クメール文化に酔いしれて・・・シェムリアップ

2009/12/05 - 2009/12/11

いつか行こうと思い続けていた。

私の中では、
「いつもお腹のふくれた痩せた子供が大きい目でうつろに見ている」
貧しい国の代表だったカンボジア。



e-ビザ申請

http://evisa.mfaic.gov.kh/e-visa/vindex.aspx?lng=Jap

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 航空会社: ベトナム航空

ええーっ水浸しじゃん。。

（後で聞いた話ですが、）添乗員さんが言うには　
10月の大雨で冠水、その時はみんなにサンダルを買ってもらって、ひざ下まで浸かりながら観光したそうな・・・

機内で前に座っていた60代のオジサン御一行が実におもしろい。
「ここなんて書くんや？」
「ローマ字で無職てかいたらええやん。
　そんなとこ見やんに・」
「無職ってどんな仕事やねん・・」
「ええに・・ええに・・なんでも書いとくやわ」

さらに
「ボールペンかけやんわ」
「あっどうぞ　これ使ってください」

我慢できずに聞いてしまった。。
「三重県の方ですか？」
「そやに」

世界は狭い！　（私も三重県人だったことがあるし）

で、その御礼にと　その方が折ってくれました。
すごいでしょ　カンガルーのお腹にはチビもいます。
時節柄サンタがバカ受けらしいです。

いや〜楽しい2時間でした。

乗っていたのは、こんなシンプルな飛行機なんです。

飛行機にタッチできます。
これって忘れかけていた感触じゃないですか・・。

この国に入るにはビザが必要です。

「ビザは各自で用意してください。
　e-ビザが一番安いですよ」

と言われても・・した事ないし・・。

旅行社に依頼すると約1万円
青山の大使館なら2000円　でも２回いかないといけない。

じゃやってみるかぁ〜

http://evisa.mfaic.gov.kh/e-visa/vindex.aspx?lng=Jap

何々　では自分で自分の写真を１枚パチリ。

あとは　カチカチ　ポチ。で終了　25US$

自信はなかったけど、二日後これがメールで送られてきました。(^_^)

このツアーでe-ビザは二人だけでした。

大使館のビザは羨ましい位きれいでしたから、
記念にしたい方は是非大使館に行ってください。

空港もシンプルで、異国情緒満点というか。。

添乗員さんはこんな空港で、使用料25ドルとは考えられん！と怒ってましたがね。

なんだかタイに似ています。

この国の看板ですが

大体この3種類が併記されている気がしました。
ベトナムでは独自の文字に、気が付きませんでしたが
ここでは　ゾウさん文字が普通なんでしょうか？

タイもこんな感じだったので、同じなんでしょうか？

勉強不足です。(-_-メ)

今日はクメール中華　まあ普通の中華です。

取りあえずアンコールビアを。

暑いので、ビールは問題なく美味しいんですが、
これはいけます。

パシフィックホテル　シェムリアップ

重厚かつ木というイメージで、広くていい感じでした。プールもあるしシェムリアップは観光だけでなくリゾートとして変身しつつあります。

「きっきっきっき・・　きっきっきっき・・」

一晩中こんな音が聞こえました。
翌朝びっくり！
「トカゲいませんでした？」とツアーの若者が。。

なんでも彼の部屋に白トカゲがいたそうで、ボーイに
とってもらったそうです。
でも、この白トカゲは神のお使いとかで、ここでは幸運のシンボル。

その夜カーテンを振ってみたりと、探しましたが、
声はすれども姿はみえず・・う〜残念。。。。

格安ツアー？なのに、お部屋にはウェルカムフルーツなんかがあったりする。

なんだかうれしい♪

ロビーではおのお姉さんが一日中これを奏でています。

なんだかこれもうれしい♪

庭には広いプールに、エステの建物とかがあります。

水辺には　例の白トカゲがいるというので探してみましたが、ダメでした。

これはなんでしょう？
南国ちっくな植物がいっぱいでした。

まず　アンコール・トムから。

象さんでやってくる人もいます。

アンコール・ワットに比べると断然広い

さあ　我らも行きましょう！

見えてきました。
待ちくたびれたかの如くパチリ、パチリ。

真っ先にとったのが　阿修羅とは・・

向かって左（こちら）が神々
　　　　右が阿修羅

神々はおだやかに目をつむり、阿修羅はカッと目を見開いています。

実際にこの南大門の四面の顔を見ると
「おーっ・・」
とためいきがでます。

その大きな顔のしたには象の鼻が。
すでに、ヒンズー教やら、仏教やらわからない。。

でおさらい。

トムのほうがワットよりも新しい
（平清盛がワットで、頼朝がトム位の感覚？）
トムは仏教で、ワットはヒンズー教

日本のJASAによって修復が行われています。
という看板です。

ガイドのチョットさんが日本語の勉強をした訳は

「もちろん仕事が多いというのもありますが、日本の援助に感謝しています」と100点の返答でした。

至る所にレリーフがありますが、
これはクメール軍の行進とか。

JASA頑張っています。

いいの？と思う位に無造作に石が転がっています。

これはみなさんが、豚か犬かと議論されている所。

私の直感は犬でした。

観世音菩薩がたくさんあります。

チョットさんは写真が好きなのか、いいアングルを教えてくれます。

私達はこの菩薩と写真でkissしました。
恐れ多い事でした。。。

修復の為に石に番号が彫られています。

現在では傷を付けないということで、番号はペイントされています。

美しいデバダー

たくさんありますが、微妙に表情が違います。

目を閉じて、ふっと思い出し笑いした感じ
なんだか幸せそうな・・・

王宮の後地を見て・・その水がめを見て・・

これをどのようにして飲料水にしたのか？

考えている暇もなく、象のテラスへやってきました。
象の鼻のしたには蓮の花のレリーフです。

とにかく崩れた石がいっぱいです。

なんだか阿修羅ばっかり写していました。

ぱっちりした目にひかれるようで。。

ライ王のテラス

三島由紀夫の戯曲で有名らしいけど。

タ・プローム

このスポアンという木は有名ですよね。
自然の力ってすごいなぁと思います。

切らずに置いておく寛大さもすごいですが。

12世紀末からだから800年でこんなになるんだ・・

午前の部終了

暑かったので、水分の補給です。

このコースターは土産物としてたくさん見かけました。

雑誌にも出てくる　かぼちゃプリン

どう見ても、味も　かぼちゃとプリンでした。

あら　かわいいおしり

と思って何気なく撮ったのですが、これがシンハだったんですね。
触りたくなりませんか、これ。

さあ　いよいよアンコールワットです。

この写真何回みたでしょう。。

この写真では中央祠堂は5本です
位置によっては3本に見えます。

かつてバンコクでこれのモデルを見た時、
あのカンボジアにもこんな時があったんだぁ・・って思ったっけ。なぜにこんなに出遅れたのか・・

明らかに右と左が違います。

わざと左を直してないんだそうです。
確か、日本の援助で直したと言ってたと。。

それよりも・・・大事なこと！

この時点で、さっきまで見えていた中央祠堂が忽然と消えます。。

すごい！

ヴィシュヌ神

ヒンドゥー教の太陽神　この神が世界を救済してくれるらしい。

ガイドの話を聞きながら、
　ガイドブックを見ながら、
　　写真を撮りながら、
　　　きょろきょろしながら、

あ〜私もたくさん手がほしい・・・
（もっともその手にお線香を持たされるとお金がいります）

デバター

ナイスバディーとしかいいようがないけど・・。。
表情といい、衣装と言い、ポーズといい、、、
一つ一つを見ていくには、時間がないです。

当時はこんな格好だったんでしょうか・・

中央祠堂をぐるっと廊下があり、レリーフがあります。
その柱の足元にもレリーフがあります。
もはや満腹で見逃しがちですが。

天井には修復したあとが。

う〜これはなんでしたっけか？？

ただこれだけははずせない！

「乳海撹拌」

ヒンドゥー教の天地創世神話で、旅行者にも必須科目です。

なかなか面白いお話だと思いました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%B3%E6%B5%B7%E6%94%AA%E6%8B%8C

軽く観光なら、おーすごいですむし・・
しっかり観光ならいくらでも重く・・

ヒンドゥー教なんて、受験単語しかイメージのない自分には、なかなか奥深い場所でした。

残念ながら、第三回廊には入れません。

むしろ入れなくてもいいので大事に保存してほしいですね。

もともと来てほしくないという感じの急勾配のかいだんですが。。

ここでも修復工事が行われています。

青空に祠堂がとてもきれいでした。

最初にアンコールワットに落書き？を残した日本人
森右近太夫一房

歴史的意義があるうんでしょうが、正直なんだかよくわかりません。

さてアンコールワットをあとにして

プノン・バケン　へ

上から見るとワットが森の中にあるのがよくわかります

もう大勢のひとが集まっています。
みんな目的はひとつ。

私達はガイドさんの裏道案内でいいポジションをゲットできました。

そうサンセットです。

写真が下手なのが・・残念です

日没後この人混みの中、旧階段を下るのは危険とのことで、日没数分前に後ろ髪を引かれながらも下山。

カンボジアでは　USドルでOKです。

お釣りでリエルがきますが、2000リエルで0.5USドルですのですぐに使ってしまいます。

残ったら募金箱へ。

このデザインが気に入りました、よく見てください。

従って飲まずにはいられません。

バイヨンビールはピルスナーです。
珍しがりのお調子者なので、味とかはよくわかりませんが・・

お決まりのサンライズですが、本当に綺麗です。

あ〜来て良かったと思う一瞬かな。。

参考までに場所取りですが、日の出は西塔門あたりで見て、太陽が出始めたら聖池に近づくのがいいような気がしますが・・如何でしょうか？

ただし池のあたりは人が大勢です。

池から西塔門を振り返った所なんですが、この白い帯はなんでしょう？

水蒸気でしょうか？
さすがに朝は肌寒いですから。
（Tシャツの上にブラウスを羽織っています）

まだまだ遺跡巡りが続きます。

これはプレ・ループの中だったと思いますが、
祠堂の天井はこんな感じです。

「迫り出し構造」というんだそうです。

いわゆる積み木する時のあれです、ハイ。。。

ちょっと開いているのは明かりとりに良いですが、雨季はどうするんでしょう？

地元の人は大体こんなお家だそうです。
立て床式で、下には家畜、夏はここで涼むこともできます。

気になったのがトイレ。

ない！

あたり一面がトイレだって。。。

雨季に水浸しになるという事は・・・・

バンテアイ・サムレ

大分遺跡で満腹ですが、、はずせません。

サルが阿修羅を捕まえてかみついたレリーフ。

本に載っているので、探していたら番人のおじさんが
＄％＆）＝〜＋％＆＄％＃”

オークン

バンテアイ・スレイ

ワットやトムとは雰囲気が違います。
年代も古く（10世紀中頃）、なんか赤いんです。

赤色砂岩とラテライトのせいですね。
その固さゆえにレリーフの保存もいいそうな。

とても綺麗でした。
「女の砦」の意味を知らずに肌で感じたかも。。。

踊るシヴァ神

左下にカリーカラミアという美しい王妃
右下　太鼓をたたくインドラ神

聖書の壁画もすばらしいけれど、クメール文化もすばらしいと改めて思いました。

ヴィシュヌ神の妻ラクシュミーに象が聖水をかけている所

ガルーダにナーガに・・訳わかりません。
いやナーガだけはなんとか。。

こういうの知っていたらもっと楽しいんでしょうねぇ。

う〜これはなんだったか？？
確か見方で足が2本とか4本とか言ってたような・・

顔はカーラに見えるけど、足があるから違う？
いや下がカーラで、口からマカラが出てきた？

わかりません。。

残念ながらここは中に入れません。
ほんっとに残念です。

一面レリーフで綺麗ですから。

東洋のモナリザと言われるデバターがこの向こうにあるんです。

どう頑張っても見えません。

でもこの遺跡を保存する方が大事だと思えてくるから不思議でした。

全体像はこんな感じ

しっかり満喫しました。

これはずーっときになっていました。

やっと納得。
大きいのは普通に蓮の花です。
小さいのは蓮の花びらをきれいに折ったものです。

尋ねたら、丁寧に実演してくれました。

こんなのもありました。

タイ料理だそうですが、
この1回のみがすべてチキンでガクッ。　

蓮は必需品

綺麗だったので撮ってみたんですけど、名前は？

ブーゲンビリアが綺麗でした。

オールドマーケットです。

特にこれをというものはなかったので、ブラブラと。
いちいち値段を聞くのも、正直めんどくさいです。

魚コーナー

恐ろしい臭いです。
きいてはいましたが・・はるかに想像を超えてます。
日本人ならここで買って食べることは無理でしょう。

早々に退散。

肉もあります。

この暑い国で、こんな生ものが雑多に並んでいる。
想像できますよね、臭い。

裏に出てみるとそこは一変。

西洋人相手の綺麗なカフェやレストラン。
というか個人ならこんな所でご飯だったんだろな。

お魚にちくちくしてもらっているオーストラリア人がいました。
「いい気持ち」だって。

お〜クロコダイル。

店頭のものがあまりにダサかったので、
何も思わなかったんだけど、空港で（ホーチミン）メンズベルトを買いました。
後ろにあるじゃん！ショック。。

さらに私の手にはボロボロのわっワニ革ベルト時計が・・・


あ〜　クメール文化に酔っていたんだ、、私。

仕方ない。

この旅行記へのコメント （7）

• むんさん 2010/05/23 20:30:39

  アンコールワット！

  yotiyotiさん、こんばんは！
  １２月にベトナム＆カンボジアご旅行なさったんですね！
  旅行を計画され始めたのが直前の１１月でしたんですね。
  短期間での実現〜すごいですね！
  
  そして、アンコールワットの遺跡群！
  いいですね〜。
  私もいつか行ってみたい憧れの場所です。
  

  yotiyotiさん からの返信 2010/05/26 10:09:01

  RE: アンコールワット！

  むんさん　こんにちは
  
  お返事が遅くなり申し訳ありません
  娘を訪ねてロンドンへ行っていました。
  ロンドンはカンボジア並みに暑かったです。（ちょっと大げさですが）
  
  アンコールワットは素晴らしかったです。
  リゾートとしても良い感じですので、
  お嬢さん達を誘えば、絶対乗ってきますよ！！
  さらに、ホーチミンでお買物＆エステで奥様も間違いなし！
  
  もっとも「パパは遺跡巡りしててね！」かもしれませんが・・(笑)
  
  　　　　　　yotiyoti
  
  
  
  
  
  

• ゆきんこ２さん 2010/05/18 13:00:41

  覚えていたら教えて下さい・・・

  yotiyotiさん、こんにちわ。
  
  来月、ハロン湾とアンコールワットにﾂｱｰで行くので色々拝見させていただきました。
  5日間しか行けないのでﾊﾞﾀﾊﾞﾀしそうですが、満喫してきたいと思ってます。
  
  質問です。
  ｶﾝﾎﾞｼﾞｱのvisaはyotiyotiさんと同じくe-visaを取得したのですが、
  『訪問予定の団体や人』という欄は何を記入したらよろしいのでしょうか？
  何か書いといた方がいいのかなぁ？と思ったのですがあまり分からず・・・
  
  
  

  yotiyotiさん からの返信 2010/05/18 17:50:28

  RE: 覚えていたら教えて下さい・・・

  ゆきんこ２さん　こんにちは
  
  ご訪問ありがとうございます。
  当方現在ロンドンです。想定外の暑さで着る服がない＆今何時？です。
  
  さてご質問の件ですが、確か「無し」と書きました。
  
  基本的にあまり細かい事は気にしないようでした。
  目的はビザ収入ですから。（ｶﾞｲﾄﾞ曰く）
  
  
  きっとカンボジアも暑いんでしょうねえ・・
  でも本当に感動でした。
  しっかり楽しんできてください。
  
  それから、ハロン湾で陶器を買うのでしたら・・
  私は連れと別々に買ってしまいましたが、
  一人のふりして、まとめ買いがお得です。。
  
  　　　　　　　　　　
  良い旅を　　　　　　　　　　　　　yotiyoti
  
  

  ゆきんこ２さん からの返信 2010/05/19 11:17:46

  RE: RE: 覚えていたら教えて下さい・・・

  yotiyotiさん、さっそくのお返事ありがとうございます。
  
  今ロンドンですか？？すごい☆
  日本も今は蒸し暑いですよ・・・
  旅行の時の服装って困りますよね。
  
  E-VISAの件は分かりました。
  何か書いとかないと言われるのかと思って。
  ハロン湾では陶器観に行くﾂｱｰなので、もし気に入ったのがあったら
  そのような戦法(?)でいきます（笑）
  
  色々とありがとうございました。
  

• とんちゃん健康一番さん 2010/01/22 09:38:54

  もう一度行きたい！

  yotiyotiさんへ♪
  
  お邪魔しますぅ☆
  アンコールワット！！
  素敵ですよねぇ〜。
  
  もう一度行きたいスポットです。
  コメント楽しみにしておりますぅ☆
  
  

  yotiyotiさん からの返信 2010/01/24 09:53:41

  RE: もう一度行きたい！

  
  とんちゃん健康一番さん　おはようございます
  
  シェムリアップ　良かったですねぇ　
  コメントを入れようと、写真を見る度に感動に酔いしれてます。
  
  でも、どこだったっけ？というか、カタカナに弱くて
  正確な場所と名前がわからない・・
  本を開けば脱線ばかりで・・
  
  今更なんですが、ボーッとみてきた自分が・・情けないです。。。
  
  頑張って思いださねばネ　(笑)
  
  　　　　　　　　　また行きたい　yotiyoti