2009/09 - 2009/09
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西部旅情さん
敦煌故城、西千仏洞を訪ねる
敦煌市街から西南に陽関へと向かう道の途中には、敦煌故城、西千仏洞があり、陽関の近くには南湖がある。陽関を含めてこれらを見学する折りのコースに入れると都合がいい。道は、市街地から周辺の農村を抜け、南側に鳴沙山の連なり、北側にゴビ灘の広がりが現れるその間を直進するので、鳴沙山の全景を眺めることもできる。
敦煌故城は、1987年に日中合作映画『敦煌』(井上靖原作)を撮影するために、宋代の敦煌城を再現したオープンセットをそのまま残して開放したものだ。鳴沙山を背景に城壁を巡らした城は雄大な風景のなかでは小さく感じられるが、見学してみるとなかなか大きなもので、映画撮影用に造られたことに驚く。城内には、干乾しレンガの町が再現され、その間を歩くと日本の明治村などのテーマパークと同じような楽しみが味わえる。
西千仏洞は、市街地から30㎞の党河北岸に穿たれた石窟群だ。党河沿いに樹木が繁り、断崖の高さ20数mの中腹に170mに渡って19窟があり、さらに東3.5㎞の下流に3窟、計22窟がある。現存する石窟は少ないが(党河が大きく湾曲する場所にあるため、急流によって崖が削られ多くの石窟が崩れ落ちたと考えられている)、莫高窟、楡林窟と並んで敦煌三大石窟と呼ばれ、北魏、隋など初期の石窟があることで注目されている。営造の始まった時期ははっきりしていない。敦煌から陽関(西千仏洞から23㎞先)に向かう途中にあることから、陽関から西にタクラマカン砂漠へ踏み出す旅人が心の拠り所としたことが想像されている。
石窟は、莫高窟のような細心人念な修復の手が加えられていないため、首のない塑像や損傷を受けた壁画などがあって残念な感じがするが、石窟が築かれる場所が共通してもっている靜謐を漂わせた神韻縹渺の雰囲気を味わうことができる。
陽関のほど近くには、漢の武帝に献上された天馬の産地と伝えられる南湖がある。地下水の湧出によってできた湖で、敦煌で供される魚はここで獲られるという。1984年にダムがつくられてからは大オアシスを形成し、果樹園を主とする農村の緑が眩しい別天地である。
参考:中国観光専門サイト―西部旅情 http://www.westpassion.com
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