韓国晩秋の旅? プロローグ【仁川ーソウルー束草】

2009/11/10 - 2009/11/17

今年5月の韓国南部のプサン周辺に続いて今回は韓国の北部を横断することにしました。
前回は初めての一人旅でかなり不安な面もありましたが、今回はそれも払しょくでき、ある程度の自信をもって臨むことができました。

また、今まで海外に出かけるときは、大阪、広島、福岡などの大都市から出発していましたが、たまたまネットで地元の旅行社のHPを覗いてみると格安チケットが諸費用込み３万円でありました。
他都市発よりまだ高いのですが、そこまでの往復費用を考えればかなりお得です。

そんなわけで米子（ヨナゴ）−仁川（インチョン)-ソウルー束草（ソクチョ）までのプロセスを記しています。
しかしまだ旅のプロローグの段階、調子はすぐには上がりません。

エリア ソウル(韓国)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: アシアナ航空

米子空港は山陰唯一の国際定期路線である米子ーソウル便が週3便就航するだけの小さな空港です。

PM15:00発のアシアナ航空に搭乗しました。

機内食は日本食。

とっても冷やしてありました。

飛行時間は約1時間。

ここは仁川上空です。

窓から覗く風景は、今回の旅に期待をもたせるに充分な景色でした。

PM16:30韓国入国。

空港ターミナル内のハナ銀行にて両替
　　　　　　　　　（30%offクーポン利用）　　
　　JPY　10,000=KRW 124,846

Sローミングで携帯のレンタル（クーポンなしでも50%off。仁川空港ではここが１番安いと思います)

それらを済ませてソウルの都心空港ターミナルに向かうため高級リムジンバスのチケットを買いました。

案内人らしき人にバスのチケットを見せ乗り場を尋ねると、「コエックス？」「コエックス？」と何度も確認してきます。
コエックスと都心ターミナルは隣接していますから、早く着く方が良いと思い勧められた一般バスに乗車。
コエックスまではノンストップ。もちろん差額金は返してくれました。
ただ下りた場所の現在地が分からず、そこからホテルにたどり着くのにかえって手間取ってしまいました。
（当初の予定通りにすべきだったと反省）

ホテルに着いてからお腹が空いていたのですぐ近くの食堂に行きうどんを食べる（4000ｗ）。

ささやかながら韓国入国後初めての食事。

一人旅とはこんなものです。

韓国の街角ではどこでも見かける屋台です。

ホテルで飲む晩酌のつまみにおでんを買って帰りました。

今度の旅行の第一夜はコネストから予約した「M.ビズホテル」。
一人部屋にはバスタブはありません。
（楽天トラベルで調べるとバストイレ付きになっていますが、これは間違いだと思います）
ランケーブルは全室付いていますが僕の部屋は断線していました。

韓国二日目。
その1階の朝食会場です。
朝の7時を過ぎても誰も居ません。

無料ですが品数はほぼこれだけ。

M.ビズホテルから地下鉄2号線三成駅まで１?弱。
三成（サムソン）から束草（ソクチョ）に向かう東ソウルバスターミナルのある江辺(カンピョン）まで５駅。

今日はソウルから束草までの移動だけですので、明洞（ミョンドン）でメガネを買おうと思い江辺駅のコインロッカーに荷物を預けました。

写真は「T-moneyカード」を使用するタイプのロッカーです。
予めネットで利用方法を調べて来ましたが、それでも分からず地元の方に教えてもらいました。

プリントアウトしたメガネの割引クーポン券を持って地下鉄４号線の明洞駅を西に向かって歩いていると「どこにいきますか？」と中年男性（オッサン）に呼び止められる。
クーポン券の地図を見せると「明洞は土地が高い、高いほど品物も高い」と理に叶ったようなことをおっしゃる、そして「自分は土産店をやっているが近所に信用でき安くしてくれる店があるので紹介しよう」と言う。
このような話について行かないのが旅の常識とされているが、騙されてみるのも話のタネ・・・と思いついて行く事にした。

そして着いた所が南大門（ナンデモン）。

そして連れ込まれたのがこの店『グッドモーニングメガネ』

「かってはメガネを買うなら南大門市場と言われていたくらい安い店が多かったが、今は時代の流れで明洞に押されている。そのため明洞と競合となり、どうしても安くしないと売れない」とオッサンが云う。

おっしゃること全てなるほどと思います（笑）

日本語ペラペラの店員さんがいました。

韓国製のフレームで遠近両用。
検眼すると若干乱視も入っているそうです。
そして値段は薄いレンズにして320,000wだから25500円
「価格にはオッサンの手数料も含まれているのだろうな」（独り言）

2時間くらい待てば出来上がるそうだが、最終日に泊まる予定のホテルに届けてもらうことにしました。
ついでに店員さんにそのホテルの予約もお願いした。

江辺駅でロッカーからキャリーバックを取り出し、道路１つ隔てた東ソウルバスターミナルに行きました。

3番出口の直ぐ前ですが横断歩道がある4番出口からが便利です。

1階の左右にチケット売り場があり、束草行きは右側です。

手製の会話張の【クムガン高速금강고속 　直通バス직통버스　束草속초】と書いてある部分を指差しチケットを買いました。

窓口のお姉さんが電卓で16700wと提示してくれたのでカードで支払いました。

バスの発車まで40分もあるしお昼の時間なので食堂を探す。

大きいターミナルなので地下にも２階にもそれらしきものはたくさんありました。

ぐるっと回ってみて２階のきれいそうな食堂に入りました。

昨夜と同じうどんを注文。

テナント料のためか1000w高くて5000wでした。

高速バスは2階で発券出発ですが、市外バスは１階で発券出発です。
そして何故かこの市外バスが安くて早く着くということです。

このような３列シートの豪華バス。

途中寄るパーキングでは同じようなバスがたくさん並んでいて迷うので、バスのナンバーを覚えておくが良いとネットで調べた案内には書いてあります。

運転席のななめ後ろが１番良い席です。
足元は広くて飛行機で言えばファーストクラス。

写真は対向車の運転手に敬礼をしているところです。
50年くらい前には日本でも同じ光景が見られました。

韓国は徴兵制で軍隊でのなごりからかもしれません。

束草に着くまで何十回もしていました。

高速道路のドライブイン。

ここで20分の休憩。

同じ色のバスは3台しか並んでいなかったので迷う心配は無用でした。

途中道路工事のため若干の渋滞はあったものの2時間40分で束草市外バスターミナルに到着。

隣接して観光案内所があります。

ここには日本語の話せる女性がいてとても親切にしてくれました。

彼女のお名前は「チォン・インゼ」さん
携帯は010-6423-4941（2回ほどかけさせていただきました）
とても頼りになる人です。

市内中心部にあるトンボモーテル。

出発前にヤフーコレアで部屋の写真を見て束草で泊まるならここと決めていました。

観光案内所のチォンさんに値段交渉とバスタブの有無、ネット接続の確認をしていただき2泊することにしました。

これがVIPルーム。
ネットには何年も前の写真を載せています。
実際とは全然違っていました。

カーテンの向こうに２畳大の部屋があり、テーブルと椅子が置いてあって荷物置き場として利用しました。

M.ビズホテルとは違いパソコンは使えましたが持参のミニノートを使用しました。

バスタブは大きく見えますが浅くて小さい。
小柄な僕でもギリギリです。

おまけにシャワーはチョロチョロ。

ヤフーコレアの口コミ情報は当てになりませんでした。

それでもネットを見て来たならと負けてくれたのだけが幸いでした（50,000w→40,000w）。

夕食はすぐ近くの食堂で。

メニューはこれだけ。

この店は韓国語しか通じません。

手製の会話帳に韓国メニューをハングル文字である程度書いておきましたが、どうも当てはまるものがないようです。

向かい側のカップルが食べているのを指差し注文しました。

｢変なやつが来た、あれは日本人らしい」とひそひそ僕のことを話しているような気がします。

お店の人、カメラを向けるとさっと下を向きました。

要するに牛肉鍋です。

付け合せのキムチの量が多いし、味も良く満足しました。
ビールも含めて9,000w。

１週間後ソウルのホテルに届いたメガネ（320,000w）

写真の右上は僕をメガネ屋に連れ込んだオッサン（失礼）の名刺です。

メガネ屋とは50mくらい離れた同じ商店街どうしみたいです。

かけてみると今までよりもいいと思います。

30%offと言っていたがボラレタでしょうか？

それを考えると今でも旅の余韻に浸れます。
それだけで元は取れたと納得しています（笑）