2009/08/26 - 2009/08/28
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warajiさん
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いつか行きたいと思っていた寝台に乗っての境港。かつてはタダの小さな港町にすぎなかった町だ。
鬼太郎人気ですっかり様変わりした。子供を連れて寝台特急に乗り、鬼太郎の街を歩き、私個人としては島根の有名なコーヒー店と大山を、そして子供の希望で岡山~高松間のマリンライナーを楽しんだ。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JR特急 JRローカル 私鉄
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夜行はかつては西に行く時も寝台急行銀河や夜行鈍行を除けば7時から10時の間には乗れたからゆとりというか、ある意味楽だった。名古屋まで新幹線、そこから寝台という手もあった。寝台がそろそろ危ないという時に突然現われた新型寝台「サンライズ」は当時人気絶大で、予約も大変だった。人気の秘密は座席指定がある事だった。寝台料金が掛からないので安く行けるメリットがあったのだ。でも、この列車は出発が遅い為、静岡は深夜の到着になる。今ある夜行はみんなこの深夜の時間帯。かなり辛いものがある。
それでもまだあるだけありがたいとも言えるが。
今となっては唯一西に向う寝台特急である。
がんばって深夜の駅のホームに立った。いきなり時間が少し遅れているようだ。
その前に別の特急が来た。 -
団体専用の寝台?特急らしい。何かのツアーだろうか?
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中が見えたので覗くと、普通の座席。これはきつそうだ。しかも古い車両でよくもまあこんなツアーを組んだもんだ。
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天理教のツアーだった。すごいね〜!
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掲示板にはサンライズの時刻が・・・・
この寝台特急も以前の登場時期に比べるとおとなしくなった。当時は確か智頭鉄道経由で鳥取経由の出雲行きだったような気がする。調べれば分かるだろうが・・・。それに高松・松山行きも独立してあった気がするが、気のせいかな?
私が真民先生に会いに行った時は出雲とは連結してなかった気がする。それに高松から松山にも向った。記憶違いかもしれないけど、とにかく以前と違う感じがした。
でもまあこれでサンライズはすべて乗ることになった。 -
やがてサンライズが入線。いよいよ旅立ちだ。
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以前と変わらない。子供にとっては嬉しい寝台特急の旅だった。
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出雲行きのマーク
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さっそく寝台客室巡り。昔はのびのび座席がもっとあったように感じたが、これも気のせいかな?今は1車両しか無い。
室内はさすが新型だけあってきれいで趣もある。 -
夜が明けてきた。夜行ではあるが、私たちは深夜26日の日付が変わってからの乗車なので実質1日目。長い1日だ。
一部寝台の部屋が空いていたので覗いた。同じシングルでもグレードがあり、最も安いシングル(それでも高く、7350円は取りすぎの気がする)は窮屈だ。ゆとりを持ちたいなら多少お金が掛かるのだが、A寝台だ。まあお金に余裕があればだが・・・。
この写真はB寝台ソロ。進行方向に添ってベッドがある。 -
少しではあるが、ラウンジもある。こういうスペースをもう少し設ければいいのに。
いつも思うのだが、乗っていただくお客の楽しさを追及すればJRも捨てたもんじゃないのに、なんでそういう努力をしないのか・・・?不思議。
朝はお弁当などの車内販売もあった。
ラウンジは思ったより利用が少なかった。あまり意味が無いのかな? -
のびのび座席の風景です。感じはいいけど。
座席指定なのにフェリーの雑魚寝スタイルなのが嬉しいが、注意が必要。
2段式で、天井が低い事。毛布が1枚だけの配給で、枕は無い。それと、今までとちょっと違うなと思ったのは、床が固くて居心地悪いのとすごく揺れる事だった。 -
これがのびのび座席の内部です。通路側はカーテンで仕切られるけど、両側はオープンです。壁が少しあるので、これがある意味仕切り。
とにかく驚いたのは揺れる事。昔こんな速かったかな?というくらい猛スピードで走る。寝台はスピードより居心地が命だと思う。線路の状態もよくないのだろうか?でも東海道線のいつもの線路でもすごく揺れた。これはかなり堪えた。
東北線の北斗星もすごく揺れて居心地悪かった。スピードがすごく出ているのは明らかだ。
私がかつて富士やはやぶさを使った頃、のろくて驚いたが、それが寝台ではベストだったのだと今は思う。その頃の方が揺れなどを考えればよかった。もう記憶も定かでは無いからそう思うだけかもしれないが。
のびのび座席で言えば、札幌と青森をむすぶ夜行急行はまなすはのびのび座席はお薦めだ。
利用者が意外に少なかったのは驚きだが、とても広々していてスペース的にもゆとりがあり、利用価値は大だった。
そういえば道内での寝台の道中はのんびりした雰囲気があってよかったなぁ。本州に入ると狂ったようになる感じだ。 -
岡山に着いた。ここで四国行きの車両が切り離される。
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岡山駅での掲示板。またまた岡山まで来てしまった・・・。
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切り離しに夢中になるマニアたち。まあそうでなくてもこういうのは見ていて楽しい。
さあ、いよいよ伯備線の新区間だ。途中備中高梁までは行った事がある。私が高校3年の夏、初めて一人旅をした懐かしい場所だ。今でも当時のことはハッキリ覚えている。もうあれから気の遠くなるような月日が流れた。出会った旅人や触れ合った人々、そこにあった高梁YHも今は想い出の中だけで生きている。 -
相変わらずスピードを上げてどんどん走っていく。さすがに子供もこの揺れとスピードには参ったようだ。もう乗りたくないと言い出した。
サンライズはほぼ定刻に到着。米子駅に着いた。ふぅ〜。。。疲れた。
米子は何回か通り過ぎた事はあるが、来たのは初めてだった。 -
米子は今や鬼太郎の街の玄関口。さっそく鬼太郎の御挨拶だ。
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山陰でも米子は大きな街になる。駅構内にもいろんな電車が止まっていた。
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米子は鬼太郎の街、境港線「境港」の玄関口になるため、結構それ目当ての観光客が来る。
境港線にはさっそく境港に向う電車が待っていた。 -
ん?ここはディーゼル区間か・・・?
境港線の列車はいろんな妖怪のペイントがされているようだ。今回見たのは猫娘。でも現代風だね〜♪ -
今回は汽車はここまで。米子からはレンタカーで周辺を移動、いろいろ周った。
レンタカーの受付も実に田舎で、のんびりしていた。しばらく声を掛けても誰もいなかった。ようやく出てきて受付。○○だけん。という言葉が何度も飛び出した。鳥取語?地方を旅して楽しみな1つだ。方言は楽しい。
米子駅から島根県に入った。ここにどうしても寄りたい店があったのだ。それが安来にある「カフェロッソ」というコーヒー屋さん。国道沿いを走っていると見えてくる。ここはコーヒーの入れ方で世界チャンピオンになった人がやっていて、全国的に有名店との事。普段は休みなどはあっという間に人であふれかえってしまうとの事だった。 -
今回は特別にコーヒーを飲んでもいいと許可を出した。子供が注文したのはこれ。コーヒーのケーキセットで、テラミスとエスプレッソのミルクオレ。
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私は水出しコーヒーと木苺のケーキ。あらかじめHPで割引券を印刷して出すと100円引きになる。
コーヒーの味はよく分からなかったが、深い味がした。試しに子供の注文したコーヒーを少し飲んだら、これが美味かった! -
店内はこんな感じで、明るいきれいな雰囲気。センスもよく感じる。
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店内のガラス張りの外は湖になっていて、景色がとてもよかった。
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今回大山をあきらめてお寺巡りに切り替えた。大山は西日本でも名山の1つ。中国地方の最高峰でもある。
まだそれでも大山登山が剣が峰まで登れる頃に挑戦したかったが、チャンスがないまま今日まで来てしまった。残念で仕方が無い。
人にはやはり運不運というのはあると思う。まあそれはある程度割り切って考えるしかないが、それを決めるのもやはり自分。今でもそうだが、運とは自ら切り開いていくもの。これからもそんな自分であり続けたい。
まあそんなわけで大山は今度のお楽しみ。
訪れたのは清水寺。あれ?京都?と思ってしまうが、中々いい所でした。 -
清水寺の由来が書いてあります。
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安来から車で山の方に向かい、田舎道へ。最近はどこでもそうだが、新しくいい道がどんどん出来て道に迷う。看板に添って走り、車はここでストップ。あとは歩きだ。
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しばらく歩くとお寺の入り口らしき所に出た。
人は全くと言っていい程いない。
地元が石見銀山が世界遺産になって何で喜んだか?人が来るからだ。
静寂が支配するこのお寺に向って登っていった。 -
登って広場に出ると、見上げた先に本堂があった。
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本堂に登る石段にあった石灯ろう。形が面白い。
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本堂に登るとその先に3重の塔が見えた。重要文化財らしい。そこまで歩いてみた。この塔もまた歩いていくと石段の上に建っていて登っていく。見事なものだった。
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本堂からみる景色は最高なのだろうなぁ〜と思いながら去る。
社務所などのある近くには料亭や土産があった。心地よい日差しの中、私たちしかいないのを見ながら何となく店番をしている人が横たわっていた。何をおもっているのだろうか?
時々数人参拝者が来た。どんな思いでここを訪れているのだろうか? -
清水寺を後にして今度は安来節のふるさとに向かう。向かった先は安来節会館。
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館内は土産物と資料展示室、食堂・劇場から成っていて、来た時は丁度劇が始まる時だった。時間も考えたがせっかくなので見学。入場料もかかるがいい機会なので入ってみた。
みんな一生懸命で見ていて気持ちよかった。安来節の演目は何種類かあって、それぞれ被露された。 -
約30分程の公演であるが、取りはやはりこれ!ドジョウすくいだ。ここが本場ふるさとと初めて知った。
これには男踊りと女踊りがあるらしい。やはりこれも近年になって発展した踊りだった。
会場にはなんと!4名もの観客・・・・。私たち2人と近くの県からの観光の夫婦連れだった。それでも一生懸命やってくれている。まるで私たちの貸し切り劇場だった。
待ちに待った男踊りは名人と言われる素晴らしい踊り手だった。説明によると、踊りをこなすのにはかなりの訓練と年月が必要との事。何気なく見ている私たちには簡単に見えてもそこはプロ。さすがだった。 -
唄と三味線と太鼓で全てを表す日本の民謡はすごいと思う。踊りも素晴らしかった。
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最後に女踊りも加わって終わり。楽しい時間だった。ありがとう!
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劇も見て資料館に寄る。スペースは小さいが、大体のあらましが記されていた。
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これは安来節の基本の楽譜?お題というべきものか。こういった民俗芸能は基本は伝承だ。それらを保存、表記するのは大変な事だと思う。ましてや表現の世界に至っては表記からではまず不可能である。
西洋音楽の楽譜でさえ完璧ではないのだ。 -
安来節会館にあった巨大なドジョウが祭ってあった。すごいリアル。
これでいったん島根の旅は終わり。ここから松江に向って宍道湖と中海の中間を横切った。
中海には小島があり、そこに橋が架けられていて松江と境港を結んでいる。まるで海の中を走っているようだ。アーチ橋も大きくてビックリする。
境港に入ってまずはお昼をとる事にした。 -
境港は鳥取県だが、その周辺は島根県だ。不思議な感覚である。境港から美保関に向う橋を越えると島根県。この辺りは市町村も複雑だ。かつて一度だけ仕事で訪れた。その時は美保関まで走った記憶がある。でも確か当時は境港と美保関は橋が無かった気がする。あったのかな?その時はでも本当に小さな田舎の町という記憶しか無く、余り思い出せない。
境港に入って大魚市場に向った。ちょっと離れていたが、ここにあった大魚丸という回転寿司で食事。まあ普通だった。観光土産店では大きな鬼太郎がお出迎え。 -
食事を終えて再び境港駅へ。いろんな妖怪たちがお出迎え。車は近くの有料駐車場に止める事になる。でもまあ安目の設定なのでそんなに血眼になって無料Pを探す事も無いと思う。
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ポストにも妖怪が・・・・
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そしてタクシーまで。
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あら?街灯も。。。。
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トイレの案内にはかわいい妖怪の絵が。
観光妖怪通りには各ポイントにトイレや休憩所がある。いい事だ。 -
さっそく鬼太郎の町を散歩する。観光案内でガイドを100円で買うとスタンプラリーも兼ねてやっていて、指定の店のスタンプを集めるとその数によって記念品をもらえる。
私たちもさっそく買ってスタンプラリーを行った。結局全部集めて記念品を貰ってしまった。結構満足度は高い。おかげで時間もかかってしまったが。 -
妖怪通りは結構あって、青空通りと屋根のある商店街とあった。思ったより人が多かった。鬼太郎効果で地元にはうれしい事だろう。
この商店街を少し入ったところに水木茂記念館があった。 -
記念館はすごい人だった。やはり家族連れが多い。ここは子供の独壇場だ。
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記念館以外にもこんな所があった。
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時間が無かったので急いだが、こんな神社も。
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妖怪にちなんだ店も多かった。通りには妖怪絵巻ともいうべきものがそこらじゅうにあり、一つ一つていねいに見てたらキリが無い。
なんと、ここは妖怪のパンを売っていた。 -
レンタカーは1日のみ。時間ギリギリになって米子駅まで引き返し、やっと間に合った。
米子駅からは再びバスに乗って本日の宿、皆生温泉に向う。明日の事もあって時間を計りながらの乗車だ。それにしても遅かった。
皆生温泉バス停に着くと、今度は歩き。宿は一番奥にあって大変だった。バス停から宿までなんと15分!明日が思いやられる。
丁度夕陽がきれいに染まる時間だったので外を散歩して景色をパチリ。子供はもう嫌だと言って部屋で留守番してた。いい景色なのに。
でももう少しいいロケーションで撮りたかった。 -
本日の宿はホテル「ウェルネスほうき路」施設も対応もまあそれなり。国民宿舎みたいな感覚だ。
温泉はこれもそれなりだった。部屋はまあまあよかった。
食事は予想はあったが、子供と大人メニューがある。でも他に比べると少しは考えてる気がした。
内容はそれぞれ工夫はされていて、カニは時期外れも考慮して期待はしてなかったが、本当にそれなりのカニさんだった。
量はすごく、食べ切れなかった。デザートなどは部屋に持ち帰っていいと言うので改めて部屋で食べた。 -
料理の一品一品はていねいで美味しかった。そつが無いといった感じ。
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いろんな料理が出てきてギブアップ。もうダメ。
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最後は大量に残してしまった。残念。食べる人にはここはいいだろうなぁ〜と感じた。ただ、ガンガン作って出すといった感じがあり、そこがちょっと気になった点。量は普通でいいので、その分よい美味しいものを少しづつ味わいたい。最近のそんな私です。
明日はいよいよ山陽の旅に。
〜つづく〜
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