2009/10/31 - 2009/10/31
9080位(同エリア41927件中)
みにくまさん
世界遺産めぐりツアー2箇所目は水原華城に来ました。
気になる天気ですが、今すぐにでも雨が降り出してもおかしくないくらいな空気が流れています。
①隆陵・健陵(ユンルン・ゴンルン)
⇒②水原華城(スウォンファソン)
昼食(石焼ビビンバ)
③昌徳宮(チャンドックン)
④宗廟(チョンミョ)
◎ ■■□□■■ 韓国旅行 09年10月~ ■■□□■■
http://4travel.jp/traveler/minikuma/album/10394224/
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水原華城(スウォンファソン)
水原華城は、李氏朝鮮第22代正祖大王が1794年に着工し、1796年に完成した。
本来はこの場所に遷都をするはずであったが、その直前で正祖大王が亡くなり、遷都は中止された。
朝鮮戦争の際に、一部が破損・焼失したが、1975年から5年間にわたり、修復・復元工事が行われた。
それにより、築城時に48ヶ所あった施設は、41ヶ所まで復元され現存している。 -
水原華城(スウォンファソン)
先ほどの地図でも確認できますが、城といっても日本のような、本丸・二の丸・三の丸といった段階的防御施設とは、根本的に違う構造で、街全体を城壁でガッチリ囲んであるのが特徴です。
城郭には石材と煉瓦を併用してあり、矢や槍・剣を防御する他、鉄砲などの火器への対策を意識した構造になっていることが見て取れます。 -
東将台(練武台)
こちらの城は、城壁だけで1周約5・74キロ、ゆっくり見て回ったら3時間くらい時間がかかってしまうので、今回のツアーでは、ほんの一部だけの観光となりました。
観光はこの後「華城列車」というのに乗ることになっており、その発車時間までは自由に見て回ることになりました。といっても、30分程度だったと思います。 -
東将台(練武台)
将台というのは、城内一帯を見下ろしながら華城に駐屯していた壮勇営外営の兵士を指揮した指揮所で、西将台と東将台の2ヶ所がある。
兵士たちの武芸の修練の場として使われ、「練武台」とも言われる。
華城の東側から城内を見下ろすことができる、軍事的に重要な所である。 -
東将台(練武台)
建物の装飾は、お馴染み、朱の柱に緑色を中心とした梁。ところどころにあるカラフルな模様も先ほど見てきた建物とよく似ています。
このような色使いが、李氏朝鮮時代の特徴なのかな? -
水原華城(スウォンファソン)
ぐるっと囲む城壁のところどころに櫓台のようなものが設置されています。
まだ時間があるので、ずっと向こうの櫓まで行ってみようと思います。 -
水原華城(スウォンファソン)
矢狭間?鉄砲狭間?、いずれにしても角度が悪くて下が見えないです。 -
水原華城(スウォンファソン)
石と煉瓦が使われていると言われる城壁。高さは約5メートル、厚みもあり、かなり屈強に造ってありますね。 -
水原華城(スウォンファソン)
遠くに見えるのは蒼竜門で、華城4大門の一つ。
歩いてあそこまで行ってから、元の場所に戻ってくることにします。 -
水原華城(スウォンファソン)
城壁の隙間から、見事なイチョウが見えました。
この地区も、今くらいが紅葉の一番綺麗な時期のようです。 -
東北空心トン(法螺閣)
トンは土に敦
とうほくくうしんとん?
兵士が中に入って敵を見渡せるように造られた望楼の一種で、華城には3ヶ所に設けられている。
西北空心トン
⇒東北空心トン
南空心トン -
東北空心トン(法螺閣)
東北空心トンは華城の最も特異な建物の中のひとつであり、形は大きな楕円形。内部が螺旋形の煉瓦の階段になっているところから「法螺閣」とも言われる。 -
東北空心トン(法螺閣)
内部の様子。 -
東北空心トン(法螺閣)
屋上、見張り台への階段。 -
東北空心トン(法螺閣)
屋上の櫓。 -
東北空心トン(法螺閣)
東北空心トンからの眺め。
遠くに見える、巨大な協会のような建物が気になりました。 -
東北弩台
弩台は弩(一度に沢山の矢を射る弓のひとつ)を射るために高位置に建てられた防御施設で、華城には西弩台と東北弩台の2ヶ所が設けられている。
東北弩台は、西弩台のように城壁の内側に造られたものとは違い、城壁の上に煉瓦を積み重ねて造られた。 -
東北弩台
弩(ど・おおゆみ)は、東アジア、特に中国において古代から中世にかけて使われた射撃用の武器の一種。いしゆみと訓ずることも少なくないが、これは厳密には正しくはなく、石弓と混同されたものと思われる。 -
蒼竜門
華城の四大門のうち東側の城門で、1795年5月8日基礎工事が始まってから、10月17日に完工された。
しかし韓国戦争の時、門楼が破壊されたのを1976年に重建した。
蒼竜とは即ち青竜の意味で、風水地理上、左青竜、右白虎で東側を意味する。 -
蒼竜門
城門の外側には煉瓦で積んだ半円形の垣根が設けられているが、他の門とは違って片方を開けておいた。
城門の石積みの内側には工事を担当した人々の名前が刻まれており、朝鮮時代の建築実名制があったことが分かる。 -
蒼竜門
お決まりの装飾。
この模様が韓国風ということでしょうか。 -
蒼竜門
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蒼竜門
門を内側正面から見たところ。
こちら側からだと普通の門に見えますが、向こう側に行くとさらに防御機能を強化された半円形の施設があるはずですが、時間切れに付き見ることができませんでした。 -
練武台
ここでは国弓の弓射りを体験できます。
10発2000KRW=154円
手前の的の他に、奥のずーーっと遠いところにも的があるじゃないですかー。
あんな遠くにあって、本当に届くのかな〜と思って見ていたら、ベテランの方が、しっかり命中させていました(^0_0^) -
練武台
指導員さんが、弓の使い方を丁寧に教えてくれます。
お子様も参加ででるみたいでした。 -
華城列車
動力車と観光客の搭乗車両の3輌で構成された華城観光列車は、前の部分が王(正祖大王)を象徴し、力強い駆動力を象徴するために竜の頭の形状をしており、観光客が座る客車は王が乗った御輿を形象化しました。 -
華城列車
動力部は竜の形状。 -
華城列車
客席は、王の御輿をイメージ。 -
華城列車
運行時間 10:00〜17:00
運賃 1500KRW=115円
運行コース 八達山⇒華西門⇒長安公園⇒長安門⇒華紅門⇒練武台
運行列車 3台(47人乗り)
問い合わせ 031−251−4435
予約 不可 -
華城列車
ところどころに写真のような鶏?の飾りがありました。 -
華城列車
ガイドさんがチケットを買ってくれたので、この列車で車内観光に行きます。
なにしろ時間が限られているので、この列車を使っても全部の施設を見られるわけではありません。
ここは、しっかり観光しようと思ったら、やはり一日がかり、ゆっくり歩いて1周したいですね。 -
華城列車より
出発しました。
ずっと気になっていた天気ですが、このあたりからパラパラしてきました。 -
華城列車より
こんな感じで車内からの観光になります。
ガイドさんは前方の別の車両に乗ってしまったので、説明は聞こえません。 -
華城列車より
華紅門が遠くに見えます。
とても綺麗な門で、城内を流れる川の水門の役割も果たしていると思われます。
川の両側に植えられた柳の並木もあわせ、とても綺麗な地域です。
ここは近くへ行ってじっくり写真撮影をしたかったですが、仕方がありません。 -
華城列車より
華紅門。
近くまで来ましたが、車内からの撮影なので、うまく撮れません。 -
華城列車より
東北角楼かな? -
華城列車より
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華城列車より
北東砲楼。
煉瓦で造られた砲楼、華城には全部で5つあります。
内部は3階建て構造で、鉄砲の穴がいくつか開いているのが分かります。 -
華城列車より
北東敵台。
城門に近づく敵から守るために城門の左右に設置された防御施設で、施設の半分は外部に突き出していて、半分は城内に突き出しています。
城郭よりも高く築造され、敵軍の接近を監視しました。 -
華城列車より
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華城列車より
長安門。 -
華城列車より
長安門
この門は、四大門と呼ばれる主要な門のひとつで、城の北側を守ります。
他の門と同じく、城門の前に半円形の城壁が連なっており、写真のように正面から見ると、城門が2つ並ぶ形になっています。
半円形の門を突破しても、次の門にたどり着くまでに、四方八方・上下左右から攻撃されるため、進軍が非常に困難です。 -
華城列車より
北西敵台。
先ほどの北東敵台と対になった敵台です。 -
華城列車より
城壁。 -
華城列車より
北西砲楼。 -
華城列車より
北西砲楼。 -
華城列車より
北舗楼。 -
華城列車より
西北空心トン
先ほど内部に入り最上部まで行った”東北空心トン”と対になっている施設です。
東北の方は土台が円形だったのですが、こちらは四角でした。 -
華城列車より
華西門。
城の西側を守る重要な門です。
門の正面に半円形の城壁があるのは、もうお馴染みです。 -
華城列車より
華西門。
こちらから見ると、半月形の部分に城門が見えません。
城の東を守る蒼竜門と同じく、門の正面に城門を設けず、向かって右側が開いた状態になっているのだと思われます。 -
華城列車より
秋らしい風景に、思わずカシャリ。 -
華城列車より
城の北西付近に、こんな素敵な風景が広がっていました。
この後、列車は城内に入り、乗った場所よりずっと西側で下ろされました。
(乗り場と下り場が全然違う場所です。)
私たちはツアーなので、この近くに車が来ていて問題が無かったですが、そうでない場合は、注意した方がいいかもしれません。
◎ おしまい
雨がかなり降ってきました。
天気予報もバッチリの雨印だったので、諦めていましたが、この後止む確率は0でしょう。
では、次の世界遺産に向かいます(^_^)/
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