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カンタベリー平野の南部にあり、カンタベリー地方ではクライストチャーチに次ぐ第2の町で人口25400人。表紙の写真は町並みのレベルからキャロラインベイの海岸公園に降りるエレベータと海岸の遠景です。<br /><br />この町への公共交通は鉄道が旅客の取り扱いをやめたのでバスしかない。バスは全国区の INTERCITY が毎日2・3便、ATOMIC SHUTTLEが1便を運行している。町から町へバスで移動しているときは、到着日に次の町への切符を購入しておくと安心・便利です。<br />ただし、この町のバス営業所は閉まっていることが多いので駅前の案内所( i-site)でバスを予約する。市内のバスは$1.5で乗れる循環バスが4系統あり、乗り換えは無料でできるので便利。<br />タウンマップは宿からもらえる。<br /><br />この町は駅の近くに商店街と古いホテルがあり、商店街には韓国人が「友」という名前のスシハウスを経営しています。焼酎もおいていて日本食堂として大好評でしたが味はイマイチです。<br />商店街のほかはキャロライン・ベイ近くの国道沿いにホテルやモーターロッジ群があるのと、町の北部にある大きな激安スーパーマーケットを中心とする商店街が形成されつつあるのが人気スポット。<br />「本当に休息したい人の町」というのがティマルーのキャッチコピーですが、これはじつは「休息以外には何もすることがない町」という意味だと2日目に気づきました。<br /><br />観光の売り物は、遠浅で波も立たないので安全に泳げる海、とされるキャロラインベイの海岸と広大な芝生の公園だけで、目下広い芝生に子供向けの施設を整備中。野外音楽堂はあまり金をかけていないが立派なものができている。歩いて30分でおわる。<br />12月から1月、つまり夏、のカーニバルが有名だそうです。<br />もう一つの海岸は駅の後ろ、倉庫地区の HEYES STREETから STUART St. に入って突き当たりに小石海岸のサウスビーチがある。こちらは波もあり水質もきれいだが、何の設備もないので堤防を散歩していた中国人家族以外には誰もいなかった。景色としてはこのほうが自然で美しい。<br /><br />説明書に南島で3番目におおきいと紹介されている AIGANTIGHE ART GALLERY はクラシックな木造家屋をギャラリーにしたもので、庭は石彫を展示している。たまたま地元のアーティストの展覧会をしており、全部の絵に1万円から10万円くらいの値段がつけられていたが、水彩にいいものがあった。ギャラリーのコレクションは寄贈の絵が多いので統一はとれていないが、後期印象派風の絵が目立った。約1時間はすごせる。<br />なお、AIGANTIGHE はエッグアンドタイと発音し、スコットランドの古語ゲール語で AT HOME という意味だそうです。スコットランド出身の人が建物もコレクションも町に寄贈したもので、現在は財団が運営しています。<br /><br />つまり、カンタベリー地方でもこの南部カンタベリーは、サウスランド地方と同じくスコットランド出身者が多く、その香りが残っていて、住民の苗字も McCahon とか McKinlay とか マックにはじまる苗字が多く見られました。<br /><br />植物園は案内所もなく、ただ広いだけだけれど池や芝生があり、ベンチもあるので木陰で読書するには良いかもしれない。入り口にはコンビニがあり弁当などを買える。<br /><br />疲れた人がこの町で休息するには、町の中心部を離れて、町の北部に宿をとってビーチの芝生で昼寝するか、宿で読書して、激安スーパーの「PACK’N SAVE」で買い物をして、夕食はスーパーの近くの中華料理かインド料理の持ち帰りというのが楽だと思います。<br />皇宮酒楼の持ち帰りはかなりおいしかったし、安かった。<br /><br />この激安スーパーに近い宿は Caroline Motel, 12White Star Motel, Parkland Motel, Ashubury Park Motel など。今回の私の宿は、 Blue Dolphin でスーパーまでは徒歩約10分だった。

ニュージーランド南島・ティマルー:本当に休息したい人の町

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2009/10/23 - 2009/10/26

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ANZdrifter

ANZdrifterさん

カンタベリー平野の南部にあり、カンタベリー地方ではクライストチャーチに次ぐ第2の町で人口25400人。表紙の写真は町並みのレベルからキャロラインベイの海岸公園に降りるエレベータと海岸の遠景です。

この町への公共交通は鉄道が旅客の取り扱いをやめたのでバスしかない。バスは全国区の INTERCITY が毎日2・3便、ATOMIC SHUTTLEが1便を運行している。町から町へバスで移動しているときは、到着日に次の町への切符を購入しておくと安心・便利です。
ただし、この町のバス営業所は閉まっていることが多いので駅前の案内所( i-site)でバスを予約する。市内のバスは$1.5で乗れる循環バスが4系統あり、乗り換えは無料でできるので便利。
タウンマップは宿からもらえる。

この町は駅の近くに商店街と古いホテルがあり、商店街には韓国人が「友」という名前のスシハウスを経営しています。焼酎もおいていて日本食堂として大好評でしたが味はイマイチです。
商店街のほかはキャロライン・ベイ近くの国道沿いにホテルやモーターロッジ群があるのと、町の北部にある大きな激安スーパーマーケットを中心とする商店街が形成されつつあるのが人気スポット。
「本当に休息したい人の町」というのがティマルーのキャッチコピーですが、これはじつは「休息以外には何もすることがない町」という意味だと2日目に気づきました。

観光の売り物は、遠浅で波も立たないので安全に泳げる海、とされるキャロラインベイの海岸と広大な芝生の公園だけで、目下広い芝生に子供向けの施設を整備中。野外音楽堂はあまり金をかけていないが立派なものができている。歩いて30分でおわる。
12月から1月、つまり夏、のカーニバルが有名だそうです。
もう一つの海岸は駅の後ろ、倉庫地区の HEYES STREETから STUART St. に入って突き当たりに小石海岸のサウスビーチがある。こちらは波もあり水質もきれいだが、何の設備もないので堤防を散歩していた中国人家族以外には誰もいなかった。景色としてはこのほうが自然で美しい。

説明書に南島で3番目におおきいと紹介されている AIGANTIGHE ART GALLERY はクラシックな木造家屋をギャラリーにしたもので、庭は石彫を展示している。たまたま地元のアーティストの展覧会をしており、全部の絵に1万円から10万円くらいの値段がつけられていたが、水彩にいいものがあった。ギャラリーのコレクションは寄贈の絵が多いので統一はとれていないが、後期印象派風の絵が目立った。約1時間はすごせる。
なお、AIGANTIGHE はエッグアンドタイと発音し、スコットランドの古語ゲール語で AT HOME という意味だそうです。スコットランド出身の人が建物もコレクションも町に寄贈したもので、現在は財団が運営しています。

つまり、カンタベリー地方でもこの南部カンタベリーは、サウスランド地方と同じくスコットランド出身者が多く、その香りが残っていて、住民の苗字も McCahon とか McKinlay とか マックにはじまる苗字が多く見られました。

植物園は案内所もなく、ただ広いだけだけれど池や芝生があり、ベンチもあるので木陰で読書するには良いかもしれない。入り口にはコンビニがあり弁当などを買える。

疲れた人がこの町で休息するには、町の中心部を離れて、町の北部に宿をとってビーチの芝生で昼寝するか、宿で読書して、激安スーパーの「PACK’N SAVE」で買い物をして、夕食はスーパーの近くの中華料理かインド料理の持ち帰りというのが楽だと思います。
皇宮酒楼の持ち帰りはかなりおいしかったし、安かった。

この激安スーパーに近い宿は Caroline Motel, 12White Star Motel, Parkland Motel, Ashubury Park Motel など。今回の私の宿は、 Blue Dolphin でスーパーまでは徒歩約10分だった。

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  • 鉄道駅前の i-site つまり案内所。なぜか日の丸が掲げられていた。

    鉄道駅前の i-site つまり案内所。なぜか日の丸が掲げられていた。

  • 駅の近くには古そうなホテルが並んでいた。<br />どの町でも古いホテルは入れ墨をした若い人たちが集まりやすいが、<br />ここではそういう若者を見なかった。<br /><br />私はキチン付きのモーテルでのんびり過ごすのが好きです。

    駅の近くには古そうなホテルが並んでいた。
    どの町でも古いホテルは入れ墨をした若い人たちが集まりやすいが、
    ここではそういう若者を見なかった。

    私はキチン付きのモーテルでのんびり過ごすのが好きです。

  • 駅近くの商店街。右手の奥に「すしハウス」があって、焼酎を置いている。日本酒「久保田」のからビンも並んでいた。

    駅近くの商店街。右手の奥に「すしハウス」があって、焼酎を置いている。日本酒「久保田」のからビンも並んでいた。

  • 海岸の砂浜。家族が自転車で水の中まで乗り回していた。

    海岸の砂浜。家族が自転車で水の中まで乗り回していた。

  • 高さ2メートル足らずの砂丘をまもるために、ボードウオークがつくられていた。

    高さ2メートル足らずの砂丘をまもるために、ボードウオークがつくられていた。

  • 海岸の公園

    海岸の公園

  • 海を背にして町を眺めました。海から砂浜、そして広い芝生と続きます。町は一段と高い台地に建てられています。

    海を背にして町を眺めました。海から砂浜、そして広い芝生と続きます。町は一段と高い台地に建てられています。

  • この芝生は近年まで海だったという標柱。<br />1936の字の下が当時の海水面。

    この芝生は近年まで海だったという標柱。
    1936の字の下が当時の海水面。

  • 公園の中の陸地よりに野外音楽堂がつくられていた。<br />座席は手前の階段状のベンチ。

    公園の中の陸地よりに野外音楽堂がつくられていた。
    座席は手前の階段状のベンチ。

  • 野外音楽堂<br />と階段状の席。

    野外音楽堂
    と階段状の席。

  • 黒い円筒状の、町のレベルから海岸公園に下りるエレベータ。若い人は空中に架かる階段を降りていった。

    黒い円筒状の、町のレベルから海岸公園に下りるエレベータ。若い人は空中に架かる階段を降りていった。

  • サウスビーチです。海岸は小石海岸で 平たい円磨された小石でした。波もあって誰も遊んでいませんでした。

    サウスビーチです。海岸は小石海岸で 平たい円磨された小石でした。波もあって誰も遊んでいませんでした。

  • AIGANTIGHE ART GALLERY。エッグアンドタイ・アート・ギャラリーで庭には石彫が展示されている。

    AIGANTIGHE ART GALLERY。エッグアンドタイ・アート・ギャラリーで庭には石彫が展示されている。

  • AIGANTIGHE アート・ギャラリーの入り口

    AIGANTIGHE アート・ギャラリーの入り口

  • 植物園の説明板。テーマごとに植えられている筈だが、あまりあてにならない。公園が広すぎて手が回らないのかも知れない。

    植物園の説明板。テーマごとに植えられている筈だが、あまりあてにならない。公園が広すぎて手が回らないのかも知れない。

  • 植物園の池はモネの池に似ていた。

    植物園の池はモネの池に似ていた。

  • 家のまえの道にある芝生を、週に一回刈り込むといっていた。芝刈りが当然というか生きがいというか、とにかく立派です。

    家のまえの道にある芝生を、週に一回刈り込むといっていた。芝刈りが当然というか生きがいというか、とにかく立派です。

  • 教会の数は多く教派ごとに教会をもっていたが、これが一番立派だった。<br />モダンだったのはカソリック教会。

    教会の数は多く教派ごとに教会をもっていたが、これが一番立派だった。
    モダンだったのはカソリック教会。

  • 国道一号がキャロラインベイの近くを通るところ、つまり町の北部には、多くのモーターロッジやモーテルがある。<br />シーズンには3連泊以上でないと泊まれないモーテルもある。

    国道一号がキャロラインベイの近くを通るところ、つまり町の北部には、多くのモーターロッジやモーテルがある。
    シーズンには3連泊以上でないと泊まれないモーテルもある。

  • BLUE DOLPHIN のダイニングキチン。奥は寝室と浴室で、寝室にはクイーンベッド一つとシングルベッドが一つ置いてあった。

    BLUE DOLPHIN のダイニングキチン。奥は寝室と浴室で、寝室にはクイーンベッド一つとシングルベッドが一つ置いてあった。

  • チェックインのときだけはこのようなタオルアート?がベッドの上に置かれている

    チェックインのときだけはこのようなタオルアート?がベッドの上に置かれている

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