楽園イビサ(10) あっという間の6日間

2009/09/03 - 2009/09/09

アムネシアでのフォームパーティを無事戦い終え、ホテルに戻り昼過ぎまで寝た。

思えばイビサに着いてから、やっておきたいことは一通りやった。
フォルメンテーラ島の素晴らしく透明度の高いビーチ。
旧市街からの素晴らしい眺め。
Cafe del Marの最高の夕陽。
ひっさびさにハジけたパーティ。
でもこの島、この場所には、もっともっとたくさんの魅力がある。見過ごしている魅力が。
その証拠に、ヨーロッパ中から老若男女、カップルから子供連れから老夫婦まで、多種多様なバックボーンを持った人がこの島にやって来る。そして誰一人憂鬱な顔をしていない。

まさにこの地球上の楽園・イビサ。

エリア イビサ島(スペイン)

今日は名残を惜しみつつ、この街をじっくり回ってみるかな。

まずはごはん。
ホテルの近くのレストランに入り、今日のおススメメニューのスペシャル・サンドウィッチとトルティージャとサラダとコーラをチョイス。

それがこれ。
・・・なんか違う。サンドウィッチはハンバーガーだし、
トルティージャは普通のオムレツっぽいし。
そしてやっぱり量がデカい。

おなかが張った状態で、結局イビサタウンへ出ることにした。
まぁ、そこしか行くとこ無いからね・・

イビサタウンに着き、いつもは真っすぐ旧市街の丘の上へ行っていたのだが、今日はゆっくり散策しよう。
SPAR（スーパーマーケット）などでお土産も買いたいし。

家族用にカヴァやイビサ特産の塩、彼女用にパチャのサクランボマークが入ったパーカー、自分用にCafe del MarやパチャのMIX CDなど買った。

クラブの公式グッズ店は、お店に入るだけで、クラブに足を踏み入れたかの如くちょっと興奮する。

ホテルに戻り、パッキングした荷物を受け取り、チェックアウト。

実はホテルを出る前に既にチェックアウトしていたのだが、街に買い物に出たいから荷物を置かせて欲しいとお願いしたら、あっさりOKされた。しかも置き場所（それも普通の部屋なのだが）の鍵を渡され、「あのロビーを左に曲がった部屋に置いといて」とのこと。

何時間でも置いといていいんだろうか？
このユルさが、このイビサの最大の魅力かも。

そのユルさに甘えて、ホテルのロビーで1時間強だらだら居座ってしまった。

さて、今度こそ本当に出発するか！
ムチャス・グラシアス！とフロントのおじさんと挨拶を交わし、荷物でパンパンになったバッグを肩から背負って、陽が傾きつつあるサン・アントニオの街に出る。
この街ともお別れか！
そしてバスターミナルからイビサタウン行きのバスに乗る。
このバスに乗るのも最後か・・

車窓から眺めるイビサ島の光景。
最後だから写真に残しておくか。

これはプリヴィレッジ。
世界で最も大きいクラブ。

ドーム型の骨組みが印象的。

プリヴィレッジの入り口。
tiestoの垂れ幕が下がってた。

イビサはいくつかの街と、クラブを除けば、こんな緑に覆われた風景がひたすら続く。

エス・パラディス（真ん中のピラミッド）と、エデン（右のドーム）と、名物・逆バンジー（２本の棒）。

逆バンジーやってるとこは見なかったな。

やらないけどね！

滞在中2回も行ったアムネシア。
今はまだ閑散としてる。

今夜は、昨日Cafe del Marからフォームパーティまで一緒に遊んだ人達と旧市街で食事。
パチャのショップ前で8時に待ち合わせ。

今日の陽が暮れてゆく・・
この陽が再び上がる頃には、もうイビサにいない。

無事合流できた。
みんなは今日はワイナリーでワインの試飲をしてたんだとか。
そういう楽しみもイビサにはあるんだね。

すっかり陽が落ちた旧市街の中、お店を覗いたりしつつ、お目当てのレストランに到着。
パン・コン・トマテがメニューにある！懐かしいな！2005年にバルセロナに行った時は、朝はこればっかり食べてたな・・・
そう、これこれ。パンにオリーブオイルを塗ってトマトをなすり付けただけなんだけどウマい！

みんなと他愛もない話で盛り上がったところに、出ましたメインディッシュのパエリア。
魚介の旨味が十分に染み込んだ、量・質ともに食べごたえのある一皿。

料理の味も良かったけど、それだけじゃなくて、今夜のことはきっと忘れられない思い出になるんだと思う。

食事を終え、旧市街をあとにする。
飛行機の時間が気にならないと言えば嘘だが、この時間が名残惜しい。
まぁ、きっとまた逢えるはずさ、と、自分に言い聞かせ、足を進めた。
みんなにも。イビサにも。