2009年秋　再会アンコール3～ベンメリア、ロリュオス～

2009/09/19 - 2009/09/23

1日目に定番、アンコールワットとアンコールトムを巡り満喫、2日目は何処へ行こうかなぁ。

前回行ってなかったロリュオスに行きたいとドライバーに伝えると、ベンメリアを薦められました。ということで、2日目は

ベンメリア　→　ロリュオス

写真は、ベンメリアに続く道とナーガ

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: ベトナム航空

神秘的な世界ベンメリア〜田村仁さんの「世界遺産アンコール遺跡の光」より

私が初めて、この寺院を取材したのは、2001年の雨期明け直後の11月であった。シエムリアップから国道6号線を南東に30数キロ行き、途中の村を左折し、さらに悪路を20数キロ行った小さな村にこの遺跡がある。入口には一軒の小さな店がある。観光客目当ての店らしいが、それらしい人の姿はない。村人の一人が、ここはまだ危険だからと案内役をかって出てくれた。遺跡の外周壁の外では、カナダ人の専門家とカンボジア人が地雷の除去作業を慎重に進めていた。

そして今、2009年

変わっていないところ
シエムリアップ郊外の小さな村にこの遺跡があること。

変わったところ
入口には観光客目当ての店がたくさんあり、観光客の姿があり、地雷の除去作業をする人それらしい人の姿はないこと。そして、平和です。

この辺りから、

This is beautiful carving.

と、勝手に案内を始める人が現れました。

勝手に案内役の彼は、

足元が悪いから気をつけて、
毒蛇が出るから気をつけて、

と注意を促してくれるのですが、足元は気をつけるとして、毒蛇が出たらどうしたらいいのでしょう。幸い、お目にかかりませんでした。

勝手に案内役の彼は、

Tシャツ姿で背中に、
POLICE
と書いてあります。

本当に警察の人だろうか？あとで案内料を請求されるのだろうか？

案内料は請求されませんでしたが、本当に警察の人かどうかは？のままです。

"POLICE"の言う通り、この遺跡はかなり足元が悪いです。倒壊した石材に苔が生えて滑りやすくなっています。足腰に不安がある人には厳しいところです。

しかし、その苔と太陽の光のコンビが美しい。行く価値あり！の光景が広がります。

ベンメリアには、足腰が弱っていない若いうちに行け！です。

ドライバーのお薦めでベンメリアに来ましたが、来て良かった！です。

この旅のドライバーは、Vanny（ワンニイ）という人で前回同様、空港のタクシーデスクで配車されたのが彼でした。

そして前回同様、ガソリン代を払わされました。

そして前回同様、最終日の精算の際にガソリン代を差し引いて支払いをしました。

そして前回同様、連絡先を交換しました。

これが定番なのでしょうか。

そして前回同様、連絡先交換だけで、連絡することってないだろうな、と思う。（このブログを書いている今日現在、海の向こうからの連絡も無ければこちらからも連絡していない）

何はともあれ、一期一会の御縁に、オックン！

前回同様、Tシャツのプレゼントもありました。さっき、ガソリンスタンドで「お金ない」って言ってたやん・・・タグに、

GAP Made in Cambodia

とあります。

ベンメリアへの入口に広がる蓮池。

シエムリアップの街は、新しいホテルやショッピングセンターが建設され開発されていますが、車で2時間ぐらいのこの辺りは、牛が草を食べている姿などが見られのんびりしています。食べた後には当然、その後の作品があるわけで・・・

それも含めて水の匂い、風の匂い、緑の匂い、東南アジアの、田舎の独特の匂いを感じます。これだけはテレビや本、写真からは感じられない、そしてまた旅に出たくなる・・・匂いはアジアンカントリーの引力だと思います。

そして、旧都ロリュオス。

バコン寺院へ導く、青い空、白い雲。忘れそうになりますが、まだ雨季明けぬ9月に来ています。暑さ、体感温度も写真で伝えられませんが、燦燦！です。

この旅で雨が降ったのは、夜にホテルでくつろいでいるとき、帰る日の明け方、帰りの飛行機を空港で待っているときでした。

日中の太陽というトップライトはホントに暑かったけれども、この光景に、オックン！

この道の先に見えているシルエットがバコン寺院。暑さのためトロトロと歩いたこの一本道では、紫外線の鑓を突き刺されているようでした。（肌年齢がまた上る）そして・・・

でかい！

歩んだ道を見下ろす。絶景かな。

〜ワンニイとの会話〜

ワンニイ「日本は今、何度ぐらい？」

筆者「25度ぐらいのちょうどいい、秋という季節で葉っぱが紅く染まりだす頃。」

ワンニイ「それは見てみたい。」

お互いに中途半端な英語だったので会話の内容はそんな感じだったと思う。

ずっと緑も美しい、紅く染まるのも美しい、と思うのでした。