2009/08 - 2009/08
313位(同エリア370件中)
世界胃さん
学会をサラエボでするということで出かけていきましたが、本を見ると怖いことばかり書いてある国に、なんと着くのが夜の9時過ぎで、タクシーにぼられたりホテルに入れなかったりと、いろいろ起こりそうな悪い予感のまま飛行機を降りました。しかしその国は予想を超えて落ち着いた居心地の良い国でした。
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
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ミュンヘンを出るときには夕闇がアルプスにかかり、サラエボについたらしっかり夜でした。案内係りの女性は冷たい対応で、これは予想通りだと思ったのですが。タクシーは意外とみんな親切で、決してぼったりはしませんでした。町まで20Knは一律に決まっていました。町までは暗い道ではありますが、だいたい20−30分で市の中心まで着きます。
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この橋のたもと(左端)でフェルディナンド皇太子夫妻が暗殺され、第一次世界大戦が始まった。その橋ラテン橋の向こうにあるのが私が泊まったモーテルラテン橋。
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町の真ん中に出ると素敵なメーンストリート。なぜか親近感が湧くのは木造の家が並ぶから。まさにここは東西交通の要衝。夜も安心して歩けそうです。
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一週間前に歩いた高山の町とそっくり同じといってよい低い二階建て、狭い間口。これがサラエボにいるのなんて、とても信じられません。
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サラエボトンネル博物館で。オリンピックの開かれた年と包囲された年と、両方が示されている。
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さて夜の街を歩く。メインストリートはぜんぜん危険を感じません(午後10時半)レストランの類はそろそろ閉め始めようかというところですが、元気なところはまだまだという感じ。内容はトルコ風という雰囲気のものが目立ちます。そうした点ではクロアチアとはずいぶんと違い、日本人の私にもエキゾチックという表現がよくわかります。
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水のみ場と表現されるが、誰も水など今は飲むわけではなく、西洋風にいえば広場に噴水があるような存在
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と思うと突然パリではないかと思うようなデコレーションに変わります。
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これは西の代表カソリック教会
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翌朝、窓からの朝日にガラス細工で飾られたきれいなレースのカーテン越しに町が見えてきました。
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このホテルは数秒後に赤に、そして10数秒後には緑に変わります。きれいだけど泊まっている人にはどうなんでしょうか?
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その窓を開けると何の変哲もない前の家の壁に、良く見ると多数の銃痕が。。。そう思って周囲をみるとどの家にも銃弾のあとがついています。そうしたおそろしい風景の中、左の山の上に救いのような白く輝く、美しい丘のようなものが見えました。
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しかしその白く輝いているのは、墓地の新しい十字架の集まりでした。戦争で死んだ多数のサラエボ市民がここに眠っているのでした。こうした新しい墓地がこのあと他のどの町にも見られました。
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この町は細長い谷底の町。両側の山の上まで家が連なっています。しかし戦争中はこの山側がセルビア側によって占拠され、町は2年にわたって包囲される形になったのです。今でも山の上にはセルビア側とボスニア側の境界線となるフェンスが見られました。この国は今でも事実上は2つ(3つ)に分かれているのです。
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町の中の多くの建物には銃痕があります。両側の山から打ち込まれそうなったものです。まったく新しい建物以外は。
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学会が行われたホリデーインは当時ジャーナリストたちのたまり場で、一歩ここを出たメインストリートは両側の山のスパイナー(狙撃兵)の餌食になったそうです。俗にスパイナー通りと呼ばれていました。
建物はホリデイインにしても、サラエボにとっても代表的な立派な建築物ですが、中に入ってみるとだいぶくたびれていました。その大変なときを耐え抜いてきた建物なのでしょう。 -
さて学会のエクスカーションになり、old townを東から歩きます。なんと昨晩私が歩いた場所の日中版
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東に行くほど東(トルコ、イスラム系)の文化。いわゆるみやげ物ですが、いわゆる観光地の土産物屋のようなあくどい商売をしているわけでなくて、みな概して親切です。
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モスクやイスラム関係の建物が続きます
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ここは信仰のための旅行者を受け入れる宿で以前はただだったとか(ただし期限あり)
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モスク。昨夜は夜十時というのにここ一面がイスラム教徒でいっぱいでした。
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こちらはシナゴーグ
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内部にはアラビア文字で花文字のように飾ってあるのをみて、単純に美しく感じました。こうした表現は漢字やアルファベットではみたことがありません。
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この美しい塔は?
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そうまさにもっとも古い公衆WC。今でも使えます。イスラムの偉大さを感じました。
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これはサラエボ名物。5ユーロでおなかいっぱい。
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ちょっと西に行くだけでインスブルックのような西洋風の町
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ギリシャ正教会はなぜか寂しく見えました。
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当時たくさんの人が死傷した市場
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サラエボの町が夜に沈む頃、ちょうど月が。
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サラエボの月が、山の町を照らします。
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