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神仏にかかわりなく行われている事
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この人も生まれたときからこの場所でつぶやいているかのよう
壁に沁み込んでいる -
勝手なもので鬱陶しくなって来た
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うまく外れられたので深呼吸してみる
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そうする事でふと気づいたのだが
この街の闇には質量があるようだ -
胸いっぱいに吸い込んだらとても濃密だった
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灯りと淫する事で生じるケミストリ
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豆腐街では夜にワンタンミーの屋台が出ていた
その向かいに素敵なオブジェ
サンチャゴ砦らしいが実に精巧で色気がある
普通の家屋の側壁 -
ん?
ん〜? -
とても食指が動いたが足は勝手に進んだ
まだ慣性の法則に囚われてらしい -
少し怖くなった
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強い意志を示さないと捕り込まれて朝まで彷徨させられるのかも、いや魂をコピーされていつまでも?
先ほどのオブジェに映るゴーストの様に -
酔ってはいるけれど、近距離で写していて誰も横切ってはいない
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そおいえば悪戯好きそおな感じがする
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そりゃあ集まってるだろう、これだけ賑やかな夜だ
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おいらだって人から見えているという自信は無い
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霊体離脱?
ろくろ首? -
この一見普通のご婦人の創るオゥチェンがこの1画を支配しているように感じた
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賞賛に価する
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ふと見上げればフルムーン
妖怪たちの運動会は何処 -
血が騒ぐのは貴女だけじゃない
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ポストまで踊りだしそうだ
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水面に映る貴女の影は?
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蝙蝠の翼を背負って
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ゆらゆらと誘っている
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屋形舟からひとり、またひとりといつの間にか消えているのは
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貴女のせい?
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ライヴの時間
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端のテーブルに寄り添ってカールスバーグ
氷が似合う数少ないビア -
21時半、少し早く始まったようだ
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ボンジョビから?
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客がほとんどいないが気にしていないように感じた
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女性3人が席を探しておいらの席に来た
何故か話すのが面倒で席を譲り柱にもたれてたらJames君が小さなテーブルを引っ張り出してきてステージ真ん前3mのところに拵えVIP席だと言う
辞退したが音量が凄まじく言うなりになる -
昼間音合わせしていたバンドだと気づかなかった、
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彼女が昼と同じ笑顔を見せてくれるまで
-
その微笑があまりにも親密で、もしかして以前会った事があるのかと思い色んな引き出しを引っ繰り返して見るがビールの泡になって弾けて行ったおいらの脳細胞の残りからは発見出来なかった
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とても可愛らしい笑顔で彼女の娘にそっくりだ
おいらの頭の中では今ビヨンセのコピーをハスキーボイスで熱唱してる彼女が、何故か菜の花畑で娘と走り回ってる姿をストップモーションで連想していた -
どうやらおいら
久しぶりのこの感覚は
ふ〜む -
ワンナイオンリィがこの夜1番心に残った
カールスバーグが3本開いてフェミニンなミニのビアガールから太っているがフレンドリィな中国系の眼鏡に代わり安物のウヰスキーをダブルでいいかと3回聞いてから嬉しそうに何回か持って来たころ -
隣の素敵なステップ踏む彼女に気づかれまいとしていたのも忘れ、(何せ3mだから)
-
何時の間にか
-
彼女しか見えなくなった -
ふと見上げれば月が笑ってた
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James君おいら、
嬉しくて悲しいよ -
獅子座で戌年のおいらはどうしたらいい?
-
でもまだそんな情熱がアルコール漬の草臥れた体にも埋もれていたのかと
-
排水溝のゴミ溜りに可憐な花を見つけたような
殊勝な気持ちになり -
お気に入りの先生を目の前にした中学生みたいに
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どきどきして月ばかり見ていた
-
彼女のラストソングが終わるとおいらの夜も終わった気がした
-
何か考えるようにしていた彼女
-
西洋人の熟年カップルのリクエストに応えて何曲かこなすバンドを尻目に
-
急に切実な表情で(おいらにはそう感じた)まっすぐおいらの席に来る
あ、何か気の効いた事でも言わなくてはと身構える
咳き込みながら「今夜は聴きに来てくれてありがとう、たくさんビール飲んでくれたのね」
おいらから目を逸らすように握手してくれてから一瞬目線があったと思ったらあのやさしい笑顔になって、
おいらの世界から居なくなった
OneNightOnly
あぁお月さん、おいら何も言えなかった
☆?につづく -
-
おまけ
小太ろぅぅ〜 TT
★マラッカの正しい写真と知識はこちらへどうぞ
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この旅行記へのコメント (2)
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- ちびのぱぱさん 2010/02/14 13:40:37
- 夜のマラッカ
- いいですねえ。
ロマンチックですねえ。
臭豚さんは、マラッカまでご一緒されたんですね。
- nakamasananiwaさん からの返信 2010/02/14 17:32:38
- RE: 夜のマラッカ
- ようこそ♪
いつもおおきにですm
臭豚さんとロマンティック?え〜んTT
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