2009/09/13 - 2009/09/13
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belleduneさん
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ミュージアム・へット・シップの後、トラムで中央駅まで移動し、歩いて2,3分のところにある5つ星ホテル、グランドホテル・アムラースへ行きました。
本日のガイドのMさんは、ここには3回ほど来たそうですが、来る度に新しい発見があるそうです。
建物の内部、外部の目に付き難いところにも、細かい装飾が施してあり、それを発見するのが楽しみだそうです。
1916年に旧アムステルダム港に6つの船会社 ( SMV:Stoomvaart Maatschappij Nederland, KPM:Koninklijke Paketvaat Maatschappij, JCJL:Java-China-Japan Lijn, KNSM:Koninklijke Nederlandse Stoomboot Maatschappij, NPM:Nieuwe Rijnvaart Maatschappij, KWIM:Koninklijke West-Indische Maildienst ) が共同で建てたビルです。設計は、Janvan der Meyで、1906年にローマ賞を受け、美学顧問としてアムステルダム市の建築に大きく関わっていました。
彼は、Berlageの弟子である同僚の Michel de Klerk や Pier Kramer 、そしてコンクリート構造の技術担当の A.D.N.van Gendt らと共に完成させました。
外部、内部の大規模な象徴主義的アートと彫刻の全体図を調節するのが、ヴァン・デル・メイの仕事でした。この建物の殆どの彫刻は、Hildo Krop と H.A.can den Eijinde の作品です。
オランダの海運の歴史や海にまつわるネプチューン、海豚などの彫刻や鉄の装飾が見事です。入り口付近には、インド洋、地中海、太平洋、大西洋、南太平洋が彫刻されています。
1日に異なる建築を2つ詳しく見ることができ、目を見張る素晴らしい建築に興奮していました。
このホテルで一番高いお部屋(tower suite) を見せていただきましたが、料金は2500ユーロ/日でした。ネットで見ると、ローシーズンになると、1750ユーロでした。因に一番安いシングルの部屋は、119ユーロ(ローシーズン)、ダブルルームが229ユーロですが、city view ではありません。つまり、中央駅に向いていると思います。suite の部屋にも、Oriental suite, Monumental suite, Henry Hudson suite, Tower suite があります。ローシーズンは朝食込みで1750ユーロで泊まれるので、狙い目かも知れません。
所謂、モダンな5つ星ホテルとは、全く異なる建物ですから、比較はできません。
写真が多くなってしまいましたので、続きに外観をアップいたします。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- JAL
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駅から歩いて2、3分のところにあります。以前6つの船会社が入っていたので、正面玄関は間口が広くありません。、
その上、フロントへ行くまで階段ですから、お年寄りや足の不自由な宿泊客には、不向きですね。 -
煉瓦の熟練工を多く抱えていたのでしょう。
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ファサードは道路の角地に建っている関係上、こんな風に複雑な形になっているのでしょうか。
運良く、この一番上のTower Suiteを見せて頂きました。 -
至る所に石工職人の腕が光っています。
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正面玄関の左側には、「Middellandse Zee ( 地中海 )」と彫刻されています。
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現在では貴重な木製回転ドアでしょう。
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正面玄関の階段の踊り場天井に、点灯している灯りは、大熊座(北斗七星)を表しています。海運会社らしい装飾に見蕩れてしまいました。
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暈けていますが、1階の階段の大理石にも浮き彫りが施されていました。
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階段上部の吹き抜けを下から見上げたところです。
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ロビーから階段部分が吹き抜けになっていて、ステンドグラスが見事です。
下がっている4つの照明も当時のままのもので、素敵でした。 -
ステンドグラスの受け木にも装飾があります。
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写真では全体がどうなっているのか、もう一つ分かり難いと思いますが、これ以上引いて撮れません。
ここに宿泊して、夜中とか朝早くだったら、他の宿泊者を気にしなくていいのですが。ロビーもそれほど広くありません。 -
玄関から階段が3階までまっすぐ続いていて、その階段部分が天井まで吹き抜けになっています。
天井にステンドグラスが嵌め込まれているのです。
これは、当時の船会社の会社名とマークが各踊り場にあります。 -
2階の踊り場から見た2階のステンドグラス
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ステンドグラスで左から星座順になっています。私は牡羊座なので、上段の左です。
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天井を真上に見上げたところです。
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踊り場から各階の部屋へ通じる扉上部のステンドグラス
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3階まで2つずつ階段の両脇に、このように当時の会社名が設置してあります。
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階段から1階を見たところです。
M. de Klerk の設計による壁の照明や壁の浮き彫り装飾の細かい仕事も気になります。 -
階段上の吹き抜けの2階部分横の明かり取りの窓
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2階の当時の会社の事務所だったところの壁ですが、大理石で縁取りされています。
しかし、直線ではなくて、波形です。 -
船会社の窓口、その上のステンドグラスなどが当時のまま保存してあります。
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照明が暗い上に手持ちで暈けてしまってすみません。
ステンドグラスは窓毎に異なっています。
インドネシアの風景などが描かれています。 -
このステンドグラス下部には、会社の名前が入っていました。
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仕切りのガラス部分の飾りのある鉄格子
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窓口のこの部分が膨らみを持たせてカーブしている具合とかが、見蕩れてしまいます。
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当時の会社内の暖房を隠すための金属板。
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3階の踊り場にある会社名の飾りです
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3階にある会議室は当時のままに復元されています。ホテルになる前に他の会社が新しく改築してしまったのですが、また元の姿が帰ってきました。
しかし、壁のクロスも当時のデザインのものを造らせて張ってありますし、照明、テーブル、椅子、戸棚、書類戸棚、窓に至るまですべてだそうです。
絨毯だけは、そのまま残っていて150年経っているとは思えない位きれいな状態でした。
ただ、ステンドグラスだけは、当時は全体に描かれていた絵が部屋を暗くしたため、ホテルになってからは、下の部分は描かれていません。 -
ここで重要な会議が開かれていたのでしょうか。
現在は、この部屋で食事ができます。 -
上品な照明器具です。
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6つの船会社の頭文字がステンドグラスに入れてあります。
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末席の方の壁のクロスも当時のままだそうです。大分色褪せています。
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壁際の戸棚の木彫り模様
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これが当時の敷き詰められている絨毯です。
私も踏んでいますが、ほぼ100年経っているのですね。 -
3階からスタッフ用の階段を上がって、屋上へ行きます。
スタッフ用でも手を抜いていません。 -
木の手摺りのこの曲線は凄く計算されています。手で掴んでみると、とても優しいカーブです。所謂「手に優しい」です。
金属製のものに慣れていると、なんだかほっとしますね。 -
休憩時間に、スタッフが右の壁に衣類を掛けて、左のトイレに入るのだと思います。
この写真の部分は当時と変わっていないそうですが、トイレは勿論新しくしてあります。 -
途中の踊り場の窓は上が手前に少しだけ降りてくる回転式です。
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屋上に出ました。目の前にタワーがありました。
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中央駅は左手にあります。
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駅前の右手も色んな工事が行われています。
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中庭を取り囲むように建っています。city view の部屋は料金が中庭向きより少し高いですが、このホテルに泊まるのだったら、外の景色を眺めるより、内部の装飾を見たいので、少しでも安い部屋を探します。
冬は料金が随分安くなるので、狙い目です。 -
3部屋続きのsuiteの扉です。木の部分には、必ず彫刻が施されています。
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ドアの飾りは想像するに、海の生物、アンモナイトの変形かと。
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案内役のMさんによると、この部屋を使用していた当時の船会社の社長が描かせた当時の貴族らしい。
オランダ語なので、チンプンカンプンです。 -
部屋は、多角形で、デ・クレルク設計の照明は船や海をイメージしたものでした。
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天井も平坦ではなく、段差が付いていて、その縁の飾り板もすべて異なるデザインです。
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当時の社長室の応接間だった部屋です。
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天井は高く、造り付けの家具の上部と壁の境目はこんな風に装飾されています。
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造り付けの家具の飾りです。
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テレビが置いてある棚の飾りでした。テレビの位置が少し高いので、長い間見ると疲れそうです。
まぁ、ここでテレビばかり見る人はいないでしょう。
新築のホテルではないので、電気器具の置き場には困るでしょうね。 -
応接間にある造り付けの戸棚は扉が平らではなくて、少しだけ「く」の字になっています。
部屋が四角形ではないので、それに合わせて、家具も曲線を使い、調和を持たせてあります。 -
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隣の部屋は、寝室でそれほど広くはありませんが、その奥にバスルームがあります。
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水回りは、水漏れなどの関係から、部屋の中にもう一つ部屋を作って、床上げをして配管をしてありました。元々ここは、社長室だったので、バスルーム用の配管がなかったところにお風呂を造るのですから、これは、仕方ありません。
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バスルームの外の窓枠の上部は当時のままです。
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社長室の部屋の照明も凝ったデザインですが、品があり、シンプルに見えます。
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案内も終わり、帰ることになりました。
内部の吹き抜け部分です。 -
階段の踊り場に出る手前の広い廊下にある照明は、まだ違った雰囲気があります。
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客室の廊下部分
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この旅行記へのコメント (2)
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- pulseraさん 2009/10/20 10:12:14
- Grand Hotel Amrath (Scheepvaarthuis)☆
- belleduneさん!はじめまして!pulsera と申します!
素晴らしいホテル(建築)ですね!私も、今年の5・7月にJalで
オランダに行ったので、興味深く、拝見させて頂きました!
中は、無理なので、次回、行った時は、
せめて、外観だけでも、観に行ってみたいです!
作成途中に、お邪魔してしまい、失礼しました。
また、ぜひ、魅せてください♪
大好きなA'damの素晴らしい旅行記を、ありがとうございました!
pulsera♪
- belleduneさん からの返信 2009/10/20 20:11:46
- RE: Grand Hotel Amrath (Scheepvaarthuis)☆
- pulsera さん、見ていただきありがとうございました。
まだ写真が沢山あり、二つに分けようと思いますので、また見に来てくださいね。
ここは、外観も素晴らしいですが、内部はもっと素敵です。私はネットで内部のステンドグラスを見て、「凄いなぁ!」と感激して早速内部を見る方法はないかと探していたら、Museum Het Schip でここのツアーを兼ねている事が分かりました。
アムステルダムに到着して直ぐに駆けつけて間に合いました。初めての土地だったので、かなり焦りました。
遅刻だけはしたくなかったので。
説明があった方がいいと思いますよ。私は丁度日本人女性が(大学院で建築史を勉強していて、時間がある時は大使館やここで通訳をしています。)詳しく説明してくださったので、とてもラッキーでした。
両方合わせても、2時間位ですし、現地まで行っているのに、内部を見ないのは、勿体無いと思いますが。
日曜日だけですが、Het Schipにメールを送ると、館長が時間を調節してくれると思います。
私の場合は、一人だったので、好きなだけ気に入ったところで写真を撮ったりできました。
予定が分かれば、早めにメールをした方が良いと思います。
今まで、建築はそれ程興味がなかったのですが、アムステルダムで2泊するので、普通の観光はつまらないし、どうしようかな?と思っていたら、面白しろい建築¥を発見したという次第です。
本屋や図書館で、アムステルダム派の勉強をしています。
また、見てくださいね。
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