<br />2009年11月26日<br /><br />鹿児島からやって来た客を迎え、伊丹空港から有馬温泉まで、タクシーに乗る。<br /><br />空は真っ青に、晴れ渡っている。<br /><br />ドライバーが、とても爽やかで親切だ。<br /><br />こんなに爽やかな人に出会うと、一日が楽しくなる。<br /><br />空の青さと、運転士の明るさに魅せられて、心の底まで明るい。<br /><br /><br />「あれが六甲山です。その裏に有馬温泉があります」<br /><br />宝塚インターを越えると、中国高速道路は山に差し掛かる。<br /><br />わが社が設計した区間を通過するときには、いつも緊張する。<br /><br />名塩のニュータウンは、すっかり風格を帯びて来た。<br /><br /><br />国鉄時代、宝塚-篠山口間の複線化工事を手掛けたとき、名塩新駅の位置に苦労した。<br /><br />ここにも思い出がたくさん残っている。<br /><br />西宮の奥市長と何度会って、話し合ったことか。<br /><br />ライオンズ・クラブにも請われて、アフリカの話をした。<br /><br /><br />雑木のレモン、イェロー・オーカー、オレンジと、コバルト・ブルーの大空を背景に重なり合った、紅葉のヴォリュームは、圧倒的だ。<br /><br />鹿児島から来た客は「マァー」「素晴らしい」の連発である。<br /><br />南国には、このような紅葉はないのだろうか。<br /><br />そう考える私自身、この道を今まで何回も通りながら、今日のような感動は初めての経験と思う。<br /><br /><br />タクシーの運転手は、午後の瑞宝寺公園散歩を盛んに勧める<br /><br />「ここの紅葉は葉が細やかで、色彩の鮮やかさが一段と冴えている」と言う。<br /><br />やがて神戸電鉄有馬温泉駅の前を通り過ぎ、太閤橋を右に見て右折すれば、間もなく今晩の宿「欽山」だった。<br /><br />

有馬紅葉【1】中国自動車道イェロー主調の重層紅葉に感動する

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2009/11/26 - 2009/11/26

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#紅葉

ソフィさん

2009年11月26日

鹿児島からやって来た客を迎え、伊丹空港から有馬温泉まで、タクシーに乗る。

空は真っ青に、晴れ渡っている。

ドライバーが、とても爽やかで親切だ。

こんなに爽やかな人に出会うと、一日が楽しくなる。

空の青さと、運転士の明るさに魅せられて、心の底まで明るい。

「あれが六甲山です。その裏に有馬温泉があります」

宝塚インターを越えると、中国高速道路は山に差し掛かる。

わが社が設計した区間を通過するときには、いつも緊張する。

名塩のニュータウンは、すっかり風格を帯びて来た。

国鉄時代、宝塚-篠山口間の複線化工事を手掛けたとき、名塩新駅の位置に苦労した。

ここにも思い出がたくさん残っている。

西宮の奥市長と何度会って、話し合ったことか。

ライオンズ・クラブにも請われて、アフリカの話をした。

雑木のレモン、イェロー・オーカー、オレンジと、コバルト・ブルーの大空を背景に重なり合った、紅葉のヴォリュームは、圧倒的だ。

鹿児島から来た客は「マァー」「素晴らしい」の連発である。

南国には、このような紅葉はないのだろうか。

そう考える私自身、この道を今まで何回も通りながら、今日のような感動は初めての経験と思う。

タクシーの運転手は、午後の瑞宝寺公園散歩を盛んに勧める

「ここの紅葉は葉が細やかで、色彩の鮮やかさが一段と冴えている」と言う。

やがて神戸電鉄有馬温泉駅の前を通り過ぎ、太閤橋を右に見て右折すれば、間もなく今晩の宿「欽山」だった。