2009/12/26 - 2010/01/03
19位(同エリア1244件中)
shimonさん
- shimonさんTOP
- 旅行記146冊
- クチコミ8件
- Q&A回答8件
- 693,975アクセス
- フォロワー120人
2009年から2010年にかけての冬休みは、9日間のポルトガル周遊旅行に出かけました。フランクフルト経由で、ポルトガルをポルトからリスボンに向けて南下するルートを選択。最初に訪れたポルトは、旧市街が世界遺産にも登録された非常に趣きのある街で、『魔女の宅急便』を彷彿させるような風景に出会うことができました。シーフードを中心とした料理や名産のポートワインも楽しみ、その先のポルトガル旅行の期待を膨らませるような、素晴らしいスタートになりました。なお、今回の旅程は以下のとおりです。
■①12月26日 成田→JL407便→フランクフルト(泊)
■②12月27日 フランクフルト→LH4550便→ポルト(泊)
■③12月28日 ポルト散策(ドウロ河畔・旧市街)、ポルト(泊)
□④12月29日 ポルト→コインブラ(バス乗継ぎ)→ナザレ(泊)
□⑤12月30日 ナザレ→リスボン(ベレン散策)、リスボン(泊)
□⑥12月31日 リスボン散策、シントラ小旅行、リスボン(泊)
□⑦1月 1日 リスボン散策、ロカ岬小旅行、リスボン(泊)
□⑧1月 2日 リスボン→LH4531便→フランクフルト→機中泊
□⑨1月 3日 JL408便(機中泊)→成田
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- JAL
-
新型成田エクスプレスで出発
2009年の12月は25日まで仕事で、翌日お昼の飛行機で旅に出ました。時間があれば京急〜京成で空港に行くのですが、今回は成田エクスプレスを利用。導入後まもない新型車両で快適でした。 -
サクララウンジにて
今回は20万マイルほど貯まっていたので、プレミアム・エコノミーでフランクフルトを往復。出発まで時間があるので、ラウンジで軽く腹ごしらえを…。 -
フランクフルト行き407便
これまで何度も利用しているJL407便はワン・ワールド塗装機でした。このデザインを見れるのも残りわずか、なのでしょうか…。今後のJALの行方が気になります。 -
といいながらも…
旅の始まりはワクワクするものですね♪プレミアム・エコノミーのシートは結構空席があり、余裕がありました。完全フラットにならないので寝心地はビジネスに及びませんが、まぁまぁです。 -
たいめいけんのキーマカレー
プレミアムクラスの食事は、エコノミーと同様。飲み物はシャンパンやペリエもオーダーできるのがエコノミーとの違いだそうです。DEAN & DELUCAのアイスクリームやカップうどん・そばも間食で食べることができました。 -
フランクフルト中央駅
定刻にフランクフルトに到着。プライオリティ・バゲージで足早にスーツケースもピックアップでき、助かりました。ポルトガルへの飛行機は翌朝の便にしたので、中央駅前のホテルで一晩明かします。
今回の経由地はロンドンやパリも検討しましたが、空港から近いところにお値ごろなホテルが多く、慣れていて安心感のあるフランクフルトに決めました。 -
フランクフルト レーマー広場
今回宿泊したのは中央駅の南側出口から歩いて3分弱のHotel Europa Frankfurtでした。部屋はあまり広くはないものの、朝食は意外と充実していて42ユーロ。日本時間では深夜ですが、せっかくドイツに寄ったのでレーマー広場まで行ってきました。 -
レーマー広場の木組みの家
クリスマス・マルクトが残ってないか期待したものの、広場はしんみりとしていました…。でもドイツらしい光景に出会い満足して、ハウプトヴァッヘからS-Bahnでホテルに戻りました。 -
ルフトハンザでポルトへ
中央駅から空港まではS-Bahnで10分あまりなので、フライトの2時間前にホテルを出れば充分余裕です。ルフトハンザの自動チェックイン機は日本語訳もあって、便利でした。LH4550便にてポルトガル北部の街・ポルトを目指します。実際の飛行時間は約2時間です。 -
ルフトハンザの機内食
コールド・ミールですが、機内食が出ました。これを想定して、ホテルでの朝食もシリアル中心に軽めにしていたのが正解でした。
ほぼ定刻にポルト空港に到着し、メトロに乗って中心街にあるホテルへと向かいました。(ホテルについては下記ご参照ください)
http://4travel.jp/traveler/shimon/album/10415441/ -
早速街歩きへ
ポルトに着いたら、まずは時計を設定。ポルトガルはロンドンと同じく日本との時差は9時間、ドイツやフランス、スペインとも1時間の時差があります。メトロに乗って、ドウロ川の南岸へとやってきました。ドウロ川に架かる大きな橋が、ドン・ルイス1世橋です。 -
ドン・ルイス1世橋とメトロ
橋の上側は路面電車のようなメトロと歩行者の専用道で、その数十メートル下を自動車・歩行者が通れるようになっています。何度か橋を徒歩で渡りましたが、欄干も低くて風雨が強いときは結構怖かったです。 -
ポルトの街並み
ポルトを訪れるきっかけになったのが、この旧市街の風景です。青空だったら文句なしなのですが、それでも充分に素晴らしい街並みでした。写真奥側がドウロ川の河口になります。 -
ドウロ川の上流方向
ドン・ルイス1世橋から眺めてみました。ドウロ川はスペインに発し、全長900km超の大河で、ポルトはその河口部分にあたります。上流地域はアルト・ドウロと呼ばれるポートワインの産地で、世界遺産にもなっています。もう1日余裕があれば、上流への日帰り旅行も楽しそうですね。 -
ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアより
ポルトの街は東西にドウロ川が流れ、北岸には旧市街の中心部や川辺のカイス・ダ・リベイラ地区、南岸はヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)という地区(行政上はポルトとは別の町)になっています。川にはRabelo(帆船)がたくさん浮かんでいました。 -
色鮮やかなカイス・ダ・リベイラ地区
Cais da Ribeira地区の建物はカラフルですね。河岸にはレストラン・バーやホテルが建ち並び、その裏手の起伏のある丘は狭い路地が入り組んでいる住宅地になっていました。この景色、『魔女の宅急便』の舞台にも見えてきませんか…。 -
レストランより
ポルトガルに着いて最初の食事は、ドウロ川がよく見えるCais da Ribeiraのレストランで取りました。観光客が多いエリアなので、メニューの文字も葡・英・仏・独・伊・西と多国籍でした。 -
バカリャウのコロッケ
ポルトガルでの食事は最初に、パン、オリーブ、パテ、その他前菜などが出てきますが、これらは有料です。メインの量も多いので、“Nao Obrigado”と言って引き下げてもらっても大丈夫です。Pasteis de Bacalhauという、干し鱈(バカリャウ)のコロッケをいただきました。 -
カイス・ダ・リベイラ地区の路地
レストランが並ぶ河畔から一歩奥まったところに入ると、このような風景が待っていました。パステルカラーの建物に、ちょっとアクセントをつけた赤い窓が印象的ですね。
洗濯物が干してあったりして生活感あふれる街並みです。観光客が多く訪れるエリアにも地元の人々が暮らしているのだと気づきました。
河岸からカテドラルにかけての地区は、迷路のような市街地になっています。地図など当てにできない入り組んだところを、歩いてみました。いくつか写真で紹介します。 -
ポルトの街並み
右手からおばあさんが顔を出していますが、ここにも細い道があるんですよ。なかなか素敵な風景です。ただ、暗くなってからは土地勘がない人は立ち入らないほうが良いでしょう。一応、外務省の海外安全情報によるとカテドラル付近は麻薬売買が盛んな危険地域となっていて、確かに怪しい男性たちの姿も見かけました。 -
サンタクロースも
12月27日でしたからね、まだ家にはサンタクロースの人形も掛けられたままでした…。雨の多い冬のポルト、洗濯物を干すのも気を遣わないのかな、、。 -
T字路
この路地も正面にある、緑色ドアのオレンジ色をした建物でT字クロス。迷った際は、坂道を下にくだっていけばドウロ河岸に出るので、なんとか大丈夫です。 -
ケーブルカー
起伏に富んだポルトの街にはケーブルカーもありました。ドン・ルイス1世橋のたもとの河岸と、旧市街とをつなぐ1路線のみですが、街歩きで疲れた身にとってありがたい存在でした。 -
ポルトの市電
市内には3路線の路面電車が走っています。こちらはサン・フランシスコ教会前のInfanteから、ドウロ川沿いに河口方面へと向けて走る1番の路線です。電車の色合いが何ともいいですね。 -
カイス・ダ・リベイラ地区の夕暮れ
ポルト滞在初日は、懸念していた雨も降らずに散策できました。ドン・ルイス1世橋の右奥にあるライトアップされた建物が、ノッサ・セニョーラ・ド・ピラール修道院です。長旅の疲れもあり、いったんホテルへと帰ることに…。 -
お洒落なレストラン
河岸にあるレストランです。どのお店も内部は2階建てで、天気が良い日なら目の前に川が流れるテラス席も心地よいかもしれませんね。 -
ドン・ルイス1世橋
エッフェル塔設計者の弟子の一人、Teofilo Seyrigが設計し、1886年に完成した橋です。ライトアップされた橋を下から眺めるのもいいですね。美しいアーチを描いています。 -
カフェ グアラニー
ホテルで2時間ほど昼寝(!?)して休んで、雨の中夕食に出かけました。市庁舎の近くにある老舗カフェの一つ、Guaranyにて。こちらは1933年の創業で、ピアノの生演奏を聴きながら食事できました。 -
野菜スープ
Sopa de Legumesは、ポテトスープがベースになっていて、少しとろみがありました。量もそれほど多くなく、体が温まります。 -
シェフおすすめ料理から
この日のおすすめ料理は、海老とイカのグリルでした。ガーリックの風味がきいていて、またオリーブオイルの香りも爽やかで、胃にもたれません。ポルトガル料理、期待できますね〜。
因みにこちらのカフェは、ポルトカードを見せると食事は10%割引になりました。 -
ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアを望んで
ポルト滞在2日目、12月28日は降ったり止んだりの不安定な空模様でしたが、旧市街にあるカテドラルや、ドウロ川南岸、Vila Nova de Gaia地区のワイナリーの見学をしました。海が近いだけあって、カモメが多いです。 -
サンデマンのワイナリー
Vila Nova de Gaiaには日本にも輸入されているサンデマン(Sandeman)やカレム(Calem)をはじめ、多くのポートワインのワイナリーが並んでいます。こちらサンデマンは次の英語ツアーまで3時間近くあいてしまうので、断念しました。 -
カレムのワイナリー
30分後に英語のツアーをやってくれるそうなので、カレムのほうを見学することにしました。ツアーは試飲つきで4ユーロだったかと記憶しています。 -
ワイナリー見学中
ドウロ川上流域で収穫された葡萄は、その果汁が樽に詰められた状態で冬を越し、その後こちらのワイナリーに運ばれ熟成されるそうです。ポートワインは、まだ糖分が残っている一次発酵の途中でブランデーを加えて発酵を止めるため、甘みが強いです。(この旅行記を書いている今も、Sandemanのワインを飲んでます:-) -
3種類のポートワインを試飲
種類もいくつかあり、左からホワイト、ルビー、タウニーの順です。ホワイトは白葡萄が原料でフルーティー、ルビーは樽の中で4〜5年熟成させたワインで鮮やかな色合いです。そしてタウニーは6年以上熟成されたもので色も褐色になり、風味もどっしりした感じでした。いずれも甘みが強いので、アペリティフや食後酒として楽しまれています。 -
Calemのラベーロ(帆船)
ドウロ川に浮かんでいるラベーロは、かつて上流で樽詰めされた若いワインをこのポルトまで運ぶ際に用いられていたそうですが、現在はトラックや鉄道にその役目をシフト。
ドウロ川とポルトの街並みの風景が、とても強く印象に残りました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (5)
-
- パピーさん 2010/01/30 18:28:06
- 同じクラッカーだ!!!
- shimonさん、はじめまして
いま、成田のサクララウンジにいます。
偶然ポルトガルの旅行記を拝見していたら、丁度今私が食べているクラッカーがでていて、思わず書き込みしてしまいました。
つまらない書き込みですいません。
パピー
- shimonさん からの返信 2010/01/30 19:21:33
- RE: 同じクラッカーだ!!!
- パピーさん、はじめまして
ポルトガル旅行記ご覧いただきありがとうございます。
プライベート旅行で初めてサクララウンジを利用したもの
ですから、つい欲張っていろいろと食べてしまいました…。
いまラウンジということは、これからご旅行でしょうか。
お気をつけてお出かけください。旅行記楽しみにしております。
shimon
-
- Fluegelさん 2010/01/15 23:00:47
- 2週間後にポルトガルへ。
- 7月、掲示板に書き込みさせて頂いてから、半年も経つのですね。
さて近いうち、ポルトガルへ参りますが、私も同日乗継せずFRAに一泊します。レーマー広場で夜景をご覧になったとは、羨ましい限りです。マイン川の南岸(空港寄り)の宿を取りましたが、Sバーン駅から徒歩15分のため、街に出るのは諦めようかと思っているのです。しかもメッセ期間中で、宿代はお察しの通り(涙)。LH4550便は、私の予約では9時発ですが、お写真を拝見すると9:20でしたか?
また、ポルトやリスボンで公共交通機関のデイ・パスを利用なさり、事前準備もしっかりなさったのですね。私は、下調べが間に合わないかも・・・観光スポットを幾つ回るか決め、パスでペイするかどうか計算するのが面倒で(笑)。
最後にリスボン発便が遅れたとのこと、考えさせられました。LIS−FRAも帰国便もLHを利用しますが、LIS-FRAが1時間半も遅れたら、乗継に間に合いません。遅延を考えずに、HPでLHが呈示した乗継便を予約してしまいました。
ともあれ、とても参考になりました。有難うございました。
- shimonさん からの返信 2010/01/16 18:23:05
- RE: 2週間後にポルトガルへ。
- Fluegelさん、ご無沙汰しております。
旅行記へのご訪問とメッセージ、どうもありがとうございました。
フランクフルト経由で行かれるのですね!中央駅前に投宿したため
ついつい欲張ってレーマーを見てきました。ポルト行きのLH4550便は
昨年6月に手配したときは8:55発でしたが、8月になって9:20発になる
と通知がきました。時期によって若干時刻が変わるのでしょうかね…。
帰りのリスボンからの飛行機が、変更後の時刻になってもいっこうに
搭乗開始されないので不思議に思っていました。幸いにもFRAで乗継ぎ
に余裕を見ていたのでよかったです。場合によっては、不安な気持ちで
過ごさなければならなくなっていたでしょうから、、。
観光パスカードは意外にも役に立ちました。ポルトではガイドブックに
載っているような教会は100%割引になるところは少ないですが、その分
レストランでディスカウントを受けられたりしました。リスボンカード
もシントラ観光に使えますので、意外とペイできるかもしれません。
・ベレン地区では、ジェロニモス修道院(6ユーロ)、ベレンの塔(6ユーロ)、
修道院内の国立考古学博物館(4ユーロ)、国立古美術館(4ユーロ)などが
入場無料になるので、24時間券ならば確実にもとがとれますよ。
・日中にシントラを散策後、ロカ岬まわりでカスカイスを経由しリスボン
へと帰る場合も、国鉄はパスで乗れます。シントラ〜ロカ〜カスカイス
のバスは別途有料ですが…。シントラ王宮(5ユーロ)は無料、ムーア城
は2ユーロ、ペーナ宮殿は2〜3ユーロのディスカウントになります。
楽しいポルトガル旅行になるといいですね♪旅行記も楽しみにしてます。
shimon
- Fluegelさん からの返信 2010/01/17 10:06:30
- RE: ポルトガル情報、有難うございます。
- 6月に手配なさったのですか・・・私も燃油サーチャージ値上げ前にと9月に購入しましたが、更に上手でいらっしゃいますね。ただ、長期間の下調べに息切れして、あまり調べていませんでした・・・
べレンは、日曜午前に行こうと思っています。ジェロニモス修道院、べレンの塔、国立古美術館等が、無料になるためです。2〜3時間あれば良いかと思っていましたが、24時間券ですか・・・丸一日かかるのかもしれませんね。
シントラ、ロカ岬は、宿泊するカスカイスから、レンタカーで行く予定です。現地での運転が、ポルトガル旅行中で一番の「冒険」になると思います。
ポルトのレストランも、選び抜いてお出かけになったのですね〜。あの、francesinhaという料理は、日本人にも美味しいのかしら、と思っています。Cafe Majesticで注文してみようかと思うのですが・・・ホテルは素泊まりのため、ポルトでのランチに、ちょっと興味を持っています。
では、出発までの間、shimonさんの美しいリスボンのお写真を思い出しながら、過ごします。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
shimonさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ポルト(ポルトガル) の人気ホテル
ポルトガルで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ポルトガル最安
488円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
5
36