2009/11/15 - 2009/11/15
598位(同エリア762件中)
まみさん
11月11日のシルク・ド・ソレイユの「コルテオ」公演中止!
私も、その知らせを会場入口で知って、呆然とした一人です。
雨の中、チケット払い戻しの案内の紙っぺら1枚を受取りに、わざわざ原宿まで出かけたようなものです。
ただ、そのときに目をつけたのが、原宿駅を出てすぐの明治神宮の菊花展の看板。
へぇーっ、明治神宮でも菊花展をやっているんですね。11月23日までです。
実はまだ、明治神宮には行ったことがありません。
行きたいなと思っていて、なんだかんだと行きそびれているスポットの一つです。
おりしも11月15日の本日は、キエフ・バレエを見に渋谷文化村に行きます。
本日はバレエ観劇だけのつもりでした。15時の開演にあわせて、のんびり家を出ようと。
しかし、原宿は渋谷のお隣。JRで1駅。
昼頃に原宿に到着すれば、バレエ観劇前に、明治神宮と菊花展を十分鑑賞できるでしょう。
というわけで、11時30分から14時まで、拝観料500円の明治神宮御苑とあわせて、まぶしい秋晴れの七五三の日に明治神宮デビューです。
もっとも私に七五三は関係ないですけどネ@
私自身はとっくにすませましたし(笑)、妙齢の子供も当然孫もいませんから。
□(1)七五三と外国人観光客に紛れて御社殿へ
■(2)緑と池とちょっぴりの紅葉の明治神宮御苑&キエフ・バレエを観に渋谷文化村へ
□(3)明治神宮デビューきっかけの菊花展
のんびりと菊花展鑑賞と社殿でお参りをすませたところで、13時すぎ。
バレエは15時開演、開場は14時30分なので、まだ30分くらい時間があります。
宝物展示室では、「菱田春草」特別展が開催中です。入場料500円。
でも迷った挙句、拝観料が同じ500円の御苑に行くことにしました。
昔の私なら迷うことなく絵画鑑賞を選んだでしょう。
かといって、今も、庭園散策が絵画を上回るほど好きというわけではないです。
要するに、撮影できる方を選んだわけです。
御苑は紅葉にはまだ早いでしょうけど、池のある景色は絵になるから。
こんな天気のよい日なら、なおさら。
ましてや、紅葉のときにまた明治神宮まで来られる保証はないですから。
もちろん、「菱田春草」展も期間限定の特別展なので、なおさら2度と見れるチャンスがないかもしれません。
それでも御苑の写真撮影を選びました。
それだけ私の中でカメラの占める地位の方が高くなってしまったというわけです。
そして案の定、ゲットできた写真は、天気が良くて、池さえあればどこでも撮れそうなものになりました。
でも、人ごみを離れて、静かな落ち着いた御苑散策もなかなか悪くはありませんでした。
ちょっとした庭園なら見慣れているせいで鈍感になってしまっていますが、よく考えたら、あの静謐な空間は、この上ない贅沢といえます。
昔の人が庭園を地上の極楽や天国に例えたわけが分かる気がします。
私がその時代に生まれていたなら、やっぱり一般庶民でしょうから、一生味わえず、その存在すら知らなかった空間のはずです。
明治神宮公式サイト
http://www.meijijingu.or.jp/
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御苑の東門前のマップの看板より
回ったのは南池の前と中の島のあたりです。
花がないだろうと思って、つつじ山や菖蒲田の方まで行きませんでした。
公式サイトのトップページでは、「秋が深まっていくと、菖蒲田をとりかこむ木々が赤や黄色に染まっていきます」とあります。
……まさかスルーしたそこに紅葉があったとか!? -
東門を過ぎる
拝観料はここで納めます。500円。 -
緑深い小路───このあたりには紅葉のきざしは全くなし
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ちょびっとの紅葉───隔雲亭の紅葉
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隔雲亭───庭園の日本家屋は撮りづらいので、回りは思い切ってカット@
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パッと開けた緑の極楽
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振り返ると、隔雲亭
縁側から庭の池まわりが見下ろせる趣向ですね。 -
光あふれる南池
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池に反射する光を捉えようとして
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水面の上下に伸びる小枝の杭
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一寸法師の船がゆく
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黄金の鯉もまるはだかにされたようにくっきり
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錦鯉もくっきり
鯉の顔って、なかなかユーモラス@ -
水面に映る緑にちょっとだけ朱色が混じる
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朱色の正体を求めに行く途中
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サクランボのような実と
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池の映り込みが色鮮やか
これでもカメラ的には薄暗かったのか、手ぶれ警報が出ました。
いや、背景をボケさせようとして12倍ズームにしたせいですネ。 -
気持ち良さそうに池に浮かぶ枯れ葉たちに目を留める
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水に映る朱色の姿
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朱色の正体、突き止めたり!
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まだこちらは、朱肉のついた指でちょっとだけ汚したような紅葉
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竹の天井が美しい、中の島の四阿
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木々の間から光る池を眺める
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木漏れ日に光る落ち葉
ここで御苑の写真は終わりです。 -
南参道を抜けて鳥居を出る
午後の帰り道のこの向きは逆光だったけど、鳥居の写真は撮りやすかったです。
さて、JRに乗って、渋谷に向かいましょう! -
早くもクリスマス・デコレーションの渋谷文化村
今年は20周年だそうです。 -
オーチャードホール前には赤い珠がたくさんのクリスマスツリー
まだ昼間なので明かりはついていませんでした。 -
そして観劇後のオーチャードホール前
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ひょうたんみたいな飾りが可愛い@
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エスカレーター前から見下ろす
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文化村の外ロビーの展示:フェルトでできた町
特に道を行く女子学生たちが、なかなかいいです@ -
文化村の外ロビーの展示:日立の展示@
奥の明かりのせいで、どうしても全体的に暗く写ってしまいましたけど、手前の家族をクローズアップできたから、よしとしますか。
肉眼ではもちろん、もっと明るく見えます。
そして奥の明かりは緑から赤、青へと色が変わります。 -
文化村の外ロビーの展示:20周年記念展示は、今回は宝石のような雪景色に
<キエフ・バレエ団「白鳥の湖」の感想>
ウクライナの首都からやってきたキエフ・バレエ。
今回の来日公演ではチャイコフスキーの3大バレエが上演されます。
本日の観劇はオーソドックスに「白鳥の湖」です。
「白鳥の湖」は、私がバレエに興味をもったきっかけの演目です。
子供向けの小説で、悲劇的なストーリィも気に入りました。
当時は王子の浮気性や葛藤については、スルーしていましたし、たぶん子供向けに編集されていたので、美しくごまかされていたことでしょう(笑)。
でも特に音楽が大好きでした。
全幕を観劇したのは大人になってからですが、そういうわけで、「白鳥の湖」はいろんなバレエ団の少しずつ違うバージョンを観ました(なかには男性が白鳥を踊るというガラッと違ったマッシュ・ボーン版もあります@)。
ここ数年でもう10回以上、観ていると思います。
でも、キエフ・バレエ団は初めてです。
本当は、今年の夏のウクライナ旅行のときに、現地で見られたら良かったんですよね。
海外旅行先の本場というシチュエーションだけでなく、チケット代は来日公演より何分もの1だったはずです。
しかし、旅先ではチャンスがなかったので仕方がないです。
夏はオペラ座はシーズン・オフですから。
というわけで、夏のウクライナ旅行に行く前に、本日の来日公演の予約をすでにとっていたりします。
座席は1列目とはいえ、舞台から距離のある2階席、でもほぼ真ん中です。3ヶ月も前に主催社を通じて直接チケットをとっただけのことはあります。
2階席の真ん中は、舞台全体が見渡せて、特に群舞のフォーメーションがきれいに見えます。
ただし、1階席の、息遣いが聞えたり、汗すら見えるような近い席に比べると、一人一人のダンサーの踊りの迫力はちょっと薄れます。
以下は、そんな座席で見たがゆえの偏った感想もきっと混ざっていると思いますので、あしからず。
ダンサーは、女性は全体的にみんな小柄に見えました。
だからとても可愛らしく感じられました。
第三幕の舞踏会場面の中の民族舞踊で、中心になって踊ったダンサーの中に日本人がいたのですが、他の男性ダンサーほど背が高くなかったその日本人男性が、体格的に回りの女性たちとのバランスも悪くなかったのはその証拠といえるでしょう。
ちなみに、ウクライナ人は美男美女が多いのですが、それは2階席からではぼんやりとしか分からなくて、ちょっと残念でした(笑)。
バレエは総合芸術ですから、衣装や舞台美術を見るのも楽しみです。
衣装は、白鳥たちはどこのバレエ団でも白いチュチュで大差ありませんが、第一幕の村の場面と第三幕の舞踏会の場面では、バレエ団によって特徴がでます。
ちょっとこじつけもありますが、なんとなくキエフを思い出させる衣装でした。
パリやベルリン・オペラ座のようなところでは、もっと現代デザイナーのものらしい、やや前衛的な衣装が多いように思いますが、今回のキエフ・バレエ団をはじめ、東欧のバレエ団はもっとクラッシックなデザインが多ように思います。
キエフ・バレエ団では、まず最初に登場する第一幕の村娘たちは、ふんわりしたレースのスカート部分はきれいな空色でした。
第一幕ではパ・ド・トロワを踊る女性2人男性1人の3人は、王子の次に活躍するのですが、その女性2人のスカートはやさしい山吹色でした。
水色と黄色の組合せから、ウクライナの国旗を思い出しました。
第三幕の舞踏会では、各国の民族衣装に金糸をちりばめた中世の美しい織物のような衣装が目を引きました。
黒鳥のオディールやロッドバルトの衣装も黒ずくめではなく、カラフルなスパンコールや刺繍がアクセントとなっていました。
私のミーハー好みを満たす分かりやすい豪華さに、どこか東欧の民芸品を思わせる可愛らしい印象のある衣装ぞろいでした。
キエフにある、黄金装飾がふんだんに使われた、まるでおとぎの国の建物のような聖ソフィア修道院、聖ミハイルの黄金ドーム修道院、そしてアンドレイ教会を連想しました。
※聖ソフィア修道院、聖ミハイルの黄金ドーム修道院、そしてアンドレイ教会の写真はこちらの旅行記にあります@
「2009年ウクライナ旅行第2日目(2)キエフ:予想以上の美しさにドキドキ───聖ソフィア大聖堂とそこから見た黄金ドームの聖ミハイル修道院」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10367606/
「2009年ウクライナ旅行第2日目(4)キエフ:ここもたぶんキエフで最も美しいところ───黄金ドームの聖ミハイル修道院とアンドレイ教会」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10367611/
踊りは比較的スピーディーでした。音楽がスピーディーでしたからね。
オデットも王子も、溌剌とした若さを感じました。
ロッドバルトは魔物としての威厳をジャンプで表現していたようですが、とてもジャンプ力があるダンサーだと思いました。若々しさを感じました。若い魔物というところですね。
若いということでは、王子の母の王妃役は、まるでお姫様みたいでした。王子の母親というより父親の若い後妻だった義理の母というかんじで、彼女自身が踊らないのは残念でした@
群舞は、それが見やすい席にいたせいかもしれませんが、美しいラインを描く動きが多かったように思います。
第一幕に、村娘たち12人が全員手をつないで踊るシーンがありましたが、ここでこういう振付が盛り込まれているのは初めて見ました。
第二幕の王子とオデットの出会いのシーンは、何度見ても何バージョン見てもドキドキします。
比べる基準は、観劇にハマるようになった初期に、ビデオで何度も見たレニングラード・バレエ団版におのずとなってしまうのですが、そのせいで、この出会いのシーンも同じような振付に見えるけれど、バレエ団によってかなり違うことが分かります。
キエフ・バレエ団の2人はここでも若さを感じました。
挫折を知らないお坊ちゃまらしく、なかなか強引に迫る王子。
そして、男性に恋するのも初めてでしょうから気後れはあるものの、熟した果実が落ちるように王子に惹かれるオデット。
2人はまだ若いのに、もたもた恥らってる場合じゃない、急いで心を通わせなくちゃ!───といった切羽詰ったかんじがどことなくしたのは……あながち考えすぎではないでしょうね。
王子は母親に結婚をせかされていますし、オデットは侍女たちとずううっと白鳥の身の上だったから、魔法を解いてくれそうな人の出現を心待ちにしていたはずです。
素直なオデットに比べて、第三幕の駆け引きだらけのオディールは、オデットと同じダンサーが踊っているからこそ余計に、そのギャップにますます魅了されます。
ただ、オディールの最大の見せ場のグラン・フェッテ、32回転は、どうも最後まで踊りきれずにやめてしまったように見えました。
あからさまな失敗こそはしなかったのですが、音楽の途中で舞台袖に逃げるように引っ込んでしまったように見えました。
この見せ場も楽しみにしていただけにとても残念でしたが、客席からは惜しみない拍手が上がりました。
第四幕は王子がロッドバルトをやっつけるハッピーエンド版でした。
もっともウクライナは旧ソ連圏なので、本来は悲劇で終わるこの話がハッピーエンドに変えられてしまったソ連時代の影響を受けているだろうなと思っていました。そのとおりだったわけです。
もともとはオデットも王子も死んでしまってあの世で結ばれるというバージョンだったらしいのですが、最近はハッピーエンド版を見る方が多いです。
でも、今回のキエフ・バレエ版のように、王子がロットバルトの羽をむしりとるという、物理的に分かりやすい勝利を見せるバージョンはまだ少ないです。
断末魔にのた打ち回るロッドバルトは、なかなか迫真の演技でした。コミカルですらありましたけど、とても良かったです。
オデットは王子をかばうような気丈な姿も見せました。
オデットにかばわれた王子はちょっと情けなく見えましたが、すぐに名誉挽回しました。
魔法が解けて、オデットだけでなく他の白鳥たちも人間に戻る振付が丁寧にあったのは、他のバレエ団のバージョンでは見られなかった気がします。
そのせいか、最後の王子とオデットは、2人の最大の障害がなくなって結ばれた喜びというよりは、これまでの穏やかな日々とは一転して短期間でめまぐるしいドラマ───ひと目ぼれから一気に燃え上がった恋、誘惑と裏切り、絶望、その果ての勝利───を経験して、緊張の糸が切れてほっとしたという風に見えました。
でも信じられないような喜びというのは、あとからじわじわ来るものでしょう。
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