2010/01/01 - 2010/01/03
2760位(同エリア8645件中)
はぴさん
2010年元旦、カンボジアに上陸。
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元旦の夕方、シェムリアップ空港に到着。
個性的な外観で、小さいけれどとてもきれいな空港だ。
カンボジアは観光でもビザが必要なのだが、この空港で入国審査前にビザをとることができる。時間短縮のため日本でビザを入手していた私は、ビザ取得列を横目にがらがらの入国審査へ。 -
空港を出て、ゲストハウスで手配しておいたフリーピックアップを見つけられるか正直不安だったが、私の名前の紙を持ったローカルのドライバーを簡単に見つけることができた。安宿の場合、空港ピックアップはバイクタクシーが多いという情報が多かったのだが、トゥクトゥクで来てくれたので、街までの15分は夕方の風が心地よい爽快なドライブ?だった。
トゥクトゥクのドライバーは少し日本語も話せるようで、滞在中の相談をすると、すぐにルートを考えてくれた。
翌日はサンライズからスタートして大回り・小回りルートを混ぜた1日めいっぱいルート、そして翌々日は「天空の城ラピュタ」のモデルとなった遺跡のベンメリア、空港に行く途中で戦争博物館、という充実した内容でコーディネートしてくれた。帰りの空港送りまで含め55米ドル(一悶着あって最終50ドルになったのだが)。バイクでの遺跡観光なら1日10ドルであげられるという情報を見たが、ベンメリアは片道2時間弱ということもあり、ひとりでのトゥクトゥクチャーターとすれば、まあ悪い値段ではないかと思った。 -
ネットで予約しておいたチェンラーゲストハウスは、日本人に人気のある宿らしい。事前にいろいろ調べたのだが、安宿の中ではきれいな方なので、女性にオススメとのこと。実際、15米ドルでエアコン付きのこの部屋に私は大満足。強いて言うなら、街中からちょっとはずれている立地が残念。でも、歩けない距離ではないし、すぐ隣に遅くまで開いているコンビニがあるので不便はない。
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シェムリアップに訪れた観光客が必ず行くと言ってもいい定番のレストラン。
ビュッフェ(12ドル+ドリンク)をたらふくいただいた後、アプサラの舞を見る。 -
夕方到着してからの予約だったから・・・舞台が遠くてあまり伝わってこない。でも定番だからおさえておいた方がいいのかも。。。
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8時半頃に舞踊が終わったので、宿に戻るのはまだ早いかと、街を散策。なんだか変な看板。でも、道路に信号があるので、ホーチミンより歩きやすいかも。
歩いていると、何度もマッサージの呼び込みにあう。8ドルで1時間、安い!ということで誘われるままに入ってみたものの、マッサージ中に財布からお金を抜かれた、などという過去の書き込みを思い出した。パジャマに着替えさせられたが、首からぶらさげていた財布はそのまま身につけておくことにした。日本のマッサージに比べると、安いだけのことはあって技術はそれなり。でも、やらないよりは良いかな。 -
アンコールワットのサンライズ、という事で5時に宿を出発予定だったのに、ドライバーが来ない。
あれ?ホーチミンと時差があるんだったかな???
などと思いつつ、すでに40分経過。宿のおばちゃんが起きてきて、
「何してんの?」
と言うので、
「サンライズの約束でドライバーを待っている」
と返すと、あわてて下働きらしき女の子に起こすよう指示していた。
「多分寝坊してるわ。蹴飛ばしてやりなさい。」
「もちろん!」
私の約束は、トゥクトゥクドライバー個人との事なので、宿は関係ない。こういう時に個人の約束は都合が悪い。
結局、45分程遅れて宿を出発。
あ〜あ、もう明るくなってるじゃん! -
ドライバー本人は、間に合った、って言ってるけど、
正直間に合ってない。ここは、値切らせていただきます!
これを見るために、遥々来てるんですから!!
まあ、またリベンジしろって事かな。
いつか伴侶が出来たら一緒に来たいなぁ。 -
バンテアイスレイへの道のり その1
朝のうちはまだ涼しいので、トゥクトゥクで飛ばすとちょっと寒い。 -
バンテアイスレイへの道のり その2
アンコールワットから結構遠いけど、その間にトゥクトゥクから見る景色もなかなか。 -
バンテアイスレイ その1
967年 ラージェンドラヴァルマン2世建立
女の砦を意味する遺跡
高さはないけれど、非常に細かいレリーフが美しい。遺跡の中では遠いところにあるひとつなのだが、ここまで来れて良かった。 -
バンテアイスレイ その2
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バンテアイスレイ その3
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水牛と少年
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プレループ その1
ヒンドゥー教寺院/961年 ラージェンドラヴァルマン建立
結構高い。上まで登れるか!? -
プレループ その2
かなり上まで来た。早くも息切れ。
降りるの大変そうだなぁ。 -
プレループ その3
塔の内側はこんな
火葬の儀式が行われていたらしいが、ここから煙が出ていたのだろうか -
プレループ その4
高い!!
周りはほとんど緑におおわれている。 -
プレループ その5
細部までこんなにキレイに残っている。 -
遺跡間移動中、この青い看板を何度も見た。ドライバーに聞いてみると、政党の看板という事だった。複数の政党があり、定期的な選挙で選ばれているとのこと。
カンボジアの援助国No.1は日本なのだが、ポルポト以降、選挙で、国民の意志で代表を選ぶというシステムの成立にも、日本が一役買っているようである。この国はまだ幸せというには遠いところにあるが、日本人としてはちょっとうれしい事だ。 -
タ・プローム その1
仏教からヒンドゥー教/1186年ジャヤヴァルマン7世建立 -
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タ・プローム その2
ガジュマルの樹が遺跡を浸食しているという、自然の脅威をひしひしとかんじられる光景 -
タ・プローム その3
この遺跡は、あと何年今の姿を保てるのだろう -
タ・プローム その4
この穴の中には宝石などが入っていたと言われている、と隣のツアーガイドが話していたのを盗み聞きした。 -
タ・プローム その5
ここまで来るともう芸術 -
タ・プローム その6
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ランチはクメールカレー&フレッシュジュース
早朝からたくさん歩いているので、あっという間にぺろり
マンゴージュースって言ったとはずなのに、パイナップルジュース
美味しかったからいいけど。 -
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ライ王のテラス
12世紀末 ジャヤヴァルマン7世建立 -
ピミヤナカス
ヒンズー教寺院/11世紀
天上の宮殿という意味
三層の基壇の上に主祠堂が建てられている -
ピミヤナカス その2
登れそうもない、と思ったら、一カ所手すり付きの階段発見。
怖いけど登ってみた・・・
案の定、登りより降りる時の方が大変 -
工事中
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あまりに可愛かったので、写真をとらせてもらった
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アンコール・トム バイヨン その1
仏教/12世紀末 ジャヤヴァルマン7世建立
なんだかすごい重み -
アンコール・トム バイヨン その2
クメール軍の象隊
回廊のレリーフはストーリーになっており、
12世紀のクメール人の日常的な生活が描かれている。 -
アンコール・トム その3
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アンコール・トム バイヨン その4
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アンコール・トム バイヨン その5
四面仏顔。慈悲をたたえる菩薩の顔。
それぞれ表情が違うので、波長の合う顔を探して見つめると、何か許されたような気持ちになる。 -
アンコール・トム バイヨン その6
私はこの方と波長があいました -
アンコールワット
サンライズで入り口付近までは訪れたが、再度探訪。 -
アンコールワット その2
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アンコールワット その3
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アンコールワット その4
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アンコールワット その5
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アンコールワット その6
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アンコールワット その7
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アンコールワット その8
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プノンバケン
サンセットで有名なプノンバケン。
早めに着いたので、なかなかいいポジションをゲット。 -
プノンバケン その2
陽がいい感じにおちてきました -
プノンバケン その3
2010年の1月2日、贅沢させていただきました。 -
プノンバケン その4
でもやっぱり降りる時は大変!!
こうなっちゃうんです。 -
シェムリアップの街に戻り、ディナーをとるべく散策。街の中程にあるピザ&クメール料理(なんでピザと抱き合わせなんだろう?)のお店に入った。「カンボジアに来てピザはないだろう」と思い、クメール料理にしたのだが、お隣の西洋人が食べていたピザはなかなか魅力的だった。
私が頼んだのは、なんとか魚withココナッツミルクソース、というタイトルの料理だったが、ココナッツミルクスープの中に魚と謎の海藻が入ったものだった。めちゃめちゃ美味しかった! -
オールドマーケット付近まで歩いて来ると・・・
なんだかびっくりしてしまった。一体ここはどこの国なんだろう、と。
賑わうオープンカフェ、BARなどから音楽が流れ、路上に大きな水槽をおいてフィッシュスパまでやっている。高い建物こそないが、ものすごい活気である。ここが、数十年前に大量虐殺という恐ろしい過去を持ち、今も地雷に苦しむカンボジアなのだろうか。勿論、ここは観光地、少しでもこうして明るく稼いでもらい、また世界の人々がアンコールワットを楽しめる環境になったのは喜ばしいことだ。でも、ほんの数キロ先には、まだ貧困に苦しみ、地雷を恐れる日々をおくっている人々もたくさんいるだろうという事も簡単に想像できる。なんだか複雑な想いだった。 -
「天空の城ラピュタ」の舞台になったベンメリアに向かう。
その道のりの風景。 -
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ベンメリア入り口
シェムリアップの街からトゥクトゥクで約2時間かかった。 -
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いかにも宮崎駿ワールド。アニメに出てきそうな風景。
ベンメリアは「花束の池」という意味。三重の回廊、十字型の中庭などの伽藍配置になっている。環濠幅は45メートル、周囲4.5キロメートル。アンコール・ワットと類似点が多いことから「東のアンコール」とも呼ばれているらしい。 -
付近は地雷が撤去されたばかりだという。
まだ観光地用に手が入っていない感じがリアルでいい。 -
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デジカメのバッテリーがなくなり、ここからは携帯電話についているカメラで。
ずんずん奥に進んで行くが、観光ルートのようなものがないので、どう進めば良いのかわからない。運良く、ガイドをつけている日本人カップルがいたので、5メートルくらいあけて、その後ろをついていく。 -
途中で日本人カップルを見失ってしまったので、適当に遺跡の隙間をぬけていく。と、現地の小さな男の子が手招きをしている。ガイドをしようというのだろうか。こんなこともあろうかと、粗品ボールペンを持って来ているので(小さな子供にお金はちょっと・・・おそらくこの辺では1ドルでも大金なので)あとでお礼にしようかな。と、思っていると、どこからか子供がたくさん出て来て、なんだか私がカモのような状態になってしまった。ちょっとマズいかなぁ・・・とおもっていると、大人の正規ガイドが出て来て「お前ら、何やってる!!(想像)」と言うと、子供達はクモの子を散らすように消えて行った。なるほど、一応子供ガイドはダメなことになっているのね。
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出口付近に近づくと、今度は女の子4人組が座っている。やはり、「1ドルちょうだい」と言うので、さっきあげるつもりでいたボールペンを差し出した。4人は奪い合うようにして私の手から2本しかないペンを取り去った。あとの2人、ごめんね。そうだ、こんな時のために折っておいた折り鶴をあげる。ペンの時よりテンションは下がっていたものの、一応喜んでくれたようだ。1ドルあげることは可能だけれど、彼らがそれを常として、当然としてしまうことは、やはり間違っているような気がする。
私達先進国が彼らにしてあげられる事、何が正解なのだろうか。
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