2009/11/15 - 2009/11/15
611位(同エリア1012件中)
ごんぶとさん
2010年の万博開催に沸く中国最大の都市「上海」。この大都市の周辺にも世界遺産があるのだ。電車で約40分、ちょっぴり田舎な空気を醸し出す「蘇州」の町へ繰り出し、世界遺産の庭園を巡るショートトリップへ!いざ。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 航空会社
- 中国国際航空
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23箇所目となった世界遺産tour。
今回の旅はここ上海駅からスタートした! -
とりあえず切符を買わねば。
行き先によって販売機が異なるので、まずは上部の電光掲示板から"Suzhou"(蘇州)の文字を探そう。 -
切符販売機はタッチパネル式。中国語と英語を選択できるので、初めてでもなんとかなってしまうのだ。
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これが中国式"新幹線"「和諧号」の切符。天座(←自由席)で26元という安さだ。
ホントは一等座で優雅に行きたかったのだが、am9:00で既に午前の便は満席!計画的に旅をすすめるには、前日までに切符を買っておくべきだな。 -
駅構内へ入るには、荷物チェックを受けなければならない。テロ対策なのだろうか?やけに厳重。
…こういうのって何故か緊張するんだよなァ。 -
無駄に冷や汗をかきつつ、なんとか荷物チェックを通過!発車時刻のam10:06までは、やたら人が多い待合室で時間を潰す。
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ついに和諧号がやってきた。
ってか、これおもいっきり日本の新幹線パクってねぇ?
ま、まァ、それは置いといて…そろそろ世界遺産のもとへといざなってもらおうじゃないか! -
約40分であっという間に蘇州に到着!このくらいの時間なら座れなくても無問題だ。
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さらに蘇州駅の外へ!
ってかテンション上がるわぁ〜。そうそう、この感じこの感じ。世界遺産の地で感じる独特の空気。オラ、なんだかワクワクしてきたぞ。 -
駅前にあるタクシー乗り場でタクシーをつかまえ、最初の世界遺産を目指す。
タクシーの運転席まわりには、防犯のための鉄格子が生々しく取り付けられていた。 -
タクシーを降り、遊歩道沿いに1つ目の遺産「拙政園(セッセイエン)」を探す。さすがに世界遺産へ通ずる歩道というだけあり、綺麗に整備されているな。
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さてさて、ついに拙政園の入り口に到着。これが世界遺産「蘇州古典園林」とのファーストコンタクトとなる!
そもそも「蘇州古典園林」とは、江蘇省蘇州にある歴史を有する庭園の総称のこと。世界遺産指定を受けている庭園は合計9つにのぼる。しかし今回はいつもながらに時間がないため、そのうち4箇所のみを訪問したいと思う。 -
●Classical Gardens of Suzhou
登録区分 文化遺産
登録基準 文化遺産(i) (ii) (iii) (iv) (v)
登録年 1997年
拡張年 2000年 -
ここ「拙政園」は中国四大名園の1つとして数えられるほどの、中国有数の由緒ある場所。
ちなみにその他の3つの庭園は、「頤和園(北京)」「避暑山荘(承徳)」「留園(蘇州)」といずれも世界遺産に登録されているツワモノ揃い。それだけで価値ある場所だということが分かる。 -
「頤和園(北京)」「避暑山荘(承徳)」との大きな違いは、皇帝の所有物ではないということ。蘇州の庭園群は、かつての文豪や官僚の私有地だというわけだ。
って、どんだけ金もってんだよ。 -
しっかし、広いぞここは…。
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それもそのはず、拙政園は蘇州で最も広いのだとか。明代の1509年に官僚「王献臣」によって造営された広大な庭園なのだ。
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拙政園という名は、「拙(つたな)い者が政(まつりごと)をするは悠々自適、閑居を楽しむことなり」という言葉から名づけられたのだとか。
「能力の劣る者が政治を行うことは、自分の思いのままに暮らし、世俗を逃れて心静かに暮らすのを楽しむことだ」…って、ようわからん! -
この広い園内でも、やはりその中心は水。さすが「東洋のベニス」と呼ばれる蘇州の、トップに君臨する場所だけのことはある。
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どこに行っても池、池、池…。敷地の約3/5を池が占めているという。が、ここで有名なのはやっぱり「蓮」だ。
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夏になると、水面が見えないほどに蓮の葉が池全体にびっしりと生い茂るらしい。今回はオフシーズンだったため、蓮には巡り会うことができなかったが。。。ぜひとも夏にまた訪れたいものだ。
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ということで、「中国らしい」庭園の代表格「拙政園」を後にした。入園料50元。まことにおいしゅうございました。
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外へ出ると、土産物屋(?)がズラリと並んでいた。やけに服屋が目立つが……この上なく怪しいゾ。
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町中には至る所に川が流れる。「ベニス」はちょっと言い過ぎな感があるが、なかなか良い景観だ。
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…と、拙政園から10分ほど町を歩いていくと、次なる世界遺産が見えてくる。
本日2箇所目の「獅子林(シシリン)」だ! -
この「獅子林」は元代の1342年に造営されたもの。拙政園よりも古い庭園ということになるわけだ。
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造営したのは高僧の天如禅師の弟子。弟子たちが禅師のために禅式の庭園をつくり、今に至るという。
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獅子林の英名は「The Lion Forest Garden」。って、かっこよすぎだろォ〜。
でも、かっこいいのは名前だけじゃない。 -
園内は不思議な形をした岩のオンパレイド!花崗岩の奇石や太湖石が林立しており、独特の景観を提供してくれているのだ!!
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太湖石を積み重ねて作られた岩は、迷路のように並べられている。洞窟の中を探検するような体験も味わうことができ、子供も楽しめるんじゃなかろうか?(楽しみ方が間違っているような気もするが…)
そんな岩の姿から、獅子林は「築山王国」とも呼ばれているのだとか。(王国とはまた、でかくでたな!) -
かつて清の皇帝が、この太湖石の築山を真似て避暑山荘に作らせたことがあったらしい。皇帝をも動かすほどの個性的な美!
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実はここ獅子林、園内に茶室を有している。建物の2階にあるため、窓際の席からは園の中心エリアをよく見渡せるってわけだ。
こりゃあまさに絶好の観光スポット!
中国茶の種類も豊富で、どれも10元程度(お湯を継ぎ足せば何杯で飲めてしまうのが嬉しい)。この茶室はけっこう穴場かもしれないな。 -
獅子林は拙政園、留園、滄浪亭と並び蘇州四大名園のひとつ。
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中国四大名園とまではいかないが、蘇州の数ある庭園の中のTOP4に入るのだから大したものだ。
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日本ではまず見られない独特の景観。美しさもあり、また遊び心も持つ獅子林は、今回の旅の中で最も惹かれる場所であった。
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入園料30元。大変おいしゅうございました。
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←獅子林の世界遺産プレート。
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さてさて、今度はタクシーでぐっと南下し、これまた蘇州四大名園の「滄浪亭(ソウロウテイ)」へ足を運んだ。
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滄浪亭はまず外観から特徴がある。庭園の周りを白塗りの壁が囲み、さらにその周りを外堀が包んでいるのだ。まるで城のようだ…と言ったらいいすぎだろうか?
さあ、この橋を渡ると入園口だ。 -
エントランスを入ってすぐのところに、世界遺産プレートがドドンと出現!
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ということで、ずずいと園の奥へ。。。
ここ滄浪亭の特徴といえば、蘇州の中で現存する最も古い庭園であるということだ。 -
もともとは五代呉越の時代(950年頃)にできたもので、その後北宋の慶歴5年(1045年)に詩人の「蘇舜欽」が改築したのだという。
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その後も何度か改築が行われているようだが、1000年もの歴史がある場所と聞いただけで興奮してしまう。
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そんな滄浪亭の園内には、白い回廊がうねうねと曲がりくねって長〜く連なる。
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こんなふうに不思議な形状で曲線を描く建物は世界でもあまりないんじゃないだろうか?
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こちらも実にユニークな庭園だった。入園料20元。大変良いお手前でした。
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つーことで、お次はタクシーで一気に西へ!
最後の目的地「留園(リュウエン)」に到着した!! -
さきほども書いたが、この庭園は「拙政園」とともに中国四大名園の1つに数えられるほど重要な場所。もちろん蘇州四大名園にも入っていて、旅のラストにもっとも相応しい地といえよう!
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拙政園と肩を並べる蘇州の双竜「留園」。その規模も、拙政園に次いで2位の大きさだ。
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拙政園は明代庭園の代表作だったが、こちらは清代の代表作。
もともとは明代万歴年間に造園された「東園」がその始まりであり、それが清代末の1794年になって「劉恕」の手により改築され、今に至るという。 -
園内の建物はどれも窓が大きくとられ、庭の景色を絵画のように見られる仕組みになっている。そのつくりも中国らしい豪華なもので、居心地がいい。
また、最も近代の庭園とあって、全体的に洗練されている雰囲気があった。 -
そしてこちらが留園のハイライト!ニョキニョキニョッキと立ち伸びる、太湖石「冠雲峰」のお出ましだ。
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「太湖石といえば獅子林」というイメージを植えつけられたばかりだったが、こちらの独特の細長い姿も印象的だ。高さは6.5mもあるんだという。
留園の最も有名なスポットというだけあり、まわりは常に観光客で賑わいでいた。 -
さらに奥には、盆栽だらけの盆栽エリアや、坂道だらけの山林エリアなど、趣きの異なるいろんな空間が広がっていた。あらゆる趣向を1つに集めた、万人を楽しませる庭園というわけか。…留園、恐るべし。
入園料30元。いい仕事しています。 -
ということで、今回は蘇州古典園林のうち、蘇州四大名園に選ばれる「滄浪亭」「獅子林」「拙政園」「留園」を制覇!宋・元・明・清と異なる時代を代表する庭園様式にコンタクトをとったというわけだ。
そのそれぞれがまた非常に個性豊かで、優雅に庭園鑑賞を楽しむことができたといえよう。世界遺産指定は9つ(①拙政園、②留園、③網師園、④環秀山荘、⑤滄浪亭、⑥獅子林、⑦芸圃、⑧耦園、⑨退思園)だが、とりあえずこの4箇所を押さえとけば蘇州全体を制覇したも同然!…かな!?
日本庭園とはまた異なる魅力を覗かせる蘇州。水と庭園に囲まれた清々しい場所。特に庭好きってわけではないんだが、以外にも楽しめたかもしれない。
さあ、このへんで上海に帰るとしよう。再見!
(完)
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