イタリア縦断1300キロ　列車とバッテッロの旅　10 コモ編　

2009/07/07 - 2009/07/18

ミラノから日帰りでコモ湖に行きました。マッジョーレ湖にも心惹かれたのですが、朝一番で「最後の晩餐」を予約していこともあり、そこからの交通の便が良いコモ湖に行くことに。湖ではバッテッロに乗ってトレメッツオのカルロッタ邸まで足をのばしました。湖の風がとても心地よかったです。

エリア コモ(イタリア)

カルドナ駅。正面の緑色の屋根の下に地下鉄、右側に私鉄の乗り場があります。

ホームにコーヒーショップができていました。

マルペンサ・エクスプレス。ホテルの場所によっては空港への往復に利用すると便利かもしれません。ただ7ユーロのプルマンに対し、こちらは11ユーロと高めです。

コモ行きの新型車両。10時発です。

２階の座席。コモまでは1時間くらいです。

湖畔の遊歩道からみたコモ湖。

写真右側の並木のところが遊歩道になっています。正面の山にフニコラ−レで登ることができ、山頂からの眺めは格別です。

12時発のバッテッロでトラメッゾにあるカルロッタ邸を目指します。チケットは邸内の入場料込みのもので16.4ユーロ。トラメッツオまでは2時間弱といったところです。

船内のレストラン。ちょうどお昼時だったせいもあり、ここでランチを取る人の姿も。ツーリストメニューが15.5ユーロとなっていました。

ここはバーコーナー。

売店もあります。

これが船の動力。

操舵席。

外の席は景色も楽しめて風も心地よいのですが、日差しをさえぎるものが何もないのが難点。でも帽子を目深にかぶっているのは私ひとり。みなさん照り付ける太陽を満喫しています。水着でサンオイルを塗っている人もいました。

この状況でのビールは最高！！！

コモから二つ目のチェルノッビオ。ここには五つ星ホテル、ヴィッラ・デステがあります。

ヴィッラ・デステ。ここの奥に広がる庭園は一見の価値があります。泊らなくてもレストランの予約があれば入ることができます。そして、もし行くのなら5月がお勧め。湖沿いに見事な藤棚が楽しめます。夏になってしまうと、藤棚の下に並べられたデッキチェアで日光浴をする避暑客の姿を楽しむことになってしまうので。

遠くに見えるのはスイスの山。

小さな島が見えてきました。

イゾーラ・コマチーナ。結構降りる人がいました。ちょうど3時間後に、コモへと戻る途中でここに寄るのですが、そのときに水着姿で降りた人たちがまた乗ってきていました。泳げる場所があるのかもしれませんね。

湖畔には世界中のセレブやスターたちの別荘が数多くあるそうです。ここもそういった別荘のひとつでしょうか。木の配置がとってもおしゃれです。

こちらもとっても素敵。

トラメッツオにある五つ星のグランドホテル。カルロッタ邸に行くにはここで降りるより、次のトラメッツオ・ヴィッラ・カルロッタまで行ったほうが近いです。

カルロッタ邸。夏は花の色が赤が中心。以前雑誌で見た春のカルロッタ邸の前庭は、オレンジの花でいっぱいでした。

バルコニーからの眺め。

邸内にはたくさんの美術品が飾られています。

紋章でしょうか？

庭園を美しく保つには手入れがかかせないんでしょうね。暑い中ご苦労様です。

庭園は広すぎてとても廻りきれませんでした。おはなだけでなく、こんな風な緑の渓谷ふうなところもあります。

バール発見！

白いパラソルの下でしばし休憩です。

パニーノとトースト。

レモンのトンネル。南のソレントやカプリのものより少し小ぶり？

お気に入りの一枚が撮れました。

帰りはトラメッツオの乗船場まで湖畔沿いを歩きました。グランドホテルのプールが湖の上につくられています。

グランド・ホテル。

ちょっとわかりにくいのですがコンクリートでできた人工の川です。本来の目的はわかりませんが、炎天下歩いてくるとつい手を浸したくなります。

トラメッツオの街を走る可愛い自動車。観光用でしょうか。

カルロッタ邸への道しるべ。

帰りのバッテッロ。これは12時にコモを出発したのと同じもの。行きに写真を取り合った親子さんが乗っていたので聞いたところ、彼らは終点のベッラーノまで行ってそのまま戻ってきたそうです。往復5時間あまり船上にいた二人はいい色に焼けていました。

湖側からみたコモのまち。遠くにドゥモの屋根がみえています。

コモに到着。

降りたところは乗ったところと別のところでした。時間的にもう誰も乗せないのかもしれません。正面に見える小屋はフニコラーレの駅です。

最初のほうで紹介した写真にあった並木道です。遠くで見たほうがきれい。

バッテッロが着いたのが6時。ぎりぎり6時17分発の電車に間に合いました。

帰りはハズレの旧型車両。

コモ駅。写真を見ていて気がついたのですが、この駅、ヴェスピオ鉄道のポンペイ駅とよく似ています。イタリアの私鉄駅同士だからでしょうか？

ハズレ電車の中です。冷房無しシェード無し（壊れていて）。走りだすと風が入ってくるので暑くはないのですが・・・。ミラノには7時20分に着きました。