下鴨・宝ヶ池・平安神宮旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 11月2日に天皇陛下御在位20年記念特別公開に行って来ました。<br />京都御所は14世紀以来、500年以上皇居であった所です。現在の建物はおおむね安政2年(1855年)の再建です。今年は皇后宮御常御殿や飛香舎、若宮・姫宮御殿、朔平門も特別公開され、御即位に関連した展示もあります。 <br /><br /> 小雨の降る午後14時頃に宜秋門の受付に行きました。てっきり人がズラリと並んでいてすぐに中には入れないと思っていたら、入口で荷物検査を受けたら待つことなく中に入れました。<br /> まず御車寄があります。昇殿を許された者が正式に参内する時の玄関であり、諸大夫の間や清涼殿と廊下でつながっています。金屏風生け花が飾られていました。<br /> 諸大夫の間は正式に参内した者の控えの間で身分の上下によって異なった部屋に控えたそうです。ふすま絵にちなんで格の高い順に「虎の間」「鶴の間」「桜の間」と呼ばれ「桜の間」には紅と白の織物が飾られていました。<br /> 次の新御車寄は大正4年の大正天皇の即位礼に際して建てられたもので、大正以後の天皇皇后陛下の玄関です。<br />玉じゃりの道を歩いて行くと右に健礼門があります。ここは天皇や皇帝、大統領しか通れないため普段は閉まっています。左手の朱色の承明門から白砂の奥に紫しん殿が見えます。赤い回廊に添って進むと途中生け花が飾ってありました。さらに進むと宜陽殿に即位礼で捧持された太刀や弓、楯などが展示してあります。<br />日華門から白砂のある南庭に入ります。<br /> 広い南庭を歩くと紫しん殿正面に行けます。ここは即位礼など重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿です。大正天皇、昭和天皇の即位礼もここで行われています。入母屋桧皮葺の高床式宮殿建築です。中央に天皇の御座「高御座」その東側に皇后の御座「御帳座」が置かれています。今仁陛下の即位礼の際には東京の宮殿に運ばれて使用されています。<br />向って右側に左近の桜。向って左側に右近の橘が植えられています。<br /> 右近の橘の前を通り、進むと清涼殿に行きます。<br /> 清涼殿は平安時代は天皇が日常の御生活の場として使われた御殿です。入母屋桧皮葺の寝殿造りです。手前には厚畳の御座の「昼御座」が置かれています。二つ障子もありました。<br /> 紫しん殿の後ろ側を歩くと小御所に出ます。前に御池庭があり、池を中心とした回遊式庭園です。前面は州浜で、その中に舟着への飛石が置いてあります。形の良い松に交じり所々紅葉した木がありました。<br /> 小御所は皇子の元服などの儀式に用いられ、将軍や諸侯と対面される場所などにも使用されています。<br />寝殿造りから書院造りへ移行する時期の建築様式とされます。<br /> 御学問所は入母屋桧皮葺の書院造りの建物です。<br />学問や月次の和歌の会、摂関家、大臣、親王との対面の場所にも使われました。<br />御学問所と小御所の間に蹴鞠の庭があります。<br /> 次に御常御殿に行きます。室町時代以降、天皇が日常のお住いとして使用された御殿で、内部は15室かたなる入母屋桧皮葺の書院造りの建物です。ふすま絵が見えました。<br />右側に御内庭があります。土橋や石橋を架けた庭で曲折していて上流から盃を流し、その盃が自分の元に流れつくまでに和歌を詠む「曲水の宴」が行われていたそうです。奥に茶室を備えています。<br />ここでも所々紅葉した木がありました。<br /> 御常御殿の横のふすま絵や板絵を見ながら歩き、御三間を過ぎると広い広場に出ます。休憩所もあります。<br />振りかえってみると御三間と御常御殿の後ろに虹のたもとが見えました。とても色が濃い虹が大きなかけはしを描いています。その上にももう一つ虹がかかっています。見学中に虹も見られるなんて滅多にないことだから皆嬉しそうで、大勢の人が写真に収めていました。不思議な天気で御所は小雨が降っているけど東側は晴れていて青空でした。<br /><br /> 通常の見学はここで終了ですが今回は奥も見学出来ます。<br /> 皇后宮御常御殿は16世紀の終わり頃から女御あるいは皇后の日常のお住いとして造営された建物です。現在の建物は入母屋桧皮葺の書院造りで内部は13室からなります。右側に小さな庭がありました。<br />女御入内の儀式の際に用いられた本瓦葺の玄輝門をくぐると朔平門が見えます。御所の最も北側にあり、南の建礼門と対峙しています。桧皮葺の門で、女御入内の儀式の際に用いられたそうです。<br /> 飛香舎は桧皮葺の寝殿造りの建物です。女御入内の儀式が執り行われた建物であるが、元来は女御が日常を過ごした建物です。中庭に植えられた藤にちなんで藤壺の庭と呼ばれたそうです。なんだか源氏物語を想像します。<br /> さらに進むと若宮・姫宮御殿があります。皇子・皇女の御殿で明治天皇が一時お住いだったそうです。<br />さらに進むと皇后御常殿の一部に十二一重と装束を着た人形が置いてあり宮中の様子をうかがえました。<br />  <br /> 平安時代の寝殿造りや室町時代の書院造りの建物や、いにしえの天皇の生活、儀式など王朝の様子をしのぶことが出来てとても良かったです。<br /><br /> 写真を撮りながら回って1時間10分かかりました。<br />ゆっくり中のふすま絵を見ながら説明文を読みながら見学するともっと時間がかかると思います。通常は皇后宮御常御殿などは見学出来ないのでゆっくり見学されたたら良いと思います。

京都御所 秋の特別公開

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2009/11/02 - 2009/11/02

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イロコ

イロコさん

 11月2日に天皇陛下御在位20年記念特別公開に行って来ました。
京都御所は14世紀以来、500年以上皇居であった所です。現在の建物はおおむね安政2年(1855年)の再建です。今年は皇后宮御常御殿や飛香舎、若宮・姫宮御殿、朔平門も特別公開され、御即位に関連した展示もあります。 

 小雨の降る午後14時頃に宜秋門の受付に行きました。てっきり人がズラリと並んでいてすぐに中には入れないと思っていたら、入口で荷物検査を受けたら待つことなく中に入れました。
 まず御車寄があります。昇殿を許された者が正式に参内する時の玄関であり、諸大夫の間や清涼殿と廊下でつながっています。金屏風生け花が飾られていました。
 諸大夫の間は正式に参内した者の控えの間で身分の上下によって異なった部屋に控えたそうです。ふすま絵にちなんで格の高い順に「虎の間」「鶴の間」「桜の間」と呼ばれ「桜の間」には紅と白の織物が飾られていました。
 次の新御車寄は大正4年の大正天皇の即位礼に際して建てられたもので、大正以後の天皇皇后陛下の玄関です。
玉じゃりの道を歩いて行くと右に健礼門があります。ここは天皇や皇帝、大統領しか通れないため普段は閉まっています。左手の朱色の承明門から白砂の奥に紫しん殿が見えます。赤い回廊に添って進むと途中生け花が飾ってありました。さらに進むと宜陽殿に即位礼で捧持された太刀や弓、楯などが展示してあります。
日華門から白砂のある南庭に入ります。
 広い南庭を歩くと紫しん殿正面に行けます。ここは即位礼など重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿です。大正天皇、昭和天皇の即位礼もここで行われています。入母屋桧皮葺の高床式宮殿建築です。中央に天皇の御座「高御座」その東側に皇后の御座「御帳座」が置かれています。今仁陛下の即位礼の際には東京の宮殿に運ばれて使用されています。
向って右側に左近の桜。向って左側に右近の橘が植えられています。
 右近の橘の前を通り、進むと清涼殿に行きます。
 清涼殿は平安時代は天皇が日常の御生活の場として使われた御殿です。入母屋桧皮葺の寝殿造りです。手前には厚畳の御座の「昼御座」が置かれています。二つ障子もありました。
 紫しん殿の後ろ側を歩くと小御所に出ます。前に御池庭があり、池を中心とした回遊式庭園です。前面は州浜で、その中に舟着への飛石が置いてあります。形の良い松に交じり所々紅葉した木がありました。
 小御所は皇子の元服などの儀式に用いられ、将軍や諸侯と対面される場所などにも使用されています。
寝殿造りから書院造りへ移行する時期の建築様式とされます。
 御学問所は入母屋桧皮葺の書院造りの建物です。
学問や月次の和歌の会、摂関家、大臣、親王との対面の場所にも使われました。
御学問所と小御所の間に蹴鞠の庭があります。
 次に御常御殿に行きます。室町時代以降、天皇が日常のお住いとして使用された御殿で、内部は15室かたなる入母屋桧皮葺の書院造りの建物です。ふすま絵が見えました。
右側に御内庭があります。土橋や石橋を架けた庭で曲折していて上流から盃を流し、その盃が自分の元に流れつくまでに和歌を詠む「曲水の宴」が行われていたそうです。奥に茶室を備えています。
ここでも所々紅葉した木がありました。
 御常御殿の横のふすま絵や板絵を見ながら歩き、御三間を過ぎると広い広場に出ます。休憩所もあります。
振りかえってみると御三間と御常御殿の後ろに虹のたもとが見えました。とても色が濃い虹が大きなかけはしを描いています。その上にももう一つ虹がかかっています。見学中に虹も見られるなんて滅多にないことだから皆嬉しそうで、大勢の人が写真に収めていました。不思議な天気で御所は小雨が降っているけど東側は晴れていて青空でした。

 通常の見学はここで終了ですが今回は奥も見学出来ます。
 皇后宮御常御殿は16世紀の終わり頃から女御あるいは皇后の日常のお住いとして造営された建物です。現在の建物は入母屋桧皮葺の書院造りで内部は13室からなります。右側に小さな庭がありました。
女御入内の儀式の際に用いられた本瓦葺の玄輝門をくぐると朔平門が見えます。御所の最も北側にあり、南の建礼門と対峙しています。桧皮葺の門で、女御入内の儀式の際に用いられたそうです。
 飛香舎は桧皮葺の寝殿造りの建物です。女御入内の儀式が執り行われた建物であるが、元来は女御が日常を過ごした建物です。中庭に植えられた藤にちなんで藤壺の庭と呼ばれたそうです。なんだか源氏物語を想像します。
 さらに進むと若宮・姫宮御殿があります。皇子・皇女の御殿で明治天皇が一時お住いだったそうです。
さらに進むと皇后御常殿の一部に十二一重と装束を着た人形が置いてあり宮中の様子をうかがえました。
  
 平安時代の寝殿造りや室町時代の書院造りの建物や、いにしえの天皇の生活、儀式など王朝の様子をしのぶことが出来てとても良かったです。

 写真を撮りながら回って1時間10分かかりました。
ゆっくり中のふすま絵を見ながら説明文を読みながら見学するともっと時間がかかると思います。通常は皇后宮御常御殿などは見学出来ないのでゆっくり見学されたたら良いと思います。

交通手段
新幹線
  •  御常御殿に虹が架かっていました。

    御常御殿に虹が架かっていました。

  •  反対側の虹のたもと

     反対側の虹のたもと

  •  よく見ると虹が二重です。

     よく見ると虹が二重です。

  •  虹のアーチ

     虹のアーチ

  •  天皇在位20年、結婚50年記念で特別に皇后陛下の御殿も見学出来ました。<br /> 庭に少し紅葉した木がありました。

    天皇在位20年、結婚50年記念で特別に皇后陛下の御殿も見学出来ました。
     庭に少し紅葉した木がありました。

  •  瓦屋根が珍しかったので写真を撮ってみました。

    瓦屋根が珍しかったので写真を撮ってみました。

  •  紅葉を見つけるとうれしくなります。

     紅葉を見つけるとうれしくなります。

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