第6弾　北東北国盗り旅　3日目

2009/08/08 - 2009/08/12

一日目
東京駅→八戸駅→根城→岩手県洋野町→最北端大間崎→むつ市泊

二日目
むつ市→脇野沢港→陸奥湾フェリー(下北半島⇒津軽半島)→蟹田港→竜飛岬→斜陽館→青森駅前→弘前泊

三日目
弘前城→十和田湖→小岩井農場→盛岡市→わんこそば→盛岡泊

四日目
盛岡城→市役所・プラザおでってで粘る→花巻市(宮沢賢治記念館)→平泉(中尊寺・毛越寺)→平泉泊

五日目
平泉→陸前高田市→気仙沼→一関駅→東京駅

エリア 十和田湖(秋田側)(秋田)

弘前グランドホテルの朝です。
なんていうか、弘前グランドホテルは、昭和の香がした。

そもそも発見できずぐるぐる迷走するという難航のうえ、やっと発見したが駐車場がみつからず、助手席のわたしが
受付に相談にいくという状態。

そして、ロビーを入ると、昭和のかほり+地元名産品がどでーんと並んでいたのであった。。。


しかし、客室と朝のバイキングは問題なく、楽しい滞在でしたよ♪
（そして、朝から食べ過ぎる私たち。。。）

弘前城です。

さぞかし桜が似合うだろうよ、というｶﾝｼﾞの
朱塗りの橋ですね。

弘前城といえば、花（＝桜）ですねえ。

十和田湖です。
天候が不順で、ときおり雨がパラパラと。。

乙女の像です。
高村光太郎作です。

高村光太郎は、私が中学校3年生のときに「レモン哀歌」を読んで号泣して以来、ずっと大好きな詩人です。
（彼は彫刻家でもありますが、私の中では、詩人です）
夢中になって夜、お布団に入りながら泣いて泣いて読んだことを思い出します。
それまで、詩ってよくわからなかったのですけど。

この「乙女の像」は妻の千恵子がモデルと聞いたことがある。
この、乙女の像をみたとき、高村光太郎の「裸形」という詩を思い出した。（忘れないものですね、美しい言葉って）

長いですが、引用しておこうと思います。
この詩の断片を思い起こしながら、雨の十和田湖と乙女の像を見ていました。


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裸形

千恵子の裸形をわたくしは恋ふ。
つつましくて満ちてゐて
星宿のやうに森厳で
山脈のやうに波うつて
いつでもうすいミストがかかり、
その造形の瑪瑙（めのう）質に
奥の知れないつやがあった。
千恵子の裸形の背中の小さな黒子まで
わたくしは意味ふかくおぼえてゐて
今も記憶の歳月にみがかれた
その全存在が明滅する。
わたくしの手でもう一度、
あの造形を生むことは
自然の定めた約束であり
そのためにわたくしに肉類が与へられ、
そのためにわたくしに畑の野菜が与へられ、
米と小麦と牛酪（バター）とがゆるされる。
千恵子の裸形をこの世にのこして
わたくしはやがて天然の素中に帰らう。

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いま、千恵子の裸形が十和田湖にたたずみ
光太郎は天然の素中に帰っている。
精神分裂を患った最愛の人をそれでも愛し続け
永遠にした高村光太郎が、私の夫婦愛の理想なのです。


あ、ちなみに写真左は、なんか撮影やってました。
いい旅夢気分的なｗ

たての写真が横になりませんよ、と。。（号泣）


さて、これは乙女の像に寄せて描かれた知事のお言葉です。

「津島文治」と書かれております。

ハイ。太宰治（本名：津島修治）のお兄さんです。
政治家を数多く輩出している津島家なんですよ。


これを見たときに
もちろん

大コーフン・・・・・。


「あの高村光太郎の作品にあの太宰の兄が！！！！！」


んもう、文学ｵﾀｸにはたまらんとですたい。

相棒にまかせておくと自動車だらけになるので
るるぶを見て、「小岩井牧場でとろとろオムライスがたべたいお！！！！！！」とミーハー丸出しでお願いをしてみたです。


で、

閉園ギリギリに駆け込んだわけです。

もちろん雨。

雨でポニーに乗れず。

小岩井牧場は、たんなる土産買いタイムに・・・・。


牧場のケーキがくいてえええええと思い
かろうじてやっていたケーキ店に駆け込む。

んが。


チーズケーキ・・・・おいちくない・・・・・。（涙
土産やで売ってるやつをきって出しているだけか？

おねえちゃんのチーズケーキのほうがおいしい・・・。


うう。

なにかと残念な小岩井農場でした。。。


でも、ここ宮澤賢治のゆかりの地やし。。

さてと。今夜はスーパーホテル盛岡ですよ。

ロフトがついてまして。

喧嘩しても大丈夫ですね。



まあ、それどころの騒ぎじゃないことになるんですけど。

有名なわんこそば屋にきました。
もちろん、るるぶで調べてｗ

薬味が大量にあって、あきなさそうなところを選びました。

いざ、わんこチャレンジ。

わんこ開始。
けっこう待ちました。

店内では、２テーブルに1名の店員さんがつきます。

開始時は、
わたくしどものテーブルと、隣のテーブルのカップルの4名に1名の店員さんがつきました。

横のカップルが先にはじめていたところに入ったので
そのたたかいぶりを、じっと観察しました。

どーやったら、たくさん食べられるのか。

となりのおねえさんは、超食べっぷりが良かった。
90杯食べていた。

ここで、私に「おお。90杯は女子でもいけるのか」と
とんでもない常識（とおもった）が植えつけられたの巻。

んで、戦ったわけです。

えぇ。戦いました。

横のお姉さんとだんなさん（外人）に拍手されるくらいに・・・・。orz


90杯まではいけるもんなんだと先入観を持ったわたしは
普通女性なら30杯くらいというのをスッカリ知らず
90杯いきました。

で、90杯食べたところで急にぐえっとお腹がおもくなり
しかも、4人を一人で対応してたのが
横のテーブルが食事を終えたため
2人に一人で対応になったため
1ターンあたりの杯数が増えたのであった・・・・。
（１お盆のわんこそばを入れ終わるとお姉さんは新しいのをとりに去っていくのだ）

で

100杯食べると
記念に絵馬みたいなんがもらえるらしいので
そこまでがんばるぞと
女子がもたなくても良い野望をもってしまい

。。。。



くるしい。

で、食べました。
100杯。


でも、相棒は111杯食べました･････。

なんだか悔しい。



そんなこんなで、もう何も食べられず
それどころか動くのすら難儀なかんじで
ほうほうのていで宿に帰ったのであった。

そして、いつも旅の間にやる
ホテルでの晩酌もやらず
「くるしいよー」とうなりながら
一夜をあかしたのでありました。

この旅行記へのコメント （2）

• Cobraさん 2009/10/27 00:02:19

  \(~o~)／来た〜、待ってるよ〜。

  sakurareportさん、こん○○は。
  
  国盗り旅待っていました。あの感性でのcomment待っています。
  
  それとも先に国盗りしちゃおうか?
  
  Cobra。

  sakurareportさん からの返信 2009/10/29 20:44:13

  RE: \(~o~)／来た〜、待ってるよ〜。

  Cobraさん
  
  どもども。
  いつも見ていただいてありがとうございます。
  毎月どっかいってるため、もう日記がたまりまくっております。。。（＾＾；
  
  がんばってアップします！
  
  
  > sakurareportさん、こん○○は。
  >
  > 国盗り旅待っていました。あの感性でのcomment待っています。
  >
  > それとも先に国盗りしちゃおうか?
  >
  > Cobra。