中国−ベトナム越境の旅　最終編

2006/09/16 - 2006/09/25

旅のルート

香港、マカオ、深せん、桂林、陽朔、南寧、ピンシャン、ハノイ

最後はバイクでバッチャンへお買い物や、観光編です

エリア ハノイ(ベトナム)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円

ベトナムのバッチャン焼きはあまりに有名である。

早速バイクタクシーを拾い、郊外15kmの所にあるバッチャン村まで行ってもらう。

20000（150円）で往復は安いなと思っていると、バイクは途中でどこかのホテルに寄り、なにやら英語の話せる係りを連れてきた。

「彼があなたが何処に行きたいか尋ねているんですが・・・」
「なんだよ、わかってなかったの？バッチャンだよバッチャン、そう伝えて」

「ボソボソ・・・・」
「それは無理だ、20000ドンじゃ割が合わないと言ってますが」

「そっちのミスなんだから、何とかしろ。って言ってもらえる？」

「ゴソゴソ・・・・」
「知らなかった。と言っていますが。」

「だぁかぁら〜、わかったふりするお前が悪い！！って言ってもらえます？」

ああ！まどろっこしい！！気の弱そうな彼の顔が泣きそうで、余計にイライラする。ホテルの人も迷惑そうだ。

「わかったよ、いくらならいいんだ？って伝えてもらえます？」
「ボソボソボソ・・・・」
「100000ドンって言ってますが」
「調子に乗るな、50000ドンにしろ、じゃなきゃここまでの金も払わん！！ってお願いします」

「ゴソゴソゴソ・・・・」
「OKだそうです」

「OKかよっ！！」

この手の詐欺はよくあるが、彼の場合は思いっきり素である。

なんて押しの弱いベトナム人だ、普通は中々折れないのに。だが何故か憎めない。

結局、バッチャンで買い物をしている間、2時間ほど待たせた。可哀想なので昼飯をおごってやる。椅子を引いてくれたりビールを注いでくれたり、なかなかソツがなく気の利く奴だ。

日本式の「乾杯」が気に入ったらしく、ひと口飲む度に、乾杯を求めてくるので、またイラついたがやはり憎めない奴だった。

昨日1日歩いてみて、ハノイの町は意外に大きいことがわかった。

見所も郊外に点在しているようだし、バイクを借りる事にした。

バイクのあまりの多さに一抹の不安はあったが気にしない、目の前で事故現場に野次馬が集まっているが気にしない（汗）

120ccの「HONDAカブ」はなかなか快適であった。マナーもへったくれもあったもんではないが、流れを掴めばさほど難しくない。

足を手に入れた私は、「タイ湖」「ホーチミン廊」など色々と見て周り、嫁への土産も半ばやけくそで買いまくり、最後の日はあっという間に過ぎていった。

←ホーチミン廊

午後8:00、いよいよ楽しかった旅も終わりが近づき、背負ったバックパックがズッシリと重く感じる。。。

宿を後にし、サヨナラを告げにトムの所へと寄った。

「タクシーまで送らせてくれ」サラっと言いながら荷物を持ってくれる。きっと女はこういう2枚目男に弱いんだろうなと思う。

←最後はカニで

2006.09.24（日）ハノイから日本へ

関空へは朝の5:30に到着した。いつの間にか秋が訪れていたようだ、空気が冷たい。

帰りの機内では例によって変な時間に無理やり朝食が支給されたが、キャンセルした。横２席が空席であり、フルフラットで寝ることができたため朝食など食べるわけもない。

そのせいか飛行機を降りると空腹がおそってきた。電車まではまだ時間がある、レストランを求めて歩いてみるが朝早くからやっている店などあるわけもないか・・・

と、遠くにうっすらと灯りが見えた。誘われるように吸い込まれていく。

久しぶりに口にした日本食は「松屋の牛丼」であった。

うん、悪くない。

←ハノイの旧市街

以下、参考に旅のザックリ収支表です。
我々休暇の少ない日本人にとって、まさに時は金なり。

少ない休みだし金をかけてもたくさん楽しみたい！　でも金を節約してまた旅行にも行きたい！
そんなジレンマは皆お持ちですよね。

要はバランスだと思います。自分の価値を見出せるものに金をかける。
それがホテルだったり食事だったり、人との出会いであったりと、人それぞれですが、旅は楽しいですね。

旅の総予算
航空券　　　　　　　　：無料
国内移動費、税金　　　：28000
深セン桂林飛行機　　　：13000
香港でキャッシング　　：30000
中国で両替　　　　　　：10000
ベトナムでキャッシング：10000
ドッグレース快勝　　　：-9000

合計　　　　　　　　　：82000円也（ほとんど国内移動費と嫁のお土産代な気がする）