2009/11/25 - 2009/11/29
1981位(同エリア8872件中)
とわこさん
朝の9時に運転手さんがお迎えにきました。
車は古いトヨタのアキュラです。
事務所に行って料金を支払いガイドのケオ・ビサールさんと合流しました。
観光に出発~
途中政府の役人の車と出会い私たちもパトカーに挟まれ「VIP扱いね~」なんて冗談を言いながら走ってましたが・・・・
道路は未舗装で下水を作るのに道路に置いてた土管はすでにひびも入っていました。
たった2人の手作業です。
政府の役人の黒塗りのランドクルーザーやレクサスのリムジンとのギャップに唖然とします。
カンボジアでは政府関係者や外国人、商売で成功したごくわずかな人だけがまともな暮らしをし多くの人が劣悪な環境下で暮らしてるようです。
ガイドさんにホテルのお湯の出が悪かった話をしたらガイドさんの家はお湯がないそうです。
乾季で朝夕はかなり涼しいのでシャワーをした後はジョギングをして温まると言ってました。
一般的な暮らしでもお湯はないのですね・・・
テレビなどで現状は知っていましたが実際見るのとは大違いです。
街を離れ遺跡を見に行く途中の農村部は高床式の今にも崩れそうな木枠の家が多く(家とは言えないけど)壁はなく葦みたいな藁で木枠を囲っているだけです。(涼しそうですが・・・)
そこの住人は元軍人です。政府がその地に元軍人を住まわせたのですが、何も無く本当に貧しそうでした。
乾季があるのでお米もあまり作れなく水にも困る生活です。
そこで無邪気に遊んでる子供を見ると胸が詰まる思いです。
日本の民間支援で学校を何棟も寄贈してるみたいですが国のシステムを変えないと貧困からの脱出はなさそうです。
政府の役人が美味しい思いをしてるので疑問を持たれないように教育に不熱心だと言うガイドさんの話を聞きポルポト政権を思い出しました。
ガイドさんが人こそ殺さないけど今も同じ・・・と言った言葉が耳に残ります。
帰って来てネットで「カンボジア」をググったら何方かの旅行アドバイスで「アンコールワットは何度も行きたいと言う遺跡が好きな人と1日で沢山と言う人がいます」と書いてありました・苦笑
あまりにも国の惨状がひどく・・・今までにない苦い旅となりました。
写真はバイヨン寺院
塔の四方に仏像の顔がありその数196面です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
-
まず最初はタプロ―ム遺跡に行きます
ここで先程買った遺跡観光パスを見せます
遺跡に入る度に見せるのでIDカードの様に首からかけるいる方も多く便利そうでした -
タ・プロ−ムは12世紀に建てられ、東西1キロ南北500m以上の壁に囲まれた大きな寺院だったようですが、今はその中心部だけが森に囲まれ残っています
ここは映画トゥームレイダーのロケ地にもなりました -
参道の修復作業も行われています
-
自然の劣化や内戦などで崩れた城壁です
壁に残ってる型はそこに仏像を掘っていたのですがヒンズー教に変わったためはがしたそうです -
奥に回廊のなごりが見えます
-
タ・プロ−ムが人気があるのは、時代を経て壊れていく寺院とそれを食いつくすように生えている巨樹です。
自然の力の前に文明も滅びていくのか。というところにインパクトがあります. -
スポワンの木
根っこがからみついてます
この木々の樹齢は300年ほどだとか -
お金がないから・・・・修復はしない方針
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まれに綺麗な姿で残ってます
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何か分かりますか・・・?
蟻塚ですって
1メーターぐらいの高さです -
発見された当時のまま
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これは蓮の花を表しているのですがガイドさんが日本の方は「アンパンマン」と言うと言ってました
確かに! -
カジュマルの木です
-
これも大きなスワポンでしょうか
木の根が建物の崩壊を支えてくれてます -
屋根から出てる木はちょうど位置的に上の木でしょうか・・・
http://www.angkor-ruins.com/ruins/taprohm/taprohm.htm -
次はバンテアイスレイに -
アンコールワットは有名な大きな寺院ですがその他にアンコールトム(都)と呼ばれる遺跡群があります
タプロ―ムやこのバンテアイスレイもそうです -
バンテアイは砦、スレイは女で、「女の砦」を意味します
この両脇にあるのはリンガと言うものでヒンドゥー教では男根を意味しシヴァ神そのものとして信仰されてます -
大部分が赤い砂岩により建造されています
これは本来回廊の上にあるべきもの -
967年、ラージェンドラヴァルマン王が臨席する下で着工式が行われ息子のジャヤーヴァルマン5世の代に完成
建立は、近くの土地を領し王師を務めていたヤジュニャヴラーハが行いました -
寺院中央の南北に三つ並んだ祠堂と前室は、丁字型の基段上に築かれていて、基段上へ登るには、前室の三方と南北祠堂の正面に加え、中央祠堂の背面に階段が有ります
祠堂は全面が彫刻で飾られていて、中央の祠堂には門衛神の「ドヴァラパーラ」が、南北の祠堂には「東洋のモナリザ」と評されるデヴァターの像が柔らかな曲線で彫られ美しい姿を見せています -
ここのデヴァターもっとも美しく残ってます
-
東洋のモナリザ
-
蟻です
カンボジアの人はこの蟻を食べるそうです -
お昼にホテルに一度戻るプランだったのでホテルでランチをするつもりでしたがガイドさんが何か食べたいものはと聞いてくれるので韓国料理のお店へ行きました
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アンコールビア3ドル さっぱりと美味しい
シュムリアップでは韓国語をよく目にします
アシアナや大韓の直行便が飛んでおり韓国人経営のホテルも多くあり韓国からの観光客も多いです -
ビビンバはタイ米の臭いがきつくイマイチでした6ドル
スンドゥブ5ドル
パンチャのサービスも多く豚肉の炭火焼まで出してくれました
パンチャが美味しい -
ホテルに戻りました
1時間の休憩なのでその間にホテルのスパに行きます -
フットリフレクソロジーを受けました
お一人様35ドルが3時までは半額
気持ちよくお昼寝 -
再び観光に
アンコールワットに
12世紀前半、アンコール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって、ヒンドゥー教寺院として三十年余の歳月を費やし建立されました -
クメ−ル王朝
6世紀から15世紀まで続いたメコン川流域のクメール人の国家、真臘の1王朝(802〜1434年)
9世紀にシェムリアプの地に王都「アンコール・トム」を創建
13世紀には当時の王スールヤヴァルマン2世によって「アンコール・ワット」が建設されました
クメール王朝はヒンドゥー教を国教としていたが、アンコール・ワットは後に小乗仏教の寺院となりました -
5つの頭を持つ龍
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午前中はこの時期蓮の花が咲くみたいです
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今はスイスの援助で修復中
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ハートに見える木
後ろは気球
上空から見るのもいいですね〜 -
壁には色々な物語が彫られています
金箔は第一回廊の部分にだけ施されていたようです -
今は第2回廊まで入れます
この第3回廊は登れません
数年前まではこの急な階段を登れたそうですが恐い -
見難いのですが・・・
第一回廊と第二回廊の間にある正面中回廊(十字回廊の墨書)には、1632年にここを訪れたといわれる【森本右近太夫】の遺筆があります
必見です
17世紀に父の菩提を弔うために寺院を訪れた日本人です -
バイヨン寺院に行きます
12世紀後半、ジャヤヴァルマン7世が観世音菩薩を祭るために建立した、アンコールトムの中心に立つ仏教寺院です
すべての道はアンコールに通じ、訪れし旅人にはバイヨンが微笑む
「バイヨン」がアンコール・トムの中心です -
36つの岩の4面に196面の仏像が彫られてます
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10段もないのですがこれでも結構急な階段で怖かった
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バイヨン寺院の全景
水に写って美しい -
ここがアンコールトムの入り口
南大門
両端には両手で太い綱を引っ張っている石像がずらりと並んだ欄干があます
左側は神々が右側は阿修羅がそれぞれ大きなコブラを皆で抱え引っ張っているところらしいです
先頭は7つの頭の龍 -
夕陽がアンコールワットにあたり美しいです
この後プノンバケンに行き夕陽を見る予定でしたがお疲れで一度ホテルに戻ります -
シャワーをしてバーストリートまで送ってもらいました
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色んなお店がありバーではビール50セントでした
私たちはお気に入りのアンコールビアの瓶にしましたが1ドル75 安い -
1本路地に入ってみても賑やか
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どこで食べるか迷いましたが変わったお鍋を出すお店をみつけました
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確か一人分8ドルだったかな
後でガイドさんに聞いたらプノン(山)プルーン(火)と言うお鍋だと言ってました
食材はワニやヘビだったか?食べれないものがあったので海老に替えてもらいました
ご飯もタイ米の臭いがかなりあるので麺に替えてもらいました -
上で焼いて4つほどある左のソースで頂きます
スープはあっさりです
美味しかったけどアクセントにチリをもらい入れてみました
これが火吹く辛さ・・・・とっても美味しくなりました -
ツゥクツゥクと言うバイクの乗り物でホテルに帰りました
ドライバーは3ドルと言いますが一律2ドルぐらいです
夜は涼しくって気持ちいい乗りものです
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この旅行記へのコメント (2)
-
- クラウザーさん 2011/01/12 11:41:35
- そっくり!
- 遠征長〜
アンパンマンはほんと、そっくりそのままです〜
カンボジアの遺跡は修復されず、放置の物も多いのですね!
アンコールワットの全貌を拝見させていただき、
やっぱり、行って、生で見てみたくなりました〜
意外だったのは、韓国の方々が訪れる事。
カンボジアでビビンバ!
トゥームレイダーの撮影の場所に
是非とも行きたいです!
何故? ドーモネイだー! なんとなく・・
失礼しました。
クラウザー
- とわこさん からの返信 2011/01/12 16:52:56
- RE: そっくり!
- 隊長
またまた有難うございます☆
アンパンマンに見えましたか(*^_^*)
隊長は遺跡とか好きですか?
私はそうでもないんだけど・・・笑
アンコールワットには主人が行きたがっていました
でも実際行ってみて・・・・
1度で十分かな・・・って反応でしたよ・苦笑
未開の土地もいいのですが貧困を目の当たりにすると・・・・
旅行でありながら暗い気分になっちゃうんですよね・泣
今年の前半の予定は自然探訪が目白押しなのでいつもとは違った旅行が出来そうで楽しみにしています
後半はオフ会目白押しですね(^_-)-☆
楽しみです
コナナ
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